2024-07-26 Fri
Moi!今日は全般的に曇りでしたが、時々激しい雨が降りました。家人は今日3回外出したのですが、3回とも見事に雨に見舞われています。私もそのうち1回一緒でしたが、その時は小ぶりだったんですけどね。最高気温は25度。もう夏も終わるのでフィンランドでは夏日とよばれる25度でもよいかなという感じになります。
さて今回の帰省は屋久島初上陸でした。屋久島からの飛行機は鹿児島空港経由なのでせっかくなので鹿児島(こちらも初)にも2泊することにしました。鹿児島出身の人に少し相談したところ、霧島が空港に近いということだったのでそれなら霧島に、と宿を取ったのです。
霧島は温泉地がたくさん。普通のローソンの外で硫黄の香りがしてましたからね。期待大です。
交通の便が悪そうだったのでレンタカーを借り(家人が運転)、リーズナブルで口コミ評価がよく、貸切温泉がある星の里というところにしました。
口コミ通り車のナビでは途中でナビ放棄されましたが、Googleマップを使えばちゃんとたどりつけたので問題なし。そして受付で出迎えてくれたのは小柄な60代ぐらい??の女性。中国語が母国語のようで(対応から推測すると台湾人?)基本的な会話は問題ないのですが、込み入ったやりとりになるとGoogle翻訳を介してやりとりする逞しさ。まったく問題ありません。
そして部屋は2階にあり、エレベーターはない模様。でもあっという間に彼女は私の20kgあるスーツケースを易々と2階まで運んでくれたのです。パワフル。
建物は昔の企業の研修施設まはた保養施設だったようで古さはあるものの、清潔で快適な空間。窓からの眺めはこの通り。右手前にあるのが貸切温泉。なんと当日は宿泊は私達だけとのことだったので好きな時間に入りたい放題だったのです。
桜島も遠くに見える素敵な場所。
ちょっと洗濯物が溜まっていたので洗濯機がないか聞いたところ”どうぞ、これを使って。洗剤はこれだからね。”と業務に使っている洗濯機を無料で使わせてくれたのです。有り難い。45分後に洗濯が完了するのをチェックしていたら、”私、干しておくよ。”と。いやいやいや、そこまで厚かましいお願いはできないし、下着もありますからね。
洗濯が終わった頃に引き上げに行ったら、1階の朝食会場の椅子と椅子の間に物干しざおを渡してあり、”ここに干しておけば朝には乾くよ。”と。たくさんのハンガーも貸していただき、朝食会場は我が家の洗濯物干し場と化したのでした。
お風呂も広々としていたし、温泉は気持いいし最高でした。
気になる朝食は…
口コミを読むと”とても美味しかった”と書いている人と、”食パンしかなく物足りなかった”と書いている人と評価は真っ二つ。
ええ、朝食はふわふわもちもちの厚切り食パンが2枚、バターとイチゴジャム、ゆで卵、コーヒー、紅茶というシンプルなもの。私は食べ応えある食パン1枚でお腹いっぱい。満足だったのでした💓ただ2枚だと多過ぎるので翌日減らしてもらうついでに食パンが美味しかったことを伝えると、スマホで”ここで買った。”と見せてくれたのには”乃が美”と表示されていました。後で友達からとても有名で高級なパン屋さんということを聞きました。うーむ、こんなところにも嬉しいこだわり。
翌日も私達だけと聞いていたのですが、外出先から戻ってきたら私達の他に3組お客さんが来たと嬉しそうに教えてくれました。(洗濯物を取り込んでおいてよかった。)他のお客さんは欧米系の方だったので、例の女性はまたGoogle翻訳を駆使して宿を出ようとしているお客さんに”忘れ物はありませんか?”と声をかけていたのも微笑ましかったです。
彼女を見ていると、異国の地で生きるという選択をした自分と重なり、同時に言葉の壁も乗り越えてお客様を心からもてなそうとしている姿にはパワーをもらいました。言葉は大切かもしれないけれど、心を込めれば、手を抜かなければ何かしら相手の心に響くことがあるのではないか。そんなことをきちんと掃除されたホテルや、ちょっとした心遣い(布団の上に薄い毛布がかけられていて、その心地よい重さで安眠できた)、その女性の苦労をいとわないおもてなしの心から感じ取ったのでした。霧島に行くことがあったらまた泊まってみたい素敵な宿でした。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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