2017-09-14 Thu
Moi!昨日からセイナヨキでアルヴァ・アールトウィークが始まりましたが、このところお天気が今一つです。昨日は自転車で2回出かけたにも関わらずうまいタイミングで雨を避けることができました。1回目のアールト関連のレクチャーの帰りは自転車置き場に自転車を置いた直後に大雨が降り始めたというぎりぎりのタイミングでございました。ホッ。
そんな感じで日中はアールト関連のレクチャー(特にタンペレ工科大学の教授のプレゼンがおもしろかったです)に参加し、夜は20時からラケウデンリスティ教会でパイプオルガンのコンサートがあったので行ってきました。
昨日は変わりやすいお天気で、これが20時前のお天気。日没の頃ですがまだ明るいです。
無料コンサートということもあり、開演20分前でも結構人がたくさん来ていました。そして開演時は結局ほぼ満席になりました。
いつもは真っ白なパイプオルガン近辺がライトアップされています。
そして天井もブルーに。機能主義の手法を取り入れた天井は穏やかに波打っています。
正式なパイプオルガンのコンサートは初めてでして、後ろから迫力あるパイプオルガンの演奏が聞こえてくるのですが、正面はシンプルな十字架が見えるのみ。その十字架の背景はこのようにバックの色が変わったり、万華鏡な模様が映し出されたりするので、それをじーっと見ながら演奏を聴くという不思議なコンサート。
ただですね…、これをじーっと見続けながら現代音楽のようなパイプオルガンの演奏を背中で聴いていると催眠術にかけられているかのようにだんだん目が寄ってきて…はっ、と我に返って背筋を正してはまた催眠術にの繰り返しでした。
ちょっとウケたのがこの模様。私にはどうも蜘蛛にしか見えなくて。この3つの蜘蛛がぐるぐる場所を変えて回ったり、単独でぐるぐる回ったりするものだからおかしいやら、微妙な感じやら。
窓の下にもライトが仕掛けてあってこの雰囲気まさにホラー。
そしてこんな十字架が浮かび上がるホラー。
最後にレーザービームも!
と完全に茶化しておりますが、フィンランドを代表する作曲家、ジャン・シベリウスの”フィンランディア”は圧巻でした。だって普通はオーケストラでいくつもの楽器の音が重厚に重なり合って迫力を増していく楽曲。それをパイプオルガン一つで演奏してしまうのですから!
”フィンランディア”でエネルギー出し切ったかと思いきや一番最後の曲はフィンランド国歌で。これはこれでまた盛り上がる曲で、フィンランド独立100周年を祝うのにぴったりの締めでございました。
1時間強のコンサートの後はすっかり日が暮れていてラケウデンリスティ教会もこのように。窓から漏れる光はいつもと違う紫色。
そして道の向こうのシルエットはセイナヨキの市庁舎でございます。
アピラ図書館は写真ではなくて絵のよう。この図書館は雪景色だとさらに映えます。
劇場には灯りがまだついていました。
いつもは夜は家に引きこもっているのですが、たまにはこういうコンサートに行くのもいいものですね。何よりアルヴァ・アールトウィークのイベント、見た限りでは人の入りもよく成功しているのではないでしょうか。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
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