2023-05-02 Tue
Moi!今日はVappu(メーデー)で祝日でした。そして久々の晴れ、気温も9度まで上がり、ちょうどVappuを祝うのによいお天気となりました。風は少し冷たかったのですが、太陽の光は大切です。
さて前回に引き続き今回もPiiri地区のVappuのイベントについてご紹介します。室内マーケットを見た後は中心から歩いて3分ほど離れたアトリエとよばれる建物に行ってみました。今まで散歩やサイクリングで前を通ったことはあるのですが、中に入るのは今回が初めて。こちらも昔は病院の一部でした。

3階建ての建物で、各階の階段を上ったところには個性的なデコレーションがあり、どんな企業が入っているか書かれています。右側の赤と黄色と緑のボタンは病院の名残で、当時は患者さんが中にいる時は赤いランプ、いない時は緑のランプがつくような仕組みだったと思われます。

友達夫婦のお知り合いのアトリエにお邪魔し、写真を撮らせてもらいました。この方によると、賃貸料もそんなに高くないところで自分が創作活動ができるアトリエが持ててとても満足しているとのこと。

シルバーを使った製品、革製品など自分のイマジネーションで創作しているそうです。

少し和のテイストも感じられるアートが廊下に飾られていました。

最上階にはバルコニーがあり、創作活動のかたわら気分転換にもよさそうです。まだ寒いから何もなかったのですが、お天気がよくなると日向ぼっこ用の椅子などが出てくるのではないかと思います。

目の前が森というのもよいですよね。

アクセサリーを作っている人、セラミック製品を作っている人、写真を撮っている人、小物製品を作っている人等が入居しているようでした。フィンランドのアーティストが集まっているフィスカルス村にも似たコンセプトで、自分の好みのものを探してアトリエを巡るのもよいですね。また特にこの辺りは自分で仕事を始める人が多いので、同じ目的を持つ人が近くに集まるといい刺激にもなるはず。そして今回のようなイベントでアトリエを公開して宣伝することもできます。
昔給水塔として使われていた塔の上の赤いオブジェはアートなのだそうです。

Vappuは子どもも楽しめるイベントなので仔馬の馬車もエリア内を巡回していました。

特にVappuの出店で一番見かけるのはこの細長いラクリッツのお菓子。大人にも子どもにも人気です。(私はパスですが💦)

ランチビュッフェレストランのVerstasもVappu特別メニュー提供でオープンしていました。このレストランは小さな劇場を併設していて、このちょっと無表情の典型的フィンランド人的おじさんのお芝居を今上演しているようです。無表情なのに

家人はVappuによく食べられるムンッキというドーナツを食べましたが、私はラズベリーチーズケーキという響きに抗うことができず、こちらをいただきました。爽やかで、甘さ控えめ(←これ、大切)で美味しゅうございました。

別の建物で新しくオープンした貸しスペース、Pajkkaものぞいてみました。オーナーの方はフォトグラファーでもあるため、スペースの一部はこのようにスタジオになっていて、

メインはこのようにパーティーや会議ができるスペースになっていました。

元々は古い建物なのにインテリアでがらりと印象が変わります。

ケータリングを頼んでもいいし、自分たちで持ち込んでもOKとのこと。結婚式会場や高校卒業パーティーの会場としても使えるとのこと。

空室が多いとちょっと寂しい感じがしますが、Piiriはここ数年でどんどん入居する企業やアーティストが増えてきて、おもしろい場所になってきています。また3ヵ月に1度ほどイベントも行っているのもポイント。これからの発展に目が離せません。個人的にはもう少しレストランやカフェがオープンしてくれるとなお嬉しいと密かに願っているのです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
インテリアのセンスがある方も、どうもセンスは持ち合わせていないようですという方も
↓クリックお願いします。

↓こちらもよろしければ
