Visit Lakeus セイナヨキのローカルフード
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セイナヨキのローカルフード
Moi!

今日は0度。そして空は一面雲で覆われています。典型的なヨーロッパの冬の天気ですそして予報ではお昼ごろに雪マークが…。確かに外気は静謐かつ少し湿気を含んでいるような感じ。雪につながりそうな空気感が漂っています。こちらに来て初めて知ったのですが、雪は寒すぎると降らないのだそうです。だから雪が降っているうちは”まだまだ暖かい”というのがこちらの認識です。ありがたや、まだ雪が降るほど暖かいってことですね。

今日はローカルフードがテーマなので、BGMはこちらを選んでみました。


昨日は日本語を勉強(そして剣道も始めた)しているフィンランド人の友達とランチに出向きました。目的はこの地域のローカルフード、Piimävelli(=ピーマヴェッリ)を食べること。Piimävelliとは簡単に言えば甘いお粥と表現すればいいのでしょうか。牛乳、小麦粉、昨日食べたPiimävelliにはお米、そしてレーズン、Kotijuusto(ホームチーズ←弾力があります)、シロップが入っていました。
※追記:中身はお雑煮のように、作る人によっていろいろで、レーズンが入っていなかったり、お米の代わりに大麦が入っていたりするそうです。

写真はこちらです。
Piimävelli1
友達のも一緒に。
Piimävelli2

食べた感想は、まずこれが”お粥”だという意識は除去します。(←甘いですからね)甘いと聞いていて、怖いもの見たさで食べたものの、お腹に優しい味でした。ちょっとレーズンがたくさん入っていてその甘さが強かったのですが、ちょっと塩気のあるKotijuustoも案外マッチしていましたよ♪

昨日行ったお店はもともとプッラとよばれる菓子パンなどを置いているカフェ。すべて手作りなので地元の人たちには人気のカフェです。お昼は主に2種類あり、手作りピザまたはパイを頼めばサラダをつけてくれて5ユーロ前後、スープを頼めば3種類のスープから選べ、パンがついてこちらも5ユーロ。田舎といえどもこの辺りのランチの相場は8~10ユーロぐらいなので、破格の安さです。私はハム入りのピザとデザートにこのPiimävelliをつけて6ユーロでした。このお店では毎週水曜日がPiimävelliの日。20名ぐらい入れる店内はすぐにいっぱいになってしまいました。

私の友達は地元の新聞社に勤めているのですが、彼女の同僚にも会いました。彼はこのカフェが提供するPiimävelliの大ファンで、そのことについてちょうど先週その新聞社内のブログにも”伝統的な料理、please"と題して書いています。
フィンランドで書かれていますが、こちらがそのブログです。

簡単に訳すと、セイナヨキにもトルコ料理のケバブ、ギリシャ料理のムサカ、中華、タイ料理、日本料理(注。専門店はまだないんですけどね)、インド料理など世界のいろいろな料理を堪能することができます。でも自分の国の伝統的な料理を食べようと思うととても苦労するのです。ただ例外があります。街の中心にあるこの食堂では毎週水曜にYlistalo(=ユリスタロ、セイナヨキの一部)タイプのPiimävelliを提供してくれているのです。名前を明かすと、ただでさえ満杯のお店がさらに満杯になるので明かしませんが、11時の開始時間になると一斉にこのスープを求めてカウンターにお客さんがごった返します。レストランでは、メニューにフィンランドの伝統的な料理を加えてみるのも一つの手だと思うのですが。でもキャベツのスープは個人的に加えなくてもいいです、と締めくくられていました。

考えてみると、日本は島国ということもあり、”これは和食”という線引きが割としやすいのですが、こちらはすべて大陸でつながっているので、これこそフィンランド料理!というものが和食ほどはっきりしていない気がします。例えばミートボール。こちらはスウェーデンでも伝統料理ですしね~。こちらのビュッフェでよく見かけるMakronilaatikko(=マカロニキャセロール)。これも北欧でよく食べられると書いてありますが、どこがフィンランド風、あるいは北欧風なのかはわかりづらいです。マカロニはイタリアからきてますしね。それだけにフィンランド料理としての独自性を持ちづらいのでしょうね。実際こちらに来た日本人の友達と”フィンランド料理”が食べられるレストランは…?と考えると案外数が限られてくるのです。

さて、次にセイナヨキにできるレストランはフィンランド料理が食べられるのでしょうか、それとも…?

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。

明日はビュッフェにお寿司もある中華に♪(やっぱりそっち?)ということで
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テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

街の情報(セイナヨキ) | 16:38:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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