2015-05-26 Tue
Moi!今日は雨の予報が出ていますが、今のところ晴れているようです。気づくと日の出は4時、日の入りは23時となりました。随分と日が伸びたものです。
フランスの旅、実はまだ続きがありまして今回を含め後2回で終わりにする予定です。今回はエクス・アン・プロバンスについて。アルルからはバスで1時間強だったと思います。出発した日は土曜日の午前中だったのですが、アルルではちょうど市場が開かれていて通常のバス乗り場とは別の通りからバスが出ていました。それらしきバス停で待っていたのですが、中国に滞在経験を持つ親切なムッシューが別のところに停まっていたバスを発見してくれ、(そのムッシューは女友達の見送りに来ていました)乗り遅れることなく出発できました。土日はダイヤがぐんと減るので前日に確認しておいてよかったです。
アヴィニョン、アルルと南仏の街を旅してきましたが、エクス・アン・プロバンスが一番大きな街でした。そして有名なのはポール・セザンヌ。駅前にも像が建っていました。
こちらは街の中心から少し離れたセザンヌのアトリエ。歩いて20分ほどかかるというのでバスで行きました。
この日はちょうど夜の美術館というイベントがあり、19時から深夜までいくつかの美術館が無料だったのですが、スケジュールもちょうど空いていたので日中、といっても閉館30分前に行きました。かなり残念だったのがスタッフの方の対応。1人のスタッフはいそいそと閉館準備に向けて庭の椅子などを片付け、一方レジのスタッフは1人。私達の前には大量の本を買う女性がいて、私達はチケットを買うだけなのにその列に少しイラッとしながらも並んでいました。レジの女性、大量のお買い上げに軽いパニック状態。そんな混沌とした状態だったので、状況をよく理解していない観光客2人がチケットを買わずに2階のアトリエに。それに気づいたレジのスタッフは大声でその観光客を止め、”チケットを買ってください。”と諭します。結局レジの女性はその人達に先にチケットを売り、その間大量の本を買う女性も私達も待ちぼうけ。
え???
ちょっと~、外で必死に片付けしているおばちゃん、気を利かせて中を少し手伝おうよ。
一方大声で止められた旅行者も”私達そんなに悪いことをしたのかしら?”とショックを受けている様子。確かに1Fはチケット売り場兼ショップで、チケット販売というのは小さな表示だったし、ショップだけと勘違いしても仕方のない空間でした。
ようやく私達がチケットを買う番になり、一応
「19時から無料開放されるようですが、今の展示と何か違ったことがあるのですか?」
と尋ねてみたところ
「いえ、何も変わりません。」
以上。なんだかねー、期待し過ぎかもしれませんが、ちょっとしたポジティブな言葉があればもうちょっとスケジュールを変更してその夜の部に参加してもいいかと思ったのですが、写真撮影禁止のこじんまりとしたアトリエは早々に切り上げたのでした。庭も椅子とか片付けられていて早く帰れモードが漂ってましたしね
気を取り直してこちらは街の広場の真ん中にあるお役所。荘厳な雰囲気です。
こちらは前日の土曜日。結婚式が行われていました。友達と私が写真を撮っているのに気づき、こちらに向かってポーズしてくれたカップル。幸せいっぱい
ホテルの人に薦めてもらったレストランにて。上に乗っているのはハムをカリカリに炒めたものとチーズ、下はジャガイモのニョッキです。カロリー?そんなもの気にしてどうしますか
ここ↓で食べました。隣り合うレストラン、競争は厳しい分おいしかったです。
夕食後の散歩中。少しずつ空がピンク色に染まってきています。
一方こちらは日曜の朝のマーケット。色とりどりの果物。さすが南仏。
この花はどうやって使うのでしょうか。とにかく華やか。
市場ではカナダにお住いの日本人の方が声をかけてくれました。こちらに2ヶ月語学研修の引率で来られているとのこと。アヴィニョン、アルルにはアジアからの旅行者からも見かけたのですが、ここではあまり見かけませんでした。やはり日程に余裕がないと気軽にはここまで足は延ばせませんよね。
日本でおなじみ、L'Occitane en Provence。このProvenceというのはこの地方のことです。まだ時期は早かったのですが、Provence地方は美しいライラック畑でも有名です。
こうしてエクス・アン・プロバンスの旅も満喫し、さあ友達はパリ経由でLilleの家へ、私はアヴィニョンに帰ろうというところでTGVが遅れたのですねー。(記事はこちら)最後のおまけの写真はTGV内の非常口の使用説明書。なるほど、有事の際はこうするのかと見入ってしまいました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
旅の印象はその土地で接する人によって随分変わるものだと実感した日でした。セザンヌのアトリエのスタッフの態度は、バス乗り場を教えてくれたムッシューのチャーミングな笑顔と、花嫁花婿さんの素晴らしい笑顔で帳消しにしたいと思います、に
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