2013-09-16 Mon
Moi!今週は少し曇りの日が続くようです。気温もさすがに9月後半を折り返し、予想最高気温は16度。それでも例年に比べて暖かい秋が続いているとのこと。今朝は少し風があったので体感温度は寒かったです。週末はさらに気温が下がるようなので、そろそろ本格的な秋物の出番になりそうです。
さて、昨日はクオルタネという、セイナヨキから車で30分ほどの隣町に出向きました。目的は整体です。フィンランド語の学校で知り合ったOさん。日本では整体をされていたとのこと。今はフィンランド人の奥さんと、お子さんと共にクオルタネに移住されています。
Oさんの整体は、私が日本で受けたどんな整体、マッサージとも違い、体の歪みを治していくという新しい試み。マッサージも、体をバキバキいわせることもないのに、施術後は肩にのしかかるような倦怠感は抜け、体が自然に伸びているのです。また日本以外でマッサージを受けるときは大抵洋服を脱がないといけないし、コミュニケーションのことを考えると、フィンランドで日本人の方から施術を受けられるのは本当に恵まれたことです。
施術後にお茶をご馳走していただきながら、いろいろなお話をうかがいました。その中でOさんのフィンランド人の奥さんのエピソードが印象的でした。Oさん一家は兵庫県の北部にお住まいだったそうですが、冬のある日、奥さんは雪の匂いを感じたそうです。それを職場の方に話すと、”雪の匂い?雪なんか降らないよ~。”といった反応だったとのこと。でも、翌日起きたら雪が数センチ積もっていたそうです。その日、会社に行ったら奥さんは一転ヒロインに、尊敬の眼差しで見られたそうです。
この話をうかがって、雪の匂いってどんな匂いなんだろう、私も何度かこちらで冬を越していると冬の匂いがわかるようになるんだろうか、などと思いを巡らせました。私ももっと五感を磨いて、自然の微妙な変化も察知できるようになれたらいいなと思います。
そしてもう一つ印象的だったのはジュース作りのためのお鍋のセットです。ご厚意に甘えて写真を撮らせていただきました。
Mehumaija(=メフマイヤ)というものだそうです。Mehuはジュース、Maijaというのはフィンランド人の女性の名前です。3段重ねになっています。

一段目の鍋の底は穴があいています。ここにベリーなどを入れ、一番下の鍋にお水を入れて煮るのだそうです。ジュースができあがった後のベリーはジャム作りにも使えるとか。なるほど!そしてチューブがありますが、ここからジュースが出てくる仕組みになっています。ビンの準備ができるまでチューブをクリップのようなもので留めておけばよいとのこと。

そしてこれはできあがったジュースをワイン風に置いていただきました


野生のベリーやリンゴをぐつぐつとお鍋で温め、できあがったジュースをおいしくいただく。農薬も添加物も保存料も入っていないジュースを日常生活で飲むことができる、それを可能にさせてくれる状況にあることに改めて感謝です。
Oさん、昨日は大変お世話になりました!本当はクオルタネの様子もレポートしたかったのですが、残念ながら時間がなくなってしまいました。また次回の機会に。
ということで皆様、新しい1週間が素敵なものとなりますように。
今日のタイトルは”雪の匂いがする”ですがまだ雪は降りませんよ~。ということで
↓クリックお願いします。

にほんブログ村

人気ブログランキングへ