2014-03-21 Fri
Moi!確か昨日の朝の気温は-16度でしたが、今朝は同じ時間で+4度。雪の溶ける音が聞こえます。午前中は曇ったり雨が降ったり。時間帯によっては雪マークなのでみぞれが降るのかもしれません。くるくると変わりやすいお天気が続きます。
さて、先日セイナヨキの新しい病院に行ってきました。最近体調はすこぶるよいのですが、思い返せば1月。風邪を引いた後にアレルギーの症状が長引いたので、それを診てもらおうと予約をし、ようやく私の番がやってきたという訳です。電話では3ヶ月先の4月になると思うと言われていましたが、1ヶ月も(←ちょっと嫌味がこめて)早まりました。
予約したのは公立の病院でフィンランド語ではTerveyskeskus(=テルヴェウスケスクス)、直訳すると健康センター、ちょっと健康センターだと温泉ある?と聞きたくなるので、英語を付け加えますとヘルスケアセンターです。
このTerveyskeskusは家から500mぐらい離れたところにあり、楽勝の近さ。一番手っ取り早い自転車で行きました。いつもよりちょっと早めに出たのは今から思えば虫の知らせだったのでしょうか。やけに車も少なく自転車は私のみ。ドアを開けようとすると鍵がかかっています。え…?
ドアにはあなたの現在地はここ、新しいTerveyskeskusの場所はここ、という地図がありましたここで私はすべてを悟りました。最近よく”Y-talo(=Yビル)”という言葉を耳にするなと思っていたのです。Y-taloに”病院”が移転したのは知っていたのですが、Terveyskeskusも一緒に移転していたことを近所に住んでいながらまったく知りませんでした。なんというのでしょう、ちょっとデジタルディバイドならぬ情報取り残され感を痛感した瞬間でもありました。後から思えばヒントはたくさんあったのですが、思い込みというのはいけませんね。予約時間等を書いた手紙にも住所は書いてあったのですが、思い込んでいるので全然気づきませんでした。ああ、日本だと地図で間違いがないように書いてあるでしょうね。(遠い目)
予約の時間の15分前にこのことがわかったので、急遽自転車フル回転で家に帰り、今度は車で。Y-taloも家から1kmぐらい離れたところで近くなのですが、セイナヨキには珍しい心臓破りの丘の上にあるため、自転車で行くのはかなりきついのです。ほぼ満車だった駐車場も運よく1台スペースを見つけ建物にダッシュ。
天井の高い広々とした空間。病院独特の少し重い空気も感じられません。それはさておき、どこに行けばいいのか皆目見当もつかなかったのでまずは受付の人に予約時間が記載された手紙を見せます。すると2Fにバーコード読み取りの機械があるからそこでどの部屋に行けばいいか確認してくださいとのこと。
急いで2Fに上がってバーコード読み取り機発見。カードをかざすも”読み取れません”というエラーメッセージが出るばかり。何度か試したところで、私がかざしていたのは図書館のカードだったことに気づきましたお、落ち着かなければ。正しいカードをかざすと当然ですが一発で名前、予約時間、お医者さんの名前、部屋番号が印刷された紙が出てきました。
予約の時間に5分遅れてようやく目的地に到着。少ししたら担当のお医者さんが呼び入れてくれました。お医者さんは名前からたぶんエストニア人かなと家人は言っていました。お互い移民同士での会話が始まります。とりあえずどういう症状が問題かということを説明しました。お医者さんは血圧を測ったり聴診器で確認した後、別の日にアレルギーテストを2回行い、その後改めてお医者さんとアポを取ってその結果を聞くという流れになることがわかりました。でも”lähete”という単語がわからず、先生に英語が話せるかどうか聞いたのですが、話せないと言われてしまいました。結局携帯で意味(カバーレターのようなもの)を確認して終わり、ほっ。その日は無事に終了。
最初の血液検査は翌日だったので再びY-taloに。8時開始で午前中いつでもOKだったのですが、ちょっと用があったので8時半過ぎに着きました。番号札を取って自分の順番を待つシステムですが、検査中の番号は24番。私の番号札は58番田舎の病院と侮ってはいけませんね。確かに待合室には人が溢れかえっています。15分ぐらい待っていたのですが、1時間で30人弱。ちょうどスーパーに行く予定にしていたので、抜け出して買い物をし、途中に家に寄って買ってきたものを冷蔵庫に入れ、待合で読む本を持って戻ってきたのが1時間後。ちょっと賭けだったのですが、幸いまだ私の番はまだでしたさらに30分弱待って無事血液検査終了でした。
Y-taloは開放的でモダンでロケーションも湖の近くで美しいのですが、この建物に来ている方々の目的を考えるとバシバシ写真を撮る気にはなれませんでした。と言いつつ、ちゃっかり2枚撮りました。
天井が高いですよね。オブジェもありました。
こちらは2Fの正面に向かって撮ったところです。
この病院に関してはチャンスがあればまたもう少し詳しく紹介しますね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
注射のとき、ついつい注射針を凝視し、そのシンプルかつ効率的な採血に関心しています。ちょっと変ですかね?に
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