2021-10-19 Tue
Moi!今日はいいお天気なのに雨が降ったり、場所によって晴れたり曇ったりの変なお天気でした。そんな中、冬タイヤ交換に奔走した1日となりました。最高気温は4度でかなり肌寒くなりました。
さて、昨日のVaasaの旅行記の続きです。食事の後は美術館に行くことに。私はガイドカードを持っていて、多くの美術館は無料や半額で入館できるし、家人はミュージアムカードを購入したので多くの美術館は無料。そんなこともあり美術館に気軽に行けるようになりました。ちなみにミュージアムカードは年間72ユーロ(≒9500円)でフィンランドにある300以上の美術館に無料で入館できます。家人はこの夏から使い始めて既に8つぐらい回ったので元は取れたと思われます。
Vaasaにはいくつかの美術館があったのですが、なんとなくおもしろそうなKuntsiモダンアート美術館に行くことにしました。この美術館は海辺にある趣のある建物。
今回はスウェーデン人、Erik JohanssonのPlaces beyondという企画展。
写真はそんなに詳しくないのですが、今回の企画はとてもわかりやすく、またちょっと物事を別の方向から切り取った考え方に思わず笑ったり頷いたり、そんな作品が多かったです。
例えばこちらの作品は灯台(Lighthouse)とLightをかけた作品。
蓄音機から流れる音が湖畔沿いに木と同化している写真。どことなくルイ・マグリットの作品を彷彿とさせます。
そしてこれがCDプレーヤーではなく蓄音機というのがしっくりくるし、手前のレコードも気になります。
この蓄音機、拡大してみるとVictorの犬もどきが確認できますが、犬自体はちょっと手書き風になっていて”His master of Voice”と書かれていました。
写真撮影に使われた折り紙の船は…
この少年の旅立ちの写真で使われていました。
”You first"という作品に思わず笑ってしまいました。これ、撮影後車はどうしたのか気になりました。
紙の船に続きこちらは満月のオブジェ。
バンに詰め込んだ満月。お好きな満月を取り付けますという”Fullmoon service”。バンにはWebページや電話番号なども記載されていました。こんなサービスがあればいいですね。
これはコンフォートゾーンという作品。会場にはこの家もありました。かなり小さいものだったので上からかぶせたのでしょうかね。押入などの狭いところだと落ち着くのでわかるような気もしますが、ちょっと明る過ぎ?
星空観測。天体望遠鏡は準備しているけれど肝心の星は地面にあるという皮肉。
これも惹きつけられた作品。ショッピングの後という作品で、最新のモードに身を包み、たくさんショッピングをしてきた女性が光眩しいエスカレーターを上った先は森だというギャップ。都会なら映えていたファッションも森では何も役に立たないという皮肉。(少し心が痛い。)
地方都市の美術館はちょっとがっかりするところもあるのですが、こちらはお見事でした。
そういえばフィンランドではこの日から多くの人が集まる美術館、コンサート会場、レストランなどでコロナワクチンパスポートの提示を求められることもあると言われていましたが、この美術館(やレストラン、カフェ)では何も聞かれませんでした。お客さんはいましたが、そんなに混んでもいなかったですしね。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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