2015-06-03 Wed
Moi!今朝はがっつり雨が降っていましたが、お昼過ぎには止む模様。そういえば3年前の夏は雨ばかり降って寒い夏でした。そのうちに夏らしい日が来るかなと待ちわびたまま終わったという今から思えば恐ろしい夏でした。今年も若干寒いのでいつもは来る渡り鳥が二の足を踏んでいるとのこと。これからどうなりますか。
さて、先週の木曜日夕方にオープンしたアールトの図書館。前回はアルヴァ・アールトの特徴を中心にご案内しましたので、今日は利用者目線でご紹介します。
このアールト図書館は1965年、つまり今からちょうど50年前に建てられたもので、3年続いた改修工事もようやく終わり、久々のお披露目となりました。昨日は記念講演もあり、参加してきました。
アールトは生涯19の図書館を設計し、そのうち10の図書館が実際に建てられたのだそうです。一番最初に建てられたのは今はロシア領になっているViipuriの図書館。(記事はこちらからどうぞ。)そのViipuriの図書館とセイナヨキのアールト図書館はこの度姉妹縁組を結んだそうで、現在↓のようなアールト図書館を紹介したパネルが10枚ほど展示されているのですが、それが秋にはViipuriの図書館でも展示される予定だそうです。
昨日の演者の方が”Viipuriの図書館がお母さんだとしたら、セイナヨキのアールト図書館は器量よしの娘のようなものだ”と表現されていました。つまりアールトが一番最初に設計したのがViipuriの図書館、そしてセイナヨキの図書館は彼が建築した中でもインテリアが一番美しいとされているのです。姉妹縁組ならぬ養子縁組?
前置きが長くなりましたが、中を紹介していきます。アールトの図書館では1階に歴史、芸術、民俗学などの本が置かれ、また秋にはアールトインフォメーションセンターがオープン、地下1階は以前は倉庫に使われていたのですが、リニューアル後は映画上映できるスタジオ、バンド室、マイクロフィルム、パソコン室などがあります。
こちらは子どものセクション。すべてが子ども用のサイズ。読み聞かせもこちらでできます。Apila図書館はソファなどがたくさんあって子どもが元気に遊びまわっていることが多いのですが、こちらだと少し落ち着いて本を読めそうな感じです。
こんな本棚に囲まれたカップルシート。机も椅子もオリジナルのため、今風のものに比べると少し小さめですが、こじんまりとまとまっていて素敵です。アールトの椅子は革が柔らかいので座り心地がいいのです。
前回もご紹介しましたが、アールト図書館にはたくさんの読書スペースが増えました。
この机も小さいのですが、限られたスペースにたくさん置けてもしかしたら日本向きかも?
こちらはバンド室。実は小さなドラマーが熱演中で全体を撮ることができなかったのですが、ドラムセット、キーボード、ギター、ベースすべて揃っています。これを貸し出してくれるなんて太っ腹!
ああ、もうこのリッチな空間の使い方といったら。Apila図書館にも展示スペースはたくさんあったのですが、さらに増えています。こんなところにいると長居してしまいそう。
アールトの図書館からApila図書館に続く通路。ゆったりとしたスロープになっています。
最後はApila図書館から眺めるラケウデンリスティ教会の時計塔。昨日の講演はこの階段下のスペースで行われ、参加者はこのソファに座って聞いたのでした。
図書館でのこれからのイベントが楽しみです。皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランド人は巷では他人と物理的な距離を置きたがると言われていますが、読書机の状態を見ると実は50年前はそうではなかったのでは?もしくは体格が小さかった?などと思いを馳せています。真相はいかに?に
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