Visit Lakeus 2022年09月24日
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Author:Visit Lakeus
フィンランド中西部在住。
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ヘルシンキお上りさんの旅 ~アールト大学~
Moi!

今日も秋晴れのよいお天気で気温は15度まで上がり、ヘルシンキより暖かったようです。先週は曇りや雨の日が多かったので、久々の秋晴れの日々を楽しんでいます。

さて、今回ヘルシンキに行った大きな目的はアールト大学の見学。一度自力で行ったことはあるものの、その時は何が何やらわからずやみくもに歩いただけで終わったのですが、今回ありがたいことに地元の方にご案内いただいたのでございます。

地下鉄のその名もずばりAalto Yliopisto(=アールト大学)駅を出ると目の前に広がっているのはアルヴァ・アールト設計のアールト大学。お天気に関しては大きな期待はせずに行ったのですが無事晴れてラッキーでした。
アールト大学駅から

まず2~3年前にオープンしたばかりの新館に。デザイン学科もあるというのも影響していてか、天井にこんなおしゃれななのですよ。
アールト大学天井のオブジェ

オープンスペースには未来のワードローブという展示もされていました。
アールト大学Wordrobe of the future

この家具の色合い。なんだかね、こういうところから美意識って磨かれていくんだと羨ましく思ったのでした。
アールト大学カフェ

学生にこんな贅沢な革張りの椅子を与えていいのか?という発想自体が貧困なのですよね。若い頃から本物のよさを知れ、ということでしょうか。ちょっと座らせてもらいましたが、まあ当然座り心地は最高。
アールト大学高級な椅子

その後アールトが設計した旧館?前々からある校舎に。この辺りはセイナヨキの劇場に雰囲気が似ています。ここは昔クロークだったところに机と椅子を設置したので、ちょっと居心地のよさそうな、それでいて人目に晒される空間に変わりました。たぶん座ったら周りの目は気にならないと思われます。
アールト大学元クローク

このセラミックの壁とか、階段のところとか、アールトらしい演出。
アールト大学セラミックの壁

そして講義中ではなかったのでちょこっと入らせていただいた大講義室。見上げちゃいますよね、この天井。光の入り方を意識した設計。
アールト大学講義室天井

全体はこんな感じ。天井も高いし広いけれど、蚕の繭の中にいるというか、何かに守られているような安心感がある不思議な空間でした。
アールト大学講義室全体

広々とした廊下、ふんだんに使われているランプ、そして窓から射し込んでくる自然光。こういう空間も好きです。
アールト大学廊下

階段部分だけ床の色と違う素材を使っているので際立っています。そして建築家の方がうっとり眺める魅惑的な手すりのカーブもどうぞご鑑賞ください。
アールト大学階段と手すり

ここは元建築学科だったそうで、アールト先生、自分の在籍していた学部の空間に高級大理石を使ったのだそうです。大理石効果もあってか、ギャラリーにいるような空間でした。
アールト大学元建築学科

外から見たらこんな感じでございます。
アールト大学元建築学科外から

ベンチもさりげなく大理石。ここも白い空間で居心地がよかったです。部屋の中のシルエットだけが透けて見えるのがこれまた演出なのでしょうか。
アールト大学白い空間

中は白っぽい空間なのですが、外は茶色だったり青銅に覆われているのです。ここはアンフィシアターになっていて、学生のインスタ映えスポットなのだとか。お天気がよかったのでゆっくりしている人もいました。
アールト大学アンフィシアター1

こういう形、どうやったら思いつくのでしょうかね。
アールト大学アンフィシアター2

この建物なんて茶色と白だし。
アールト大学茶色と白

その後図書館改め、ラーニングセンターに。なぜか仕切られた2種類の階段。段の高さが違うのですかね?こんな階段初めて見ました。
アールト大学ラーニングセンター階段2種類

図書館、もといラーニングセンターがですね、また素敵な空間なのですよ。広々としていて、大きな窓とスカイライトから自然光が射し込み、座るスペースもふんだんにあって、使われている家具はアルヴァ・アールト(もしかしたらアイノ・アールトも?)がデザインしたものだし。これ、私立でなくて国立の大学なのですよ。
アールト大学ラーニングセンター

この椅子もアールトがデザインしたもので、ファブリック(?)は地下一階のスペースのインテリアデザインを手がけたJKMMによるものなのだとか。
アールト大学ラーニングセンター家具

以前はカウンターだったところ。今はカウンターは別の場所に移り、一般スペースとして使われていました。それにしてもここでもふんだんにランプを使っていますよね。
アールト大学ラーニングセンター元カウンター

雑誌閲覧室がまた素晴らしくて。この落ち着く、そしてスタイリッシュな空間はアールトマジックとでもいうのでしょうか。
アールト大学ラーニングセンター閲覧スペース

天井はこんなふうになっていて太陽の光が直接射し込むようになっていました。
アールト大学ラーニングセンター天井

そう、下の方に窓があると本や雑誌に直射日光が当たるのでこんな上の方に窓を設置しているのです。
アールト大学ラーニングセンター窓

地下1階は改装して作ったもの。インテリアデザインは先ほども書きましたが、セイナヨキのアピラ図書館も手掛けたJKMMとのこと。このランプもかわいくていいですよね。
アールト大学ラーニングセンターランプ

少し小さいですが、壁に穴があって、そこで寛げるスタイルはアピラ図書館と同じ。トップライトっぽく見えるランプはアールト設計に対するオマージュでしょうか。
アールト大学ラーニングセンター地下

あああ、また!このエーロ・アールニオのバブルチェアー。たくさんあるのですが、庶民が気軽に買えるようなものじゃないのですよ。いや、だからこそ大学時代にふんだんに使って、将来働くようになってから自分で購入してね、という意図なのでしょうかね。羨ましい。
アールト大学ラーニングセンター ボールチェアー

階段をスケルトンにしてしまう大胆さにも素敵ですね。
アールト大学ラーニングセンター階段

他にもたくさん案内していただいたのですが、語り始めるときりがないので(これでも)厳選したものをご紹介してみました。

ということで皆様、よい週末をお迎え(既に連休に突入されている方は引き続きよい連休をお過ごし)ください。

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フィンランド国内旅行 | 02:01:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
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