2023-07-30 Sun
Moi!今日もほぼ終日雨が降った寒い1日でした。最高気温は15度でした日本の空気を攪拌したらちょうどよくなりそうですね。
さて前回はKoskenkorva村のKoskenkorva博物館とTrahteeriの施設についてご紹介しました。今回は訪問の一番の目的である、同じ敷地内にあるサウナについてご紹介します。
ここには30人は入れるというAitokiuasサウナ、Darkサウナという木を使って温める施設の中で一番古いサウナ、Whiskyサウナというウィスキー醸造用樽を使って作ったサウナ、Climateサウナという100%リサイクル素材で作られたエコな3人しか入れないサウナ、ジャグジー、そして水温9度の水風呂?プールがあります。通常は貸切(でしかもなかなかの価格)で入るのですが、夏の間は毎週水曜日に一般公開されていて、13ユーロで入ることができるのです。(今回はClimateサウナとジャグジーはありませんでした。ジャグジーはお客さんが多いので衛生上の理由で提供なしとのこと。)
サウナの詳細(英語)はこちらからどうぞ。
ここのサウナの何といってもユニークな点はサウナスーツを貸し出してくれること。どんなスーツなのかは先ほどのリンクをクリックしたら見ていただけます。サイズによってデザインや色は決まっていて、受付を済ませるとそのサウナスーツを貸してくれるという仕組み。ちなみにサウナスーツはゆるゆるなので下に水着を着ておいた方がよいかと思われます。
私達は早めに予約しておいたのですが、当日は100人の予約で満員御礼だったそうです。Koskenkorva村に100人のお客さんとは。私達のように近郊から来る人もいれば、ヘルシンキ他別の街からのお客さんもいるのだとか。
サウナの時はカメラもスマホも置いていったので、入る前の写真のみですが、時間が遅くなるほどお客さんで賑わい、人数調整のためにレストランでサウナ待ちの人達もいたようです。
まずこちらは1番大きいAitokiuasサウナ。なんといっても30人入りますからね。座る場所によって熱かったりそうでもなかったり。またサウナの中はしーんと静かなひとときがあったり、グループでおしゃべりしたり、まったく知らない人同士で話したり。混んでいたので新しいグループが来たら長くいる人が出て譲ったりしながら楽しみました。
サウナに入っている時に水分補給も必要。こちらのお水は自由に飲むことができます。
お水じゃちょっと物足りない人はこちらのドリンクを。お会計は後ほど。
これはWhiskyサウナ。元々が樽なので壁が丸くなっています。
こちらも薪をくべるタイプ。サウナの外に少年2人が待機していて、頃合いを見計らって薪を追加していました。
ちょっとクールダウンしたい時はこちらの椅子に座って外気浴することもできるし、
簡易シャワーで体を清めて
9度の水風呂に体を沈めてクールダウンすることもできます。冬の水風呂は勇気が要りますが、これはちょっと冷たいぐらいですんなり入ることができました。結構深いのでロープを持って身体を沈めました。
味のあるドアやフック。田舎のサウナ感がありますよね。
こちらはジャグジーですが、この日は稼働していませんでした。
昔はスモークサウナだったというDarkサウナ。こじんまりしていてロウリュも柔らかかったです。
緑溢れる中のサウナ。外に出れば涼しい風が吹いていたので水風呂に入らなくてもクールダウンできてよかったです。しかも私達が帰った後に大雨が降ったのでよいタイミングで楽しめました。
この辺りもラケウスとよばれる平原が続く平和な大麦畑が目の前に広がっていました。
それぞれがカラフルなサウナスーツを着て、それぞれにサウナを楽しんでいて、働いている人達も明るくてよい夏の思い出になりました。
ということで皆様、引き続きよい週末をお過ごしください。
サウナ好きの方も、サウナ未経験の方も、ちょっと苦手ですという方も
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2023-07-29 Sat
Moi!すっかりご無沙汰しております。
日本から無事帰国した後に密度の濃い時間を過ごしておりました。夏休みも終わりに近づいているので、仕事のことは忘れて羽を伸ばしています。日本は暑かったですが、フィンランドはどちらかというとひんやりとした夏でして、今日の最高気温は16度。ちょうど外出していたお昼過ぎは激しい雨に見舞われました。
ところでKoskenkorva(コスケンコルヴァ)をご存じの方はいるでしょうか?
フィンランド在住、またフィンランド好きの方なら耳にしたことがあるかもしれませんね。Koskenkorvaは大麦を原料としたウォッカのブランド。ヘルシンキヴァンター空港でも売られていると思います。このKoskenkorvaの由来はエテラポフヤンマー県のセイナヨキのお隣、イルマヨキの中にある村からきているのです。
Koskenkorva村には家人と前からいつか行こうと言っていたもののなかなかチャンスがなかったのですが、この度初めて行くチャンスに恵まれました。まずはKoskenkorva博物館へ。私は下戸なのでKoskenkorvaは飲んだことがないのですがね💦ちなみにこの博物館はTrahteeriという施設の中の1つです。
博物館では明るい青年が楽しく、丁寧に展示物の紹介をしてくれました。夏のアルバイトさんかな?とも思ったのですが、かなりの知識だったのでKoskenkorva愛に溢れた社員さんなのかも?と思ったり。
Koskenkorvaを始めとする蒸留酒の歴史が紹介されているかなりマニアックな博物館。
Koskenkorva歴代の瓶もずらりと並んでいました。ええ、あの黒いサルミアッキ味のKoskenkorvaもあるのですよ。
Koskenkorvaグッズもありましたよ~。ネクタイ、強烈ですね。
工場の写真。周りには何もないところにかなり広い敷地があり、そこに工場があるのです。
博物館を出るとカフェや食事ができるスペースがありました。
夏は外が気持がいいので外にも席があります。
一応雨が降っても大丈夫なように屋根もあります。(そして私達が帰った後に大雨が降りました。)
ちなみに奥の方で帽子をかぶっている人はこの施設のオーナーさん。色々説明してくれました。
カフェでは季節もののイチゴのパンナコッタをいただきました。ええ、グラスにもKoskenkorvaの文字が。なかなか美味しゅうございました。
簡易ステージもあって、夏の間は毎週水曜日にライブが開かれているようです。この日はDJが出演とのことでしたが、ライブの開始前に帰途についたので、様子はわからず。
敷地内は広々としていて、庭や別棟もあります。
トランポリンの向こうの建物は宿泊棟となっていて、泊まることもできます。
実はここを訪問した大きな目的は別にあり、それはまた続編でご紹介しますね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
お酒にめっぽう強い方も、嗜む程度ですという方も、まったくの下戸ですという方も
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2023-07-06 Thu
Moi!今日もお天気が悪く朝からずっと雨が降ったり止んだりしていたのですが、夕方になってようやく雨も止み明るくなってきました。最高気温は15度。朝は10度ちょっとだったので秋になったのかと錯覚したぐらい。来週はそんなに気温は上がらないもののお天気はよくなるようです。
夏になると夏季限定でオープンするカフェもあれば、利用者がオフィス勤めの人が多いところは7月はクローズというレストランもあったりします。前者は学生などが働いていたり、観光客などをターゲットにした人がお店を開けたりしています。後者はお客さんも休みだから割り切って自分たちも休もうというところ。
これはまだ夏至祭の頃でよいお天気に恵まれていた時の中央広場。冬の間は閑散としているこの広場もコーヒーやアイスを楽しむ人もいれば、時々コンサートがあったり。また屋台もいくつかあって先日は今が旬のイチゴを買いました
この日は確か日曜日で街の中心街のカフェが結構閉まっていて流れ着いたのがここ。お天気もよかったですしね。
私はプッラとよばれる菓子パン?みたいなものを、家人はムンッキとよばれるドーナツをいただきました。こういった甘いものとコーヒーの相性がよいためにフィンランドのコーヒー消費量が多いのですかね。私はコーヒーが飲めないのでその辺り不明なのですが。
こちらのランチビュッフェは美術館と同じ建物にあるÄärelläというランチレストラン。実はラプアンカンクリに行った後でラプアで食事しようと思ったら目当てのレストランが夏季休暇だったということもあり。こちらはオープンしていてよかったです。
以前はメインを1つ選んで(後で運んできてくれる)サラダビュッフェは自分で取るスタイルだったのですが、久々に行ったらすべてビュッフェ形式になっていてメインを2つとも食べることができました。メインは白身魚のフライと、大きなPortobelloというキノコのトマトソースがけ。キノコはあまり好きではなかったのですが、最近そのうま味に開眼し始めています。これも美味しゅうございました。トマトソースにもひとひねりがあるような美味しさでした。
こちらは先日(また)行ったVarickoというランチレストラン。メインはチキンのパルメザンチーズフライと豆腐のハーブソース。チキンが美味しくておかわりしてしまいました。
フィンランドではベジタリアンの人が多いので、多くのランチビュッフェがメインにお肉と、魚または今回の豆腐のようにベジタリアンの人も食べられるものを組み合わせています。(ベジタリアンも厳密にいうと魚も食べないのかもしれませんが。)
ところで明日から長めの休みに入るため、ブログはしばらくお休みします。戻ってきたらまた更新する予定ですのでよろしければお付き合いください。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。そして素敵な夏をお過ごしください。
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2023-07-05 Wed
Moi!今日も雨が降ったり止んだりで最高気温は14度でした。長袖Tシャツで何の問題もない寒さでした。きっと日本の温度を攪拌すればお互いに幸せになれるような気がしてなりません。
さて今回はラプアに行ったときのことについてです。セイナヨキから車で30分のラプアにあるラプアンカンクリは肌触りがよく、素敵なデザインのテキスタイルを作っている会社。表参道にもショップがあるのでご存じの方もいるかもしれません。
ラプアンカンクリは今年50周年を迎えた記念すべき年。店舗と同じ敷地内にあるラプア美術館(入場料無料)ではラプアンカンクリの50年の歴史を振り返る企画展が行われていました。日本からの友達も来ていたので光栄なことにオーナーの奥さんというか、マーケティング等担っているヤーナさんに案内していただきました。
1973年にラプアンカンクリとしてスタートした頃の製品。ベッドカバーと二重織製品が主力製品。デザインは現CEOのエスコさんのお母さんのリーサさんによるもの。
80年代から90年代にかけて。自然をモチーフにした製品が多いですね。レリーフやタペストリー等が主力製品だったとのこと。
ガラッとデザインが変わったのは2000年代から。Marja Rautiainenさんと一緒にプロジェクトが始まり、Marjaさんはリードデザイナーとなりました。そして製品はウール、コットン、モヘアのブランケット、ジャガード織のリネン、コットンタオルなど多様に展開していきました。
今でもおなじみのパターンもありますよね。
2010年にも転機が。フィンランドで有名なテキスタイルデザイナー、Dora Jungさんの製品を作っている会社がなくなり、Doraさんのデザインを引き継ぐことになったラプアンカンクリ。この頃からアールト大学の学生達がラプアンカンクリで実習をし、工場で実際に自分のデザインしたものを織ることもできるプロジェクトも始まったようです。そしてこちらも日本でおなじみのヨハンナグリセリンのテキスタイルも作られるようになったとのこと。
ラプアンカンクリはますますマーケットを広げ、(日本の輸出も大きいです)アールト大学の学生も含む様々なデザインが商品化され続けています。
やさしい色合いもそうなのですが、織にも関わらず細かい表現もされていて技術も素晴らしいのです。
製品は材質も含めて地球環境のことも配慮しながらどんどん進化しています。
こちらはHeini Riitahuhtaさんのデザイン。彼女はArabiaのデザイナーであり、セラミックを作っているのですが、セラミックの複雑な柄を織りで表現しています。
こちらもモチーフが上と下とでは違う大胆な製品。製品を選ぶときに柄が違うので楽しそうですよね。
日本人の吉澤葵さんのSaari(=島)という作品。織でこんな繊細な色合いを出せるとは。そして何とも優しい色に見入ってしまいます。
美術館の天井や窓から明るい自然光が射し込んでいました。
50年の歴史に圧倒されました。
市松模様の生地、リバーシブルでどちらもきれい。真ん中のドットの製品も確か吉澤さんのデザイン。
Helmi Liikanenさんのチューリップという製品。これもかわいいし、緻密な技術に支えられた製品。
ラプアンカンクリのお店を出たところにスペースがあり、そこに現CEOのエスコさんのお母さんのリーサさんがデザインした製品がいくつか飾られていました。ラプアも平地が続くラケウス仲間です。
これをモチーフにした製品が新製品として売られています。
この真ん中のです。
湖に浮かぶ蓮。
店内は何度かご紹介したので端折りますが、今回2つ目の小屋が加わっていました。
中は同じくラプアンカンクリの製品を使ったベッドルーム。
ちょうどサマーコテージのようです。こういうディスプレイもうまいといつも思うのですよね。
ラプアンカンクリ以外の製品も売られていて、特にラプアの近くの企業の製品もあり、懐の広さというか、また消費者としても有り難いことなのです。
最初に買い物をしてから展示を見たのですが、逆の方がより楽しかったかもしれません。ラプアンカンクリ製品は生地が丈夫なので買い足す必要がないのが欠点なのですが、素敵なデザインを見るとついつい買いたくなってしまいます。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
製品は技術重視の方も、デザイン重視の方も、バランスですかねという方も
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2023-07-04 Tue
Moi!今日は雨が降ったり止んだりの肌寒いお天気でした。最高気温は15度。7月なのに。ジャケット羽織らずに外出したら結構寒かったです。7月なのに。今週はずっと雨で最高気温は15度前後という。7月なのに。
さて、ブログのネタはいくつかあるのですが、時間的な余裕がないので軽めのものから。
今回は久々のラケウデンリスティの教会関連のご紹介です。
まずは祭壇から撮った写真。
こちらはちょっとマニアックな演台の階段。手すりも凝っています。使う人は限られているというのに。
教会の時計塔(65m)に上ってみました。鐘を下から見上げたところです。毎週日曜日に鳴っているのですが、鳴っている時に下にいたらどんな感じなのでしょうかね。結構遠くまで聞こえているのでかなり大きい音と思われます。
上から見下ろした図、その1。この等間隔で並んでいる行列はProvinssiの事前チケット交換を待っている人達。コロナも落ち着いてきたのにこの微妙な距離を保っているのはやはりフィンランド人の性なのですかね。
アールトセンターでございます。
ミニチュア設定で撮ってみたらなかなかかわいかった。右の通りは今は封鎖されていて木曜日から始まるタンゴフェスティバルの会場となるため準備中。
こちらはアピラ図書館の中にあった自転車。セイナヨキ市立図書館と書かれています。赤が効いてなかなかかわいい自転車。巡回バスもあるのでこれはたぶん飾り物。
今回は白い建物の紹介が多かったですね。この夏らしいお天気を見ていると既に夏が恋しい今日この頃。さてどうなりますか。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
列に並ぶときはセーフティディスタンスを保ちたい方も、なるべく詰めて横入りされないように備えている方も
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2023-07-03 Mon
Moi!今日は最高気温が17度と少し肌寒かったのですが、概ねお天気だったので半袖で過ごすことができました。
さて木曜日から土曜日までの3日間はセイナヨキで行われたフィンランド国内でも割と大きな野外フェスティバル、Provinssiに行ってきました。
毎年テーマカラーがあり、今年はこの色。
野外フェスティバルですが、広いエリアなので座るところもたくさんあります。椅子ではなくてタイヤを2つ重ねたものですがね。
この2人のお兄さん、何をしているのだろうと思ったら、このバーの下をリンボーダンスでくぐってくださいという趣旨。もちろんバーの高さはお兄さんたちで調整してくれるので体が固い人でもOK。お祭りですからね。
木曜日のオープン直後だったのでまだ誰も休憩していませんが、パフォーマンスは5つの会場で14時から朝の2時まで行われているので、目当てのアーティストが演奏していない時はここらへんで座っている人も。そしてフィンランド人?ヨーロッパ人?はあまり気にせず地面に直接座る人も多数。酔っ払い度が高まるとなおさら。
Food Gardenとよばれるエリアは真ん中にたくさんの机と椅子が並べられ、周りをぐるっと屋台が取り囲んでいます。セイナヨキは海に面していないのであまりカモメはいないのですが、この日はたくさんの食べ物を狙ってセイナヨキ中のカモメが集結してこのエリアの空を旋回していました。
アジアンフードとお約束ハンバーガーがトレンドですかね。フィンランド料理はどこに?
ロックンスシロールの前を通るたびにカウンター内のおじさまと目が合ったのですが敢えて素通り。
初日にゲットしたのはフライドポテトの韓国風。キムチや野菜も載っていて、ヘルシーっぽく見えますが、フライドポテトですからねぇ。お腹にはたまりました。
2日目は夕方から夜にかけて雨が降ったので普通のレストランで食べ、3日目は気になるタイ料理。カレーにしました。ライスもたっぷりあり、こちらもお腹にしっかりたまりました。味は普通ですかね。もう少し何かうま味があればさらによかったのですが、まあ食べ物がメインではありませんからね。
毎年設えているバンジージャンプ。このように1人で飛んだり、2人抱き合って飛ぶ人も。高所恐怖症の私には信じられない勇敢さです。しかもお金を払ってまで。
企業が提供している休憩コーナー。360度セルフィーサービスなども提供していました。そして2日目の雨が降っていた時はきっとここは大賑わいだったことでしょう。
すごーく地味なテントですが卓球台が2台。夫に勝負を挑みましたが拒否されました。(わたくし、卓球部だった経験が少しあるもので以前打ち負かしたのでした。)
Woodland Stage内にはセイナヨキのお隣にあるウィスキーやライ麦から作ったジンなどで有名なKyrö Distilleryも出店していました。
この3日間で消費されるアルコールの量は半端ないです。缶を返せば1ユーロ返金されるにも関わらず、至る所に缶が転がり、ボランティア清掃員の人達が拾っていました。また素人の人やスポーツクラブの子どもなども積極的に拾って、その後換金している人も。まさに捨てる神あれば拾う神ありです。
Keleoというアイスランドのバンドの演奏を聞いてみました。ちょっとブルース的要素もありなかなかよかったです。
観客の1人がシャボン玉を飛ばしていて、それが幻想的でよかったです。-15度以下だったら凍りますけどね。
フィンランドの音楽はあまり聴かないのですが、Haloo Helsinki!はとても有名で私も知っています。たぶんボーカルのElli Halloはおしゃれ番長なのだと思います。いつもバンドメンバーの衣装も統一されていて、今年はチェック柄がテーマ。短めのワンピースに白いブーツを合わせてちょっとロンドン風。そしてベースも演奏するロックな女性。
このスクリーンもアーティスティックに加工されていて、プロのカメラマンが写すと違うものだなと感心しながら見ていたのでした。
この映像も素敵。肝心の曲も往年のヒットを中心に歌ったので観客は大盛り上がりでした。
この通り両方の杖を振り上げて声援を送っているファンも。足は、足は大丈夫なの?クララ?と話しかけたくなりました。(車椅子じゃないし。)
初日はちょっと軽い通り雨が降りましたが、夕暮れが美しかったのです。
2日目。目当てのパフォーマンスは深夜0時30分に始まるAntti Tuiskuだったので、雨が降っている時間は家で待機したり街の中心地で夕飯を食べて、止み始めた頃から見始めました。こちらはVVというその昔H.I.Mというバンド.で活動していたVile Valoが独立したとのことで、往年のH.I.M.のヒット曲も披露してくれました。←すべて受け売りですが、私もなじみのある曲が何曲かありました。
パフォーマンスを見るのはよいのですが、ずっと立ちっぱなしだと体に堪えるお年頃になりまして。DJがノリノリの音楽をガンガンけけているスペースがございました。そこにはなんと椅子が!爆音を左から右にスルーさせながらしっかりひと眠りさせてもらいました。
ということで0時半開始のAntti Tuisku。ダンサーと同じレベルで踊り、歌うAntti。ノリがいい曲が多いのでジムでも好んで使われています。そして彼はもうすぐ引退してスペインに住むことを宣言しているのでこれが見納め。
例えばこれもファンなら踊り出す大人気の曲。
Antti TuiskuはProvinssiを大切にしてくれていて、ほぼ毎年出演しているアーティストの1人で、今年もメインステージで2日目のトリを飾ってくれました。大物アーティストは早めの時間に出て、夜は別の街に行くというパターンも割と多いので、それを思うと彼の思い入れが伝わってきます。最後はセルフィーでお別れでした。
朝3時の風景。夕焼けではなく、朝焼けというやつですね。年に1度の朝帰り。
いつも早寝早起きなので夜が遅いと辛い。でも3日目の最初のステージは見逃せません。今年のユーロビジョンソングコンテストで2位に輝いたKäärijäです。大ヒット曲、Cha Cha Chaは蛍光グリーンのボレロが象徴的なノリノリの曲で、子ども達にも人気らしいです。防音ヘッドフォンをした子ども達もたくさん見に来ていました。
お父さんやお母さんの肩車に載せられて鑑賞する子ども達もちらほら。
左に写っている上半身裸の男性はですね、MCで次に歌う曲にちなんで”服を脱いで”というリクエストに基づいて緑の服を脱いでいるのです。女性も道徳的に問題ない範囲で脱いでいる人も。3日目はずっと雨予報を見事に回避して曇りだったのですが、最高気温が19度とかで肌寒かったため、そんなに脱いでいる人はいなかったのですが。
曲もおもしろいのですが、MCもおもしろく、観客を楽しませるのを心から喜んでいるかのよう。数年前は観客として来ていたProvinssi。それがメインステージに立つことになるなんて、というエピソードも。そして前日にステージに立った(引退宣言している)Antti Tuiskuの後釜を狙っているとか。大ヒット曲Cha Cha Chaはおなじみのボレロを着て、ダンサーを携えて2度も歌ってくれるサービス旺盛なパフォーマンス。
観客の盛り上がり、少し伝わったでしょうか?ユーロビジョンが終わってから彼はいったい何度この歌を歌ったのでしょうかね。
その後ちょっと家に戻って休み、Amphitheatreの会場へ。ここは通常サマーシアターとして使われているので座れるのですよ。事前情報なく聞いたのはPessaというジャズのラッパー。理科の実験室のようなステージ。水2本、そして彼がラッパ飲みしているのは赤ワイン。一人で曲を流して、歌うスタイル。(時々トランペットもあり)これがなかなか夏の夜にぴったりでした。
最初は曲の合間にちびりちびりいっていた赤ワイン。最終的には赤ワイン片手に歌っていました。なお、赤ワインを飲んだ方が歌に情感がこもっていました。
Carlings StageではGeorgiaというロンドンから来たというエレクトロポップのアーティスト。10分前に到着したら最前列確保できました。歌いながらドラムを叩き、
キーボードも少々。おもしろい音楽でしたが、言ってもいいですか?あの衣装がね。もうちょっとスタイリストさんに相談した方がいいかな、なんて思ったのでした。
最後はVon Hertzen Brothersを、このバンド大ファンの友達と一緒に観ました。恩恵に預かり最前列で。
実力も人気もあるバンドで、席はみるみるうちに満席。席がない人は地面に座って聞いていました。詳細は端折りますが、このバンド、ファンの方に向けてサプライズの歌を捧げてくれたのです。実力もありながらファンを大切にする。アーティストの鏡ですね。そしてフィンランドは小さな国なのでアーティストとファンの距離が近いというのも魅力です。
2日目を除き雨も避けられ、去年のようにパフォーマンスの順番も変わることなく楽しむことができました。去年はコロナの影響等少しあり、ちょこちょこ変更があったのです。友達にも会えたし、楽しい3日間でした。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
野外フェスティバルに参加したことがある方も、屋内オンリーですという方も
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