2015-02-05 Thu
Moi!今日の日中の気温は-6度。今日も曇りで昨日より雲が厚めです。昨日は時々太陽も顔を出していたので、今日も少し拝めるといいのですが。
さて今日はセイナヨキ駅をご紹介します。 セイナヨキ駅は1969年にできました。こちらが駅の写真です。
友達が遊びに来た時に”どこにもセイナヨキ駅と書いてないね。”と言われ、確かにと納得しました。Matkakeskusというのは直訳すると旅行センター。ここからは電車、バス、タクシー、(最近は格安長距離バス、Onniバスも)が利用できます。Matkakeskusはフィンランドの各地にありますが、ここがフィンランド初だったのだそうです。電車の通っていない街にもMatkakeskusはあり、そこからはバスやタクシーが出ています。
こちらはフィンランド版JRであるVRの路線図。小さい駅は記されていませんが、それでも日本に比べると電車が通っていない地域が結構あると思いませんか。
出典: VR.fi
セイナヨキからはヘルシンキ、オウル、ヴァーサ、ユヴァスキュラ、そして貨物列車がクリスティーナと5ヵ所に向かっていて、フィンランドの中でもハブ的な駅とも言えます。家の近くに駅があるのは当たり前、と思っていましたが、段々状況を把握するにつれてじわじわとその有難さを実感しています。そして電車が開通するとわかったときの、当時の市民の喜びは計り知れないものだったに違いないと思いを馳せるのです。実際電車開通後、セイナヨキは近隣の町村の合併も手伝い、フィンランド国内でも高い成長率を維持している市となっています。
こちらは1979年に建てられた彫刻。”Tuolta se tulee, tuolta se tulee"(=そこからそれは来る)というタイトルでHeikki Varjaという人の作品。電車と同じように5方向に伸びています。
近寄ってみるとそれぞれの面に彫刻がされているのですが、鉄道の仕事の発展に強い影響を与えたセイナヨキの人達、または風景が描かれています。またメーデーのイブには高校を卒業する学生達がこの彫刻を洗う伝統もあります。
駅の中にはオープンスペースのカフェ、また駅を背にして左にはAlmaというクラシックなかわいらしいホテルが、右方向に進めば郵便局もありますよ。ヘルシンキまでは電車で早ければ2.5時間、Onniバスでは5時間強ですが運がよければ1ユーロで行くことが可能です。
電車の思い出といえば…こちらに来て初めて一人での電車の旅でヴァーサに行ったときのこと。電車のチケットを買ったときに窓口の人が”電車の代わりにバスが出ているから。”と言うのです。私の頭では駅前のロータリーかどこからかバスが待機しているのだろうと想像しつつも、どこから出ているかと聞いたら”プラットホームx番の端から。”
え…??プラットホームにバスが待ってるってどういうこと??
と頭の中は?だらけ。でもちゃんと待っていたのですよねー、プラットホームの端に。これは当時のではなくてはるばるオウルからやってきたバス。
ヴァーサへは電車の時刻と同じタイミングで無事到着してほっとしました。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
人間やればできるもんです。ってそういうことじゃないですか。代替輸送対応も大胆だと思った方も、まあこんなもんでしょうと思った方も
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