2022-06-04 Sat
Moi!ここ最近雨が続いています。今日も運転している時にワイパー最速でも先が見えないほどの雨に見舞われ、ようやく洗車しそびれていた車も少しきれいになりました。運転は怖かったので少しスピード落とし気味で。最高気温は昨日と同じく14度。夕方になってようやく晴れてきました。
昨日は家人が珍しく家で仕事だったので、夕方ちょっと気分転換に街に出ようと言ってきました。最初は乗り気ではなかったのですが、そういえばと調べてみたらちょうど昨日からInternational Grand Marketsが日曜までの予定で開催していたのです。このイベントは主にヨーロッパ各国から集まった100以上の屋台が5月から9月にかけてフィンランドの19の街を巡回するもの。セイナヨキは4ヵ所目。
昨日も日中は冷たい雨が降っていたのですが、夕方に晴れたのを見計らって行ってみました。まだ週末ではないし初日ということもありそんなに人出もなくゆっくり回れたのでした。
恐らく週末は子連れの人達も増えるだろうと思われ、昨日は待機中でした。
このイベント、アールトセンターのすぐ隣で開催されているのです。向こうの建物はセイナヨキの市庁舎designed by Alvar Aaltoです。
こちらも劇場が向こうに見えています。
寒かったので皆黒っぽい防寒具を着ている人が多かったです。6月なんですけどね。
ちなみに冷やかしでイギリスから来てミネラルソルトを売っている人に商品を試させてもらいました。
家人がその人に”フィンランドの気候はどう?”と聞いたところ
その人は言葉にうっと詰まり、無言に。
ようやく絞り出した言葉は
”冬用のジャケットを着ているのに寒いです。生まれて初めて寒くて唇が紫色になりました。”
と控えめながらも辛い心の内を吐露してくれました。確かに最高気温が14度でずっと外で働いていたらきつそうです。6月にもなれば年によっては20度越え、もしくは25度越えの日もあるのに今年は寒いのですよね。しかもセイナヨキの日程は寒くて雨。出店者の人達にセイナヨキの印象が悪くないといいのですが。
ヨーロッパからの出店が多かった中目立っていたのがこちら、アメリカのドーナツ。
人気店だったので落ち着いて写真が撮れなかったのですが、とにかくドーナツのイメージを覆す大きさにトッピングもたっぷりアメリカンサイズ。
マリリンモンローも旧合同庁舎(designed by Alvar Aalto)の前でポーズしてました。
このマーケットの一番目立つところにあるオランダのお店は毎回定位置。子どもが木靴を履いていてかわいかったです。
例年はめちゃくちゃ甘くて癖になるワッフルを買っていたのですが、今回はこのワサビチーズを買ってみました。
色と発想に目が釘付け。お店の人に試食させてもらったのですが、昨日入荷したばかりでお店の人もまだ食べたことがなく、3人で味見しました。ワサビの風味はそんなにきつくなく、むしろ爽やかな味でチーズの臭みを消していたのでお試しにちょっと買いました。
こちらはイギリスっぽさを前面に出したファッジ工場という名の二階建てバスをあしらったお店。甘いものはどこでも人気です。
イタリアのスイーツも気になりました。コロネ?お店の人はビスケットと言っていた気がしたのですが、フィンランドのスイーツは硬いものが多いので、こういうふわふわ系のスイーツについつい目がいってしまいます。
ああ、ここにもふわふわのオーストリアのスイーツが…。
ふふふ、オーダーしてしまいました。こちらは私の好きなリンゴの実がゴロゴロ入っていて、ソースも甘過ぎず美味しかったです。
一方家人が買ったのはこちら。やっぱり硬い。味薄め。一部分けてくれましたが、一口で充分。でもここのお店の3人のお兄さん、家人が買うまで無口で無表情でつまらなさそうだったのですが、売れ始めると快活にお客さんに声を掛け始めていました。
タイ料理の屋台も。よく見たらこれでもかというぐらい国旗がはためいていたのでした。
毎年見かけるお店もあれば、新入りのお店もあり、またフィンランド語で呼び込みをしている人も時々いて微笑ましかったです。かわいかったのがイタリアのジェラートを売っている人。”ヤーテロォ、ナミナミ”(=アイスクリーム、美味しい)ふとその昔どこかの国で”この本安い、富士山高い”と本を売っていた人を思い出したのでした。
日曜日まで開催しているのでまた時間があったらのぞいてみます。そしてあのお店の人の唇の色が元に戻ることを願うばかりなのでした。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
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