2014-05-26 Mon
Moi!きました、気温の急降下昨日は24度まで上がったのですが、今日は霧雨が降っていて15度までしか上がりません。昨日までの半袖生活からさてどうしたものか、薄手の長袖セーターに革のジャケット、少し暑いかと思って外に出ましたが、風も冷たくちょうどよかったです。今週はずっと最高気温も15度に届くか届かないかの冷え込む日が続きそうです。
今まで観戦したことのなかったアイスホッケーの世界選手権。フィンランドの8位からのぎりぎり予選通過からの快進撃に惹かれて、昨日のロシアとの決勝戦も観てしまいました。結局5対2で負けてしまい銀メダル。会場もベラルーシで観客のロシアを応援する人達で埋め尽くされていました。結果は結果なのですが、必要以上に激しくぶつかったりするなど、悪意の感じられるプレーが目につく何とも後味の悪い試合でした。優勝することは大切だとは思いますが、スポーツマンシップをもっと尊重した、美しい技術や強固なチームワークなどが見たかったなと。でもフィンランドのゴールキーパーは素晴らしかったです。何度も何度もロシアにゴールを狙われたのですが信じられないようなテクニックでバンバン跳ね返していました。
さて気を取り直して。今日は知人と同僚から聞いたお話を紹介しますね。
知人はフィンランド人ですが、日本に10年以上住んだことがあり、日本語はペラペラ。知人がまだ日本に住んでいた頃の話。彼女の友達がフィンランドに旅行に行き、旅先から絵葉書を送ってくれたそうです。そしてその絵葉書には
「私は今、トゥルクという小さな村にきています。」
と書かれていたそうです。あのー、ですね、確かにのどかで緑の豊かなところだったと思うのですが、トゥルクはフィンランドで6番目に大きい街なんですよね。ヘルシンキが首都になる前はトゥルクが首都だったのですよね。日本でいうと京都のような位置づけでしょうか。
そしてこれは同僚から聞いた話。同僚が中国から来た人と話していたところ、その中国人は「いやー、僕は小さい町の出身ですから。」と言うので、どのぐらいの人口か聞いたところ
「たった700万人の規模の街ですから。」
と謙遜したとのこと。あのー、もしかしてケンカ売ってますこと?フィンランドの全人口が540万人なんですけどっ
以前飛行機に載っていたときにぱらぱらとめくっていた機内誌。シンガポールの紹介がされていました。面積716.1 km²、人口約540万人。フィンランドの面積は338,434.73km²。人口は一緒なんですが、面積がちょっとほほほ。だからこんなシンガポールからの公開プロポーズもあった訳ですね。
こんな尺度の違いがあると、私もついつい上から目線で見てしまうのですが、日本でも”どんぐりの背比べ”という言葉がありますよね。フィンランドとスウェーデンなどもお互いに負けたくないという気持。セイナヨキ在住の人はヴァーサに対してそういう気持が働くようです。新しいイケアはヴァーサでなくてセイナヨキにできるらしい、とかセイナヨキにはヘルシンキから直通の電車が走っているとか。その辺りのどんぐりの背比べも”はい、はい”という感じで受け流していましたが、ヴァーサ在住の友達が「ヴァーサの方がセイナヨキより早くエレベーターができたのよ。」と。いや、ここまでくるとぷぷっと笑わずにはいられませんでした。
大分慣れてきましたが、こういった尺度の違いを時々楽しみながら”小さな村”で暮らしております。
最後に本文とは関係ありませんが、土曜日の23時ごろのクオルタネの夕陽です。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
こういう小競り合いネタ、第3者は楽しめますね、に
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