2024-09-03 Tue
Moi!今日も雨が降ったり止んだり晴れたりの1日でした。最高気温は19度。ちなみに朝はもう10度強になっていて、半袖でちょっと外に出ようものなら後悔する寒さなのです。やはり秋はひたひたと近づいていますね。
さてさて、今回は2023年の2月に購入した電気自動車の話です。
前に乗っていた車は状態はよかったものの10年以上乗っていたので(しかも中古)スペインのSEATというブランドのMiiに乗り換えることにしました。EUは段々電気自動車やハイブリッド車への移行が推進されているし、私自身もエコを考えてプラグイン式ハイブリッドを考えていました。結局コンパクトかつ予算に見合った車ということで世界一小さい電気自動車、Miiを買うことになったのです。
冬は夏の半分ぐらいしか走らなかったというのはありますが、2020年製でエアコンは自動でいつも快適な温度を保ってくれるし、極寒でもエンジンを温める必要もなく、何より小回りが利いて走りやすく気に入っていました。
ええ、今年の1月に車検に出すまでは…。
新しい車だし、何なら5年間の保険もあるし、余裕だろうと思って行ったらまさかの不合格。
え?どういうこと?
どうやら車の底に傷がついていて、下手したら電池部分にも傷が入っているかもしれないとのこと。
寝耳に水とはこのこと。
だって基本的に舗装された道しか走っていないし、そもそも底を擦ってガリっという音を聞いたこともないし。何の罪も犯していないのに”お前、やっただろう?”といちゃもんをつけられた気分。
不幸は色々重なりまして
まず修理工場は巨大な中古車販売併設のところに持って行かざるを得ませんでした。なぜなら極寒のため給電口の蓋が取れてしまい、5年間有効の保険で直してもらうために予約していたのです。そして底の傷もあわよくばその保険でカバーできないかな、なんて甘い考えを持っていました。
さらに今年の冬は異常な寒さで、-30度前後の日が1週間ぐらい続きました。そのため故障車続出。この辺りは車社会ですから車がないと仕事に行けない、子どもを習い事や学校に連れて行けない、スーパーに行けない等死活問題なのです。そんなこともあり、1月に車検を出したものの最初の検査が1ヵ月待ち(1ヵ月弱だったのに前日修理工体調不良のため2週間延期)。
細かいことは忘れましたが、バッテリーを開ける必要があるか等は工場で判断できないため、本社に問い合わせたりしてとにかく”時間がかかっている”ようでした。そしてどうやら修理費は10000ユーロ(≒160万円)かかると。
電気自動車関連の記事によると、こういった類のトラブルは時々起こり、保険会社も頭を抱えていて、しかも自己負担になるケースもあるらしいのです。買って1年の電気自動車の覚えのない傷に10000ユーロの修理代を出せるほどリッチな生活は送っていません。
これはフィンランド語の記事ですが、電気自動車購入に興味のある方はGoogle翻訳などを使って読んでみてください。
3月に入ってようやく保険会社に連絡するよう修理会社から連絡がきました。10000ユーロ負担か、保険でカバーできるかの不安な日々はまだ続きます。保険会社に状況をメールで確認しても”なる早でやっております。”という定型文的な返信がくるだけ。あまりしつこく聞いて心象を悪くしてもいけないので忍耐強く待ったのです。でもさすがに1ヵ月ほと経ち、どうなったかを家人に電話をかけてもらったら、その日にあっさり”どうするか結果が出ました。”と。(蕎麦屋の出前か?)
結果は…保険でカバーしてくれることに辛抱強く待った甲斐があったというもの。
ただし200ユーロの支払と次回の保険料はアップです。それでも10000ユーロと比べたら、有難いことです。保険会社様~。
修理代のこともクリアになったし、保険会社が来て確認する日の連絡もきたし、後は修理が終わるのを待つばかり…と思うでしょう?思いますよね?これだけ待ったのだから。
ところが保険会社が来て確認した日が過ぎても何の連絡もなしだったので電話をしたら”あの日は確認しただけで、これから部品をスペインに発注します。”と斜め上をいく回答。え?部品を今から??今まで何を…?
いつ修理が終わるか確認したところ何とも言えないと。しかも”部品が届くのが遅ければ夏休みに入りますので…”とのたまうではありませんか。というやりとりをしたのが5月の中旬だったでしょうか。
ええ、お察しの通り部品は修理工の方々の夏休み前には届かなかったようです。
仕方ない。私も7月は夏休みだったし、お互い様。でも部品は6月には届いているだろうし、修理工の方々もリフレッシュされたのでは?と思い7月下旬に確認の電話をしたところ”部品はすべて揃っています。3人がかりの大きな修理になるので8月下旬に行います。”と悪びれることもなくしれっと言うのですよね、言えちゃうのですよね。ええ、大きな修理工場でさぞかし多くのお客さんで忙しくされていて、ちっちゃな電気自動車ユーザーの抱える、はちきれんばかりのストレスを考えていたら業務なんか回らないことでしょうね。まあこの頃には何の期待もしていなかった訳ですが。
といことで先週ようやく車が直りました。その足で冬タイヤを夏タイヤに替え(お店の人には今替えなくてもそのうち(冬が)…、と言われました💦)、車検に再度持って行きました。合格でした。でもって今日その会社に売ってきました。かなり買いたたかれたのですが、よい勉強代だと割り切ります。まあ保険会社が修理代の殆どを支払ってくれたというのが大きいですがね。
一方1ヵ月ほど前に新しい中古車を買いました。見た目は諦めて代わりに信頼できる別のディーラーから買いました。
昨日修理工場から”修理が終わりましたね。アンケートにお答えください”というメールが大胆不敵にも届き、私史上最低の評価をつけて送信しました。すみません。修理工不足とか、電気自動車の弱さとかあると思うのですが、それを差し引いてもどう考えても誠実さが感じられなかったのです。これとか、他にも。
そういえば車の修理工場に電話した。プレートNo.伝えたのに見つからないと。修理工の名前はわかる?と聞かれたので、知らないけど私の車、2月からそちらにあるんですけど、と答えたら”oho”と言われた。で、どの車かわかりました、と。担当者休みにつき明日電話がくることに。聞かないと動いてくれない
— Siro Mattinen(元Visit Lakeus) (@VstLakeus) May 14, 2024
買った時嬉しくて撮った写真。
10年ぐらい乗るつもりだったのが1年という短い期間になってしまいました。次の持ち主のところでお幸せに。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
高い勉強代を支払ったことがある方も、今のところそういうのはありませんという方も
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