Visit Lakeus アコーディオンとチェロのコンサート
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アコーディオンとチェロのコンサート
Moi!

今日はいいお天気でとても暖かい日です。気温も16度ですが車の中は20度近くまで上がり、ちょっと暑いぐらいでした。

さて、イースターの連休もあっという間に過ぎ、今日が最終日です。楽しい時間はすぐに終わってしまいますね~。今日は土曜日に行ったアコーディオンとチェロのコンサートについてご紹介します。

場所はアルヴァ・アールト設計のセイナヨキの市庁舎にて。チェロはMartta Valkeus、アコーディオンはJonna Pirttijokiによるものでした。アコーディオン担当のJonnna(=ヨンナ)はセイナヨキの近くのカウハヨキ出身で、ヘルシンキのシベリウスアカデミーを卒業後、セイナヨキに住んでいます。実は私の結婚式のときにバンド演奏をお願いしたのも彼女でした。

こちらはセイナヨキ市庁舎の議事場。ランプもとても美しいです。
市庁舎議事場


さて、フィンランドの結婚式はなんと約8時間もあり、昼食の始まり、バンド演奏やいくつかの余興、ケーキカット、ウェディングワルツなどの後、スナックが出て…と日本では考えられないぐらい長いのです。というより、日本の結婚式が短過ぎて、フィンランド人だけでなく他の移民の友達にもびっくりされます。

そして結婚式の段取りは、日本のようなパッケージプランはなく、バンドやBGM、ケーキやお花の手配、美容院など全部自分たちの手でしなけれならないので、本当に大変でした

バンドに関しては幸か不幸か家人が知っていたのはヨンナのみ。そして家人と私の音楽の趣味は180度近く別方向。大丈夫かな?と最初はかなり心配でした。でも一縷の希望はヨンナがバンドネオンも演奏するということ。バンドネオンはアコーディオンに形も音色も似ていますが、鍵盤の代わりに71個のボタンがあり、縮むときと伸ばす時の音が違うというとてもとても難しい楽器です。日本語のWikipediaはこちらです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%B3
このバンドネオンはタンゴでよく出てきます。私はウォン・カーウァイ監督の映画で使われていたアルゼンチンタンゴに惹かれ、バンドネオン奏者の小松亮太さんのコンサートにも何度か足を運んでしました。そんな私はタンゴが盛んな国に移住したのも何かのご縁かもしれませんね。

ヨンナに初めて会ったときにどんな曲を結婚式で演奏してほしいかプランを伝え、アイシャッフルに候補曲を落として渡しました。彼女は私の選曲ととても気に入ってくれ、そして結婚式当日には彼女の友達のピアノとバイオリンのトリオで本当に素晴らしい演奏をしてくれました。彼女は歌もうまく、何曲か歌ってもらったのですが、そのうちの1曲は日本語の曲もお願いしました。両親や叔父・叔母世代にもなじみがあり、歌詞がわかりやすいこの曲を選び、これもまた違和感のない発音で、情感を込めて歌い上げてくれました。アン・サリーさんのこのバージョンもとても好きです。


ヨンナ達のバンドの評価は上々で、私の友達もコンサートがあったら行きたい!と言っていたほど。ヨンナは時々参加したコンサートがテレビで流れたり、船上コンサートも行っていたようでしたが、ようやく彼女のコンサートに行くチャンスに恵まれ、嬉しかったです。

土曜日のコンサートで演奏されたのはバッハと2曲のフィンランド人作曲家(Ilkka Kuusisto、Jouni Kaipainen)の現代音楽、そして最後はお約束のアルゼンチンタンゴの巨匠、アストル・ピアソラの曲でした。一番新鮮だったのはバッハ。バッハのイメージはパイプオルガンなのですが、アコーディオンとチェロという組み合わせでしたが、とても迫力があり、たった2つの楽器なのに4-5人で演奏されているような音の厚みと迫力でした。
演奏2

現代音楽は私はあまり詳しくないのですが、そのうちの一つは4楽章に分かれ、空気、水、風、地がテーマでそれぞれその特徴が彼女たちの演奏から伝わってきました。
演奏1

Marttaはこの現代音楽を卒業のための課題曲として選び、作曲家のJouniさんから直接すばらしい演奏だったと評価をいただいたとのこと。

こんな素晴らしい演奏を間近で、しかもとてもお手頃な価格で聴くことができて本当にラッキーでした。コンサート会場で行った訳ではないし、宣伝も限りがあったため、観客は30人程度でしたが、何人かの子ども達も含め、MarttaとJonnaの演奏に感銘を受け、聴き入り、あっという間の1時間強でした。

お二人の益々の活躍を祈ると共に、有名になっても時々は地元でこういったこじんまりとしたコンサートも開いてほしいと勝手に願うのでした。

ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。

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街の情報(セイナヨキ) | 23:05:27 | トラックバック(0) | コメント(0)
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