2017-06-05 Mon
Moi!先週は少し肌寒かったのですがようやくまた暖かい日が戻ってきそうです。今日の予想最高気温は14度ですが、明日からは20度前後まで上がりそう。学校の夏休みもちょうど始まり、子ども達は文字通り”夏”休みを楽しむことができるでしょう。
さて先週の土曜日は高校の卒業式があったので初めて参列しました。会場となったのはセイナヨキアリーナ。今年はフィンランド独立100周年なのでそのロゴも掲げられています。
真ん中の台に並べられているものを拡大すると…
このようにylioppilaslakkiとよばれる、大学入試資格試験に受かった学生のみがかぶれる栄誉ある帽子(といっても自前で購入するのですが)。それが台にずらりと並べられています。
ちなみにセイナヨキ高校は国内でも有数のマンモス校でなんと10クラスもありました。
オーケストラによるシベリウスのフィンランディアをBGMに卒業生が入場します。
会場がとにかく広いので大きなスクリーンが左右に設置されていました。私の席からステージは遠かったので詳細はスクリーンで見ることに。
在校生によるフォークダンス。何だかね、恥じらっていましたよ。それも青春ですね。
その後ゲストと校長先生、卒業生代表の簡単なスピーチがあり、交換留学生4人が最初に壇上に上がり、それぞれがフィンランド語でスピーチしました。左から2番目は日本人。フィンランド語もうまかったです。
引き続き卒業証書と帽子の授与式が始まりました。
右が校長先生で、卒業生一人一人の名前を読み上げ、生徒に卒業証書を渡します。左にいるのは担任の先生。
なぜにエプロン?と思ったかもしれませんが、これ、実はれっきとした民族衣装なのです。
何人かの先生はこのように民族衣装を着ていました。残念ながら男性教師は普通のスーツでしたけど(男性の民族衣装は派手で小刀なんかも差しているいるから怖い?)。
担任の先生からは帽子が授与されます。
こちらは別の担任の先生(左)。その隣の女性は帽子を手渡す役割。
証書と帽子が一人一人に手渡された後は合図と共に一斉に帽子をかぶります。大学の卒業式にも少し似ていますね。
その後卒業式定番の歌と国歌を斉唱後、解散となりました。参列者が卒業生を見つけ(←かなり至難の業)、バラの花を渡したりお祝いの言葉を述べたりしていました。
日本の卒業式のように涙を誘うスピーチはなく、ごくあっさりした感じ。まあ卒業証書を一人ひとりの授与なのでそれに多くの時間が割かれているから仕方ないというか、文化の違いというか。ちなみに制服はないので男子生徒はスーツにネクタイと無難でしたが、女子学生は自分の好きなドレスを着て、もちろんメークも髪型もばっちりで臨んでいました。日本の大学生よりも大人っぽいかも。
アリーナでの卒業式の後はそれぞれの自宅や借りた会場で親類や友達などを招待した盛大なパーティーが開かれます。
サラダ、準備OK。
手前は新じゃが、根菜類のオーブン焼き、イタリア風ミートボール、奥に並べられているのはサーモンのオーブン焼き。実は義弟がケータリングサービスをしていて、その料理です。お客様からおいしいと好評いただいているという噂通りおいしかったです。
日本人が卒倒しそうな甘~いケーキ。左はキャラメルがけ、右はチョコレートがけでございます。
当日は最高気温が9度と少し肌寒かったもののお天気には恵まれたのが何よりでした。私も室内ではノースリーブのワンピースでほぼ乗り切ることができました。我ながらフィンランドの寒さによく鍛えられたと思います、はい。
ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。
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