2024-08-29 Thu
Moi!今日は朝少し雨が降りましたが、日中はほぼ曇りで最高気温は19度でした。忍び寄る秋の気配。
さて、地元の新聞にエテラポフヤンマー方言で名曲をカバーするコミックバンド、Rehupiiklesのことが紹介されていました。Rehupiiklesは1990年代にエテラポフヤンマーのJalasjärvi(現在はKurikka)に住む男性(家人によるとメンバーは教師なのだとか)で結成され、有名なヒット曲をアレンジし、エテラポフヤンマーの方言でこの地区のことを歌っているのだそうです。ちなみに”Rehu”は飼料、"piikles"はビートルズを訛らせたもの。
写真:Jari Latva-Teikari 出典:Ilkka Pohjalainen
有名な曲は"San Francisco"を元にアレンジした"Ylihärmä"。地元の人ならタイトルだけで笑えます。なぜならYlihärmäは人口約3000人。そんな小さな街をSan Franciscoのメロディーに乗せている訳ですから。
このバンド、地元はもちろんのこと、フィンランド各地でライブを行っていて、ライブを見るのに30年待ち続けていたという人もいたのだとか。そんな彼らは既に8枚もアルバムを出し、ライブも年に25回ほどしているそうです。例えばヘルシンキのAleksanteri劇場でのライブは完売だったとか。
Rehupiiklesは歌を通じてエテラポフヤンマーの文化と方言を紹介していますが、この自虐ネタが他の地域でもウケているようです。そんなこともあり、活動の場は結婚式での演奏、企業や誕生日パーティーでの演奏と幅広いです。
特に思い出深かったのは-25度の中でMämminsyönnin MM-kilpailut(マンミ早食い世界選手権)でゲストとして演奏したことだそうです。マンミというのはイースターの時期に出回る黒く、ねとっとした食べ物。ライ麦臭が強く、ライ麦が苦手な私にはハードルの高い食べ物。その早食い選手権とはいかに…?
それはさておき、Rehupiiklesは来年記念パーティーの計画を立てていますがが、発表は2025年の秋になる予定とのこと。その代わりに、年明け以降に”Tairetta se ont taitamatmotskin”というタイトルのコンサートツアーが待っているそうで、これからの活躍に期待です。
かなりマニアックな地元情報でしたが、フィンランド人の自虐ユーモア、なかなかおもしろいのです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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