2016-08-09 Tue
Moi!今日から夏も終わって秋モードになるのかと少し覚悟していたのですが、予報に反してお昼以降は割と晴れています。気温も昨日とほぼ同じ19度。お天気の改善は大歓迎。秋にはソフトランディングでお願いしたいものです。
さてブログやTap Tripで書いた記事などででこれまでに何度もフィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アールトが設計した美しい建物を紹介してきました。
その中で今まで微妙に紹介しそびれているものがあったこと、ここに告白します。それは市民広場とよばれる、かみくだいていえばアールトセンターの建物の間の通路とでも言いましょうか。アールトはこの広場も含めてセイナヨキの文化・行政施設の調和を図ろうとしていました。他の建物自体はアールトの意図通り今も大切に使われているのですが、この広場はですね、イタリアのピアッツァを真似て石畳を作って雰囲気づくりもし、市民が集う場にしたかったようです。
しかし…そもそもフィンランド人は広場に集まって語り合うような文化もないし、ましてや冬になったらとても外でゆっくり話すような寒さではありませんそんな事情もあり、いつもこの広場はアールトの思いとは裏腹に閑散としているのが常でした。
しかしこの広場に変化が起きたのは7月の終わり。ある夕方この市民広場を通りかかったらいつもにない人が。
最初は観光客グループ?と思ったのですがいつも通ると若者のグループがいるのです。
そして彼らは語り合うことはなく、うつむいてスマホを熱心にのぞきこんでいる。
そう、アールトセンターはどうやらポケモンスポットになっているため、スマホを片手にした人達が集まるようになっていたのです。
まあね、憩っている感じではないのですが。
しかも先日行ったポリのポケモンスポットには大勢の人が集まっていたのですが、セイナヨキの混み具合、微妙というのはさておき
アールト先生!
遅まきながら先生の望みが今叶えられて市民広場は市民が集まるようになりました。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
ポケモンとアルヴァ・アールト…人生、何がどこでどうなるかわからないものですね、に
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ