Visit Lakeus スシの境界線
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スシの境界線
Moi!

今日も引き続きよいお天気のセイナヨキです。朝は15度、日中は23度まで上がるとの予報だったので、薄手の7分袖のプルオーバーに、7分丈のパンツ、それに軽い羽織物で出勤しました。自転車でたった15分ですが、オフィスに着いたら軽く汗をかくほど。それでも朝露が見られるようになりました。これが段々気温が低くなると霜に変わってくるのですよね~。朝露にはもう一息がんばってほしいものです、はい。

日本に帰国する度に新しいお店やレストランができていて、ここは前に何があったかな?と考えることがよくありますが、セイナヨキでも緩やかにお店は変わっています。先日も新しく中華のレストランがオープンしていました。中華の前はギリシャ、その前はベトナム料理のお店。少なくとも3年のうちに3軒目のお店に変わったことになります。

セイナヨキにはまだ和食のレストランはありませんが、中華やタイ料理のお店は何軒かあります。半年ほど前に、アジア多国籍を謳ったレストランのビュッフェに始めてお寿司がお目見えしました。そのことが地元の新聞に取り上げられていました。お寿司担当は中国系インド人のChiu Fransisさん。気合の入った鉢巻をしめられていますが、あのー、ちょっと残念なことに。
http://www.seinajoensanomat.fi/artikkeli/214734-sushiraja-siirtyi-seinajoen-pohjoispuolelle
ちなみに一度食べるチャンスがあったのですが、思ったよりひどくはなかったのですが、お米がやけに柔らかかったのと、お新香を握りにする斬新なアイディアが印象的でした。

そして新しい中華のレストランのランチビュッフェにもお寿司があるそうです。家人いわくなかなかおいしかったとのこと。私もチャンスがあればを作って行ってみます。

ところで、以前フィンランド人からフィンランドには”スシライン”があると聞いたことがあります。フィンランド語で"susi”は狼です。もともとこの”スシライン”は狼が現れる境界線のことで、南の方には出ないという意味でした。でもその後、お寿司にもかけて、(ヘルシンキなど)南の方にはお寿司のレストランがあるけど、狼が出るような(?)中部以北にはお寿司のレストランがあまりないというジョークがあるのだそうです。

それでも和食、特にお寿司の人気はどんどん高まり、ここセイナヨキでもお寿司がレストランで食べられるようになった次第です。他の中部以北の街も同様だと思います。スーパーには冷凍お寿司(←どうやら自然解凍して食べる模様)が売られていますが、なんだかですよね

スーパーには(ミ○カンの)お酢、のり、巻き簾、(キッ○ーマンの)お醤油、そしてわさび、ショウガなどまでも売られているので、家で作る人も多いです。我が家でも友達を招待するときは大抵お寿司を振る舞います。サーモンはちょっと甘みもあって、(実は魚があまり得意ではない私にも)なかなかおいしいのです。そしてフィンランドでも魚を生で食べる習慣があるので、魚が苦手な友達も気に入って食べてくれたりしました。そして巻き寿司も好評です。

フィンランド語の学校に通っていたときに料理の日があり、生徒が自分たちが作りたい料理を作って、料理の後皆で食べるというすばらしい日がありました。私も巻き寿司に挑戦しました。何人かのクラスメートはお寿司は初めてという人もいましたが、皆喜んで食べてくれ、あっという間にお皿が空になりました。

こちらは以前友達がきたときにふるまったものです。私は手先が不器用なので、サーモンとカリフォルニアロールは家人作です。
寿司1


寿司2
左のお皿は知り合いのお母さんの手作りのお皿。菱形のマークは、セイナヨキのあるEtelä-Pohjanmaa(=エテラポフヤンマー県)地域の模様です。
 
スシの境界線も段々なくなり、その後おいしい和食もじわじわとフィンランドにも広がっていってくれたらいいなと思っています。

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。



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フィンランドの生活 | 16:30:53 | トラックバック(0) | コメント(0)
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