Visit Lakeus 価格破壊の交通手段
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価格破壊の交通手段
Moi!

昨日の-10度を下回る寒さとうってかわって今日は0度前後の天気です。予報は雪。水分を含んだ雪が積もりそうな感じです。(雪かき当番は来週…ほっ。)

さて昨年の7月にフィンランド国内でOnni Bussi(=オンニブッシ=オンニバス)という格安バスの運行が始まりました。どれだけ安いかというと、一番最初に予約した人は1ユーロ!!ちなみにセイナヨキからヘルシンキまで電車で例えば1週間前に買うと50~60ユーロぐらい、といえばその格安感はわかっていただけるでしょうか。Onni Bussiのシステムは一番乗りが1ユーロで買え、2番目、3番目…となるにつれて金額が上がってきます。価格体系が明記されていないのではっきりはわかりませんが、例えば今週の日曜日のヘルシンキ発セイナヨキ着の便に19ユーロというのも出てきました。それでも数日後の便は電車だと60ユーロとなると3倍の価格になります。ちなみにまだ知名度がないせいか8ユーロや10ユーロが主流のようです。

こちらにトゥルク⇔ヘルシンキ間のOnni Bussiを利用された方のレポートがありますので、興味がある方はこちらをどうぞ。
http://togetter.com/li/738254

話は少し元に戻りますが、昨年のOnni Bussi路線開通当初はセイナヨキや少し北西に行ったヴァーサの路線がなく、がっかりしていました。ああ、1ユーロでヘルシンキに行けるのなら毎週とまでいかなくても毎月気軽に行けるのに!もしやと思って電車でセイナヨキからタンペレまで出て、タンペレからヘルシンキまでOnni Bussiで行けないかなども探ってみましたが、乗り継ぎが悪くタンペレで1時間も待たなければならない状態。そんな歯がゆい思いをしていたところに、年明けに地元の新聞でOnni Bussiがヴァーサ、セイナヨキ、タンペレ、ヘルシンキ間の路線開通の記事が載っていました!

早速Onni Bussiのページで検索(英語)。
http://www.onnibus.com/en/index.htm

一日3便運行で、午前1:15発は6:30に到着、7:15発は12:30に到着、17:15発は22:30着。需要を考えているいい時間帯。一方復路のヘルシンキ発は7:20発が12:30着、16:20発が21:30着、23:00発が3:50着。もし日帰りでヘルシンキに行くとなると7:15に出てヘルシンキに12:30着。そしてヘルシンキを16:20に出てセイナヨキに21:30着が無難。えーっと、往復10時間バスに揺られ、ヘルシンキ滞在4時間、と現実を直視すると格安だと喜んでばかりはいられません。泊まりで遊びに行くという手もありますが、そうなると荷物が増えるのがまた…とネガティブモードに。ないものねだりをした割にこのざまです。ちなみに電車だと、これまた時間帯にもよりますが2.5時間~3.5時間の旅なのでまさに時間を取るか、価格を取るかといったところになりそうです。

実はセイナヨキにも空港があり、数年前までは一日に数便(恐らく3便ぐらい)ヘルシンキまで飛んでいたのですが、これまた電車の本数の多さや価格の関係で利用者低迷。市も補助していたのですが、財政難で不可能になりました。その後別の会社が一時期運航していたのですが、こちらも結局利用者獲得できずあっけなく閉鎖となってしまいました。そんな苦い過去もあるので、Onni Bussiの灯を絶やしてはならない、そんな使命感も感じる年の始めです。ヘルシンキに行くのなら恐らく電車とOnni Bussiの組み合わせが考えられるし、もしくはタンペレに手始めに行ってみる手もある、と使命感に火がつきつつあります。

フィンランド在住の方ももちろんですが、フィンランドにご旅行をお考えの方も、ヘルシンキ以外の都市に行かれる際はOnni Bussiでの移動も選択肢の一つに入れてみられてはどうでしょうか。きっとのどかな風景も車窓から眺められるはず。

最後の写真は先日Apila図書館の中から撮ったラケウデンリスティ教会。空気が澄んでいて美しい。
ラケウデンリスティ教会昼間

ラケウデンリスティ教会夕方

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。

なんといいますか、こう遊びのことになるとまめに調べられるのに、それ以外のことになるとそのスピードが一気に落ち、雑になってしまうのは何なのでしょうかね、人間の性なのでしょうか、それとも個人的な問題?に
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街の情報(セイナヨキ) | 17:30:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
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