2014-08-19 Tue
Moi!今日も晴れたり曇ったり雨が降ったり。お昼過ぎからはまた雨が降る予定です。気温は19度なので昨日のようなきんとした寒さはありません。
さて、日曜日のお昼にはÖstermyra-päiväのイベントに参加したのですが(記事はこちら)、夕方にはTörnävä(トルナバ)教会とその周辺にある墓地のガイドに参加してきました。
夏の間、セイナヨキのガイド協会が主な観光スポットのガイドをしてくれるプログラムがあり、私もTörnävä教会のこの夏最後の回に参加することができました。実は別の回に参加する予定だったのですが、日にちを勘違いして入ることができなかったのです。Törnävä教会は以前この記事にも書きましたが、森の中にある素敵な教会なのです。
この教会はもともと1827年に弾薬庫として建てられたのですが、1864年に教会に建て替えられました。ちなみにこの屋根にはハシゴがかかっていて、昔
教会の中はこんな感じです。中央ヨーロッパの教会は中に入ると薄暗くてステンドグラスが浮かび上がっているイメージですが、こちらの教会は明るいですよね。
珍しくステンドグラスもあります。一部というところが斬新です。
こちらのステンドグラスは祭壇の近くにあり、農家の様子が描かれているのでしょうか。
シャンデリアは豪華でキラキラしていました。そしてその向こうにはパイプオルガン。
その後墓地巡りに。敷地は1100㎡あるのだそうです。写真は撮らなかったのですが、実に様々な形のお墓があり、教会が管理しているのでどのお墓にもきれいなお花が供えられていました。またお墓にはいつ生まれていつ亡くなったかが刻まれているのでついつい何歳で亡くなったかを計算してしまいました。60代、70代が主流で80代はあまりなく、90代で亡くなっていた人はほとんどいませんでした。といってもお墓のごく一部、しかもセイナヨキの有名人のお墓を中心に回っただけですからなんとも言えませんが、長寿の国、日本に比べると若干短いように感じました。後は苗字にも目がいってしまい、アホカスさんなど日本には来られない方がいいような名前に一人で反応していました。
こちらは戦争で亡くなった方々のお墓の近くの像。
そしてこちらは墓地を管理するオフィスの近くにあった天使の像です。
お墓一つでもその人の人生が浮き彫りになります。例えばある重鎮のお墓は墓地の端っこの川の近くにありました。それは遺言により、彼のかわいがっていた犬のお墓の一番近くに葬ってくれという希望があったからなのだそうです。天国でも出会えているのでしょうか。3日で亡くなった赤ちゃんのお墓や短命の家族、子どもが亡くなった次の年に亡くなったお父さんなどもお墓だけですが胸が痛みました。
私達がお墓を回っている間も何人かの方が墓地を訪れていました。こちらでは今年は11/1にあるPyhäinpäiväという諸聖人の日と、クリスマスの時期にお墓を訪れてキャンドルを灯す習慣があるそうです。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
フィンランドの墓地はとても開放的で肝試しには向いていなさそうでした、に
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