2022-01-03 Mon
Moi!今日は少し晴れ間もありましtが、割とどんよりとしたお天気でした。最高気温は-5度。心なしか日が暮れるのが少しずつ遅くなってきました。気温の低い日々をもう少し我慢すればその先には春が…と一縷の希望を見出せる季節になってきました。
さて今回ヘルシンキの旅で行きたかったのはエスポーにあるEMMA美術館。初回は一人だったのですが今回は家人も一緒に行きました。
目的はこちら。ドイツ在住のアーティスト、塩田千春さんの展示。それは後で詳しくご紹介するとして。
エスポーはヘルシンキの隣に位置するベットタウン。メトロ1本で(ヘルシンキにはメトロは1本しかありませんが)行けるので旅慣れていない人でも簡単に行けます。方向音痴の私でもたやすく行けるのでご安心ください。1/6日まではクリスマスの飾りはOKなのでツリーも見ることができました。
1階は広々とした空間です。つくづくフィンランドの公共スペースのソファなどの家具は座りやすい、というかきっと高品質のものが置かれてのです。1階にはエスポーの歴史に関する展示を見ることができます。
2階にはなんと6つの展示があるとのこと。こちらはそのうちの1つ、Konrad Mägiの企画展。エストニア出身の画家ですが、フィンランドにも所縁のある画家。印象派の作品が好きなので、引き込まれる作品がいくつもありました。
気付いたら大抵夏らしい風景を写真に収めていて、これもそのうちの1つ。
ちょっとトーンが違っていますが、懐かしのベネツィアの風景。見ているだけで旅気分を味わうことができます。
2階のスペースも広々しています。透明で見づらいですが、真ん中には液体がいったりきたりしている不思議な作品が展示されていました。
窓の外にも作品が。ちょっとUFOチックな作品。
そしてこちらから塩田千春展です。
赤い糸にびっしりと覆われた空間。まるで蚕の繭の中にいるような不思議さ。繭の中にはドアを開けて入ります。
全体を見ると赤い空間ですが、細部はこのようにびっしりと赤い糸が張り巡らされているのです。
ドアを出たらこのように洞穴みたいになっています。これを完成させるまでにどれだけ時間がかかったのでしょうね。またどんな気持で糸を絡ませているのか。迫力ある展示で、いつまでもこの空間に痛かったです。こちらは11月末まで展示されているそうなので興味があり、チャンスがある方は是非とも。
雪男ビデオ作品?おもしろい作品についつい目が奪われます。
このオブジェはセラミックなのですが、粘土のように見えます。時々つぶれているのが作品の意図なのでしょうか。
左は実際のオブジェなのですが、右は映像。
EMMA美術館の魅力的なポイントは、常設展にルートブリュックとタピオヴィルカラ夫妻の作品があること。最初に訪れた時にたくさんブログでご紹介したと思うので今回は少しだけ。リュートブリュックの作品はカラフル。
タイルがも色付けをするとかなり印象が変わりますね。
そして展示の1つに日本の金継ぎの技術が紹介されていました。フィンランドでも金継ぎ技術が知られていたとは。
他にも色々な作品がある、見応えたっぷりの美術館だったのでした。
こちらは最寄りのメトロのTapiola駅のオブジェ。
ヘルシンキの美術館もおもしろいですが、時々郊外の美術館に足を伸ばしてみるのもお薦めです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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