2024-04-01 Mon
Moi!4月になりましたね。結局イースター休暇はお天気に恵まれず、今朝は激しい雨が降り、残雪を溶かしてました。最高気温は3度。
さて、フィンランドの図書館では本やCD、DVDの他にこちらの図書館だとBBQセットだったり、後は地元のスポーツチームの試合観戦ができる年間パスポートなんかも借りれるのですが、この度パイロット的試みで4月8日から21日まで電気自動車が借りれるようになります。どこからどう反応していいのかわかりませんが、なんか…すごい太っ腹じゃないですか?
地元の新聞によると、もともとはトゥルク図書館が2023年の春に試みたプロジェクトにインスパイアされたものとのこと。
予約は図書館に直接行くか、電話で行い、その日にその車が置いてあるお店に行って借りるシステムとのこと。利用開始時間は午前10時で、午後6時に返却する必要があります。貸し出される車はプジョーで、走行距離は約300km。難を言えばそのお店は図書館から結構離れていて歩くには結構厳しそうということ。また車は(利用者の負担で)フル充電して返却する必要があるので充電する時間も加味して借りる必要がありそうです。
この件に関しては昨年の11月に電気自動車に関するパネルディスカッションが開催され、この度パイロットプロジェクトとして貸出が始まったとのこと。なおこのキャンペーンはセイナヨキ市のサポートもあります。セイナヨキ市は2030年までに二酸化炭素排出量を80%まで減らすという目標を掲げています。
また図書館長のKirsti Länsikallioさんによると、近年移動手段は変化しており、電気自動車について多くの議論がなされている。その中で図書館の役割は、近い将来の移動手段になるであろう電気自動車のような新しいイノベーションを共有することだという考えからだそうです。またシェアリングエコノミーという観点からも今後図書館で常時自動車が借りられるようになれば、興味深い展開になりそうです。私も車はあるに越したことはないのですが、毎日必要という訳ではないのです。
セイナヨキのApila図書館のコンセプトが”将来的な図書館の役割”を意識して建てられていて、その頃から、いや多分それ以前から新しい試みを積極的に採り入れてきた図書館です。これからの進化も気になるところです。

ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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