2023-03-25 Sat
Moi!今朝は起きたら少し雪が積もっていて、日中は一日曇り空で、最高気温は2度でした。雪かきをしっかりしているところの雪はすぐになくなりましたが、雪解け水が蒸発するほど暖かくないので、これが凍るとまた歩くのが厄介なのですよね。
さて今日は地元の新聞に載っていたKurikkaのJalasjärviという以前は独立した町で活動しているAkkaan Taivasという機織りクラブについてご紹介します。
まずフィンランドでは冬が長いこともあり、編み物などの手芸が盛んです。ハンドクラフト展という催し物も秋に全国各地で行われ、それも季節の風物詩となっています。最近はさすがに場所を取るので個人で持っている人は少ないかもしれませんが、機織り機でカーペットなどを織るのも昔は盛んだったと聞きます。義父の生家にもあり、器用な伯父は学校で表彰されるほどきれいなカーペットを織ったという話も聞きました。
Akkaan Taivasは地元の織物、編み物好きの人が12人集まって活動しているクラブ。場所はその昔ダンスホール、その後ディスコやレストランとして使われていた後、空き家になっていたのを借りているとのこと。かつてコンサートで有名なアーティストが来た時は1000人もの人が集まったその場所には今は13台の機織があるそうです。ちょっと編み物、織物に疎いもので、織機と訳しましたが、本格的な”機械”もあればハンディサイズで織れる道具(編み針を使わずに作るための道具?)も含めて13だと思われます。
毎週火曜日に集まって皆それぞれ好きなものを織っているそうです。会費は不要ですが糸など実費は必要とのこと。このAkkaan Taivasは2002年から活動を始め、最初の大きな機織り機はプロジェクト申請で購入したとのこと。重さは500キロで何人かの男性の手を借りて運び入れたそうです。男性たちはあまりにも重かったので、Akkaan Taivasのメンバーが気まぐれで他の場所に移してくれという依頼をしないよう密かに願っていたのだとか。
織ったものは自宅で使うのか、どこかで売るのかは書かれてはいなかったのですが、ソックスは寄付したりしているようです。また糸などの経費がかかるため、街のイベントで手作りのお菓子や飲み物を売ったり、くじ引きなどで資金集めも行っていると。まさに部活に近いですよね。また別のプロジェクトで新しい機織り機の購入を申請しているそうです。
特に地方住まいは文化的要素が希薄になりがちなので、このように趣味を見つけたり、外で運動したりしてバランスを取っていくのが精神衛生上よさそうです。
過去の写真で機織り機の写真がないか検索したところ、ありました!(これって機織り機です…よね?)

右の方に写っているのはLankavaという手芸用品を売っているお店の入り口にディスプレイされていたもの。

ということで皆様、よい週末をお迎えください。
趣味が多過ぎて休みはいつも忙しいという方も、どちらかというと行き当たりばったりに過ごしていますという方も
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