2024-02-07 Wed
Moi!今日からまた気温が下がって最高気温は-11度でした。その代わりといってはなんですが、午前中はいいお天気に恵まれ、美しいダイヤモンドダストを見ることもできました。
さて、先日Gutsuliaというウクライナのダンスと歌のグループのコンサートがセイナヨキホールで無料で開催されるというので行ってきました。
Gutsuliaは1939 年に設立されたプロのパフォーマンスグループで、実に12,000 回以上のコンサートをウクライナ国内のみならずカナダ、ギリシャ、イタリア、ポーランド、オーストリア、ドイツ、フランス等で開催した伝統のあるグループ。今回はフィンランド発上陸で、2月1日から18日の間各都市を巡るようです。
Gutsuliaのレパートリーは非常に多彩で、ウクライナの様々な地方の民族舞踊が披露されたのです。
早めに会場に行ったところ、知り合い発見。彼らが1列目に座っていたので私達もその隣のほぼ真ん中の特等席で見ることができました。フィンランド人は熱狂的なファンの人以外は前の席に座らないので、結構1列目は狙い目なのです。
まずはアルペンホルンのような楽器の演奏から始まりました。Trembitaというのだそうです。
煌びやかな、そしてかわいいウクライナの民族衣装を着たダンサー8人がダンスを披露してくれました。女性のはいているスカート、すごく私好みで見入ってしまいました。
フォークダンスもあればこのような個人パフォーマンスもあり。
そして登場した女性歌手、Larysa Borysenkoさん。ウクライナ語だったので歌詞の内容はわかりませんでしたが、多くのウクライナの歌等を朗々と歌い上げてくれました。
男性歌手、そして男性ダンサーと共に。
男性ダンサーの力強いパフォーマンスも印象的でした。
ダンスの次に歌が披露されるのですが、ステージに出るたびに衣装が違うLarysa Borysenkoさん。これは民族衣装なのでしょうかね。
この躍動感、伝わりますかね。
こちらはちょっとコメディー仕立てのパフォーマンス。
よぼよぼのおじいさんとダンスを踊ったら最後におじいさんが倒れてしまったというオチ。
歌もドレスもそしてネックレスも迫力でした。時々一緒に歌ってと会場にマイクを向けられるのですが、歌詞がわからない💦でも後ろからは一緒に歌う声が聞こえました。
女性ダンサーはまた違った民族衣装を着ての登場。
こういったフォークダンス的エッセンスもありました。
回る時のスカートが広がってかわいかったのです。
4着目のお色直し、もとい衣装替え。きっとウクライナでは人気の歌手なのでしょうね。
男性歌手と共にウクライナ国旗を持って。女性の国旗を持つ手に込められた力を見ていると涙がこぼれてきました。2年前までは平和だった国が今は大変なことになり、その思いは想像することしかできず、でも会場に来ていたたくさんのウクライナ人観客も立って、(ウクライナの国旗を持っている人もいました)遠い故郷の歌を熱唱していました。
始めはなぜこんなレベルの高い人達のコンサートが無料なのだろうと思ったのですが、セイナヨキ市が開催し、地元のウクライナの人達に楽しんでもらおう、元気になってもらおうという企画だったことに気付いたのでした。
また別の民族衣装。ウクライナも手工芸が盛んな国なのでしょうね。花をあしらった帽子もかわいかったのです。
動画も撮りました。なかなかの運動量ですよね。
この姿勢を保ちながら足の入れ替えですからね。
軽やかな音楽に合わせて軽快なステップを踏むダンサー達。いつの日か戦争の不安なく心から楽しんで踊れる日が来ることを祈るばかりです。
会場では物品販売もありました。フィンランド製品ではなかなか見かけない鮮やかな柄。
女性歌手がつけていたネックレスも民芸品なのでしょうね。ちょっとAarikkaを思い出します。いや、Aarikkaがインスピレーションを受けたのでしょうね。
ウクライナの象徴のヒマワリが描かれた絵も。
軽い気持であまり期待せずに行ったのですが、想像を超えるハイレベルなパフォーマンスを満喫でき満足したのでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
ダンスが得意な方も、歌がうまい方も、どちらかというと聞き役ですという方も
↓クリックお願いします。
↓こちらもよろしければ