WAVE125i Helm in の日々

最近車を買い換えました。
近頃はやりの燃費のいい軽自動車です。
いたれりつくせりの装備もさることながら、驚異の好燃費。
だいたい２３ｋｍ/リットルです。
前に乗っていたバイクよりいいぐらいです。

この軽の数少ない不満が乗り心地です。
なにやらゴツゴツした乗り味です。




久々にセイレーン号に乗ってみると…。
あれ？乗り心地がいいです。
荒いと思っていたフロントサスペンションもまずまずの感じで、
リアサスはさらに路面のショックをほとんど伝えません。
それでいてしっかり感はあります。

足回りはイマイチだと思っていたセイレーン号ですが、
いいということに気づきました。

もうちょっとフロントがしなやかだと完璧なんだけどなあ。

セイレーン号に乗っているとなぜか既視感がありありです。
このエンジンフィールはどこかで…。

単気筒で比較するとWAVEのエンジンは個性的で今まで乗ったどのバイクとも違いますが、
マルチエンジンで似たフィールのに乗ったことがあるのを思い出しました。




ＶＦＲ４００　にそっくり

低回転から分厚いトルク、やや重々しい回転やエンジンの盛り上がりのなさ、
回してもあまり面白くないことや、エンブレの時のヴィーンというギアのバックラッシュ音。
全域でとれない微妙な振動。
回しても官能的にはならない排気音。
でも楽に速い！

カムギアトレーンの第2世代ホンダＶ４エンジンのフィーリングにそっくりです。
いやあ、今まで気づきませんでした。

私的にはWAVE125i Helm inにはホンダＶ４エンジンが搭載されていると脳内で変換することにしました。
どうりでトルクの谷間がない訳だ。
エンブレ時のバックトルクの強さにも納得。

セイレーン号が我が家に来てもう半年になりました。
エンジンについてあまり語っていないような気がしているので、今回はエンジンについてです。



納車された頃のセイレーン号


カブ系エンジンのスープアップだと思っていたので、スムースでマイルドかと思っていましたが、
これが全然違いました。

ゴーカイ＆ハイパワー。
あくまでフィーリングですけど。

けっこうゴリゴリした感触です。
そしてどの回転域からでもパワーがある。
ピックアップは普通ですが、低いギアでは一定速度での走りをいやがります。

カブ系としては重い車体を軽々と加速させます。
で、実際の加速力は軽自動車には勝つけど、ターボ付きには負けます。
フィットクラスが本気を出すと負けます。
1速から2速までの加速がちょっと弱い感じで、同クラスのスクーターの方が速いかもしれませんが、
3速から上の中間加速には目を見張るものがあります。


トルク感は非常に豊かですが、実際は排気量並です。
向かい風が吹く上り坂は速度が伸びません。

これまた意外に振動は多く、ハンドルはいつもビリビリしていますが、
最近ややマイルドになったような気が…。

がさつなエンジンに感じますが、ノンスナッチ性能は高くて、トップ３０ｋｍ／ｈからでも加速します。
もっと言えば、4速発進もできます。（実はやったことがある）

中域にトルクの谷がありますが、流れに乗る走りでは気になりません。
そこから上は振動が増えますが、トルクバンドで、その回転を維持すると気持ちよく走れます。
走れますが、トップギアでの巡航速度が７０ponpoko以上とかなり高くなってしまいます。
ですから快適巡航速度が高いのが良くもあり悪くもあり…。

１００ponpokoまでは簡単に出ますがそこからは条件しだいです。
回転の一伸びが足りない感じもします。

エンブレは強力です。
リア加重が大きいからか、リアのホッピングやジャダーは起きません。
エンブレのコントロールが面白いところでもあり、難しいところでもあります。

燃費は市街地と田舎道の半々使用で５５ｋｍです。
WAVE125i　Helm　in　では普通のようです。

キャブではなくFIなので暖気がほとんどいらなく、また一発始動です。
更に始動時にアイドルアップもしないので、なんとギアが入った状態で始動できます。
ただ、グリップヒーターのアイドル監視によると30秒ぐらいの暖気が必要なようです。

やや熱ダレでトルクが落ちるフィーリングもあるので、コレで水冷ならもっとすごいエンジンができそうです。
燃費は落ちそうですが…。

最近はタペットノイズが増えてきましたので、調整しないといけません。
もっとも、購入店ではタペットノイズが他のカブ系エンジンより大きいとは言われていました。

まあ、ごちゃごちゃ言いましたが、いいエンジンです。
総合性能はクラストップレベルなのは間違いありません。
乗っていて楽しいです。

ガソリン代を気にしなくていいというのは本当に気分がいいです。

ごまさんのところを往復しましたが、距離数たかが１８０ｋｍでへろへろです。
トータルライディング7時間で渋滞ばかりでしたのでしかたがないかな。




まず、お尻が痛くなりました。
1時間程度ならなんともないいいシートだと思うのですが、
4時間も連続で座っているとさすがにキツい。

どんなバイクでも4時間座ればそうなるよ。というご意見も多いと思うのですが、
そのぐらいでも全く平気なバイクもあったのです。
ＧＳ７５０ＧＬという、今でいうジャパンアメリカンを所有していたことがあるのですが、
これは全くお尻が痛くならないシートでした。
シートに惚れて買ったようなものです。（エンジンもシャーシも良かったけど）

堅い堅いと言われているWAVE125iのシートですが、個人的には堅さより厚みの方が気になります。
あと１ｃｍ厚ければすごくいいシートだったかもしれません。

あ、それからシート生地はメッシュ加工っていうのでしょうか、細かいエンボスが入っています。
もちろん防水性は問題ありませんが、この凹みに汚れがついてとれません。
ツルッとした生地の方が良かったなあ。



実はシートは大した問題じゃありません。
一番疲れたのが右手です。

アクセルは軽いセイレーン号ですが、ブレーキ操作で指がやたらと疲れました。
理由は簡単。ブレーキの効きが悪いので握力が必要だったから。
ハードブレーキングではなく、渋滞路のストップ＆ゴーでこの疲労。
機会があったら何か手を打った方がいいぐらいです。
う～ん、パッド交換とホース交換ぐらいしか思いつきません。

それと、帰りに車に追突されました。
非常に弱い当たり方で自動遠心クラッチが急にくっついたか？と思うぐらいのショックしかありませんでした。
で、後ろの車は発進と同時に脇道に逃げていました。
こちらの車体にもダメージはなさそうですが、
ひょっとするとアクセルシャフトにゆがみは出ているかもしれません。

ただ、乗ってみての違いは分らないのでＯＫかな。