2023-02-16 Thu
Moi!今日は朝から雲一つないいいお天気だったのですが、夕方急に小雨が降り出し、気温低下に伴い小雪に変わりました。最高気温は3度。地面は雪が半分溶けつつあり、それが一部凍ったりして微妙な状態です。
さて、家人の出張に便乗して週末からヘルシンキに行ってきました。目的の一つは国立博物館で行われていたAkseli Gallen-Kallela展。彼の作品をじっくり見たのは実は去年の夏、パリに行った時(その時のブログはこちらからどうぞ。)それまではちょっとおどろおどろしい絵や、暗い色調の絵を描く人という印象がすっかり変わり、せっかくお膝元フィンランドでの展示なので行ってみることにしました。
他の日は晴れていたのですがね、曇天の国立博物館です。
Akseli Gallen-Kallela展ということで中に入ってみました。
実はこの天井画もAkseli Gallen-Kallelaによるもの。1900年のパリ万博でカレワラ(フィンランドの民族叙事詩)の作品を描いたのを受けて、国立博物館からも依頼を受けて描いたそうです。
これがカレワラの中でも代表的な作品で、フィンランド人の教科書に載っているような有名なAino taruという作品です。
ちょっと反射していますが、よく見ると火を覗き込んでいる人が炎に染まっている様子がリアルで、絵心のない私はただただ見入るばかり。
ちょっとマンガチックなこの作品は有名人が描かれているそうで、フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスもその1人。
フィンランド人に雪景色を描かせると、うん、わかっているなという仕上がりになります。
これはもしかしたらパリで見たのと同じ絵かもしれません。氷が張り始めた湖の風景。
ちょっとナウシカ風の椅子のデザイン。このデザインが天井画にも使われているとか。
いきなり色彩が鮮やかになっていますが、アフリカに旅行した時のもの。そこでもたくさん絵を描いたとのこと。写真とはまた違ったその人自身が持った印象が絵を通じて伝わってきます。
2階の階段から撮った天井画をもう1度。
2階はフィンランド人の生活に関連したものが展示されており、サウナコーナーもありました。これはおたまではなく、サウナで使われる柄杓の数々。
ムーミンやトーヴェ・ヤンソンも紹介されていました。この手作りな感じがよいですよね。
なんとも豪華な観覧車。
動画も撮ってみました。ちょっと周りが騒がしいですが、結構混んでいたのです。
階段の踊り場のステンドグラスが美しかったのです。
ミュージアムショップではムーミンの折り畳み傘とポスターが売られていました。
エテラポフヤンマーから来た者としてはついつい同郷の会社の製品に目がいってしまいます。セイナヨキのお隣、ラプアのラプアンカンクリ製品がコーナーの一角を占めていました。
草原?の中に佇む貧しい身なりをした少年。これもAkseli Gallen-Kallelaの代表作の1つです。ただ…ちょっと製品化し過ぎの感も。車で”何時から停めています”を表示するプレート、ちょっと怖い。
博物館はともすると歴史に沿ってあまり変わり映えしない展示が多い印象ですが、ここはさすが国立だけあっておもしろかったです。またAkseli Gallen-Kallelaの作品も楽しむことができました。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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