2013-07-15 Mon
Moi日本の皆様は連休とのこと。いかがお過ごしでしょうか。
こちらは連休でなくても夏休みの真っ最中。私のいるオフィスも通常15人ぐらいはいるのですが、今のところ今日は私一人の気配です。加えてタンゴフェスティバルの人出とうってかわって、粛々と撤収作業が進められている街中はさらに寂寥感を増しています。そういう私も明日から3週間の夏休みに入りますので、気持は浮かれ気味です明日まではフィンランドの南部は20度を越す暖かい天気のようですが、こちらは残念ながら20度に少し届かない予報が出ています。なので今朝は薄手の長袖ニットに長袖カーディガンを重ね着してきました。
さて、4日間に渡ってセイナヨキで行われたタンゴフェスティバルも、土曜の夜に新しいタンゴキング(←怪獣の名前みたいですね)が誕生して華やかに幕が閉じられました。この模様はYle(ウレ)というフィンランドの公共放送でも中継されました。フィンランド人口約530万人のうち、約100万人もがこの模様をテレビで見ていたそうです!
今日はフィンランドのNHK、ことYleについておもしろいなと思ったことについて紹介します。私はニュースぐらいしか見ないので、ニュースのことばかりになりますが、あらかじめご了承ください。
まずすごいと思ったのがアーカイブです。これは国内でしか見られないそうなのでご紹介できないのですが、○時のニュース、x時のニュース…とすべてのニュースをインターネットで見ることができます。放送された1時間後ぐらいにはネットで見ることができます。もちろん見られる期限は限られていますが、後でゆっくり見直したり、見逃したものを録画しなくても見られるのは便利ですね。
またローカルニュースも日本とはちょっと違い、10分毎に8つの地方のローカルニュースを順々に流していきます。8つなので日本で言えば、ちょうど北海道地方、東北地方…と同じような感覚でしょうか。日本だとその地方のニュースしか見られませんが、こちらでは別の地方のローカルネタもわかるのです。そしてヨーロッパらしく、祝日はお休みです。
実は私もVisit Lakeusのプロジェクトの関係でローカルニュースに出たことがあります。今思い出しても恥ずかしいのですが、どんな感じだったかというと…Visit Lakeusでテストツアーを行い、その件でプレスリリースを出しました。その翌日、Yleの担当者から電話がありました。”あの、できたら今日取材したいんだけど、どこに住んでいますか?”え、あの、家に来られても困るんですがというか、その前に今日…ですか?と軽くパニック。メークも服も全然考えていなかったのに。結局電話の3時間後にYleの方にオフィスまで来てもらって、寒い中(←12月でした)外で撮影となりました。想定どおり文法間違いや、途中で資料を確認したり、かんだりしたにも関わらず、一回のみの撮影でした。うまく編集してくれるかなと、淡い期待を抱いていたのですが、それは完全にうちやぶられました。はい、そのまんまの放映でした
それでもローカルニュースなんて誰も見ていないだろうと高を括っていたら、結構知り合いの人や語学学校でお世話になった先生からも”見たわよ”とコメントをいただき、さらに真っ青。まあ流れてしまったものは仕方ないです。さらっと水に流すしかありません。
日本にいたらテレビや新聞に載るなんて相当なことがない限りないという認識でしたが、フィンランドは人口密度の低さに加え、日本人は少ないのでネタになりやすいのですよね。有名人になりたい方は、フィンランド、しかも地方都市に来られることをお薦めします♪
最後は内容には関係ありませんが、アルヴァー・アアルト設計の教会、Lakeuden Risti(ラケウデンリスティ)の2階から臨んだ写真です。
手前に見えているのはパイプオルガンです。ステンドグラスの代わりに、窓から夏の陽射しが入っています。いつまでもこの静寂な空間で心を空っぽにして座っていたくなります。
ということで皆様、よい1日を!
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