2023-12-31 Sun
Moi!ご無沙汰しております。
クリスマス前にギリギリコロナから回復。若干残る夜中の咳に苦しみながらも行ってきました~、13年半ぶりのストックホルム!この旅行に行けるかどうかかなりやきもきしていたのですが、行くことができてよかったです。
なぜストックホルムかというと、フィンエアーがセールをしていたということと、スウェーデンクローナがとても安くなっているという最高のタイミングだったのです。日本からフィンランドに来られる方はスウェーデンを組み合わせて旅行される方も多いことからもわかるように、飛行機、フェリーでも行けるお隣の国なのです。まあ家からだとまずヘルシンキに行く必要があるから気軽にはいけないのですがね。
初日はこの時期にしては信じられないぐらいいいお天気に恵まれたので、まず向かったのがこちら、ストックホルム市立図書館です。
グンナール・アスプルンドが設計した1928年に完成した北欧新古典主義の建物。この円柱部分、覚えておいてくださいね。
歴史を感じさせる壁画などもあり、
わくわくして足を踏み入れたメインホールがこちらです。圧倒の本、本、本。そう、円柱の壁が全部本棚になっているのです。
動画も撮ってみました。相変わらず見づらくて恐縮です💦
本に囲まれていると豊かな気持になるのはなぜなのでしょう。
天井が高いので圧迫感がなく、また天井から射し込む光が優しくてホッとするのです。
クリスマスのデコレーションは1/6まで。ぎりぎり間に合ったようです。シックなツリーやリースが景色になじんでいますね。
古くて大きな時計が本棚に組み込まれていました。ちなみにFinskaと書かれているのでその辺りにフィンランド語の本がある模様。
日本語セクションもありました。
ラインアップは若干古めの印象。まあ人気のある本は貸し出し中というのもあるでしょうしね。近くに住んでいたら片っ端から借りているかも。
読書ホールも天井が高くて落ち着ける空間。
新古典主義ですかね、レトロなカウンターも素敵でした。
セイナヨキのアールト図書館も白が基調。北欧は暗い時期が長いので建物の中が明るいのはいいですよね。特にこの日はいいお天気だったので特にそう思えたのかもしれません。
2階から読書ホールを臨んだところ。
オブジェが印象的でした。図書館のメッセージ的なものでしょうか?
街の中心部から歩いて20分ぐらい。散歩がてらに街の風景を楽しみながら行くのも楽しかったです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
図書館好きな方も、そこまでは…という方も
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2023-12-25 Mon
Moi!今日は見事に曇りの1日でした。新しく雪が降り、ホワイトクリスマスで美しかったです。
おかげさまでコロナも無事陰性となり、時折咳が出る以外はほぼ通常生活できるほどに回復しました。
さて、もう少し前にご紹介するつもりだった新聞記事が残っていたのでご紹介します。記事のタイトルは”フィンランド人のクリスマスの実情”。色々な統計をもとに紹介していました。
〇警察
12月になると警察の仕事は孤独と精神的疲労に関するものが増えます。緊急通報では例えば身内と連絡が取れない等の連絡が特に増えるとのこと。
ちょっと重い話題でしたね。(こういうトピックを最初に持ってくるところがまたフィンランドらしい。)
〇クリスマス料理
フィンランドの労働組合の統計によると、73%の人がクリスマスといえばクリスマス料理と回答したそうです。また約70%の人がクリスマスは身内と一緒に過ごすものと答えているそうです。
気になるクリスマス料理に関して、3分の2の人がクリスマス料理としてクリスマスハムを選んだそうです。12月のクリスマスハム売り場面積の広さを考えれば頷けます。次はラーティッコとよばれる根菜類(人参、スウェーデン蕪、バターッティ、ジャガイモ、レバー等)のオーブン料理(43%)、クリスマスプーロ(28%)、ヨウルトルットゥという手裏剣型のパイ(22%)、グラーヴィロヒという生のサーモンを粗塩や砂糖、胡椒、ハーブ類で漬け込んだもの(19%)という結果が出たそうです。
家で作る人もいますが、できあいのものが簡単に手に入るので買ってくる人が多く、例えば人参のラーティッコは78%の人がお店で買っているとのこと。お菓子はヨウルトルットゥと共にジンジャーブレッドも人気で、こちらは家で作る派の人も多いとのこと。そういえばヨウルトルットゥは今年はまだ作っていませんでした💦
〇飲み物
赤ワインがクリスマス時期に実に180万リットル飲まれるのだそうです。家人は頭が痛くなるので飲めず、私はさらにアルコールは飲めないので、この結果にはびっくりしました。同時にだから時々赤ワインをプレゼントにいただいたことも理解しました。安定のビールの売り上げは2倍、シャンパンも売れるそうです。
クリスマスり料理のお供は赤ワインが38%、次は水道水(32%)、牛乳等(30%)、ビール(27%)、グロギとよばれるホットワイン、アルコールなしのものもあり(23%)という結果。2位と3位がえーっと、ですがなんか真実っぽくていいですよね。
〇クリスマスミュージック
フィンランドにもクリスマスミュージックがあり、心洗われる美しい曲もあるのですが、かなりメランコリックなものが多くてですね、ラジオで一番かけられたのはワム!の”ラストクリスマス”(631回)で、2位はマライアキャリーの”恋人たちのクリスマス”(549回)、3位はジョンレノンとオノヨーコの”ハッピークリスマス(戦争は終わった)”(503回)、続いてバンドエイドの”Do they know It's Christmas?”(460回)と日本と似ているかもしれません。ちなみに5位にようやくフィンランド人の曲でKatri Helenaの”Joullumaa”(412回)とのこと。
〇クリスマスプレゼント
フィンランドの90%がクリスマスプレゼントを準備します。31%は10月までに準備するという用意周到な人。11月から準備を始める人は60%。ほとんどの人が12月から買い始めるのは頷けます。またプレゼントを選ぶ時は63%の人がフィンランド産のもの、またはフィンランドのお店で買うように心がけていて、手作りのプレゼントを贈る人は2割程度。
58%の人は地球温暖化はクリスマスプレゼントと結びつけては考えておらず、4分の1以下が地球環境にやさしいプレゼントを選んだり、商品ではないプレゼントをあげたり(肩たたき券?まさかね)、プレゼントを減らしているそうです。
〇消費
Nordea銀行によると今年のクリスマスプレゼントに使った金額は333ユーロ(≒5万2000円)。58%の人が去年より出費を抑えたと答え、30%の人がほぼ同じ金額と回答したそうです。実際は2022年より13ユーロ減少、2021年より8ユーロ減少。
〇郵便
去年は7百万近くのクリスマスの荷物が、そしてクリスマスカードはほぼ140万枚が送られたそうです。
54%の人はまだクリスマスの挨拶をクリスマスカードや手紙や小包を送ってもらうのが嬉しいと考えています。テキストメッセージやSNSの個人的メッセージでの連絡がいいという人は回答者の8%だったとのこと。また83%の人が郵便でクリスマスの挨拶を受け取っているとのこと。フィンランドのクリスマスカードは差出人の住所を書いている人は珍しいし、買ってきたカードにちょっと言葉を添えるだけ。(家は署名だけ)だから年賀状に比べたらあっという間に書けるので楽勝なのです。もちろん手作りカードを送る人もいるようですが。
色々ご紹介しましたが、フィンランドのクリスマスの状況、少し伝わったでしょうか。
フィンランドのクリスマスのメインは24日。クリスマスサウナに入り、プレゼント交換をし(←今年はなし)、クリスマス料理を食べ、クリスマス映画を観てゆっくり過ごしたのでした。
皆様、Hyvää Joulua!(=よいクリスマスを!)
伝統を重んじるタイプの方も、少しずつ自分たちがやりやすいように変えている方も
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2023-12-23 Sat
Moi!今日の最高気温は-3度、最低気温は-2度だったのでほぼ変化なく。お天気は終日曇りでしたが、そんなことは気にしません。なんといっても今日は冬至なのですから。春に向けて1歩ずつ前進していきますよ。
今日はPiiri地区で毎年開催されているJoulupuoti(=クリスマスマーケット)についてご紹介します。はぁ、動ける時に行っておいてよかったです。12/10から開催されていたのですが、12/23が最終日です。
カフェスペースもオープンしていて、ショッピングの合間にお茶を楽しんでいる人達がいました。
PiiriのJoulupuotiは室内なのでより多くのものが置けます。もう1つの特徴はレジが1ヵ所集中なので出店者は開催期間中は開催者のお任せでよいのです。見る側にすれば出店者の視線を気にすることなく商品をチェックすることができるのです。
Hyvää Jouluaというのはフィンランド語でメリークリスマスという意味。
ステージは手作り感満載。この建物で昔イベントなど開催していたのでしょうね。
Joulupuotiの特徴はおしゃれなものがたくさん売られていること。ただその分アクセサリーが6割ぐらい占めている印象。まあアクセサリーの好みは色々だから個性的なアクセサリーが見つかりやすいかもしれませんね。
シルバー系が好きなのでこのブランド、目に留まりました。
Piiri地区を代表するといっても過言ではないG-moodi。新作がどんどん増えています。
こちらは小ぶりなクリスマスオーナメント。
ちょっと見えづらいかもしれませんが、トンボ玉のアクセサリーも売られているのですよ~。これは日本人の友達が出店しているもの。色の変化が楽しめる、フィンランドでは見かけないユニークなデザインですよね。
カラフルなピアスが目を引きました。
個人的に応援しているPisteというブランド。このブランドもPiiri地区にあります。シンプルかつシャープなデザインが素敵。
Tシャツやバッグもあるのです。
クリスマス用のお菓子やコーヒー、紅茶なども去年と同様。
Piiri地区のイベントで時々見かけるミニチュアのセラミック。今年は特注マッチ箱が用意されていて、そこに2つアイテムを入れることができるようになっていました。かわいい。
冬に欠かせないキャンドル。
リフレクター。フェルト時に光る素材の生地が貼り付けてあって手触りがよいのです。ドクロが目立っていますが、ハートやクリスマスツリーの形もあるのですよ。
魔女の宅急便に出てきそうなかわいい黒猫愛にあふれたブランド。
黒猫を飼っている友達へのプレゼントにぴったりですよね。
としっかりクリスマスショッピングの雰囲気を堪能したのでした。
いつもは貧相、いえ、質素な小屋もおしゃれにデコレーションしてもらえば違った印象に。
同じデコレーションされた小さな橋と共に。
ということで皆様、よいクリスマスをお過ごしください。(健康第一ですよ~、ゲホッ)
店員さんと話しながらショッピングするのがお好きな方も、できれば自分でゆっくり選びたい方も
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2023-12-22 Fri
Moi!今日の最高気温は-5度でしたが、ほぼ-10度以下だったように思います。冷えたせいかとても美しいお天気に恵まれました。
そんな素晴らしいお天気に恵まれていた最中に…コロナに感染しました。
ええ、去年も12/23だったので今年は若干早めに。まあそんな状態なのでクリスマスのお祝いどころじゃない訳ですよ。というか義両親に2年連続で参加できず申し訳ない気持でいっぱいなのです。
今回は家人が出張先でもらってきました。コロナから回復したばかりの人と1日同じ部屋にいたみたいです。家人の陽性は月曜日に発覚したのですが、私は3日遅れで今日ようやく陽性。いやその前に怪しい咳、高熱、喉の痛みの症状すべて出ていたのでいつか陽性になるだろうと待っていたのです。今は微熱があるものの、今日はがんばって起きて残していた仕事をがんばりました。ちなみに去年のコロナは数日間起き上がることもできず、ヘロヘロでしたが、今年は2人共軽症で済みそうです。そしてよかった点はダイエット。前回よりは食欲はあるものの、今回も乾いたものや甘いものが食べられなくて、スープ、お茶漬け、フルーツで凌いでいます。それにしても人混みを避けて、マスクとかしていてもかかる時はかかるものなのですね。
写真も少し溜まっており、今回はお天気がいい日に訪れた湖の写真を。
人気のない湖の佇まいも好きなのです。
雪原が広がっているように見えますが、半分は凍った湖です。
神々しい光に染まる空。
雲が虹色のようにも見えます。
凹んだ雲が大地に落ちてきそう。
少しずつ夕暮れに近づいてきているのでした。
早いもので12/22は待ちに待った冬至。これから日が少しずつ長くなります。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
長い休みの前に体調を崩しがちな方も、万全の体調でしっかり満喫している方も
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2023-12-19 Tue
Moi!今日は一日中晴れていました!最高気温も+2度。諸事情あり家にこもっておりましたが、窓から射す太陽の光に希望を見出すことができました。
さて少し前になりますが、出張であまり平日に家にいることない家人。その日は珍しくいたのでPiiri地区にあるVerstasにランチを食べに行くことになりました。ここのランチはリーズナブルだし、味に外れがないのでメニューはチェックせずにいそいそと出向いたのです。
おや?いつもより人が極端に少ないけど?
と思って(家人が)支払をしたらクリスマスビュッフェにつき1人24.9ユーロ(≒3900円)と。通常12.7ユーロなのに高過ぎじゃないですか?どうやら運悪く毎週月曜日だけクリスマスビュッフェをしているとのこと。夕食のメイン並みの価格にびっくりしたのでした。
もちろん特別メニューですからね、サラダもクリスマスに出てくるキノコサラダとかロソッリとか。でも正直言って移民の私にとってこういったサラダを見てもクリスマスを思い出させるほど馴染みがないもの。年に1回しか出てこないし、あってもむしろスキップしていたし💦
生サーモンもそういえばあったかも。でもこれも実は魚介類が得意ではないのでスルーしていた品。
クリスマスにおなじみのラーティッコ類。オーブンで柔らかく似た根菜類とでもいうのでしょうか。
そしてメインであるKinkkuとよばれるハム。最近豚肉や牛肉は減らすようにしているのもありますが、ハムがなくてもクリスマスは過ごせます。たぶん温かい料理の方が好きなのかもしれません。お節料理も同様。
いつもはつかないデザートもついています。
というので色々盛ってみました。もちろん不味くはなかったのですが、なんというか、事前にメニューを確認しておくべきでしたねぇぇぇ。とりあえずフィンランドのクリスマス料理を意外な形で堪能できたのでよしとしましょう。
ビュッフェの紅茶はティーバッグの確率高し。このブランドの紅茶、日本語があるのはいいのですが、緑茶にこんなにたくさんブレンドして何を目指そうとしているのか?このブランドの甘い系は苦手なのですが、これは幸いどのフレーバーも個性が強くなく結果オーライみたいなまとまり方をしていました。個人的には緑茶でよかったのですがね💦
ちなみにこのレストラン、小腹が空いたとき等のために軽食やケーキも置いてあります。周りの建物にたくさんオフィスが入っているのでニーズはありそうです。
空がほんのり明るかったのは小さな幸福でした。
何事も下調べを怠ってはいけませんね。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2023-12-18 Mon
Moi!今日の気温は予報通り+2度のお天気でした。ただお天気は終日いいお天気のはずだったのですが、朝の2~3時間は晴れていたのですが、その後通常モードの曇りになってしまいました。紅葉の終わり頃、11月から今までずっとマイナスの気温が続いたため、木に残っていた枯葉がそのまま凍って残っていたのですが、気温が緩んだ今になって散り始めているという不思議な現象に遭遇しています。雪の上に枯葉が積もっているので落ち葉かきは難しそう。さて春先にはどうなっているのでしょうかね。
クリスマスに向けてあちこちでイベントが催されています。今週末はセイナヨキアリーナではクリスマスマーケットが開催されていましたが、特に目当てのものもなく、出店している顔ぶれも何となく想像できたのでスキップ。代わりにTörnäväエリアのイベントにちょっと行ってみました。
イベントが行われていたTörnävä kartanoはその昔はお屋敷だったのですが、今はセイナヨキ市が管理していて、このようなイベントの時に市民に開放しています。
入ってすぐのメインホールではピアノコンサートが行われていました。
この辺ではあまり見たことがありませんが、こういう部屋やインテリアを見るとヨーロッパだなと感じます。一応フィンランドもヨーロッパなのですが、中央ヨーロッパとはちょっと一線を画しているような気がするのです。
部屋を抜けて向かった先はカフェ。スナック代わりのパイや、生クリームを載せたお菓子など。売っている人は昔のメイド服を着ていました。
広いダイニング、終了時間が近かったにも関わらず入った時は結構いっぱいだったのです。写真はちょっと人が引いてから撮りました。
私が選んだのはミニマフィンにストロベリークリームが載ったもの。最近食べ過ぎなのでこれぐらいの一口サイズでいいのかも。しっかり2.9ユーロ(≒450円)取られましたけど。一般的にこちらの外食は高いのです。飲み物はクリスマスおなじみのグロギというホットドリンク。食器はIittalaではなくスウェーデン製の恐らくアンティーク?お屋敷で使われていたものかもしれません。ちょっとミニマフィンには大き過ぎるお皿ですが、今日だけのイベントなので気にしません。
玄関の雰囲気がとても素敵でした。玄関といっても寒いのですがね。
お屋敷の前の道。ここの眺めも好きなのです。
外から撮ってみました。
全体はこんな感じ。この建物は夏よりこういった冬の景色に映えるような気がします。
普段は灯りがついていなので貴重なショットを収めてみました。
風車も雪に埋もれていますが、こちらはEtelä-Pohjanmaa博物館の建物の展示セクション。Etelä-Pohjanmaa地区の古い建物をこの敷地に持ってきたのだそうです。
そしてこちらは久々に来たEtelä-Pohjanmaa博物館。
残り時間が2分しかなかったので駆け足で💦企画展は糸を使った作品や糸が展示されていました。
CDではなく糸を巻いたもの。
この作品もおもしろかったです。
拡大すると小さな毛糸玉の集合体。色合いも美しかったのです。
1階の常設展はこの奥で、この地域の歴史や産業が紹介されています。
博物館は駆け足になってしまいましたが、帰りに夕焼けを少し見ることができました。(なお時刻は15時)
暗い季節だからこそこのようなイベントやコンサートが開催され、クリスマスの雰囲気を楽しむ工夫がされているのです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
イベント終了ギリギリに駆け込みがちの方も、タイムマネジメントはバッチリですという方も
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2023-12-16 Sat
Moi!今日は少し寒さが緩み、最高気温は-5度、明日は+3度まで上がるようです。相変わらず曇りのお天気でしたが、空が若干明るくなったような気がします。冬至を過ぎると曇りでも明るくなってくるのでその兆候でしょうかね?もしくは単に少し晴れていただけ?
さて、地元のショッピングモール、Ideaparkで毎年恒例になっているIittala等のポップアップストアがまた期間限定でオープンしています。日頃は広場、時にライブ会場となるスペースに出現しているポップアップストア。
色々な製品がありましたが、独断と偏見で一部売られていた製品をご紹介します。
まずはEmma美術館でたくさん作品を見たHeini RiitahuhtaさんのHuvilaというシリーズ。彼女はArabiaにアトリエを構えていますからね。左はOiva Toikkaのシリーズのマグ。
こちらもEmma美術館で展示されていたBirger KaipiainenのParatiisiシリーズのボウル、マグ、ミルクピッチャー等。
深皿もありました。家にも別のシリーズの深皿がありますが、使い勝手なかなかよいのです。
これって確かかもめ食堂で使われていたお皿ですよね。これも使い勝手がよさそうです。あまり店頭で見かけないような気がします。貴重ではあるのですが、お皿は十分ありますからね…。
お鍋が4つ入ってなかなかの価格。品質は間違いないですが、軽い気持ではなかなか買えないセットです。
今年は何も買いませんでしたが、例えばシャンパングラス4個入りを4箱ぐらい買って帰っている人もいました。パーティーで使うのか、プレゼントにするのか。
Iittala製品だったらクリスマスプレゼントにぴったり(もしその人がそれを持っていなければ…)。この”その人が持っているか、必要としているか?”の見極めが難しく、付き合いが長くなればなるほどプレゼント選びは難しくなりますよね。義家族とは基本クリスマスプレゼント等は贈らない協定を結んでいるのでクリスマスプレゼント選びのプレッシャーは避けられているのは有難いことかもしれませんね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
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2023-12-14 Thu
Moi!今日は曇っていましたが、途中から細かい雪が降り始めました。最高気温は-11度でしたが、明日から少しずつ気温が上がり、来週は0度前後(週末は+2度)の気温が続きそうです。
さて先日歯医者に歯の検診に行ってきました。元々の予約日は9月だったのですが(予約したのはさらに数ヵ月前)、その日にちょうど仕事が入ったので変更したら12月に。幸か不幸か虫歯が見つかったので次のアポが入ったのですが、それが来年3月。痛くなったらその日に診てもらえるのですが、そうでない場合はこの辺りだと3ヵ月先のようです。都会だともっとかかるかもしれません。医療従事者不足は続く…。
公立の歯医者はセイナヨキに何ヵ所かあるようですが、一番大きい歯医者さんはキャンパスエリアとよばれる一角にあります。昔は病院として使われていましたが、今は地元のコミュニティーカレッジ、応用科学大学、音楽学校などが入っています。その中で歯医者さんだけポツンと入っているのがちょっと不思議な感じもあります。
冬の曇りの朝はこんな感じでちょっと青みがかっていることが多いです。一応日が昇った後で空の成分に明るさが加わった感じ。(これでも)
玄関の上部分がテラスになっているのですね。そこに置かれているツリーがひっそりとしていてかわいかったのです。
このスペース、喫煙所だったか?クリスマス仕様になっていて心癒されますね。
この建物は昔は偉いお医者さんが住んでいたそうです。今はMLLという団体が使っています。軒に吊るされたイルミネーションが素敵だったのでした。
キャンパスエリアにはクラシックな建物が残っているし、川が近くを流れているのでウォーキング等に向いている場所なのです。ただ-10度前後の寒さはウォーキングには残念ながら向いていませんが、ね。もう少し暖かくなるのを待つとしましょう。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2023-12-13 Wed
Moi!今日は久々に晴れ間も見えました。晴れた日の雪景色は息を呑むぐらい美しいのです。数年前に行ったラップランド地方の寒いながらも美しい雪景色を思い出したのでした。最高気温は-8度(朝の記録)、そして日の出は9:52、日の入りは14:51だったので昼間は4時間59分でした。
さてフィンランドでは会社での飲み会はあまりありませんが、年に1度この時期にPikkujoulu(=ピックヨウル =小さなクリスマス)と称される忘年会みたいなものがあります。大きな会社だとレストランを借り切ったりしているかも。家人の会社はほぼ家内制手工業のためそんなしゃれたものはございません。その代わり、私は所属しているガイド仲間のPikkujouluがあったので参加してきました。
今年は秋にセイナヨキで全国のガイドが集まるイベントを行い、その時にプレゼントでワインやシャンパンをいただいたのと、そこで行ったくじ引きでの収益があったので今年はちょっと豪勢に。場所は持込OKの場所ということでPiiri地区にあるレンタルスペースPajkkaで行われました。
ここは会議スペースとしても使えるので、1年総まとめおよび来年の役員選出の会議も行われました。
メインのテーブルの他に補助テーブルもいくつかありました。
窓際にもスペースが。元々は古い病院の1室だったのですが、改装していると古さはまったく感じられません。
シックなパープルが基調の素敵なスペース。
全体写真がなかったので、以前撮った写真も加えておきます。
スペースには食器、コーヒーメーカー、ティーポット、冷蔵庫、またカトラリーやケーキサーバーもあるので持込料理にぴったり。使った食器は食洗機に入れるのが通常らしいのですが、故障中につきカゴに入れておいたら洗ってくれるとのことでした。
な、なんと唯一の食べ物の写真がピンボケサラダは大型スーパー、Prismaでオーダー、2種類のパイはFacebookを通じてオーダー(手作り)、ケーキはまた別のところでオーダー。そしていただきもののワイン、シャンパン。後はコーヒーと紅茶(ティーバッグ)で充分な夕食。
このレンタルスペース、1~2ヵ月前に空いているかどうか担当者が確認したところ、”今ちょうどキャンセルがあったところなので空いています”と借りることができ、運がよかったとのこと。この時期あちこちでPikkujouluが行われているので人気の場所は争奪戦なのです。スペースはゆったり、レストランと違って周りもうるさくなく快適な空間で過ごすことができたのでした。なるほど!と思ったのは参加者の多くが持ち帰り用の容器を持って来ていたこと。多くの人がたくさん余ったケーキを持って帰っていましたが、私はちゃっかりサラダを大きな容器のままいただいて帰ったのでした。そして次回こういった持込パーティーの時は持ち帰り用容器必携ということを学んだのでした。
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2023-12-12 Tue
Moi!今日も相変わらず太陽は隠れたまま。そして最高気温は-7度でした。冬至まで…後もう少しです。お天気はコントロールできませんが、日照時間が長くなるという事象は裏切られませんからね。
さて先週になりますが、最近セイナヨキでも注目の(と勝手に言っていますが)Piiri地区のクリスマスオープニングイベントがあったので行ってきました。ただちょっと家でうだうだしている間に時間が経ってしまい、終了30分前に駆け込んだため全部を周りきれてなかったのが反省点です。
まずは今回のイベントのメインの建物でもあるクリスマスマーケット開催の建物の入口です。
このクリスマスマーケットはクリスマス前まで開催されているので日を改めて再訪する予定です。
ここでお茶もいただけます。
庭にかかる橋が煌めいていました。この倉庫のような建物も静かなライティングされていて周りが暗い分温かい気持になれたのです。
Piiri地区にあるシュタイナースクール。ここでもこの日限りのマーケットがあったのですが、たどり着いたときには終了していましたまあ冷やかしだったので大きなことは言えませんが、ね。
夏の間賑わった(←このフレーズを頻繁に使っていますよね)レストラン、Verstasのテラス席。さすがに零下の気温で使われることはありませんが、ライティングされていました。レストランも通常お芝居がない週末は閉まっていますが、この日は特別メニューを提供でのオープンでした。ええ、こちらもすっかり出遅れましてね。
給水塔にも
ああ、すべて暗い。これは小さな教会の小さな庭のクリスマスツリーなど。
教会に着いたとき、教会の前でクリスマスキャロルが歌われ、その後イベントのクロージングトークが始まったのでした。
今回は一人だったし、暗い方が雰囲気があるかと思ったのが間違い。すっかり出遅れてしまいました。やはりイベントは余裕を持って行くべきだと反省したのでした。
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最近暗い写真ばかり撮っているかも?という方も(さては北欧の地方都市にお住まいですね)、クリスマスイルミネーションの華やかな写真が多い方も
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2023-12-11 Mon
Moi!今日も曇りと小雪の舞う暗い一日でした。昨年のクリスマスに見事にコロナに感染してしまったのを教訓に今年は週末も人出が多い試合観戦やクリスマスコンサートは緩く自粛中につき、ちょっと不完全燃焼気味な週末となりました。軽くショッピングには出かけたのですがね。最高気温は-9度。
さてヘルシンキに行った時にクリスマスイルミネーションが美しかったのでそれをアップして終わりとします。フィンランドのイルミネーションは単色でまとめられているので上品な豪華さがあって個人的に好きなのです。
まずはホテルの中のツリーから。ツリーもこういった落ち着いたトーンのものが好きです。
クリスマスイルミネーションとは関係ありませんが、結婚式を挙げたVanha kirkko(=オールドチャーチ)。曇り空にゴールドの十字架が輝いています。
確かストックマンデパートの中。きらびやかなライトがクリスマス気分を盛り上げてくれます。
たくさんのお店が軒を連ねるAleksanterinkatuのイルミネーション。日が暮れた方が断然美しいのですが昼のバージョンも対比で置いておきますね。
ストックマンデパートの外観。経営危機がささやかれていて名前が変わってしまうというニュースも流れましたがどうなるのでしょうか。フィンランドに来た頃にはワクワクする製品がたくさんあって行くのが楽しみなデパートだったのですがね…。この10年で色々な不幸な要素があったのです。それでもこの季節、輝いています。
Mannerheimintieのクリスマスイルミネーションは圧巻ですね。
ストックマンデパートの横にあるスウェーデン劇場。小さなクリスマスツリーもひっそりと輝いています。
やっぱり日が暮れてからのクリスマスイルミネーションは格別。なんと美しいのでしょう。
ヘルシンキ駅もキラキラしていたのでした。
クリスマスイルミネーションとは関係ありませんが(再び)、ホテルの窓から見えた太陽が希望を与えてくれました。(なお、その後雲に隠れる。)
Mujiがあるのでヘルシンキに来たら必ず立ち寄るKamppiセンター。例年は大きなリボンが飾られているのですが今年はないので若干物足りないような気も。でも一旦中に入ってしまえばショッピングモードに切り替わってしまうので問題なし。
冬の鬱々とした季節もこのイルミネーションを見ていたら乗り越え…られるような…気が…します。真偽のほどはいかに?
お店の外に置かれたミニツリーにもほっこりとしてしまいます。
こちらがAleksanterinkatuの夜のイルミネーションの様子です。観光客も増えてきました。
クマのイルミネーション。足の裏がかわいい。
ホテルのロビー。シンプルなリースと暖炉から柔らかな光が放たれています。
最後の2枚の写真はセイナヨキのIdeapark。週末を中心にサンタクロースがいて、子どもと一緒に写真を写っています。この時はたまたま誰もいなかったのでお手紙を読んでいるようでした。
Powerという家電量販店の一角に素敵なクリスマスコーナーができていました。こういうミニチュアワールド好きなのです。
クリスマスイルミネーションは通常1月の頭まで、今回は1/6まで楽しめそうです。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
クリスマスの準備は万端ですという方も、火事場の馬鹿力を信じている方も、敬虔な仏教徒ですが何か?という方も
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2023-12-10 Sun
Moi!今日も安定の曇り時々雪のお天気でした。最高気温は-9度。若干寒いかなとも思うのですが、0度前後になると雪が中途半端に溶けて道がぐちゃぐちゃになるので、案外これぐらいの気温の方が歩きやすかったりするのです。
さてちょっと少し前にさかのぼりますが、12/6のフィンランドの独立記念日(久々の平日の祝日)にTörnävä教会に行ってきました。Törnävä教会に隣接した広い墓地があり、その一部に戦争中に亡くなった兵士のお墓があり、そこにキャンドルが灯されるのです。
ちょっとガタガタしていますが、車でTörnävä教会に向かうところ。車の中ではクリスマス気分を盛り上げるために期間限定のJouluradio(=クリスマスラジオ)というクリスマスの曲ばかりを流すチャンネルを聞いています。
雪の中のTörnävä教会、特に夜はとても幻想的です。
時間が少し早かったのであまりたくさんはありませんでしたが、キャンドルが置かれる場所。お墓が遠くにあって直接行けない人がここにキャンドルを置くのだそうです。
ここが墓地の入り口です。
このキャンドルが戦死した人達のお墓。1917年に独立できたからこそ今のフィンランドがある訳で、もし独立が叶わずにロシアが支配を続けていらと思うと複雑な気持になります。
もう少し近づいてみました。日中にはここでスピーチもあったようです。
暗いのですが、ここに戦争で亡くなった人のことについて書かれています。
銅像には雪が積もっていて白いガウンを着ているようにも見えます。
銅像の台座を拡大してみました。リースも置かれています。フィンランドの国旗と同じブルーと白。この時期には青と白のキャンドルがよく売られています。キャンドルにも国旗が描かれているものも置かれていますね。
カラー写真のはずなのにモノクロ写真のような仕上がりになりました。
ここは火葬された人たちの墓地。名前が書かれたプレートがたくさん掲げられています。
墓地のところどころにキャンドルが灯され、空はなぜか赤みを帯びていて不思議な雰囲気を醸し出していました。
Törnävä教会を横から撮ったところ。一部緑がかっていて、ジオラマのようにも見えますね。
少し寒かったのですが、新鮮な空気を吸うことができ、そして荘厳で静かな墓地に行けてよかったです。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
定期的にお墓参りをされている方も、割と気まぐれかもしれないという方も
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2023-12-08 Fri
Moi!今日の最高気温は-5度でした。天気は相変わらずの曇り、そして時々雪も降っていました。冷え込みは弱まりましたが、雪が時々降っているので今年はしっかり雪が溶けずに残っています。明日は午後に少し晴れ間も見えるようですが、日が暮れるのが早いので太陽が見えても数時間かもしれません。
ヘルシンキお上りさんの旅が少し中断していますが、今回はEmma美術館についてです。Emma美術館はエスポーにあるので厳密にいうとヘルシンキではないのですが、ヘルシンキを拠点に移動したのでタイトルはヘルシンキのままにしておきます。
Emma美術館は3度目(前回勇み足で朝一で行ったら月曜日で閉館だったのを入れたら4回目)ですが、個人的にお薦めの美術館です。
①ヘルシンキからメトロで行ける。最寄りのTapiola駅から徒歩10分(しかも道が割とシンプルなので大きな道にさえ出たら方向音痴の人でも簡単に行けます。)
②Tapio WirkkalaとRut Brykの常設展がある。Tapio WirkkalaはIittalaの食器のデザインでも有名です。フィンランドの食器に興味がある人なら楽しめるはず。
③スペースが広いのでゆったり作品を見ることができる。現在5つの企画展、3つの常設展があり見応えたっぷり。
ええ、とても広いので簡単に写真には納まらない広さなのですよ。
今回のみどころはKakkonenコレクション。常設展とのことですが、確か秋にオープンだった気がします。Kakkonenさんはフィンランドでも有名なスーパー(冷蔵品冷凍品は売っていないのですが)TokmanniのCEOを務めていたビジネスパーソンで、美術品収集家としても名が知られているのだそうです。今回はその”一部”がこの美術館で展示されているそうですが、その一部の数も尋常ではなく、今回はさらにその一部を紹介します。
数々の作品が壁に展示されていて、例えば右下のスタッキングされているのはアールトデザインのKukka(花)シリーズです。
壁の真ん中はHeini Riitahuhtaさんの作品。彼女の作品はたくさん展示されていましたのでまた後ほど。
これも写真には納まりきらないですね。圧巻です。
Kim Simonssonさんの作品。メトロのTapiola駅にある巨大彫刻も彼の作品。ちょっと奈良美智さんの作風にも似ているような気がするのは私だけでしょうか?
これは前日ヘルシンキのMujiの展示スペースで見かけた彼の作品。
グラス製品が充実していました。
個人的に気に入ったのがOiva ToikkaのGlass Forestという作品。暖かい国に住んでいるアーティストには作れない作品じゃないかと。ええ、フィンランドは1年の半分は以下自粛。
ああ、なんと緻密な。
美しいビーズ?飾りが施されていてお皿としては機能しないのですがうっとり見とれてしまったBirger Kaipiainenさんの作品。
これを見て!と気づいたのです。そう、Arabiaで今でも人気を誇るParatiisiシリーズのデザイナーだったのですね。売られているお皿には飾りはついていませんが、こういう発想がベースになっていたのだと思うとちょっと見方が変わります。
玉虫色のガラス製品群もありました。
この作品も迫力ありました。心躍る瞬間を捉えたポーズも素敵。
Iittalaの巨匠シリーズの食器や花瓶など。
そう、これがHeini Riitahuhtaさんの作品。彼女とはラプアンカンクリのお店で会った後、Arabiaの見学ツアーに参加した際にアトリエにいらっしゃり、なんとお話する機会があったのです。彼女の緻密な作品は目を見張ります。
ちなみにこれも前日Mujiの展示スペースで撮ったもの。
Heiniさんの一番大きな作品はこちらです。
メーキングのビデオも上映されていて、膨大かつ緻密な作業に圧倒されました。
拡大してみるとこんな緻密さ。
とにかく素晴らしいの一言に尽きるのです。
ビデオが撮られていたということはKakkonenさんがオーダーしたものを制作したということでしょうかね。私財をこのような貴重なアートに投じ、しかも美術館で公開してくれるなんて。
Alma Jantunenさんの作品。こちらもメーキングビデオが上映されていました。かわいらしい作品です。
写真に撮ると暗くなりましたが、どこか日本の陶器にも見える白い作品群。
再びHeini Riitahuhtaさんの作品。
上段はアイノ・アールトがデザインした食器で下段はアルヴァ・アールトのもの。珍しい色のコレクションです。
うっとり見とれるようなグラス製品。繊細ですね。
もしArabiaのParatiisiファンの方はミュージアムショップも是非のぞいてみてください。お土産にもよさそうですよ。
マグネットもあります。組み合わせて使ってもおもしろそう。
こちらは気軽に買える価格ではないかもしれませんが、Heini Riitahuhtaさんの作品なども購入できます。将来的に価値が上がるかも…?
椅子デザイナーのYrö Kukkapuroさんのグッズも売られていました。
そう、次に向かったのはYrö Kukkapuro企画展です。
様々な椅子が展示されていました。
またビデオが上映されているところに何種類かの椅子が置いてあり、実際に座ってみたら見た目以上に快適でいつまでも座っていたかったです。
こんなおもしろい作品も展示されていました。プチ伏見稲荷?
横から見たらこうなっています。
フィンランド人大好きなロッキングチェア。セイナヨキのアピラ図書館にもYrö Kukkapuroさんの椅子(ロッキングチェアも)があるのです。個人的には買えないけど図書館で座れるのは有難いですね。
こちらは常設展の不思議な作品。
拡大して見るとパネルを合わせたような作品なのです。
こちらも常設展。フィンランドらしいシンプルな食器が展示されていました。
私は彫刻作品より絵画の方が好きなのですが、セラミック作品は彫刻の要素も絵画の要素もあり、そういう意味ではどちらも楽しめてよかったのでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2023-12-06 Wed
Moi!今日の最高気温は-7度。空は真っ白で、時折ちょっと太陽の光を帯びているような気がしますが、快晴というにはほど遠いお天気です。(なお通常運転)
さてフィンランドは独立記念日で祝日です。一番大きなイベントは大統領夫妻が主催する大きなパーティー。要人やその年に活躍した各方面の人々が招待され、大統領夫妻と入口で握手する姿が延々とテレビで放映され、多くの国民はこれを延々見続けるというのがデフォルトです。知っている人がいたり、気になるアーティスト、スポーツ選手がいたりしますからね。ファッションチェックもあるので視聴率はとても高いのです。まあこの時期暗いし寒いし、レストランなど閉まっているところが多いし、なんとなく家でまったり見るというのが定番です。もちろん長い握手会の後はスピーチがあったり、バンドの演奏があったりダンスがあったり、食事(たぶんビュッフェ?)も映されるのですかね。ほとんどまともに見たことがないのでうろ覚えなのでちょっと違うかもしれませんが💦
今年はサウリ・ニーニスト大統領の任期最後のパーティーなのでちょっと感慨深いというか。ニーニスト大統領は派手なパフォーマンスはないものの、どっしりしていてでも言うべきことはバシッと言うし、謙虚で言葉に温かさと思いやりに満ちていて、ちょっとユーモアもあって。何よりなんでしょうね、守られている感があったのですよ。新聞記事によると報酬も少なめでいいと申し出ていたとか。もうどれだけ人格者なのか。今年招待された方はラッキーです。
それはさておき、セイナヨキのお隣の街、ラプアでは先日独立記念パーティーが行われたそうです。主催者は大統領は関係なく、ラプア市、というかラプア町。20年ほど前から毎年恒例、庁舎で開催されていて、ラプアの中学3年生約200人が招待されたのだそうです。以前は退役軍人の方も招待されていたそうですが今は2人しかおらず、2人共パーティーに参加できずとのこと。
日本で中3がパーティーに招待されたら、制服で参加でしょうね。フィンランドは私服です。女子はドレス、男子はスーツですよ。そう、多くの女子はいつもより早く起きて、ドレスを着てメークをして会場に。フィンランド人はティーンエイジャー、大人っぽく見えますしね。たぶん学校でもメークやパーマ、髪染め禁止とかの校則はないと思われます。私が初めてロングドレスを着たのは結婚式の時だというのに、大違いですね。
パーティーではビュッフェ料理が振る舞われるのと、社交ダンスもするのだそうです。中学校の校長によると、社交ダンスを学ぶことによってこのパーティーの前と後とでは生徒が変わるのだとか。
フィンランドでは高2でVanhat tanssijaisetというイベントがあるので、そこでも社交ダンスを学ぶし、何なら結婚式でもウェディングワルツなるものがあったり、そういうダンス文化はヨーロッパだなと思うのです。
こちらの写真はセイナヨキの高2生のVanhat tanssijaisetの様子です。2016年の写真なのでたぶんドレスのトレンドも変わっているのでしょう。新聞記事に載っていた写真はもっとスッキリしたドレスを着ている女子がほとんどでした。
親御さんは出費が大変と密かに思ったのでした。いや、子どもが楽しんでくれたらいいのですかね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
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2023-12-05 Tue
Moi!今日は少し晴れ間が見えながらも断続的に雪が降っていました。最高気温は-9度。20分ほど外を歩いたのですが、足の前面が結構痛冷たかったです。やっぱりこの時期のウォーキングは難しそうです。
さて、ヘルシンキお上りさんの旅、今回はヘルシンキ大聖堂前で開催されていたクリスマスマーケットについてです。今年は12/1から開始だったのでタイミングよく行くことができました。
大聖堂前の広場は結構広々としていて、このように所狭しとズラッとお店が軒を並べています。雑貨、食べ物、アクセサリー等様々な種類のお店が集まっているのでぶらぶら見て回るのは楽しいです。
お天気は今一つだったのですが、写真に撮ると晴れに見えるのが不思議。きっと弱い光を盛ってくれているのでしょう。
この銅像を中心にたくさんのお店が出ていたのです。コロナの影響もあるし、12月はクリスマスの後に来ていたのでクリスマスマーケットに来るのは久々。
銅像と、クリスマスツリーと、大聖堂が整列している図。
メリーゴーラウンドは夏のイベントでもあったような気がします。観光客も多かったこともあり人気でした。
おお、サンタクロース発見。女の子に”クリスマスは楽しみにしている?”とか質問していました。
お店はこんな感じで吹きさらしではないですが、室内でないからやっぱり寒いですよね。この日もマイナス5度ぐらいでしたから、どんなに暖かい恰好をしていてもね。
どうせなら日が暮れた後のライトアップされたクリスマスマーケットが見たくて再訪してみました。ブロガー根性(いや、時間がちょっとあったものですからね。)
お店の裏側なのでそんなに人はいなかったのですが、
土曜日の夕方ということもあり、この通りたくさんの人で賑わっていました。比べちゃいけませんが都会の底力を見せつけられた感じです。
サンタさんは夕方には定位置にいてお仕事中。
夜空(といっても17時前)に大聖堂は映えますよね。
大聖堂の反対側の建物もライティングされていてキラキラしていました。
夏の遅くまで沈まない太陽の下で楽しむイベントもよいですが、ライトアップされた幻想的なクリスマスマーケットも素敵ですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
サンタクロースと話したことがある方も、普通はないですよねという方も
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2023-12-04 Mon
Moi!今日はお昼に少し晴れていたのですが、数時間後は曇りになってしまいました。最高気温は-8度。ちょっと寒かったです。あっという間に12月になりましたね。
さて週末にまた家人の出張に便乗してヘルシンキに行ってきました。今回も美味しいものをたくさんいただいてきたのでご紹介します。
まずここには必須とうかがったのがJapanese deliのレストランOwanです。インスタグラムはこちら。このレストランはテストオープン中で、うかがったちょうど前日からオープンしたとのことで、ヘルシンキ来訪のタイミングで行くことができてラッキーでした。
こちらがお店の外観。とてもおしゃれなお店が建ち並ぶ素敵なエリアにあります。
整然と並べられた食材、食器。そして驚くべきことに内装はすべてオーナーの方が手掛けられたのだそうです。
テストオープンということでメニューは豆腐茶漬けか鯛茶漬けから選べて、サラダと中華風の茶碗蒸しがついています。きっとね、多くの日本人は鯛茶漬けを選ばれると思うのですが(そして鯛の出汁と昆布出汁のコンビネーションが素晴らしいらしい)、魚介類が苦手なので豆腐にしました。柚子風味であっさり(しかしこの下にご飯もたっぷりあったのでお腹はいっぱいに)優しい味で心も体も温まったのでした。選んで大正解でした。ああ、体調の悪い時にこんな美味しいお茶漬けが食べられたらすぐに回復するのに(いや、それは望めまい)。
サラダは自家製人参と生姜のドレッシング。上にパラパラとかかっているのはパン粉なのだそうです。ヘルシーで言わずもがな美味しゅうございました。
中華風茶碗蒸しはゴマ油とお醤油で味付けされたものとのことで、繊細な出汁を味わう茶碗蒸しもよいのですが、お茶漬けが優しい味なので、このように味がはっきりしてよいバランスでした。
居心地がよくてついつい長居してしまい、そしてさらに”そんなに量は多くないですよ”と薦めらたバナナブレッド。完熟バナナとクルミ、そして隠し味になんと白味噌が仕込まれているという。白味噌はしっとりとさせる効果があるとのこと。甘さ控えめ、そして白味噌の存在はほとんど感じさせない、そして見た目以上にしっとりした最高のバナナブレッドでしたフィンランドのプッラなどお茶菓子はパサパサ系が多いので、料理業界の方々にこのしっとりバナナブレッドから学んでほしいものです。
今はテストオープン中なのでメニューは限られていますが、正式オープン後はメニューも増やしていかれるとのことで、また一つヘルシンキに行ったら通いたいお店が増えました。店内は5席、予約はなしとのことですが、興味とタイミングが合えば皆様是非。
その後クリスマスマーケットなどに行き、喉を潤したい時間となりました。Kamppiの近くなのにまた地図が読めなくて無駄にウロウロしましたがどうにか到着したMatcha Crew(2度目)。
こちらも狭い店内ですが、美味しいお抹茶がいただけます。薄茶と、誘惑に負けて抹茶シュークリームをいただいたのでした。抹茶は心が落ち着きますよね。シュークリームは生地は若干固めでしたがそれもありかなと。ここのデザート類は小さめなのでそれもいいのです、ふふ。
夕食は友達と。友達は小食、私はたぶんランチなどでがっつり食べている後だと予想していたので(そして現実そうだった)軽く食べられそうなお店ということで選んでもらったのがGreein Hippoというお店。ヘルシンキに3軒展開していて、たぶんランチがメインのレストラン。でもこれが大当たりだったのです。
見た目がちょっとあれなんですが、ワサビケール&チキンボウル。黒米の上にマリネされたチキン、豆腐、モヤシ、そして周りにはケールが。ドレッシングはワサビマヨ、ポン酢、ゴマなど。マリネされたチキンが美味しく、またシーチキンのようにホロホロで量も多く、最後まで黒米と一緒に食べることができました。こういうのって時々チキンの量が少なくて、味のない黒米をひたすら食べなければならないケースが多そうなのですが、そういう意味ではよいバランスでした。何よりもヘルシーなので罪悪感払拭。しかもほとんどランチ並みの価格も魅力。最初はお客さんが私達を含めて2組しかいなかったのですが、徐々に増えてきました。ヘルシーに、またリーズナブルに食べたい時はお薦めです。ちなみに友達が頼んだブッダボウルも美味しかったそうです。
翌日はホテルの朝食を食べ過ぎてしまい、遅めのランチに向かったのがこちらiizipという韓国料理のお店。ヘルシンキ在住の方から噂はかねてから聞いていたのですが、なかなかタイミングが合わず今回こちらも初訪問。ちなみにこちらの店舗は11月に移転したばかり。
平日はビュッフェもしているようで気になります。
広々として落ち着いた雰囲気の店内。もったいないことにお客さんが2~3組しかいなかったのでガラガラ。きっと平日ランチとか、夜に来るお客さんが多いのでしょうね。
すみません、韓国料理を食べようとしているのに柚子茶をいただいてしまいました。ハチミツも入った優しい温まる美味しい柚子茶でした。そうそう、ちょっと映り込んでいますが、ここで焼肉も食べられるみたいです。が、私達が頼んだのは
ビビンバ~。
そしてトッポギ~。
家人も私も韓国料理が好きなので、韓国料理を見かけたら色々試しているのですが、ここのは文句なしに美味しかったです。韓国人が経営されていましたしね。ビビンバは石焼ではなかったので熱々じゃなかったのが残念でしたが、なんというのでしょうね、味のバランスもよかったし、それぞれにしっかり味がついていました。トッポギもモチモチして美味しかったです💓
前日からずっと食べ過ぎだし、お昼もしっかりいただいたし夕食抜きのつもりでいたのですが、ふらっとMujiに行ってしまったのですよね。メニューを見るとしっかりどっしりケーキなんかもあったのですが、みたらし団子があるではないですか。お団子3つぐらいならスペースは作れますとも!家人は抹茶大福を。みたらし団子もタレもまさに日本の味。Mujiさん、ありがとう。(まあ価格はね、それなりにしますが、ここはフィンランドですから。)
MujiはKamppiの4階にあるので、広場を上から見下ろせます。ヘルシンキもすっかり雪景色でした。
今回もしっかり楽しむことができたのでした。やっぱり都会は刺激的ですね。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
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2023-12-01 Fri
Moi!今日も割と1日中曇りでした。最高気温は-5度。道はいい感じで凍っているので、中途半端に溶けた雪がさらに凍っているところなどは滑りやすいので要注意なのです。
さて、今日は友達と久々にランチに行きました。待ち合わせ場所は夏にオープンしたインド料理のお店。とても美味しかったのですが、その後経営権に関してトラブルがあったようで、閉店を宣言したり、その後再び開店宣言。Facebookでは開店しているのに足を運んだら閉まっていたり。最近ランチも火曜から金曜日までやっていると告知されていたので行ってみたら閉まっていました。貼り紙等情報はなし。
気分はカレーだったので近くのネパール料理のレストランに。店内いっぱいに漂うカレーの香り…だったのですがここは満席。
そういえばあそこにあった美味しいカレー屋も閉店、あそこにあったタイ料理も数ヵ月で閉店、昔街で人気だったタイ料理も閉店、美味しくなかったインド料理は今はケバブとピザ屋になった等昔話に花は咲いても行きたいレストランが中心街にない…と思いきや忘れてました。
フィリピン人姉弟が経営しているアジア系レストラン、Fiesta。店内は広いのでたくさんお客さんがいましたが、幸いいくつか空いているテーブルが。
お寿司はシャリ部分が大きいのでたくさんは食べられないのですが、種類が少ないのでちょうどよいです。ちなみにデザートもしっかりあるのです。(アイスクリームもあり。)
個人的にはこのWokが、中華と違って甘辛く味付けられていて好みなのです。
サラダもたっぷりあるのですが、いつもサラダにまで手は回らない。いつかお寿司抜きにしてサラダを食べてもよいかも。
友達はフィンランド人ですが、アジア料理が好きなので食の好みが似ているのです。そういう観点ではセイナヨキは今ランチ氷河期かもしれません。いや、アジア料理でなくてもいいのですが、美味しいランチが食べられるところが後2~3軒増えてくれると嬉しいのですがね。(ピザ、ハンバーガー、ケバブを除く)
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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