今まで、色んな事あったよなー 連日、旅立っていく人々
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連日、旅立っていく人々



11月中旬辺りから、我が病院では天国に旅立っていく人が多くなってきました。

やはり、冬場とか急に寒くなったりすると元々体の弱っている人にはこたえるらしく旅立つ人が目立ちます。
そして、一人旅立つと、誘うようにまた一人旅立っていく。

ここのところ、数えてはいないが、連日、患者さんが旅立っています。

土日祝というのは、通常勤務と異なり、人でも少なく、1人で30人の患者を持ちます。
昨日の土曜日は私はAチームと言って、重症患者が多い方の患者30人を持ちました。

いつ旅立ってもおかしくない患者さんが1人。

そして、夜勤からの申し送りを受けたとき、生命の危険はないが、1日中しゃべる患者が、3、4日前に入院してきた。
私も、その患者さんを3日ほど前に受け持ったが、その部屋の4人を見ているほんの数分間でもイライラしてくるほど、良くしゃべる患者さん「痛い、痛い、痛い・・・・・」「看護婦さん、看護婦さん、看護婦さん・・・・」と、言葉が途切れることがない。

同室者には、2人話ができる患者さんがいて、さぞかしうるさいだろうと思っていた私。

昨日の夜勤帯でも、ずーっとしゃべっていたらしい。同室の患者さんが、あまりに気の毒だったので、医師の指示に上がっていた不眠時の薬を投与してやっと眠ったと申し送りを受けた。

そして、おむつ交換から業務の始まり。

30人持ちなので、重症患者から看て行く。まあまあ、今日は安定してるかなーって、感じでした。

良くしゃべっていた患者も静か、まだ薬が効いているのか? でも投与は夜中の2時だったので、そろそろしゃべり始めてもいいはず・・・  と少し気にはかけていたが、重症患者でもないので、検温、血圧、酸素濃度を測り、様子を見ることにした。

そして、3時に次の夜勤の看護師にその患者の様子を申し送るため、ちょっと様子を他の看護師に聞いてみた。「今日は、ずっとおとなしい」とのこと、ちょっと気になったので、患者さんを見に行く。
本当に、静か。 ちょっと薬が効いているには時間的におかしい。
部屋に見に行くと、やはり静か。
患者さんを見てみる。 何だか顔色がおかしい。 血圧と体温を測ってみると、体温37.7℃、血圧88/48だったが・・・

どう見ても息をしていない感じがするし、頸動脈も触れない。
すぐに師長を呼んだ。
モニター装着するも、すでにフラット状態(心停止)だった。 その日の日勤帯の看護師6人中、5人が集まっていたので、当直医が到着した時に、状況を聞く。
14時40分に点眼しにきた看護師は「私来たときは、息してたよ!!」
14時45分に吸引をした看護師は「吸引の時、少し顔をしかめていたので反応はありました」
15時私が後輩看護師と見たとき、異変に気付く。

急変だった。おそらく私たちが見に行った時辺りに心停止したと思われる。
家族に電話し、家族来院。 医師の説明に納得してくれたので、まだ良かった。

でも、この患者さん亡くなるような対象の患者さんではなかったのよね。

一昨日は、私は休みだったが、やはり一昨日も、亡くなるような患者さんでない人が急死している。

「あー、連れて行かれたなー」とみんなで言っていた。
もう何日続いているだろう、毎日、1人ずつ天国に旅立っている。


バタバタしたこともあり、私は定時内にカルテを書き終わることができなかった。
詰所で、カルテを書いていても、頭痛いし、めまいもする。目がかすむし、カルテを書く気力が薄れている。

遅出だった仲の良い後輩看護師に「○○さんにしては、珍しい、こんな時間までカルテ残っているなんて!!」と言われたが・・・
私 「どうやら憑依されたみたい。頭痛いし、めまいする・・・」
後輩看護師 「いやー、やめてくださいよ。いつもの○○さんじゃないよー。ちょっと幽体離脱しかけ???」
私 「んー、そうかもねー」と意識も朦朧としてきた。
後輩看護師 「ちょっと、ちょっと、おーい・・・  魂半分向こうに行ってるよー!!!」
私 「んー、引っ張られてるような気がする・・・」

ちょっと休憩することにした。 10分ほど休憩を入れ、再びカルテを書く。 やっと8時半に書き終わった。
「はー、やっと終わった。やれやれ。」
9時までに書き終わらないと、9時から夜勤看護師が、第一弾のカルテを記入するから。

夜勤看護師に言われる「あれ、まだ居てたの・・・。君にしては珍しいなー」

私だって、早く帰りたかったさ!!

もうほんとしんどくて血圧測ってみる 166/99 あった。
そりゃ、しんどいわ!!  高血圧じゃないか!! どおりで、めまいもするし頭痛もするわ~

でも背中の寒気は、憑依されたような感覚だった。

ふらふらしながら、バイクで家に辿りついて、インターホン鳴らし、旦那に塩を持ってきてもらう。

ホント病院で勤め始めて初めての事だったかなー。 患者さんが亡くなって憑依された感じは・・・
なので清めてから家に入った。

しばらく横になって、ごはん食べて、血圧の薬飲んで、再び横になってから血圧測ると、正常値にもどっていた。
「はー、やれやれ」と上に上がると空が・・・

IMG_0858.jpg

まんまるまんになって寝ていた??  触っても反応なし!! えー、まさか連れて行かれた?!
しばらくして、眠そうな顔して目を開けた。 「あー、良かったよー、連れて行かれたと思ったよ~」

帰ってからしたいことがあったが、次の日、朝の7時45分から介護のバイトがあるので、寝ることに。

待ってましたとミミちゃん登場。 寒くなってきたのでいつも一緒に寝てます。
私の至福の時。冬場は猫が欠かせないのです。


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コメント

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お疲れ様~

連れて行かれるって、あるんですかね。ひえ~。
看護士さん同士の会話って、想像したことなかったけれど、そんな会話をするんですね。。。看護士さん、大変ですね。魂半分、向こうにって、、、怖すぎる。連れて行かれないでね~☆

あるかも~

亡くなった患者さんに看護師が連れて行かれることはないですが、患者さん同士にはあるような気がします。

看護師同士の会話って、ちょっと恐ろしい時もあるかもしれませんね~(笑)

私、かなり蘇ってきましたよ~。生理前ということもあったみたいです。ご心配かけました。
プロフィール

わいわいにゃんこ

Author:わいわいにゃんこ
決して平凡ではなかった私の人生を少しづづ書いていきます。

25年間我慢して、やっと夫と離婚し今は平和に暮らしています。

愛猫3匹、メダカ、ミナミヌマエビと暮らしています

趣味:お菓子作り、旅行、日曜大工、家庭菜園etc
  

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