Wikiしゃぶり Wikipediaの記事をネタに語るブログ 2015-11-03T00:04:33+09:00 honeshabri Hatena::Blog hatenablog://blog/12921228815732366162 「クリップ」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415126723153 2015-11-03T00:04:32+09:00 2015-11-03T00:04:32+09:00 ゼムクリップを発明したのは東ローマ帝国という風潮 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Small-paperclip.jpg#/media/File:Small-paperclip.jpg"><img alt="Small-paperclip.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5a/Small-paperclip.jpg/1200px-Small-paperclip.jpg" width="200" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Small-paperclip.jpg#/media/File:Small-paperclip.jpg"><span style="font-size: 80%">Small-paperclip</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Gmaxwell" title="User:Gmaxwell"><span style="font-size: 80%">Gregory F. Maxwell</span></a><span style="font-size: 80%"> &lt;</span><a rel="nofollow" class="external text" href="mailto:gmaxwell@gmail.com"><span style="font-size: 80%">gmaxwell@gmail.com</span></a><span style="font-size: 80%">&gt; </span><a href="//en.wikipedia.org/wiki/Pretty_Good_Privacy" class="extiw" title="w:Pretty Good Privacy"><span style="font-size: 80%">PGP</span></a><span style="font-size: 80%">:</span><span class="plainlinks"><a rel="nofollow" class="external text" href="http://pgp.nic.ad.jp/pks/lookup?op=vindex&amp;search=0xB0413BFA"><span style="font-size: 80%">0xB0413BFA</span></a></span><span style="font-size: 80%"> - </span><span class="int-own-work" lang="ja"><span style="font-size: 80%">投稿者自身による作品</span></span><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="GNU Free Documentation License 1.2" href="http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/fdl-1.2.html"><span style="font-size: 80%">GFDL 1.2</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>クリップ (clip) は、つかんで留め置くための器具。一定の状態で固定しておくことそのものを目的としているもの(紙などを挟むために用いられる文房具のクリップや髪を留めるヘアクリップなど)のほか、物に固定することを手段として一定の目的を果たす役割をもつもの(電線の接続を目的とする電子部品のクリップやはんだ付けの際に熱から電子部品を守るための放熱を目的とするヒートクリップなど)もある。<br/> <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97">クリップ - Wikipedia: フリー百科事典(2015/11/02 23:38 JSTの最新版)</a></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p>”クリップ”全般の記事。ただ歴史はトップ画像のようなゼムクリップについてのみ記されている。ゼムクリップの完成度を考えたら単一で記事があってもおかしくないと思うのだが、それどころかクリップ全般を扱っているのに小さな記事となっている。ゼムクリップはユニボディでこれ以上ないミニマルなデザインと、Apple信者なら絶賛しそうなものなのになぜなのか。禿げたオッサンがゼムクリップの素晴らしさを解説するビデオを作ったら受けそうな気がしてならない。</p> <p>そんなゼムクリップについて書かれた「歴史」を読むと、気になることが書いてある。</p> <blockquote><p>東ローマ帝国では真鍮製のクリップを使っていたため、この地の職人が発明した可能性が高い。しかし、1つずつ手作業で作られていたこともあり、あまりにも高価であったため、皇帝やわずかな貴族しか使用していなかった。</p></blockquote> <p>ローマとなったら当然気になる。で、早速ググってみたのだが、それらしき情報が見当たらない。あってもWikipediaを元にした情報ばかりだ。画像もそれっぽいのが出てこない。そして英語版Wikipediaを確認してみると"Roma"も"Byzantine"も存在しないこのパターン。もう少し詳しく調べたら以下の様な流れだった。</p> <ul> <li>2004年10月 英語版Wikipediaに東ローマ帝国の記述がされる</li> <li>2004年12月 日本語版Wikipediaに英語版からの翻訳で記載される</li> <li>2006年12月 英語版Wikipediaから東ローマ帝国の記述が消される</li> <li>2015年11月 日本語版Wikipediaにまだ残っている</li> </ul> <p>この「東ローマ帝国発祥説」については出典が英語版にも無かったし、英語でググってもそれらしき情報が見当たらないため、デマの可能性が高い。しかし日本語版Wikipediaの記述は10年以上もこのままであるため、日本においてはゼムクリップは東ローマ帝国で発明されたということで、ギリシャ火薬につぐ東ローマ帝国の技術として語り継がれていくに違いない。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B4TP2J0/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/310TBdLGCLL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="サンケーキコム ゼムクリップ 小 GM-3 シルバー 100本" title="サンケーキコム ゼムクリップ 小 GM-3 シルバー 100本"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B4TP2J0/honeshabri-22/">サンケーキコム ゼムクリップ 小 GM-3 シルバー 100本</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> サンケーキコム</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> オフィス用品</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B00B4TP2J0/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「ガラナ飲料」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415126275857 2015-10-29T23:31:04+09:00 2015-10-29T23:31:04+09:00 ブラジルからやって来た対コーラ飲料 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG#/media/File:KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG"><img alt="KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/de/KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG" width="500" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG#/media/File:KirinGaranaHokkaidoLimited.JPG"><span style="font-size: 80%">KirinGaranaHokkaidoLimited</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Ippukucho" title="User:Ippukucho"><span style="font-size: 80%">Ippukucho</span></a><span style="font-size: 80%"> - </span><span class="int-own-work" lang="ja"><span style="font-size: 80%">投稿者自身による作品</span></span><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by/3.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ガラナ飲料(ブラジルポルトガル語:Guaraná)とは、ガラナの実を利用したカフェインやカテキンを多く含む炭酸飲料である。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%8A%E9%A3%B2%E6%96%99">ガラナ飲料 - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/29 22:43 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>北海道で「黒い炭酸飲料」といえばコーラではなくガラナである。こう断言したいところであるが、北海道に住んでいた時はコーラしか知らなかった。おそらくガラナ飲料は視界に入っていなかったのだと思う。もしくはコーラの一種としか認識していなかったか。なお、現在のコーラはコーラの実を原料に使っていないのが多いのに対し、ガラナ飲料は今でもガラナの実を原料に使っている。こうなるとガラナ飲料はガラナを含んだコーラと言ってもいいのではないだろうか。黒い炭酸飲料は全てコーラ。</p> <p>ガラナは元々アマゾン川流域が原産の植物で、その果実にはカフェインやタンニンが豊富に含まれている。特にカフェインは地上の植物で最も多く含んでいるとされ、その効果から先住民の間では古くから利用されていた。そして20世紀になり、ガラナ特有の渋味・苦味が取り除かれて現在のようなガラナ飲料がブラジルで誕生した。そのまま現在においてもガラナ飲料はブラジルの国民的飲料として、コーラを押しのけて人気なソフトドリンクとして君臨し続けているらしい。</p> <p>そんな南の国の飲料が北の大地で生き残ったのは、北海道が辺境の地であるためだ。コカ・コーラが日本にやって来るという時代、対コーラ飲料として白羽の矢が立ったのがガラナ飲料であった。これを生産すれば日本の飲料水メーカーは生き残れる、と。しかし既に手遅れでコカ・コーラは日本を制圧する。ところが北海道にコカ・コーラがやって来るのは本土より遅れがあり、その間にガラナ飲料は北海道で広まり現在に至るというわけだ。結果、ガラナ飲料はキリンを始めとして北海道限定であることが多い。でも今ならamazonで買える。なんか一周した感ある。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006ZS14OM/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41v63dbBKBL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="キリン 北海道ガラナ 500ml×24本" title="キリン 北海道ガラナ 500ml×24本"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006ZS14OM/honeshabri-22/">キリン 北海道ガラナ 500ml×24本</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> キリンビバレッジ</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> その他</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 20回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B006ZS14OM/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (3件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「ガムテープ」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415126141206 2015-10-28T21:29:50+09:00 2015-10-28T21:29:50+09:00 ガムテープには水がいる <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gumtape.jpg#/media/File:Gumtape.jpg"><img alt="Gumtape.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e9/Gumtape.jpg" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gumtape.jpg#/media/File:Gumtape.jpg"><span style="font-size: 80%">Gumtape</span></a><span style="font-size: 80%">" by osamu imamura - 三陽工業. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ガムテープは粘着テープの種類。本来、クラフト紙の片面に水溶性の糊(ガム)を塗り、乾燥させた上で細長い帯状にしたものであるが、現在では梱包用の粘着テープに対して広くこの呼称が使われる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97">ガムテープ - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/28 20:35 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>今更説明の必要もない、そう思っていた時期が俺にもありました。俺が今まで「ガムテープ」だと思っていたテープはガムテープじゃなかった。本来のガムテープは使う段階では粘着力は無く、使用する際に接着面に水をつけることで接着できるようになる。切手と同じ仕組みと思っておけばいい。一般的に使われる粘着テープだとテープ表面は剥離しやすいようになっているため、重ね張りの強度が弱く、字を書くのも困難だ。それに対して本来のガムテープならば、巻いた状態では粘着性が無いため、表面に剥離性を持たせる必要が無い。なので重ね張りや文字の記入がしやすいというメリットが有る。</p> <p>このガムテープの歴史だが、Wikipediaにはわずか一言しか書いてない。「ガムテープはトーマス・エジソンが発明した。」へー、とは思ったけれどもこれで終わりってどういうことだよ。エジソンが発明してエジソンが完成させたのか。さすがは発明王。仮面ライダーゴーストで敵をグルグル巻きに拘束する展開が望まれる。なお、英語版にはまともな歴史が書かれているだろうと見てみたら、本来のガムテープの記事は無いようだ。俺の探し方が悪いのでないなら誰か書けよ。</p> <p>ガムテープの記事を読んでいて、本来の意味以外に気になったのはこの記述。</p> <blockquote><p>ガムテープ(主として布粘着テープ)を貼り合せ、暗所で思い切りはがすと剥離面が瞬間的に発光する。摩擦ルミネセンス(トリボルミネセンス)現象によるもの。Nature誌において、この蛍光にはX線が含まれているという論文が掲載された。</p></blockquote> <p>マジかよ。だが毎日のようにWikipediaを見ている俺は、この手の記述を鵜呑みにはしない。なにせ<a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/flying_fish">トビウオの記事</a>には「手裏剣漁法」が書かれているのがWikipediaというものなのだ。なのでググってみたらちゃんと動画としてあった。</p> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/EzWNKzjiA7A" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <p></p> <p>本当に光っている。こうなれば自分でもやってみたくなるのが人間というものだ。さっそく粘着テープを用意し、部屋を暗くして剥がしてみることに。……何度やっても光らない。真っ暗な部屋の中で、一人の男がテープを貼りあわせては勢い剥がすという行動を繰り返している。諦めて電灯をつけたところで気がついた。これ布粘着テープじゃなくて紙粘着テープだった。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GR4C5U/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41yYQyuO7yL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ニチバン 布テープ 50mm×25m巻 121-50 黄土" title="ニチバン 布テープ 50mm×25m巻 121-50 黄土"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001GR4C5U/honeshabri-22/">ニチバン 布テープ 50mm×25m巻 121-50 黄土</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> ニチバン</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2003/04/01</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> オフィス用品</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B001GR4C5U/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「揚げバター」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415125797267 2015-10-25T16:36:55+09:00 2015-10-25T16:36:55+09:00 最もクリエイティブな食品は地上で想像しうるものの中でおそらく最悪の料理で共産主義者の陰謀 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg#/media/File:Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg"><img alt="Deep-fried butter at State Fair of Texas 2009a.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b2/Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg/1200px-Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg" width="450" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg#/media/File:Deep-fried_butter_at_State_Fair_of_Texas_2009a.jpg"><span style="font-size: 80%">Deep-fried butter at State Fair of Texas 2009a</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://www.flickr.com/people/49503134679@N01"><span style="font-size: 80%">Collin Harvey</a><span style="font-size: 80%"> from Grand Prairie, Texas, USA - </span></span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://www.flickr.com/photos/celloc/4025781609/"><span style="font-size: 80%">Fried Butter.</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution 2.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示 2.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>揚げバターとは、揚げ衣またはパン粉で包まれたバターを揚げたスナックフードである[1]。この料理はアメリカ合衆国の一部の物産フェア、それらの中でも特にテキサス州ダラスで開催されるテキサス州産業物産フェアおよびアイオワ州デモインのアイオワ州産業物産フェアで販売されたことがある。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8F%9A%E3%81%92%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC">揚げバター - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/25 15:55 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>脂肪に衣と砂糖をまぶして油で揚げるというシンプルであるがゆえに強力な料理。その味はフレンチトーストと比較されるらしく、「いまだかつてない濃厚なバター味のパン」と言われる。バターを食べているのだから当然だ。その1本分のカロリーは使われるバター<a href="#f-69cadc5e" name="fn-69cadc5e" title="約57g">*1</a>のみで400kCalとカロリーメイト1箱分に匹敵する。これに衣や揚げ油、そして糖衣のカロリーが追加されるのだから計算したくもない。その上バターの量はインフレの傾向があり、最初は一口サイズのボールであったのが、いつしかバターまるまる1本分を串にぶっさして食べるようになっていたのだ。</p> <p>この食品の凶悪さはコメントを並べてみるとよく分かる。開発された当初は「最もクリエイティブな食品賞」を受賞して、まだネタ扱いされている。その後バターの量が増えてくるとそうも言っていられない。ABCニュースは「血管を詰まらせるスナック」と描写し、ロサンゼルス・タイムズ紙は「地上で想像しうるものの中でおそらく最悪の料理」と評している。レストラン評論家アントニー・ブールダンに至っては「世界で最も奇妙な料理で、揚げバターの出現は共産主義者の陰謀だ」とほとんど大喜利みたいになっている。</p> <p>これが健康に悪いのは明らかだが、食べると中毒的にまた食べたくなるという。これは<a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/bacon_mania">ベーコン・マニア</a>にも書いたことだが、人間は塩・砂糖・脂肪を必要以上に欲するという性質を持つ。揚げバターはまさにこの3つを兼ね備えており、食べることによる快楽は想像以上であるだろう。これを理性で押しとどめるのは難しい。一番いいのは最初から手を出さないことだ。揚げバターはダメ、絶対。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005WR29V4/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31feaK4bsyL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="雪印北海道バター 200g×3個" title="雪印北海道バター 200g×3個"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005WR29V4/honeshabri-22/">雪印北海道バター 200g×3個</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 雪印</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> その他</li><li> <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 2回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B005WR29V4/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-69cadc5e" name="f-69cadc5e" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">約57g</span></p> </div> honeshabri 「アイアンマンのアーマー」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415125620939 2015-10-23T23:29:58+09:00 2015-10-23T23:29:58+09:00 アーマーとは何なのか <p><a href="https://en.wikipedia.org/wiki/File:Tales_of_Suspense_39.jpg#/media/File:Tales_of_Suspense_39.jpg"><img alt="Tales of Suspense 39.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/c/c6/Tales_of_Suspense_39.jpg" width="280" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://en.wikipedia.org/wiki/File:Tales_of_Suspense_39.jpg#/media/File:Tales_of_Suspense_39.jpg"><span style="font-size: 80%">Tales of Suspense 39</span></a><span style="font-size: 80%">" by "</span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://www.comics.org/issue/17575/cover/4/?style=default"><span style="font-size: 80%">Tales of Suspense #39</span></a>" at <a href="//en.wikipedia.org/wiki/Grand_Comics_Database" title="Grand Comics Database"><span style="font-size: 80%">The Grand Comics Database</span></a><span style="font-size: 80%">. Retrieved March 4, 2005.. Licensed under </span><a title="Fair use" href="//en.wikipedia.org/wiki/File:Tales_of_Suspense_39.jpg"><span style="font-size: 80%">Fair use</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="//en.wikipedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">Wikipedia</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <blockquote><p>アイアンマンのアーマーの記事では、『アイアンマン』に登場するアイアンマンのアーマーおよびそこから派生したヒーローやヴィランの技術について記述する。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC">アイアンマンのアーマー - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/23 21:56 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>こんな記事あったのかと思ったら、今年の6月に作成されている。元アイコンをアイアンマンにしていた者としては当然気になるわけで、ちゃんと全部読んだ。実写映画のも回を重ねるごとに好き放題やっている感があったけれど、原作はもっと凄い。エクストリミス投入後のはアーマーとは何かと言いたくなる。アーマーを骨の空洞に収納するとか、これぐらいの自由な発想が俺もできるようになりたい。</p> <p>原作のアーマーもいいけれど、やはり気になるのは実写映画版に登場するアーマーの説明。特に『3』に登場したアーマー達は劇中でほとんど説明されていないものが多く、それらの名前と特徴が分かるのがいい。まあ俺はThe Art of Ironman3を持っているから読まなくても知っていたが。個人的に好きなデザインはマーク39「スターブースト」。アイアンマンと宇宙服をうまい感じに融合させているところがいい。でもやっぱり一番はマーク44「ハルクバスター」になるのは仕方ない。</p> <p>これだけ色々なモデルがあると、アーマーでやれそうなことはほぼ網羅しているのではないかと思える。しかし、よく見てみると合体するアーマーが無い。ハルクバスターなんかはパーツが分離して飛んで来る上にアーマーの上に着込むのでそれっぽいが、俺としては5体のアーマーが合体して一つの巨大なアーマーになる、というのを見てみたい。これほどまでの自由度があるならば作られてもおかしくはないはずだ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796871640/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61FeJRNPIBL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="アート・オブ・アイアンマン3 (ShoPro Books)" title="アート・オブ・アイアンマン3 (ShoPro Books)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796871640/honeshabri-22/">アート・オブ・アイアンマン3 (ShoPro Books)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> マリー・ジャビンズ,スチュアート・ムーア</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 小学館集英社プロダクション</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2013/08/28</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 大型本</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4796871640/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「サフランの取引と利用」★★★★★ hatenablog://entry/6653458415125387260 2015-10-21T23:10:36+09:00 2015-10-21T23:10:36+09:00 なんでこんな面倒なものを使おうと思った <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Crocus_sativus1.jpg#/media/File:Crocus_sativus1.jpg"><img alt="Crocus sativus1.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/30/Crocus_sativus1.jpg"width="350" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Crocus_sativus1.jpg#/media/File:Crocus_sativus1.jpg"><span style="font-size: 80%">Crocus sativus1</span></a><span style="font-size: 80%">" by KENPEI - KENPEI's photo. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>は、3千年以上もの間、調味料、香料、染料、医薬として使われ続けてきた。この記事では、そうした、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>の取引と利用(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>のとりひきとりよう)について解説する。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%81%A8%E5%88%A9%E7%94%A8">サフランの取引と利用 - Wikipedia: フリー百科事典(2015/10/21 22:31 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★★</p> <hr /> <p>ついこの間かつてのパフラゴニアこと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3%A5%DC%A5%EB">サフランボル</a>に行ってきたので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>に反応して閲覧した。あの街には昔<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>が群生していたというけれど、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>って使い道あるのかと。読んで知ったのは俺が無知であったという事実。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>が群生していたとか金が生えているようなものではないか。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>は古代から使われ続けていた万能な植物だった。しかし価値が有るのはその雌しべ。そして取れる量は微量である上に採取は面倒。それゆえに最も高価な香辛料の一つである。</p> <p>万能な植物というと、以前<a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/artemisia_princeps">ヨモギを取り上げた</a>が、この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>もなかなか凄い。まず料理には香りづけや色付けのために使われる。味は干し草によく例えられるとのことだが、そんなに干し草の味を知っている人がいるのか。香りづけとしては香料にも使われ、色付けは染料としても使われる。そんな高価なものでよくもまあと言いたくなる。実際、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>で染めた衣をまとうのは、僧にしろ修道士にしろ上位階級だけであったそうだ。そして例によって医薬品として<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>は何にでも使われている。近年の研究で抗癌性や免疫調節機能を示すことがわかったそうだが、昔は単純に高価だから効果があるというだけで使われていたと思う。</p> <p>それにしても<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>の使い道だけでここまで充実しているとは思いもよらなかった。なにせ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%D5%A5%E9%A5%F3">サフラン</a>そのものの記事よりも情報量が多い。さすがは歴史的にも世界的にも分野的にも広く使われていると言うべきか。この記事が優れていると感じたのは俺だけではないようで、月間新記事賞にて良質な記事クラスに分類された★付きである。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D1%B8%EC%C8%C7">英語版</a>も同様に★付きで、履歴を見るに良質である<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D1%B8%EC%C8%C7">英語版</a>を一気に翻訳したようだ。このようないい感じの記事を翻訳してくれる人には感謝しかない。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0098D8VLA/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41C2pkRRGIL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="サフランパウダー 1g" title="サフランパウダー 1g"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0098D8VLA/honeshabri-22/">サフランパウダー 1g</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AE%A5%E3%A5%D0%A5%F3">ギャバン</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 食品&飲料</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B0098D8VLA/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「勘違い騎士道事件」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415125170030 2015-10-20T23:21:49+09:00 2015-10-20T23:21:49+09:00 騎士は空手の使い手 <blockquote><p>勘違い騎士道事件(かんちがいきしどうじけん)または英国騎士道事件(えいこくきしどうじけん)は、日本で起きた刑事事件である。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%C7%B9%E2%BA%DB%C8%BD%BD%EA">最高裁判所</a>が誤想過剰防衛について刑法36条2項による刑の減軽を認めた事例として知られる。英国人である被告人が、状況につき誤解したまま騎士道精神に基づいて行動しようとしたためにおきた事件であることからこう言われる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%98%E9%81%95%E3%81%84%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E9%81%93%E4%BA%8B%E4%BB%B6">勘違い騎士道事件 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/19 23:20 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p>襲われている女性を助ける。フィクションにおいてはありがちなシチュエーションである。自分がやったらと妄想したことのある人も多いのではないだろうか。襲われている女性のもとに駆けつけ、暴漢を一撃のもとに倒す。しかしそこに勘違いが加わると面倒なことになる。ただ恥をかくだけならまだいいが、罪に問われるところにまでいくと笑い事ではない。この事件は誤解と騎士道精神と空手が合わさったことによる悲劇である。</p> <p>事の発端は酩酊状態にある女性が尻もちをついたことにある。女性をなだめていた男性ともみ合ううちにバランスを崩したのだ。ちょうどそこに通りかかったのは空手家の英国人。酔っ払った女性は事もあろうにヘルプミーなどと叫び始めた。騎士道精神の下に英国人は助けに向かい、男性を止めようと両手を差し出す。無実な男性は自分が襲われるものと思い、防御姿勢を取る。このファイティングポーズを見た英国人は防衛のため回し蹴りを解き放つ。その一撃で男性は転倒、頭蓋骨骨折。そして後日死亡してしまった。今なら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%DE%A4%C8%A4%E1%A5%B5%A5%A4%A5%C8">まとめサイト</a>で女性が叩かれまくるような事件である。</p> <p>結局この英国人男性は有罪となってしまったらしい。いくら女性を助けるため、そして自己防衛のためとはいえ、相手は死んでしまったというのが大きい。他に取れる手段はあっただろう、と。しかしながら相手が本当に女性を襲うような奴であったら何をしてくるか分かったものではない。もし止めようとするならば、反撃を受けないように一撃で仕留めようとするのは理にかなっている。ただ俺がこれをやろうとするとバットで背後から殴るくらいじゃないといけないため、有罪待ったなしだ。もし俺が遭遇したら通報と実況だけにしておいたほうが良さそうだ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015YXQV7I/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JfwdQrJyL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ランス・アンド・マスクス 1(BD特装版) [Blu-ray]" title="ランス・アンド・マスクス 1(BD特装版) [Blu-ray]"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015YXQV7I/honeshabri-22/">ランス・アンド・マスクス 1(BD特装版) [Blu-ray]</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DD%A5%CB%A1%BC%A5%AD%A5%E3%A5%CB%A5%AA%A5%F3">ポニーキャニオン</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/12/16</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Blu-ray">Blu-ray</a></li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B015YXQV7I/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (1件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「ステテコ」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415124996746 2015-10-18T15:19:23+09:00 2015-10-18T15:19:23+09:00 今年の夏はずっと履いていた <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3.jpg#/media/File:%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3.jpg"><img alt="ステテコ.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/78/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3.jpg" width="250" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3.jpg#/media/File:%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3.jpg"><span style="font-size: 80%">ステテコ</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//commons.wikimedia.org/w/index.php?title=User:Shimpeiog&amp;action=edit&amp;redlink=1" class="new" title="User:Shimpeiog (存在しないページ)"><span style="font-size: 80%">Shimpeiog</span></a><span style="font-size: 80%"> - </span><span class="int-own-work" lang="ja"><span style="font-size: 80%">投稿者自身による作品</span></span><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 4.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 4.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ステテコ(suteteko)とは主に男子が着用する、裾が股より長く膝下丈まであるズボン下である。<br/> <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%86%E3%82%B3">ステテコ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/18 14:42 JSTの最新版)</a></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>一昔前までのオッサンが穿いているイメージがある下着。去年まで俺もそのようなイメージを抱いていたが、今年の夏は部屋にいる間ずっとステテコを穿いていた。これは俺がオッサン化したからというわけではなく、ここ何年かにおけるファッション業界の努力によるものと言える。2008年にアズが若者向けに「ステテコドットコム」を立ち上げ、2011年にワコが、そして2013年に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A5%CB%A5%AF%A5%ED">ユニクロ</a>が追従したというのが大まかな流れのようだ。遅れながら俺もこの流れによって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A5%CB%A5%AF%A5%ED">ユニクロ</a>から購入した、というわけである。</p> <p>実際に穿いてみてわかったが、たしかにこれはオッサンがこのままウロウロしたくなる気持ちもよく分かる。ステテコは幅広で肌に密着せず、通気性がよい。さらに生地もかつての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7%A5%B9%A5%BF%A1%BC">カップスター</a>のごとく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%B3%A1%BC%A5%C7%A5%A3%A5%AA%A5%F3">アコーディオン</a>状の凹凸があり、接地面積を減らす工夫がされている。以前<a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/cross-dressing">異性装の記事</a>にちらっと書いたけれども、本来日本の夏のような高温多湿の環境においてはズボンよりも腰巻きのほうが合理的である<a href="#f-b4558397" name="fn-b4558397" title="馬にさえ乗らなければ。">*1</a>。しかしながら現代の日本において男性が腰巻きで過ごすにはまだ抵抗がある。ステテコはこの合理性と文化の両方を満たすことが出来るので、優れた衣服なのではないかと思う。</p> <p>ステテコのデメリットを挙げるとすると、一番はこれがまだ「下着」と認識されていることではないかと思う。部屋ならともかく、外に出るのであれば上にズボンを穿け、と。しかし上からズボンを穿いてしまうと、せっかくの通気性が下がってしまう。なので俺としてはファッション業界に、ステテコをワイシャツのごとくその上に何も身につけなくてもいい衣服とする文化を広めてもらいたい。かつての白一色なものならともかく、現在のイラストが描かれたようなものならば、それほど違和感は無い。ワイシャツやTシャツがその昔下着であったことを思えば、そう不可能な話では無いはずだ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B011HHQBPW/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ImAsvjRBL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="(トリンプ) Triumph for MEN カジュアル ステテコ(BK-ブラック、L)" title="(トリンプ) Triumph for MEN カジュアル ステテコ(BK-ブラック、L)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B011HHQBPW/honeshabri-22/">(トリンプ) Triumph for MEN カジュアル ステテコ(BK-ブラック、L)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> ウェア&シューズ</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B011HHQBPW/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-b4558397" name="f-b4558397" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">馬にさえ乗らなければ。</span></p> </div> honeshabri 「ボーラ」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415124874247 2015-10-17T11:17:35+09:00 2015-10-17T11:17:35+09:00 打撃と捕縛をこれ1個で <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Boleadoras.png#/media/File:Boleadoras.png"><img alt="Boleadoras.png" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/55/Boleadoras.png"style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br>"<a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Boleadoras.png#/media/File:Boleadoras.png"><span style="font-size: 80%">Boleadoras</span></a><span style="font-size: 80%">" by Lyndon Baines Johnson Library and Museum - </span><a rel="nofollow" class="external free" href="http://128.83.78.247/giftsofstate/images/medium/78.gif"><span style="font-size: 80%">http://128.83.78.247/giftsofstate/images/medium/78.gif</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Copyrighted free use" href="//commons.wikimedia.org/wiki/File:Boleadoras.png"><span style="font-size: 80%">Copyrighted free use</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ボーラ(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Bola">Bola</a>)は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%A3%BF%F4">複数</a>のロープの先端に球状のおもりを取り付けた狩猟用アイテム、もしくは投擲武器。2個あるいは3個の丸石または金属球またはゴムや木の錘を、革紐やロープや鎖やワイヤーなどで繋ぎ、3個の場合は同じ長さの紐で三つ又になるように作る。おもりが石の場合は、皮でくるんで紐を結びつけることもある。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%A9_(%E6%AD%A6%E5%99%A8">ボーラ (武器) - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/17 10:37 JSTの最新版)</a>)</span></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p>『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/MASTER%A5%AD%A1%BC%A5%C8%A5%F3">MASTERキートン</a>』で何度か登場する投擲武器。あれでは靴を即席のボーラとして使っていたが、あんなのでよく命中させられると感心する。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/SAS">SAS</a>では日頃から靴をボーラとして使う訓練でもしているのだろう。《レオニンのボーラ/Leonin <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Bola">Bola</a>》なら初めて使う者でも確実に仕留められるのだが。俺自身はボーラを使ったことがないので想像するしか無いけれど、投げられるようになったらボールを当てるよりも簡単そうだ。なにせ一度に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%A3%BF%F4">複数</a>の弾を飛ばせるだけでなく、弾の間にはヒモまであるのだから。</p> <p>ただ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%A3%BF%F4">複数</a>の錘を紐で繋いだだけというシンプルな構造と、投擲するにも特殊な道具がいらないというだけあって、この武器は古くから存在する。どうやら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%EC%C0%D0%B4%EF%BB%FE%C2%E5">旧石器時代</a>あたりにまで遡ることができるらしい。 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>には<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%C6%EE%A5%A2%A5%B8%A5%A2">東南アジア</a>発祥と書かれているけれども、ケニア高原の遺跡からボーラ用の丸石が多数発見されている<a href="#f-bd5fbbd8" name="fn-bd5fbbd8" title="農業文化の一元説 - るいネット">*1</a>ので、おそらくアフリカ起源だろう。ボーラはそのまま人類が世界に広がるのと一緒に広まり、北はエスキモーから南は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%AB%C4%EB%B9%F1">インカ帝国</a>まで使用するに至っていた。</p> <p>この武器は捕縛用と見られがちだが、場合によっては相手を絶命させることも出来る。ダビデは投石で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%EA%A5%A2%A5%C6">ゴリアテ</a>を倒したが、このボーラは一度に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%A3%BF%F4">複数</a>の投石を行うようなもので、遠心力で加速された石が当たれば骨も打ち砕く。つまり錘が直撃すればダメージを与えられ、錘が外れても紐によって捕縛できるというわけだ。現代においてもボーラの価値はある。錘をゴム製にすることで打撃要素を無くし、純粋に捕縛用の道具としてだ。暴漢捕縛用としてのものだが、猿を捕獲するのにも使われているらしい。1万年経っても使われるのだから優秀なデザインだ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409186726X/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51te5cpH%2BeL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)" title="MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409186726X/honeshabri-22/">MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%BA%C2%F4%C4%BE%BC%F9">浦沢直樹</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%B9%BA%EA%BE%B0%BB%D6">長崎尚志</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%AE%B3%D8%B4%DB">小学館</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2014/11/28</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> コミック</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/409186726X/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (37件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-bd5fbbd8" name="f-bd5fbbd8" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text"><a href="http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&amp;c=400&amp;m=133049">農業文化の一元説 - るいネット</a></span></p> </div> honeshabri 「ピグー税」★☆☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415124825141 2015-10-16T22:37:43+09:00 2015-10-16T22:37:43+09:00 インセンティブは金に限る <blockquote><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>税(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>ぜい、Pigovian tax)とは、イギリスの経済学者、アーサー・セシル・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>が考案した税。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC%C5%AA%B2%DD%C0%C7">ピグー的課税</a>などとも呼ばれる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B0%E3%83%BC%E7%A8%8E">ピグー税 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/16 21:50 JSTの最新版)</a> </span></p></blockquote> <p>評価:★☆☆☆☆</p> <hr /> <p>『ヤバい経済学』を読んでからというもの、規制とインセンティブの関係に興味がある。もともと人の行動を変えさせるのに、良心に訴えかけるとか逆に一律禁止にする、というのはクソだと思っていた。そして正しい方法は、本人がそうしたほうが得だと思うようなシステムである、とも。おそらく経済学者という者はそのような考え方を常日頃からしているに違いない。この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>税はまさに経済学者が環境保護のために考えだした税であり、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B4%C4%B6%AD%C0%C7">環境税</a>の第一案ともいうべきものである。</p> <p>企業がその活動において環境汚染を生じさせる時、これは社会にとって不利益なことである。しかしながら、それが企業にとって直接の不利益にならない場合、企業は無視して活動に専念したほうが得である。そこでその環境汚染の度合いによって税がかかるようにすると、企業は自らの利益のため、汚染を抑える努力をするようになる。この税が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>税である。なかなかいい感じの方法であるが、その一方で汚染を検証できなければ課税もできないといった問題もあり、全てにおいて使えるわけではない。</p> <p>この発想というのは環境問題にかぎらず、他にも転用できる気がする。ようするにどの程度社会にとって不利益となるのか計測ができて、そのコストを生産者に払ってもらえるようにできればいいのだ。計測ができるというところにだけ注目すれば、これは全てがデータ化されているWeb関連の社会問題に使える気がする。ここしばらく話題になっていたブクマ互助会とか。問題はどうコストを支払わせるかというところになるのだが。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/462307157X/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GECYyMLtL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ピグー 知識と実践の厚生経済学" title="ピグー 知識と実践の厚生経済学"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/462307157X/honeshabri-22/">ピグー 知識と実践の厚生経済学</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> アーサー・C・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%B0%A1%BC">ピグー</a>,高見典和</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%CD%A5%EB%A5%F4%A5%A1%BD%F1%CB%BC">ミネルヴァ書房</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/05/15</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/462307157X/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「進化論裁判」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415124731718 2015-10-15T23:59:00+09:00 2015-10-15T23:59:00+09:00 なぜそこまで聖書を信じられるのか <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_(1871).jpg#/media/File:Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_(1871).jpg"><img alt="Editorial cartoon depicting Charles Darwin as an ape (1871).jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6f/Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_%281871%29.jpg/1200px-Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_%281871%29.jpg" width="300" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_(1871).jpg#/media/File:Editorial_cartoon_depicting_Charles_Darwin_as_an_ape_(1871).jpg"><span style="font-size: 80%">Editorial cartoon depicting Charles Darwin as an ape (1871)</span></a><span style="font-size: 80%">" by Unknown, The Hornet is no longer in publication and it is very likely for a 20-year-old artist in 1871 to have died before 1939 - Originally published in The Hornet magazine; this image is available on </span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://digitool-b.lib.ucl.ac.uk:8881/webclient/DeliveryManager?application=DIGITOOL-3&amp;owner=resourcediscovery&amp;custom_att_2=simple_viewer&amp;pid=18886"><span style="font-size: 80%">University College London Digital Collections (18886)</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under パブリック・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E1%A5%A4%A5%F3">ドメイン</a> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>進化論裁判(しんかろんさいばん)とは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E1%A5%EA%A5%AB%B9%E7%BD%B0%B9%F1">アメリカ合衆国</a>で制定された、進化論を学校教育の場で教えることを制限する法律、いわゆる反進化論法に対する一連の裁判のことをいう。特に有名な裁判として1925年のスコープス裁判、1982年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A1%BC%A5%AB%A5%F3%A5%BD%A1%BC%BD%A3">アーカンソー州</a>の授業時間均等法裁判などがある。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AB%96%E8%A3%81%E5%88%A4">進化論裁判 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/15 23:28 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>続けて宗教ネタだけども気にしないことにする。この進化論裁判は、学校教育の場で進化論を教えることを制限する法律についての裁判である。これを読むまで俺は「学校で進化論を教えることを禁止させる」ための裁判だと思っていた。ガリレオの進化論版みたいな感じで。しかし事実は逆であった。まず「進化論を教えることを制限する法律」ありきで、この法律を無くすために行われた裁判なのである。こんなトンデモ法が成立してしまったことに驚く。なぜ誰も止めなかったのか。</p> <p>最初の1925年の裁判は大した成果を上げられなかったので置いとくとして、本番は1968年の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A1%BC%A5%AB%A5%F3%A5%BD%A1%BC%BD%A3">アーカンソー州</a>反進化論法裁判である。この裁判の面白いところは、聖書の内容が非科学的で進化論が科学的であるという論法ではなく、進化論を教えないことは表現や宗教の自由に反するという理屈で訴え、それによって成功したということだ。俺からしてみればそんな手段を使わなければダメなのかというところだが、よく考えると米国の法廷では聖書を片手に宣誓を行っている。裁判所で聖書を否定するのは難しそうだ。</p> <p>進化論側が勝ってもまだ終わりではない。聖書サイドが用意した新たな武器、それが創造科学である。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C1%CF%C2%A4%CF%C0">創造論</a>を科学っぽく説明ということで立ち向かったが、中身は宗教そのまんま。あえなく敗退と思いきや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%F3%A5%C6%A5%EA%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%C8%A1%A6%A5%C7%A5%B6%A5%A4%A5%F3">インテリジェント・デザイン</a>論として復活を果たす。アメリカは最先端の科学研究が行われているのになぜこうなると言いたいが、ふと周りを見渡すと水にありがとうと言っている奴がいる。どこもそんなものなのかもしれない。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4892031933/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31vJ7MRRIQL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="進化論裁判―モンキー・ビジネス (ナチュラル・ヒストリー選書)" title="進化論裁判―モンキー・ビジネス (ナチュラル・ヒストリー選書)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4892031933/honeshabri-22/">進化論裁判―モンキー・ビジネス (ナチュラル・ヒストリー選書)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> ナイルズエルドリッジ,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%CF%CA%D5%C0%AF%CE%B4">渡辺政隆</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> 平河出版社</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 1992/01</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 1回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4892031933/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (6件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「ダビデ」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415124606420 2015-10-14T22:33:43+09:00 2015-10-14T22:33:43+09:00 戦闘から芸術まで万能な主人公 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osmar_Schindler_David_und_Goliath.jpg#/media/File:Osmar_Schindler_David_und_Goliath.jpg"><img alt="Osmar Schindler David und Goliath.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/48/Osmar_Schindler_David_und_Goliath.jpg" width="300" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osmar_Schindler_David_und_Goliath.jpg#/media/File:Osmar_Schindler_David_und_Goliath.jpg"><span style="font-size: 80%">Osmar Schindler David und Goliath</span></a><span style="font-size: 80%">". Licensed under パブリック・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E1%A5%A4%A5%F3">ドメイン</a> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ダビデ(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D8%A5%D6%A5%E9%A5%A4%B8%EC">ヘブライ語</a>: דוד Dāwīḏ (ダーウィーズ), ギリシア語: Δαβίδ, <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%C6%A5%F3%B8%EC">ラテン語</a>: David, <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E9%A5%D3%A5%A2%B8%EC">アラビア語</a>: داود Dāʾūd)は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%C5%C2%E5%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">古代イスラエル</a>の王(在位:前1000年 - 前961年頃)。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%F4%A5%A3">ダヴィ</a>デ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C0%A5%F4%A5%A3">ダヴィ</a>ドとも。 <br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%93%E3%83%87">ダビデ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/10/14 21:08 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>気がついたら1ヶ月以上更新していなかった。<a href="http://honeshabri.hatenablog.com/">本しゃぶり</a>の方に力を入れていたから仕方ない。再開一回目に取り上げるのは<a href="http://honeshabri.hatenablog.com/entry/soap_anime">これ</a>で油を注がれた者代表として呼び出したダビデである。あの記事では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%CE%A5%D9">ラノベ</a>ヒロインとよく似ているなんて書いたが、冗談半分・本気半分といったところ。ヒロインはともかくとして物語の主人公と見るならば、実によく出来たキャラクターだと言える。</p> <p>実在した人物であるらしいが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>で主に書かれているのは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%EC%CC%F3%C0%BB%BD%F1">旧約聖書</a>に登場するキャラとしてのダビデ。さすが神に選ばれるだけあって少年の頃からスペックが高い。見た目が美しいのは当然として、竪琴を見事に奏で、詩も書ける。アニメ化したらキャラソンが出るのは間違いない。そして少年でありながら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%EA%A5%A2%A5%C6">ゴリアテ</a>という巨漢と決闘し、一撃で倒す。この展開を俺が見たのは一度や二度ではない。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%EA%A5%A2%A5%C6">ゴリアテ</a>の武器が斧ではないことが実に残念だ。そのまま出陣の度に勝利し、人望を集めたことで王に嫉妬されるが、最終的にはダビデが王となってめでたしめでたし<a href="#f-94975c91" name="fn-94975c91" title="このゴリアテを倒すという話は他の者がやったという説もあるらしい。">*1</a>。</p> <p>俺の中で王になるまでの印象が強かったが、王になってからも優秀な人であったようだ。というか普通に考えれば王である時期が本番で、王となってから若き頃の自分を盛り立てたとするほうが自然だろう。実在した王としてのダビデについてもう少し詳しく知りたいが、ネットの情報を信頼するのはいつにもまして難しい。なにせこの世の中には聖書の記述を本気で信じている人がいるわけで、事実であると書かれていても信用出来ない。虚構を真実のごとくまじめに書く奴はこれだから困る。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B012SIG9HO/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31t-O3OlF8L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="ミケランジェロ ダビデ 彫像/アカデミア美術館 Michelangelo's "David" Statue Sculpture Fine Art 並行輸入品 [並行輸入品]" title="ミケランジェロ ダビデ 彫像/アカデミア美術館 Michelangelo's "David" Statue Sculpture Fine Art 並行輸入品 [並行輸入品]"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B012SIG9HO/honeshabri-22/">ミケランジェロ ダビデ 彫像/アカデミア美術館 Michelangelo's "David" Statue Sculpture Fine Art 並行輸入品 [並行輸入品]</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> Exceed</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> </li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B012SIG9HO/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-94975c91" name="f-94975c91" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B4%A5%EA%A5%A2%A5%C6">ゴリアテ</a>を倒すという話は他の者がやったという説もあるらしい。</span></p> </div> honeshabri 「アフラ・マズダー」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415121023920 2015-09-12T00:55:54+09:00 2015-09-12T00:55:54+09:00 踏みつけにされるアレ <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg#/media/File:Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg"><img alt="Naqsh i Rustam. Investiture d'Ardashir 1.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/96/Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg/1200px-Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg#/media/File:Naqsh_i_Rustam._Investiture_d%27Ardashir_1.jpg"><span style="font-size: 80%">Naqsh i Rustam. Investiture d'Ardashir 1</span></a><span style="font-size: 80%">" by Photo Ginolerhino 2002 - Artaban V. Vers 230.. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution 2.5" href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.5"><span style="font-size: 80%">CC 表示 2.5</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>アフラ・マズダー (Ahura Mazdā)は、ゾロアスター教の最高神である。<br/> 宗教画などでは、有翼光輪を背景にした王者の姿で表される。その名は「智恵ある神」を意味し、善と悪とを峻別する正義と法の神であり、最高神とされる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%83%80%E3%83%BC">アフラ・マズダー - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/11 23:55 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p>「アフラマズダーを踏みつけに……」で有名なやつ。ゾロアスター教の最高神を鐙に描くとかスキタイ人もなかなか喧嘩を売るのがうまい。まあフィクションだけれども。『ヒストリエ』においてアフラ・マズダーはペルシアで広く信仰されている宗教の最高神と書いてあり、この説明はなかなかうまい。というのもアケメネス朝ペルシアにおいてアフラ・マズダーを信仰していたのは間違いないが、ゾロアスター教を信仰していたかは不明であるのだ。仮にアフラ・マズダーのみを信仰していたのなら、どのような教義であったのかが気になるところだ。</p> <p>ゾロアスター教はよく「世界最古の一神教」と言われる。ただこの一神教というのはアフラ・マズダー以外に神が登場しないというわけではなく、崇める対象がアフラ・マズダー唯一つという拝一神教としての一神教である。ではなぜアフラ・マズダーのみを崇めるかというと、善悪の二元論であるゾロアスター教において、アフラ・マズダーこそが善と悪を分ける存在であり、最後の審判を下すのもこいつであるからだ。さらにこの世界を作り上げたのもアフラ・マズダーである。ただし後の教義でアフラ・マズダーは絶対的な存在から善を率いる神となり、絶対神はズルワーンとなる。</p> <p>ゾロアスター教の教義の面白いところは、善と悪の戦いは最終的に善が勝つと決まっているというところだ。そして善の神々はアフラ・マズダーが自らの属性を実体化させたものである。一方で悪の神は違うようで、少なくとも頂点に立つアンラ・マンユは最初からいたようだ。アフラ・マズダーは審判と言っておきながら、完全に善側の立ち位置である。これ戦いとしてフェアじゃないだろ。これが法の神のやり方なのか。これはたしかにアフラ・マズダーを裁くための神が必要である。だから絶対神をズルワーンにとられたのか。贔屓は絶対神でも許されない。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480094601/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FSVPaTIsL._SL160_.jpg" alt="原典訳 アヴェスター (ちくま学芸文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480094601/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">原典訳 アヴェスター (ちくま学芸文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.11</div></div><div class="amazlet-detail"><br />筑摩書房 <br />売り上げランキング: 46,350<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480094601/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「書画カメラ」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415121013191 2015-09-11T23:40:00+09:00 2015-09-11T23:40:00+09:00 ビデオチャットに使いたい <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Visualiseur_ELMO_L-1ex.jpg#/media/File:Visualiseur_ELMO_L-1ex.jpg"><img alt="Visualiseur ELMO L-1ex.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c4/Visualiseur_ELMO_L-1ex.jpg" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Visualiseur_ELMO_L-1ex.jpg#/media/File:Visualiseur_ELMO_L-1ex.jpg"><span style="font-size: 80%">Visualiseur ELMO L-1ex</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//commons.wikimedia.org/w/index.php?title=User:YN120&amp;action=edit&amp;redlink=1" class="new" title="User:YN120 (存在しないページ)"><span style="font-size: 80%">YN120</span></a><span style="font-size: 80%"> - </span><span class="int-own-work" lang="ja"><span style="font-size: 80%">投稿者自身による作品</span></span><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>書画カメラ(しょがカメラ)は、資料など主に平面の被写体をビデオカメラで撮影して映像信号に変換する装置である。主にオーバーヘッドプロジェクター(OHP)など教育やプレゼンテーションの場で利用されてきた機器を置換する目的で利用される。オーバーヘッドカメラ(overhead camera)や、それを略したOHCの名称も使われる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%B8%E7%94%BB%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9">書画カメラ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/11 23:10 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>今まで特に欲しいと思っていなかったが、記事を読んでいるうちに便利なんじゃねと思えてきた。今の俺の机に電気スタンドは無いけれども、もし必要となったら電気スタンドの代わりに書画カメラを買うというのはありかもしれない。照明だけを使うことが出来るのであるなら、という条件付きだけれども。少なくともMacBookについているFacetime用のカメラよりは活躍してくれそうだ。チャットの時に自分の顔を見せるよりも、手元に書いた図を見せたいという事のほうが多いわけだから。</p> <p>日本語版Wikipediaの記事で、元をたどると英語版からの翻訳ということはしばしばある。この記事にはわざわざ「Wikipedia英語版の翻訳を引用」と書かれていおり、わかりにくいがそれ以降は全て引用のようだ。したがって教育現場での使用例というのは日本ではなく、海外の教育現場での使い方ということになる。なかなかどれも工夫されていて面白い。個人的に気に入ったのは、黒板やホワイトボードを使うのではなく、ノートに教師が説明を書いてそれをスクリーンに表示させるというもの。たしかにこの方が書きやすそうだ。</p> <p>日本では、少なくとも俺の今までの人生において書画カメラはそれほど身近なものではなかった。学校で何かの時に使っていたのは覚えているが、日常的に使っていたわけではない。思うにこれは、学校に配備されている数が少ないというだけでなく、単純に教師が使い方をよく分かっていないということなのだろう。それに加えて学校でPCを常時使用するという状態になっていないというのもある。しかしここの使用例を読む限り、書画カメラが使われていないというのは非常にもったいないことではないだろうか。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B1LI8JW/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41gUHTp3B4L._SL160_.jpg" alt="IPEVO IPEVO P2V USB書画カメラ P2V Point to View USB Camera" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B1LI8JW/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">IPEVO IPEVO P2V USB書画カメラ P2V Point to View USB Camera</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.11</div></div><div class="amazlet-detail">IPEVO <br />売り上げランキング: 114,464<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B1LI8JW/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「駱駝騎兵」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415120772103 2015-09-10T22:31:49+09:00 2015-09-10T22:31:49+09:00 陸上で活躍する船舶ユニット <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:ST-Moorish-warrior.jpg#/media/File:ST-Moorish-warrior.jpg"><img alt="ST-Moorish-warrior.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/95/ST-Moorish-warrior.jpg" width="300" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:ST-Moorish-warrior.jpg#/media/File:ST-Moorish-warrior.jpg"><span style="font-size: 80%">ST-Moorish-warrior</span></a><span style="font-size: 80%">". Licensed under パブリック・ドメイン via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>駱駝騎兵(らくだきへい)とは、騎兵の一種。通常の騎兵が馬に騎乗して戦闘を行うのに対して、ラクダ(駱駝)に騎乗して戦う点が特徴的である。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A7%B1%E9%A7%9D%E9%A8%8E%E5%85%B5">駱駝騎兵 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/10 22:31 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>アンチ馬。これを書くのは何度目になるのかわからないが、駱駝騎兵なるものを俺が知ったのはAOCである。なんかラクダに乗って剣をぶん投げてくるやつがいた。ちょっと気になって調べてみたら剣をぶん投げてくるのはユニークユニットのマムルークであり、通常の駱駝騎兵はそんなことしない。あとAOCの駱駝騎兵はなぜか船属性を持っていたが、あれは「砂漠の船」という意味だったのだろうか。とりあえず馬のアンチユニットではあったけれども、槍を出している方がよっぽど楽なので影が薄い。</p> <p>AOCでは以上のようにイマイチな存在である駱駝騎兵であるが、現実にはそう悪いものではない。単純に砂漠で使えるというだけで価値がある。また、AOCで再現されていたようにその<s>悪臭</s>体臭を馬や象が苦手とするため、騎兵や駱駝騎兵に立ち向かうのが難しい。かつてムーア人は討伐に来たヴァンダル軍に立ち向かう際、円陣の外周にラクダを配置した。これによって騎兵であるヴァンダル軍は馬が怖がり攻撃ができず、ムーア人は一方的に矢を射掛けたという。更に時代を遡れば、「ば〜かじゃねえの!?」で有名なハルパゴスが駱駝騎兵を編成し、リュディア軍を打ち破っている。</p> <p>さすがラクダというべきか、現代においても駱駝騎兵は存在し、砂漠地帯のパトロールなどを行っているらしい。やはり砂漠での移動手段としてラクダは優秀なのだろう。駱駝騎兵の戦法として、砂漠からの奇襲攻撃がある。突如として砂漠から襲いかかり、反撃を受けると砂漠へと逃げ帰る。うっかり追撃しようものなら地の利は駱駝騎兵にあるため返り討ちにあう。この砂漠特化の話を読んでいると、AOCの砂漠に地形効果があればよかったのにと思う。ラクダ以外は極端に移動速度が落ちるとか。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004SNNYV2/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iSBTKfKkL._SL160_.jpg" alt="暴動のスーダンのラクダの牛騎兵隊 Suakim 1884" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004SNNYV2/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">暴動のスーダンのラクダの牛騎兵隊 Suakim 1884</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.09</div></div><div class="amazlet-detail">old-print <br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004SNNYV2/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「プレキュア」★☆☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415120657181 2015-09-09T23:33:21+09:00 2015-09-09T23:33:21+09:00 プ“レ”キュア <blockquote><p>プレキュア (Precure) は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B8%C0%D1%B2%F3%CF%A9">集積回路</a>実装工程におけるアンダーフィルやモールドに用いられる熱硬化樹脂の硬化前処理段階として、ガラス転移点を僅かに下回る温度にて予備硬化を行う工程の総称である。キュアは熱硬化の意で、段階的な硬化工程を踏む場合これをステップキュアと呼び、前段階の処理をプレキュア、後工程をポストキュアと呼ぶ。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%82%A2">プレキュア - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/08 23:31 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★☆☆☆☆</p> <hr /> <p>伝説の戦士ではない。もともとこの記事は“<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%EA%A5%AD%A5%E5%A5%A2">プリキュア</a>”であったので、今の方がまだわかりやすい。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%EA%A5%AD%A5%E5%A5%A2">プリキュア</a>から派生したために、ステップキュアで対となるポストキュアは記事になっていない。もちろんステップキュアも同様だ。さらに書いておくと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D1%B8%EC%C8%C7">英語版</a>で“Precure”を検索すると“Pretty Cure”に飛ばされる。もちろんこっちは実装工程のことではなく、紛れも無く伝説の戦士<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%EA%A5%AD%A5%E5%A5%A2">プリキュア</a>のページである。つまり日本語の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>にプレキュアの記事があるのは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%EA%A5%AD%A5%E5%A5%A2">プリキュア</a>があるからということで間違いない。</p> <p>このプレキュアであるが、名前の由来は引用部にあるように、あらかじめ(pre-)熱硬化(cure)するというそのままの意味である。プレキュアは実装でいきなり熱硬化を行うと線膨張係数の差により断線してしまうときに行われる。あらかじめエポキシ樹脂でICと基板を接着し、このエポキシ樹脂を仮硬化させることをプレキュアと呼ぶらしい。気になってググってみたら確かにプレキュアという言葉は使われているが、数はそう多くない。その割には説明がちゃんと書かれていると言うべきか。</p> <p>このプレキュアという言葉はなにも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%B8%C0%D1%B2%F3%CF%A9">集積回路</a>関係のみではない。例えばリサイクルタイヤでは、タイヤの加工方法の一つとしてプレキュア方式がある。これはあらかじめ加硫(キュア)した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EC%A5%C3%A5%C9">トレッド</a>ゴムを貼り付けるというものだ。検索ではむしろこっちの方が多く出てきた。つまりキュア工程があるならば、プレキュアはどの分野でも事実上使えるということだ。これをもう少し早く知っておけば作業書にプレキュアを堂々と書くことが出来たのに。この先、機会があったらしれっとプレキュアと書いておこうと思う。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063148726/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/619Yhi7T%2B1L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)" title="小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063148726/honeshabri-22/">小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> 鐘弘亜樹,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%F0%BE%E5%B9%B8">稲上晃</a>,<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%EC%C6%B2%A4%A4%A4%C5%A4%DF">東堂いづみ</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%D6%C3%CC%BC%D2">講談社</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2015/09/17</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 単行本(ソフトカバー)</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/4063148726/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (3件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「名古屋飛ばし」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415120355160 2015-09-08T23:25:18+09:00 2015-09-08T23:25:18+09:00 飛ばされる駅のほうが多いという事実 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nozomi_01.jpg#/media/File:Nozomi_01.jpg"><img alt="Nozomi 01.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/02/Nozomi_01.jpg" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nozomi_01.jpg#/media/File:Nozomi_01.jpg"><span style="font-size: 80%">Nozomi 01</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//commons.wikimedia.org/wiki/User:Asacyan" title="User:Asacyan">Asacyan</a> - <span class="int-own-work" lang="ja"><span style="font-size: 80%">投稿者自身による作品</span></span>. Licensed under <a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>名古屋飛ばし(なごやとばし)とは、日本の本州での三大都市圏で行われているイベントの開催や鉄道列車の停車、有名チェーン店の進出が、愛知県名古屋市およびその周辺地域(中京圏)で行われないことを示す俗語を指す。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E9%A3%9B%E3%81%B0%E3%81%97">名古屋飛ばし - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/06 16:50 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p><a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/nonstop-bus">バス停飛ばし</a>を思い出させる。目的はどちらも時間節約のために停車せず通過するというものであるが、飛ばすことが正しいかどうかという点では真逆である。バス停は本来停まるのが当然であり、飛ばすのは契約違反である。それに対して名古屋の方は飛ばすほうが合理的であり、それで計画を進めているとこのに文句を付ける奴が出てくるという構図だ。もちろん名古屋人はどちらも飛ばすべきではないと答えるだろうが。ちなみに新幹線や特急の場合、停車する駅よりも飛ばされる駅のほうが多い。</p> <p>名古屋飛ばしに該当するものは新幹線の他にイベントやチェーン店などもあるが、Wikipediaにおいては新幹線の「のぞみ301号」の話がメインである。下りの1番列車である「のぞみ301号」は東京 - 新大阪間2時間半運転を売りにし、それを実現するためには名古屋駅を飛ばす必要があった。早朝の列車であるため、この301号は名古屋を飛ばしたとしても名古屋周辺にとってほとんど問題のない列車であったが、「のぞみが名古屋に止まらない」という話がひとり歩きすることで問題になった。なお、現在は名古屋を飛ばさなくても東京 - 新大阪間2時間半運転が可能なので、名古屋にも停車している。</p> <p>近年だとリニアモーターカーの件であちらこちらが自分たちを飛ばすなと言っているけれども、最寄り駅に特急が停まらない身からするとバカじゃないかと思う。運営する側としては別に名古屋が気に食わないからやるわけではなく、採算性が悪いから飛ばすだけだ。利益が出るならむしろ停まることを頼み込んでもやりたいはずだ。しかも厄介なことに交通機関に関しては運営側だけでなく、所要時間の増加によって他の利用者にとっても停まることが不利益になるのだ。これは名古屋に屈するわけにいかない。俺はそれよりもアニメの静岡飛ばし(飛んでない)の方が問題だと思う。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BSL7652/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51mUg3Nx1-L._SL160_.jpg" alt="「のぞみ」がスピードを捨てた理由 屈辱「名古屋飛ばし」から20年 (朝日新聞デジタルSELECT)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BSL7652/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">「のぞみ」がスピードを捨てた理由 屈辱「名古屋飛ばし」から20年 (朝日新聞デジタルSELECT)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.06</div></div><div class="amazlet-detail">朝日新聞社 (2014-03-25)<br />売り上げランキング: 119,074<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BSL7652/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「段ボール」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415120533546 2015-09-07T23:46:18+09:00 2015-09-07T23:46:18+09:00 気が付くと増える <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG#/media/File:HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG"><img alt="HK Paper Corrugated fiberboard 1.JPG" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/05/HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG/1200px-HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG#/media/File:HK_Paper_Corrugated_fiberboard_1.JPG"><span style="font-size: 80%">HK Paper Corrugated fiberboard 1</span></a><span style="font-size: 80%">". Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>段ボール(だんボール、英: corrugated cardboard)とは板紙を多層構造で強靭にし、包装資材などに使用できるよう加工した板状の紙製品。素材としての段ボールシートのほか、再加工した段ボール箱、その他の段ボール製品を指すこともある。「ダンボール」という表記もされる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%B5%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB">段ボール - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/07 23:16 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>気が付くと部屋で増殖している不思議な箱。これがまだ段ボール箱だから多少増えても何とかなっている。これが木箱だったら20倍くらい場所をとるし、重量も3倍はある。その上開封するのさえ手間取って仕方ない。これらの理由は1950年代の日本で「木箱から段ボールへの切替え運動」を進めていた理由でもある<a href="#f-f3986e47" name="fn-f3986e47" title="他にも梱包時も楽であるとか、環境への負荷が小さい、様々な種類で大量生産が楽、プリントが出来るなどがある。">*1</a>。amazonが荷物を送るのに段ボール箱を採用していて本当に良かった。もっとも、木箱で送りつけてきたのならさすがの俺もためずに処分しているだろうが。</p> <p>これだけ身近な段ボールであるが、俺は段ボールの歴史を知らなかった。段ボールの歴史は19世紀に遡る。段ボールはシルクハットの内側にセットすることで、通気とクッションを兼ね備えた素材として登場した。この時はまだ中芯だけである。そしてアメリカに段ボールが伝わると、こんどは包装材・緩衝材として使われるようになる。この包装材時代に、段が伸びるのを防ぐために片面にライナーが貼り合わされた片面ダンボールが登場。その後両面段ボールが登場し、さらに10年以上たってから段ボール箱がついに誕生したのであった。</p> <p>知らないことばかりだったので備忘録を兼ねてざっと歴史を書いてみたが、使用方法が二転三転しながら箱に辿り着いたのはなんとも面白い。シルクハットにこだわり続けていたらその存在は消えていただろうが、箱になったことで100年以上も使われ続けることになる。別に段ボールは特定の企業だけが作り続けたというわけではないけれども、変化することで生き残ったいい例だろう。なにしろ細かい点では常に改良され続けているとしても、基本的な形は100年以上も変わらずにいるのだ。それでいて最先端のIT企業がカードのデザインに採用するほど利用されている。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CY6P968/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31KsxIFmn0L._SL160_.jpg" alt="cheero Power Plus 10400mAh DANBOARD Version 大容量 モバイルバッテリー [ 高品質Sanyo/Panasonic電池搭載 ] iPhone 6 6Plus 5s 5c 5 / iPad / Android / Xperia / Galaxy / 各種スマホ / タブレット / ゲーム機 / Wi-Fiルータ 等 急速充電 対応" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CY6P968/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">cheero Power Plus 10400mAh DANBOARD Version 大容量 モバイルバッテリー [ 高品質Sanyo/Panasonic電池搭載 ] iPhone 6 6Plus 5s 5c 5 / iPad / Android / Xperia / Galaxy / 各種スマホ / タブレット / ゲーム機 / Wi-Fiルータ 等 急速充電 対応</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.07</div></div><div class="amazlet-detail">cheero <br />売り上げランキング: 50<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CY6P968/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-f3986e47" name="f-f3986e47" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">他にも梱包時も楽であるとか、環境への負荷が小さい、様々な種類で大量生産が楽、プリントが出来るなどがある。</span></p> </div> honeshabri 「屠殺」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415120340376 2015-09-06T15:14:01+09:00 2015-09-06T15:14:01+09:00 哺乳類は問題になるけど魚類は問題にならないという風潮 <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Butcher_and_his_Servant_drawn_and_engraved_by_J_Amman_Sixteenth_Century.png#/media/File:The_Butcher_and_his_Servant_drawn_and_engraved_by_J_Amman_Sixteenth_Century.png"><img alt="The Butcher and his Servant drawn and engraved by J Amman Sixteenth Century.png" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/91/The_Butcher_and_his_Servant_drawn_and_engraved_by_J_Amman_Sixteenth_Century.png" width="300" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_Butcher_and_his_Servant_drawn_and_engraved_by_J_Amman_Sixteenth_Century.png#/media/File:The_Butcher_and_his_Servant_drawn_and_engraved_by_J_Amman_Sixteenth_Century.png"><span style="font-size: 80%">The Butcher and his Servant drawn and engraved by J Amman Sixteenth Century</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//en.wikipedia.org/wiki/Jost_Amman" class="extiw" title="en:Jost Amman"><span style="font-size: 80%">Jost Amman</span></a><span style="font-size: 80%"> - Paul Lacroix, </span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://www.gutenberg.org/ebooks/10940"><span style="font-size: 80%">'Manners, Custom and Dress During the Middle Ages and During the Renaissance Period'</span></a><span style="font-size: 80%">, available freely at </span><a href="//en.wikipedia.org/wiki/Project_Gutenberg" class="extiw" title="w:Project Gutenberg"><span style="font-size: 80%">Project Gutenberg</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under パブリック・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E1%A5%A4%A5%F3">ドメイン</a> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>屠殺(とさつ)ないし屠畜(とちく)とは、家畜等の動物を殺すことである。「屠」は「ほふる」の意であるが、近年の日本では、「屠」の文字が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%EF%CD%D1%B4%C1%BB%FA">常用漢字</a>ではないことから、と殺やと畜と表記されることも多い。一般的には食肉や皮革等を得るためだが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%FD%C4%FD%B1%D6">口蹄疫</a>などの伝染病に感染した家畜を殺処分する場合にもこの語が使用される。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%A0%E6%AE%BA">屠殺 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/06 14:16 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>主に家畜を殺すときに使う言葉。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%EF%CD%D1%B4%C1%BB%FA">常用漢字</a>ではないと言う理由で「と殺」とも書くそうだが、それは言い訳に過ぎず「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%E3%A4%AC%A4%A4%BC%D4">障がい者</a>」などと同じように<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B9%CA%CC%CD%D1%B8%EC">差別用語</a>だと考えている人がいるからではないかと思うのだがどうだろうか。「屠」は「ほふる」であり、辞書にはこう書いてある。</p> <blockquote><p>1 からだを切りさく。また、きり殺す。「獲物を―・る」<br/> 2 敵を破る。打ち負かす。「対戦相手を軽く―・る」<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/205178/m0u/">ほふる【屠る】の意味 - 国語辞書 - goo辞書</a> </span></p></blockquote> <p>古い本には敵を破ると言う意味で「屠る」が普通に使われており、印象に残っているものとしては『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%EA%A5%A2%C0%EF%B5%AD">ガリア戦記</a>』がある。あれでは敵を追撃し、一方的にガリア人を倒すときは「屠った」と表現していた。使い方とかから考えてみると、「屠」そのものが良くないというよりは、屠殺人が差別されていたために「屠殺」までも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B9%CA%CC%CD%D1%B8%EC">差別用語</a>になったのではないかと思うのだがどうだろうか。しかし、「屠殺」という言葉の絶対に殺すという感じはすごい。</p> <p>日本における屠畜は仏教のせいで長い間あまり一般的なものではなかった。だが何事も例外があるわけで、獣肉を健康のための「薬」と称して食べるということは行われていた。このへんは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%E0">イスラム</a>圏におけるコーヒーや砂糖の歴史に通じるものがある。宗教が食品として摂取することを禁じるならば、薬として摂取すればいいのである、と。そして明治以降は日本でも屠殺は増えていったが、被差別部落の問題ともからみつき、屠殺関係者への差別は現代においても見られたりするという。これ漁師についてはそこまで差別の話を聞かないし、「漁」が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B9%CA%CC%CD%D1%B8%EC">差別用語</a>になっていないことを考えると、命を奪うかどうかってのはあまり重要ではないと思う。</p> <p>あまり差別の話ばかりにも焦点を当てても面白く無いので、屠殺方法についても触れる。正しい屠殺方法というと、よく「動物が苦しまずにすむ方法」が大事ということになるけれども、文化によってはこれ以外にも重要な点がある。例えば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A5%C0%A5%E4%B6%B5">ユダヤ教</a>のコーシェルの一つには血は命ということで、完全に血を抜かなくてはならない。一方でモンゴルの場合では大地を血で汚してはならないため、頸動脈を指で引きちぎり、家畜の体内に血が溜まるようにして殺す。そして血の一滴も無駄にしないため、ブラッドソーセージにして食べる。文化が違うというのはこだわりのない外から見てると単純に面白い。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043943954/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Y2UsgkXeL._SL160_.jpg" alt="世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043943954/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHOUSE TOUR (角川文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.06</div></div><div class="amazlet-detail">内澤 旬子 <br /><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%D1%C0%EE%BD%F1%C5%B9%28%B3%D1%C0%EE%A5%B0%A5%EB%A1%BC%A5%D7%A5%D1%A5%D6%A5%EA%A5%C3%A5%B7%A5%F3%A5%B0%29">角川書店(角川グループパブリッシング)</a> <br />売り上げランキング: 39,414<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043943954/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「アイソレーション・タンク」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415120269373 2015-09-05T22:31:24+09:00 2015-09-05T22:31:24+09:00 ここから出たくない <blockquote><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%A4%A5%BD%A5%EC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3%A1%A6%A5%BF%A5%F3%A5%AF">アイソレーション・タンク</a>(Isolation tank)は、内部に人間が浮かぶ程度の比重を持った液体を入れ、光や音を遮蔽した小部屋ないし大きな容器のこと。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%A4%A5%BD%A5%EC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3">アイソレーション</a>(Isolation)とは分離を意味する。なお、1990年代以降はヨーロッパを中心にフローティング・タンク(floating tank)と呼ばれることが多い。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF">アイソレーション・タンク - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/05 21:01 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>聖闘士が欲しがりそうなタンク。この中に入ると感覚の内、視覚・聴覚・温覚が遮断され、さらに上下感覚や嗅覚についてもかなり遮断される。これは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BB%A5%D6%A5%F3%A5%BB%A5%F3%A5%B7%A5%BA">セブンセンシズ</a>が高まりそうだ。タンクの中には<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B2%BB%C0%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">硫酸マグネシウム</a>溶液が入っており、人はこれに全裸で浮かぶ形となる。水温も気温もちょうど人肌と同じため、温度差を感じることもない。これ、一度入ったらもう出たくなくなりそう。ただ何の刺激もないのはつまらないので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/HMD">HMD</a>とかで映画を見ていたい。『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BC%A5%ED%A1%A6%A5%B0%A5%E9%A5%D3%A5%C6%A5%A3">ゼロ・グラビティ</a>』とかすごく合いそう。なにしろこのタンクの別名が“Zero Gravity Tank”であるわけだし。</p> <p>今でこそこのタンクは治療用として使われているけれども、元は感覚遮断の実験用として作られた。もし脳に何の刺激も与えられなかったらどうなるのか、と。ここで神経切断の方向に行ったら完全に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%C3%A5%C9%A5%B5%A5%A4%A5%A8%A5%F3%A5%C6%A5%A3%A5%B9%A5%C8">マッドサイエンティスト</a>だが、ジョン・C・リリーはまともな神経をしていたため、外部環境を遮断できる容器に人を入れるという手段をとった。当初は呼吸用のマスクを被って水中に入るというものであったが、グレン・ペリィによって水位25cmの塩水に浮かぶという現在の方法になった。</p> <p>塩水に浮かばせるというグレン・ペリィの発想はかなり良かったのではないかと思う。まず呼吸用マスクが不必要になったために、頭に余計なものを付けなくてすむ。これは感覚遮断の目的にもあっている。次に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%E0%B3%A4">死海</a>以上である高濃度の塩水に浸かるということ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%A6%A5%EA%A5%D4%A5%C7%A5%B9">エウリピデス</a>が「海は人間の病気を治療する」という言葉を残したように塩水に浸かるのは美容・健康にも優れ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BF%A5%E9%A5%BD%A5%C6%A5%E9%A5%D4%A1%BC">タラソテラピー</a>という言葉まである。したがって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%A4%A5%BD%A5%EC%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3%A1%A6%A5%BF%A5%F3%A5%AF">アイソレーション・タンク</a>に入れば精神的だけでなく、化学的な効能まで期待できるというわけだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A4%A5%E4%BF%CD">サイヤ人</a>よろしく傷つくたびに浸かっていたい。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C1CACNU/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41T35Z7zZGL._SL160_.jpg" alt="エプソムソルト2.2kg シークリスタルス" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C1CACNU/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">エプソムソルト2.2kg シークリスタルス</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.05</div></div><div class="amazlet-detail">Sea Crystals <br />売り上げランキング: 2,229<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C1CACNU/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「マナ (食物)」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415120163658 2015-09-04T23:52:59+09:00 2015-09-04T23:52:59+09:00 ターンの開始時に荒野から出てきて、ターン終了時には消えるので次に持ち越せない <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Alexandr_Ivanov_081.jpg#/media/File:Alexandr_Ivanov_081.jpg"><img alt="Alexandr Ivanov 081.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7b/Alexandr_Ivanov_081.jpg" width="300" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Alexandr_Ivanov_081.jpg#/media/File:Alexandr_Ivanov_081.jpg"><span style="font-size: 80%">Alexandr Ivanov 081</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a href="//en.wikipedia.org/wiki/Alexander_Andreyevich_Ivanov" class="extiw" title="en:Alexander Andreyevich Ivanov"><span style="font-size: 80%">Alexander Andreyevich Ivanov</span></a><span style="font-size: 80%"> - </span><a rel="nofollow" class="external free" href="http://etnaa.mylivepage.ru/image/238/7793_%D0%9D%D0%B0%D1%80%D0%BE%D0%B4_%D1%81%D0%BE%D0%B1%D0%B8%D1%80%D0%B0%D0%B5%D1%82_%D0%BC%D0%B0%D0%BD%D0%BD%D1%83_%D0%BD%D0%B5%D0%B1%D0%B5%D1%81%D0%BD%D1%83%D1%8E.jpg"><span style="font-size: 80%">http://etnaa.mylivepage.ru/image/238/7793_Народ_собирает_манну_небесную.jpg</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under パブリック・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E1%A5%A4%A5%F3">ドメイン</a> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <p>マナ(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Manna">Manna</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D8%A5%D6%A5%E9%A5%A4%B8%EC">ヘブライ語</a>:מן, מָן, mān、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E9%A5%D3%A5%A2%B8%EC">アラビア語</a>:مان, mān)は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%EC%CC%F3%C0%BB%BD%F1">旧約聖書</a>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%D0%A5%A8%A5%B8%A5%D7%A5%C8%B5%AD">出エジプト記</a>」第16章に登場する食物。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>の民がシンの荒野で飢えた時、神がモーゼの祈りに応じて天から降らせたという。この時人々は「これは何だろう」と口にし、このことから「これは何だろう」を意味する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D8%A5%D6%A5%E9%A5%A4%B8%EC">ヘブライ語</a>のマナと呼ばれるようになる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A_(%E9%A3%9F%E7%89%A9)">マナ (食物) - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/04 23:17 JSTの最新版)</a></span></p> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B8%A5%C3%A5%AF%A1%A7%A5%B6%A1%A6%A5%AE%A5%E3%A5%B6%A5%EA%A5%F3%A5%B0">マジック:ザ・ギャザリング</a> では呪文を唱えるのに「マナ」が必要であると知った時、俺はマナが何か知らなかった。そして調べたら出てきたのがこのマナ(食物)だ。もちろんこれは勘違いであり、ゲームで使われるマナ(Mana)は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E1%A5%E9%A5%CD%A5%B7%A5%A2">メラネシア</a>やその一帯で見られる土着の宗教から来ている。とはいえ俺が勘違いしてしまったのも仕方がない。マナ(食物)は、1日が開始されると土地に置かれており、次の日には持ち越す事ができない。これ完全にManaだろ。しかも放置すると悪臭を放つとか、今は亡き<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%CA%A5%D0%A1%BC%A5%F3">マナバーン</a>までする始末。もしかしたらこっちの要素も混ぜたのかもしれない。</p> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B5%EC%CC%F3%C0%BB%BD%F1">旧約聖書</a>においてマナは神が作ったものとされ、荒野で飢えた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>の民のために用意されたものだ。これによって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>の民は腹を満たす事ができたのであった。40年間に渡って。いくらなんでも40年間も毎日同じものを食べ続けるというのは、最低限文化的な生活にも満たないと思う。神による<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%B8%B3%E8%CA%DD%B8%EE">生活保護</a>はこの程度のものなのか。これならば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A1%BC%A5%DE%C4%EB%B9%F1">ローマ帝国</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%F3%A4%C8%A5%B5%A1%BC%A5%AB%A5%B9">パンとサーカス</a>の方がよっぽどマシだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%ED%A1%BC%A5%DE%B9%C4%C4%EB">ローマ皇帝</a>マジに神。神格化されるだけはある。やっぱり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%EC%BF%C0%B6%B5">一神教</a>の神は競争原理が働かないからダメだな。</p> <p>このマナのモデルが結局何なのかは分かっていない。名前からして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D8%A5%D6%A5%E9%A5%A4%B8%EC">ヘブライ語</a>で「これは何だろう」という意味で、何のヒントにもならない。カンガルーじゃあるまいし、もっとマシな名前をつけておけと言いたい。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%B9%A5%E9%A5%A8%A5%EB">イスラエル</a>の民は40年間も「これは何だろう」と言いながら食い続けたわけで、こいつらの探究心が心配になる。マナのモデルについては諸説あるが、俺が好きなのは「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%A4%A5%AC%A5%E9%A5%E0%A5%B7">カイガラムシ</a>の排泄物である甘露が乾燥したもの」と言う説。以前これを書くときに知った。<br/> <a href="http://wikishabri.hatenablog.com/entry/coccoidea">「カイガラムシ」★★★★☆ - Wikiしゃぶり</a><br/> 甘い汁を吸うだけの虫の排泄物だけを食べて生きるとか、いったい何の皮肉だよ。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005VZHLGK/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21SjeF%2BFN%2BL._SL160_.jpg" alt="ロッテ 雪見だいふく9個入ボックス×8入" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005VZHLGK/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ロッテ 雪見だいふく9個入ボックス×8入</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.04</div></div><div class="amazlet-detail">ロッテ <br />売り上げランキング: 94,946<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005VZHLGK/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「ミラクルフルーツ」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415120051983 2015-09-03T23:41:52+09:00 2015-09-03T23:41:52+09:00 ミラクリン入ってる <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg#/media/File:Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg"><img alt="Starr 080616-9037 Synsepalum dulcificum.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ec/Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg/1200px-Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg" width="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;"></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg#/media/File:Starr_080616-9037_Synsepalum_dulcificum.jpg"><span style="font-size: 80%">Starr 080616-9037 Synsepalum dulcificum</span></a><span style="font-size: 80%">" by </span><a rel="nofollow" class="external text" href="http://www.hear.org/starr/"><span style="font-size: 80%">Forest &amp; Kim Starr</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by/3.0"><span style="font-size: 80%">CC 表示 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ミラクルフルーツ (miracle fruit) は、西アフリカ原産のアカテツ科の果物。果実自体は甘くないが、次に食べた物を甘く感じさせる特徴を持つ。ミラクルベリー (miraculous berry) とも呼ばれる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84">ミラクルフルーツ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/03 23:13 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p>次に食べたものが甘くなるとか、どうせめちゃくちゃ酸っぱい果実とかなんだろと思ったらそんな事はなかった。ミラクルフルーツには糖タンパク質である<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>が含まれており、この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>分子が味蕾と結合することによって、苦味や酸味を甘みへと変換するのだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>すごい。この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>効果は30分から2時間程度持続するらしいので、クルクリンよりも便利そうだ。ミラクルフルーツの原産地である西アフリカでは、食事の前にこれを採ってかじっていたらしい。メシマズに対する答えの1つかもしれない。</p> <p>このミラクルフルーツの特殊な効果は、進化の賜物であるという。多くの果実が甘いのは、それを動物に食べてもらうことで種子の散布をしてもらおうという狙いがあるからである。しかし、もし糖分を少なくしても同じように食べてもらえるのであれば、その方が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B3%A5%B9%A5%D1">コスパ</a>が良いと言える。ミラクルフルーツはその発想を突き詰めたものであり、自ら糖分を用意しなくても、他の果実と一緒に食べてもらうことで散布をしてもらおうという魂胆だというのだ。つまり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>は他の果実にタダ乗りするための産物であるのだ。マジかよ最低だなミラクるん。</p> <p>ミラクルフルーツの使い道は、当然この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>効果を求めてのものとなる。この他のものが甘くなるという効果はダイエット中の人や糖尿病患者など、甘いモノを禁じられている人にとって救いとなる。砂糖が含まれて無くても、レモン汁をかけてミラクルフルーツを舐めてから食べれば、それはスイーツとなる。当然<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>を大量生産しようという研究は行われており、筑波大ではレタスに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>遺伝子を注入して大量発現させることに成功している。もし<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%E9%A5%AF%A5%EA%A5%F3">ミラクリン</a>が安く手に入るようになったら、唐揚げに振りかけるテロをしてみたい。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H6809C/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31XrksTV9PL._SL160_.jpg" alt="ミラクルフルーツ 5粒" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H6809C/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ミラクルフルーツ 5粒</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.03</div></div><div class="amazlet-detail">(有)ワールドアグリ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%F3%A5%BF%A1%BC%A5%D7%A5%E9%A5%A4%A5%BA">エンタープライズ</a> <br />売り上げランキング: 14,678<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003H6809C/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「ダークツーリズム」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415119941129 2015-09-02T23:05:42+09:00 2015-09-02T23:05:42+09:00 闇のツアーを開催する <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rwandan_Genocide_Murambi_skulls.jpg#/media/File:Rwandan_Genocide_Murambi_skulls.jpg"><img alt="Rwandan Genocide Murambi skulls.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/db/Rwandan_Genocide_Murambi_skulls.jpg" height="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rwandan_Genocide_Murambi_skulls.jpg#/media/File:Rwandan_Genocide_Murambi_skulls.jpg"><span style="font-size: 80%">Rwandan Genocide Murambi skulls</span></a><span style="font-size: 80%">" by taken during the official visit of US Rep. </span><a href="//commons.wikimedia.org/wiki/Frank_Wolf" title="Frank Wolf"><span style="font-size: 80%">Frank Wolf</span></a><span style="font-size: 80%"> - </span><a rel="nofollow" class="external free" href="http://www.house.gov/wolf/issues/hr/sudan/caphotos.html"><span style="font-size: 80%">http://www.house.gov/wolf/issues/hr/sudan/caphotos.html</span></a><span style="font-size: 80%">. Licensed under パブリック・ドメイン via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>ダークツーリズム(英語: Dark tourism)とは、災害被災跡地、戦争跡地など、人類の死や悲しみを対象にした観光のこと。ブラックツーリズム(英: Black tourism)または悲しみのツーリズム(英: Grief tourism)とも呼ばれている。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0">ダークツーリズム - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/02 22:16 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <hr /> <p>わざわざ人類の負の遺産的なものを見に行き、何かを学ぶという観光らしい。国内の行き先として有名なものとしては原爆ドームがあり、新たなる行き先として福島第一原発がある。なんだかんだ言っても実際にその場へと行くというのは、自分の体験として意識に訴えてくるものがあるので、学ぶ機会としては悪くない。だが一方でダークツーリズムの対象というのは何かしら不幸な出来事があった場所であり、そこを観光地化すると他人の不幸で金儲けということにもなる。そして出てくる不謹慎厨。さすがに<a href="http://www.cnn.co.jp/world/35069774.html">アウシュビッツ博物館のミストシャワー</a>は笑ったが。</p> <p>個人的に気になるのは、ダークツーリズムの消費期限はどれくらいなのか、ということだ。例えば悲惨な災害の跡地で有名なポンペイ。埋もれた死体が腐ってできた空洞に石膏を流し込むことで、そこにいた人の石膏像が作られて配置されている。これが数十年前に起きた災害だとしたら、こんなことが出来ただろうか<a href="#f-e1ab36c7" name="fn-e1ab36c7" title="空洞が作られるのに◯年かかる的な物理的な話は置いておけ">*1</a>。おそらくポンペイへにやってきた人々は、災害の悲惨さを学びに来たのではあるまい。これは戦争の跡地でも同じことが言える。トロイ遺跡周辺では木馬が売られているが、これは広島でリトルボーイ商品を売るようなものじゃないだろうか。</p> <p>ダークツーリズムになりうるものについて考えると、自分たちは被害者だと思っている人達がいるかどうか、というのが重要な気がする。先の例で言うならば、広島がアメリカの領地になっていたならばリトルボーイもエノラ・ゲイも商品化されているに違いない。事実、ラスベガスにある核実験博物館で一番売れるお土産は「リトルボーイのピンバッヂ」とのことだ<a href="#f-ebe22337" name="fn-ebe22337" title="chinesedragon.co.jp » 「リトルボーイのピンバッヂ。」No More! HIROSHIMA! 再考">*2</a>。ダークツーリズムの説明として「人類の死や悲しみを対象にした」と書いてあるが、実際のところは「身内の死や悲しみを対象とした」というの正しいのかもしれない。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4907188013/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IlMZwXk7L._SL160_.jpg" alt="チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4907188013/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.02</div></div><div class="amazlet-detail">東 浩紀 津田 大介 開沼 博 速水 健朗 井出 明 新津保 建秀 上田 洋子 越野 剛 服部 倫卓 小嶋 裕一 徳岡 正肇 河尾 基 <br />ゲンロン <br />売り上げランキング: 3,119<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4907188013/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-e1ab36c7" name="f-e1ab36c7" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">空洞が作られるのに◯年かかる的な物理的な話は置いておけ</span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-ebe22337" name="f-ebe22337" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text"><a href="http://www.chinesedragon.co.jp/life/%e3%80%8c%e3%83%aa%e3%83%88%e3%83%ab%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%82%a4%e3%81%ae%e3%83%94%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%82%e3%80%82%e3%80%8dno-more-hiroshima-%e5%86%8d%e8%80%83/">chinesedragon.co.jp » 「リトルボーイのピンバッヂ。」No More! HIROSHIMA! 再考</a></span></p> </div> honeshabri 「嫌儲」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415119814872 2015-09-01T23:21:47+09:00 2015-09-01T23:21:47+09:00 このブログは儲けてないよ <blockquote><p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>(けんちょ、けんもう、いやもう)とは、人が金儲けすることを嫌うことを意味するインター<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CD%A5%C3%A5%C8%A5%B9%A5%E9%A5%F3%A5%B0">ネットスラング</a>。他人が楽に儲けることに対する心情的反発といった意味合いがある。また、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CD%A4%EB">2ちゃんねる</a>の書き込みなどを営利目的で転用する行為を嫌うこと、また嫌う人々を指す。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AB%8C%E5%84%B2">嫌儲 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/09/01 22:32 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>読み方は「けんもう」派。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>にも書いてあるけど、漢字の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CD%A5%C3%A5%C8%A5%B9%A5%E9%A5%F3%A5%B0">ネットスラング</a>はそれぞれが好き勝手な読み方をするから困る。音読みで統一するならば「けんちょ」が正しいのだろうが、これだと「顕著」の方が出てくるのでよろしくない。ここは「わたくしりつ」などと同様に「けんもう」と言うのがわかりやすくて良い。もっとも、リアルで「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>が……」などと口走るのがそもそもよろしくないので、読み方があいまいなままの方がいいのかもしれない。なお、この言葉の提唱者的には上記理屈を踏まえた上で「いやもうけ」とのこと。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Google%C6%FC%CB%DC%B8%EC%C6%FE%CE%CF">Google日本語入力</a>では「けんもう」「けんちょ」「いやもう」で変換できるけど、「いやもうけ」は無理だった。</p> <p>今更ながら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>について説明する気はない。この言葉が出来てからもうすぐ10年になろうというのに、今も現役で使われているというのがすごい。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/2ch">2ch</a>を起点とするネットユーザーの心理について、的確に表した言葉なのだろう。この言葉が生まれた記事を見てみると、今とたいして変わらない事がわかる。</p> <p><a href="http://tail.s68.xrea.com/blog/2006/05/vip.html">「嫌儲」についてと、vip系ブログを叩き潰すとどうなるか。:しっぽのブログ</a></p> <p>一部の単語を「エンブレム」とか「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%CC%EE%B8%A6%C6%F3%CF%BA">佐野研二郎</a>」とかに置き換えれば最新の記事として充分使える。ついでに言っておけば、この発祥記事では「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/vip%B7%CF%A5%D6%A5%ED%A5%B0">vip系ブログ</a>を叩き潰すとどうなるか」ということについて「悪質なblogが登場しやすくなる」と予想している。今回の五輪エンブレム騒動では正にこの悪質なブログ達が連日煽っていたわけで、この記事はここ10年でかなり価値のあるものなのではないだろうか。はたしてこの先10年も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%F9%CC%D9">嫌儲</a>は生き残り続くのだろうか。</p> <p>ちなみにこのブログ「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wiki">Wiki</a>しゃぶり」は、それこそインターネット利用者たちが作り上げたコンテンツを利用するタイプのブログだけれども、ちっとも儲かっていないので嫌う必要は無いと書いておく。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CMNL4MQ/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41-f3N6fIvL._SL160_.jpg" alt="やる夫 そんなこと言われても トートバッグ ナチュラル" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CMNL4MQ/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">やる夫 そんなこと言われても トートバッグ ナチュラル</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.09.01</div></div><div class="amazlet-detail"> <br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CMNL4MQ/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「ソーライス」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415119698264 2015-08-31T23:57:33+09:00 2015-08-31T23:57:33+09:00 ソースはある <blockquote><p>ソーライスとは「ソース・ライス」の略で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%B9%A5%BF%A1%BC%A5%BD%A1%BC%A5%B9">ウスターソース</a>を米飯にかけた食べ物のことである。「ソーライ」とも呼ぶ。大阪において太平洋戦争の前中後に学生によく食べられた。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9">ソーライス - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/31 23:18 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <p>貧乏話と見せかけたちょっといい話。俺は全くの初見であったけれども、どうやら去年に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Twitter">Twitter</a>上でちょっとばかし流行ったらしい。どこの家庭にあるもので試せて、写真も上げられるといういかにも受けそうなネタである。このソーライスという料理そのものについては上記引用に書いてある以上のことは書けない。これに比べれば『<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%B3%A4%C1%B5%B5">こち亀</a>』のコロッケを1.5倍に潰して食べるアレの方がまだ料理と呼べる。これに勝てるもの料理といったら「塩むすび」ぐらいではないだろうか。</p> <p>このソーライスの説明において重要なのはソーライスそのものではない。このソーライスが生まれたのは昭和恐慌後の阪急百貨店。金のない客達はライス(5銭)だけを注文し、ソースをかけて食べることをし始めた。当初はライス単品のみを禁止したが、社長の一声で認めることに。曰く「今は貧乏な彼らもそのうち家族を持つようにもなる。その時に思い出のあるここに来てくれるはずだ。」と。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AF%A5%C9">マクド</a>ナルドが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CF%A5%C3%A5%D4%A1%BC%A5%BB%A5%C3%A5%C8">ハッピーセット</a>で子供を釣るのと同じ戦略である。その結果、関西の財界人のあいだではソーライスは共通の思い出となり、社長の狙いは見事に当たったのであった。</p> <p>この話はそれなりに有名なようで、たびたび本などで取り上げられているようだ。あの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C8%FE%CC%A3%A4%B7%A4%F3%A4%DC">美味しんぼ</a>でも30巻で紹介されている。俺は全くの初見とキッパリ書いたばかりなのに、あれは嘘だった。まあ記憶に残るような料理というわけではないのでしょうがない。これを最初に読んだ時、いかにも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A4%A5%E9%A5%EB">バイラル</a>メディアやら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Facebook">Facebook</a>で無駄にシェアされるような話で、また都市伝説のたぐいかと思ったら実話でちょっと驚いた。しかもたったこれだけの話なのに脚注が7つもあり、参考文献も4つある。ソースはもう充分だ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004R8QMSK/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41hrVVINA3L._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="リーペリン ウスターソース 290ml" title="リーペリン ウスターソース 290ml"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004R8QMSK/honeshabri-22/">リーペリン ウスターソース 290ml</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%C0%BC%A3%B2%B0">明治屋</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 食品&飲料</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 1人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 14回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B004R8QMSK/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「アナバシス」★★☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415119527396 2015-08-30T15:22:32+09:00 2015-08-30T15:22:32+09:00 現代の視点から見ればほとんど犯行記録 <blockquote><p>『アナバシス』は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%C5%C2%E5%A5%AE%A5%EA%A5%B7%A5%A2">古代ギリシア</a>の軍人・著述家であるクセノポンの著作。アナバシス(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%C5%C2%E5%A5%AE%A5%EA%A5%B7%A5%E3">古代ギリシャ</a>語 : Ἀνάβασις)とは、ギリシア語で「上り」という意味。クセノポンがペルシア王の子キュロスが雇ったギリシア傭兵に参加した時の顛末を記した書物である。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%90%E3%82%B7%E3%82%B9">アナバシス - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/30 14:22 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★☆☆☆</p> <hr /> <p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%A6%A5%E1%A5%CD%A5%B9">エウメネス</a>がなかなか最終巻を読めなかった本。アナバシスはギリシア語で「上り」という意味の他に、川を上って行くということから「内陸部へ行く」という意味や「侵攻」という意味もある。なのでこのタイトルは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DA%A5%EB%A5%B7%A5%E3">ペルシャ</a>への侵攻に行ったというところから付けられたものだ。だがこのタイトルは全体の20%も当てはまらない。全7巻の内、アナバシスをしていたのは1巻だけであり、2~4巻はカタバシス(下り・撤退)であり、5~7巻はパラバシス(沿って行く)となっている。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>のあらすじはちゃんと全体を書いているけれども、説明の比率はだいぶ偏っている。</p> <p>この本を読んでいてまず思ったのは「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AE%A5%EA%A5%B7%A5%E3">ギリシャ</a>人、マジに迷惑」だった。これについては<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/Wikipedia">Wikipedia</a>を編集した人も同じ気持だったようで、長い長い撤退時の内容をうまくまとめている。</p> <blockquote><p>手持ちの食料が乏しいため、各地の村々で焼き討ち、大掛かりな略奪、奴隷狩り、虐殺を繰り返し、メスピラにおいて住民の大半を虐殺。当然行く先々で敵視され、略奪の際の抵抗も強くなる。クセノポンをはじめとする傭兵軍団は、苦労を乗り越え無辜の民衆へ甚大な被害を与え続けた後、小アジア北西部のペルガモンに辿り着く(紀元前399年3月)。</p></blockquote> <p>これがあの「文化が違う」というやつなのか。相手が市場を開き、金で食料を調達できるなら購入していたが、相手が反抗的であった場合は容赦しない。1万人の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AE%A5%EA%A5%B7%A5%E3">ギリシャ</a>傭兵は神謡(バイアーン)をうたって略奪を開始する。前述の市場から購入するときの支払いは、この略奪で得たものからであることは言うまでもない。とはいえ敵方のペルシアも休戦協定として「ペルシア内を通過する際に、市場が開かれていない時は食糧と飲料を奪って良い」と言っているので、この時代としては当たりまえの事なのだろうが。</p> <p>著者であり主人公でもあるクセノポンは、もともと大した地位ではなかったが、ペルシアの策略によって主な指揮官が処刑されてからはこの傭兵団のトップに立っている。何か問題が発生するたびに的確な指示を出し、兵士たちが反抗的になっても見事な演説で黙らせる。また客観性を付与するためか、クセノポン自身のことを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%EA%A5%A2%C0%EF%B5%AD">ガリア戦記</a>のように<a href="#f-77fa064e" name="fn-77fa064e" title="アナバシスのほうが400年ほど先なので、むしろカエサルが真似した可能性がある。">*1</a>三人称で書いているけれども、自画自賛すごいと言いたくなる。だとしてもアレだけの人数をまとめて撤退に見事成功したのだから、誇りに思って当然だろう。『馬術の書』で偉そうに指揮官の心得を書いていたのも納得だ。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400336032X/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/513zUS2g1PL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="アナバシス―敵中横断6000キロ (岩波文庫)" title="アナバシス―敵中横断6000キロ (岩波文庫)"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400336032X/honeshabri-22/">アナバシス―敵中横断6000キロ (岩波文庫)</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">作者:</span> クセノポン,Ξενθφων,松平千秋</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B4%E4%C7%C8%BD%F1%C5%B9">岩波書店</a></li><li><span class="hatena-asin-detail-label">発売日:</span> 2002/07/09</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> 文庫</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">購入</span>: 5人 <span class="hatena-asin-detail-label">クリック</span>: 10回</li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/400336032X/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログ (6件) を見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-77fa064e" name="f-77fa064e" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">アナバシスのほうが400年ほど先なので、むしろ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%A8%A5%B5%A5%EB">カエサル</a>が真似した可能性がある。</span></p> </div> honeshabri 「矛盾脱衣」★☆☆☆☆ hatenablog://entry/6653458415119423311 2015-08-29T18:18:12+09:00 2015-08-29T18:18:12+09:00 逆に考えるんだ 「ぬげちゃってもいいさ」 と考えるんだ <blockquote><p>矛盾脱衣(むじゅんだつい、英:paradoxical undressing)とは、凍死者が裸の状態で発見されること、または寒い環境の中で脱衣してしまう異常行動のこと。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%9B%E7%9B%BE%E8%84%B1%E8%A1%A3">矛盾脱衣 - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/29 17:32 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★☆☆☆☆</p> <hr /> <p>相手が、何にも言ってないのに勝手に衣服を脱ぎはじめたらどうするか。これが富豪の家に遊びに行った先の出来事であるならば最高かもしれないが、雪山で遭難している最中だったらどうだろう。気が狂ったと思うに違いない。しかし脱いでいる当人はいたって真面目である。この、あべこべクリームを塗られたかのような行動を矛盾脱衣と呼ぶ。おそらくこのような状況になってしまったら自分ではどうしようもないので、最初から体温の低下には気をつけなくてはいけない。</p> <p>どうもこの矛盾脱衣になってしまう理屈について、はっきりとは分かっていないようだ。主な説としては、低温のため血管壁の神経が麻痺して血管が拡張することで矛盾した感覚が生じるというもの、血管運動神経中枢の麻痺自体による温度の矛盾した感覚によるというものがある。矛盾脱衣の発生頻度については22/41(53.7%)というものや37/177(20.9%)があるが<a href="#f-c63e4b61" name="fn-c63e4b61" title="【寒圏医学・寒圏看護学の現状と課題】 凍死の法医学診断への新しい試み">*1</a>、実際のところどれくらいなのか。発見された凍死した人がなぜ服を脱いでいるかは不明なので、矛盾脱衣であったかどうかを判定するのは難しい。特に女性の場合は性犯罪の可能性も高いため、ちゃんと鑑別しなくてはならない。もっとも、先に挙げた例では男性の割合が女性の3倍以上であったが。</p> <p>凍死や低体温症というものは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%E0%A5%E9%A5%A6%A5%B7%BB%B3">トムラウシ山</a>遭難事故のように夏でも山ならば起こり得る。これの厄介なところは、体温が低下するとエネルギーが失われ、判断力も低下する。なので一定以下になると単純に命の危険があるだけでなく、そこから脱出することもより困難になるわけだ。なので山に登るときはエネルギー源と防寒対策をしておかなくてはいけない。しかし、マンガやアニメにおいて体温低下からの寝そうになるというパターンは、現実と比べるとよくある出来事であるのに対し、矛盾脱衣をしたのは見たことがない<a href="#f-90d8ad96" name="fn-90d8ad96" title="ドラえもんのあべこべクリームを除く。">*2</a>。まあ裸で温め合う展開になるので結局脱ぐわけだが。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B61UYH6/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51x%2BniXOMgL._SL160_.jpg" alt="ナショナル ジオグラフィック アイスマン 死の真相を探る [DVD]" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B61UYH6/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ナショナル ジオグラフィック アイスマン 死の真相を探る [DVD]</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.08.29</div></div><div class="amazlet-detail"><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%C7%A5%AA%A5%E1%A1%BC%A5%AB%A1%BC">ビデオメーカー</a> (2012-06-08)<br />売り上げランキング: 212,748<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00B61UYH6/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> <div class="footnote"> <p class="footnote"><a href="#fn-c63e4b61" name="f-c63e4b61" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text"><a href="http://mrkono.image.coocan.jp/Asahikawaidai2004004791.pdf">【寒圏医学・寒圏看護学の現状と課題】 凍死の法医学診断への新しい試み</a></span></p> <p class="footnote"><a href="#fn-90d8ad96" name="f-90d8ad96" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text"><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3">ドラえもん</a>のあべこべクリームを除く。</span></p> </div> honeshabri 「エラトステネス」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415119341314 2015-08-28T23:56:40+09:00 2015-08-28T23:56:40+09:00 ベータ <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Eratosthenes.jpg#/media/File:Eratosthenes.jpg"><img alt="Eratosthenes.jpg" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bc/Eratosthenes.jpg" height="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Eratosthenes.jpg#/media/File:Eratosthenes.jpg"><span style="font-size: 80%">Eratosthenes</span></a><span style="font-size: 80%">". Licensed under パブリック・ドメイン via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>エラトステネス(Ερατοσθένης, Eratosthenes, 紀元前275年 - 紀元前194年)は、ヘレニズム時代のエジプトで活躍したギリシャ人の学者であり、アレクサンドリア図書館を含む研究機関であるムセイオンの館長を務めた。業績は文献学、地理学を始めヘレニズム時代の学問の多岐に渡るが、特に数学と天文学の分野で後世に残る大きな業績を残した。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B9">エラトステネス - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/28 23:06 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>βの人。あれから何度「2位じゃダメなのか」という言葉を聞いたか分からないが、「世界で2番目に物事をよく知っている人」との意味で「β」と呼ばれるなら2位でもいいかなと言いたくなる。他にもその才能の多彩さから「ペンタトロス(五種競技選手)」とも呼ばれたらしい。すごいのはエラトステネスの同年代にはあのアルキメデスがいたという事実。というかアルキメデスとエラトステネスは友人関係である。それほどの人であるのに、この日本においてアルキメデスに比べると知名度が圧倒的に低いのはなぜなのか。おそらく業績よりもエピソードのほうが強いのだろう。</p> <p>彼の業績は数多くあるが、代表的なものとして「地球の大きさの測定」と素数判定の方法である「エラトステネスの篩」がある。特に地球の大きさの測定はよく思いついたものだと感心する。エジプト南部の町シエネ近くに深い井戸があり、その井戸は夏至の日になると井戸の底にまで太陽の光が届くという。一方でアレクサンドリアではこのようなことは起こらない。この話からエラトステネスは地球が球形であることを確信し、さらには地球の大きさを測れることに気がついたという。どうしたらそんな発想ができるのか。ただ、この時に何か気の利いた一言さえ言っておけば完璧だったのに。</p> <p>エラトステネスはこの後に、算出した地球の大きさを利用して月と太陽の大きさと地球からの距離までも算出する。一を聞いて十を知るという言葉があるが、変わった井戸の話から太陽までの距離を求めたエラトステネスのためにあるような言葉だ。やはり出来る人は普通の人と同じ話を聞いても、新しいことを生み出せるということなのか。逆に言えば俺は日々新しいことを見つけ出すきっかけを見逃し続けているのかもしれない。せめて名言ぐらいはとっさに言えるようになっておこう。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008U05PDO/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51cZDJ3xjdL._SL160_.jpg" alt="デビカ デスクトップ地球儀 070198" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008U05PDO/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">デビカ デスクトップ地球儀 070198</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.08.28</div></div><div class="amazlet-detail">デビカ (2012-11-01)<br />売り上げランキング: 7,502<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008U05PDO/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri 「ストッピングパワー」★★★☆☆ hatenablog://entry/6653458415119232309 2015-08-27T23:00:18+09:00 2015-08-27T23:00:18+09:00 たかしくんは何発で動かなくなるでしょうか <blockquote><p>ストッピングパワー(Stopping power)とは、けん銃や小銃などの小火器から放たれた銃弾が生物に命中した際、その目標となった生物をどれほど行動不能に至らしめるかの指数的概念である。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC">ストッピングパワー - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/27 22:18 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★☆☆</p> <hr /> <p>どれだけのダメージを与えれば相手は行動不能となるのか。ストッピングパワーは小火器についての話しであるが、似たようなことなら真剣に考えたことはある。仮想敵を確一で倒すためには<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%D8%CE%CF%C3%CD">努力値</a>をいくつ振ればいいのか。うっかり乱数一であるために反撃を喰らい、こっちがやられるというのは困る。歯が足りない状況となってはダメなのだ。ゲームですらこうなのだから現実ではもっと切実な問題だ。なにせ命が掛かっている。もちろん、どちらかが倒れ、どちらかが残るという意味で。</p> <p>この記事では対象が人間である「マン・ストッピングパワー」について説明がされ、どのようにして人間は動けなくなるかが書いてある。まず一つ目が神経学的な影響。ヘッドショットが強い理由はこれである。二つ目が物理学的な影響で、特に大量出血が効く。要出典ではあるが、アメリカの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%A4%CA%BC%C2%E2">海兵隊</a>はこの大量出血を目的として、狙撃時には股間を狙うらしい。左右や上にずれて着弾しても大動脈への被弾が期待できるからである。そして三つ目が精神的な影響。映画などでは主人公以外のキャラが撃たれると、小口径でもだいたい一発で死ぬ。それによって刷り込まれた思い込みから、撃たれると動けなくなるらしい。人によっては外れたとしてもだ。マジかよと思うが俺も実際に撃たれたらそうなりかねない。</p> <p>以上の動けなくなる理由を読んでいると、人を止めるのは簡単に思える。しかしこのマン・ストッピングパワーが問題になるのは、撃たれても止まらなかった場合だ。この記事には例として3件紹介されているが、いずれも銃の威力不足で一方的に倒せなかった場合の話だ。銃の威力が高ければ余計な犠牲が出なかったはずなのに、と。ここで紹介されているのはどれもアメリカの話しであるだけあって、加筆が望まれている日本語版と違い、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D1%B8%EC%C8%C7">英語版</a>は充実している。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%D1%B8%EC%C8%C7">英語版</a>の方が充実しているのはよくあることだけども、つい環境の違いを意識してしまう。</p> <p><div class="hatena-asin-detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01120EWTQ/honeshabri-22/"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41mzKat5CRL._SL160_.jpg" class="hatena-asin-detail-image" alt="KWA H&K MK23 US.SOCOM メタルスライド版 ガスブローバック" title="KWA H&K MK23 US.SOCOM メタルスライド版 ガスブローバック"></a><div class="hatena-asin-detail-info"><p class="hatena-asin-detail-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01120EWTQ/honeshabri-22/">KWA H&K MK23 US.SOCOM メタルスライド版 ガスブローバック</a></p><ul><li><span class="hatena-asin-detail-label">出版社/メーカー:</span> KWA</li><li><span class="hatena-asin-detail-label">メディア:</span> </li><li><a href="http://d.hatena.ne.jp/asin/B01120EWTQ/honeshabri-22" target="_blank">この商品を含むブログを見る</a></li></ul></div><div class="hatena-asin-detail-foot"></div></div></p> honeshabri 「パルミラ」★★★★☆ hatenablog://entry/6653458415119124721 2015-08-26T22:58:17+09:00 2015-08-26T22:58:17+09:00 廃墟を爆破するなよ <p><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tetrapylon_Palmyra_in_Syria_001.JPG#/media/File:Tetrapylon_Palmyra_in_Syria_001.JPG"><img alt="四面門" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/33/Tetrapylon_Palmyra_in_Syria_001.JPG" height="400" style="display:block; margin-left:auto; margin-right: auto;”></a><br><span style="font-size: 80%">"</span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tetrapylon_Palmyra_in_Syria_001.JPG#/media/File:Tetrapylon_Palmyra_in_Syria_001.JPG"><span style="font-size: 80%">Tetrapylon Palmyra in Syria 001</span></a><span style="font-size: 80%">". Licensed under </span><a title="Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0" href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/"><span style="font-size: 80%">CC 表示-継承 3.0</span></a><span style="font-size: 80%"> via </span><a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/"><span style="font-size: 80%">ウィキメディア・コモンズ</span></a><span style="font-size: 80%">.</span></p> <p></p> <blockquote><p>パルミラ(英語: Palmyra)は、シリア中央部のホムス県タドモル(タドムル、アラビア語: تدمر 、アルファベット転写:Tadmor)にあるローマ帝国支配時の都市遺跡。シリアを代表する遺跡の1つである。1980年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。ローマ様式の建造物が多数残っており、ローマ式の円形劇場や、浴場、四面門が代表的。ラテン語読みによるパルミュラとも呼ばれる。<br/> <span style="font-size: 80%"><a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%A9">パルミラ - Wikipedia: フリー百科事典 (2015/08/26 22:04 JSTの最新版)</a></span></p></blockquote> <p>評価:★★★★☆</p> <hr /> <p>ISILによって爆破されたやつ。5月の時点で嫌な予感しかしなかったが、ついに行われてしまった。俺が見る前に壊すのはまったくもって止めてもらいたい。厄介なのはあいつらはそれを正しいことだと思っているし、おそらく遺跡に価値を感じていない。自分たちを絶対的な正義と思っているから、自分がされて嫌なことは他人にしない論法すら通用しない。そんな連中をどうやって説得すればいいのか。結局これの解決には武力しかないのかも知れない。あのへんで数千年に渡り何かしら戦争が起きているのも分かる気がする。</p> <p>この爆破されたパルミラであるが、爆破される前から廃墟であったのもまた事実。旧約聖書にその名が出てくるほどに古くからあり、シルクロードの中継地として繁栄していた。しかし軍人皇帝時代にシリア属州総督の妻ゼノビアが、弱まったローマからもぎ取る形でパルミア王国を作る。それを「世界の修復者」である皇帝アウレリアヌスが攻め滅ぼし、兵士に略奪を許可した結果、パルミアは廃墟となってしまった。そう考えるとISILが占拠できたのはパルミアが都市でなかったためであるので、アウレリアヌスが手心を加えていればこんな事にはならなかったかもしれない。</p> <p>ただずっと廃墟であったとはいえ、パルミアにはいい感じの状態で建築物が多数残っていた。ベル神殿にはちゃんと壁があるし、四面門も柱がしっかり立っている。ローマ劇場にいたっては掃除をすれば今でも使うことが出来るのでは、というぐらいに保存状態がいい。そんな所にテロリスト共がいるというのはまったくもって気に食わない。このパルミラに限らず、あのあたりは古くから文明が栄えていたため、見るべきものが多い。それなのに今の時代でも争いが絶えないというのは困った話だ。もっとも、それだけ歴史があるから火種も多いということであるのだが。</p> <div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;margin:0px 12px 1px 0px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062805553/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VZH7QSB1L._SL160_.jpg" alt="NHK 探検ロマン 世界遺産 ぺトラ、パルミラ、シバーム (講談社 DVDBOOK)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="line-height:120%; margin-bottom: 10px"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062805553/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">NHK 探検ロマン 世界遺産 ぺトラ、パルミラ、シバーム (講談社 DVDBOOK)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:80%;margin-top:5px;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/" title="amazlet" target="_blank">amazlet</a> at 15.08.26</div></div><div class="amazlet-detail">日本放送協会 NHKエンタープライズ <br />講談社 <br />売り上げランキング: 259,957<br /></div><div class="amazlet-sub-info" style="float: left;"><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062805553/honeshabri-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jpで詳細を見る</a></div></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div> honeshabri