2021-02-01 Mon
Moi!今日も曇りがちで少し寒いお天気でした。最高気温が-8度ですからまあまあ寒いですよね。お天気も今一つだったので今週末は引きこもっていました。
さて、地元の新聞を読んでいたらおもしろい記事があったのでご紹介します。
クルド人のShirin Namiqさんは1990年に難民として祖国から離れ、その後12年の間にモザンビーク、バハマ、フィジーなど紛争が起こっている地区や災害で苦しんでいる地区で働いていたそうです。フィジーの後にブリュッセルに移り、起業して落ち着いた生活を送りたいと思うようになったそうです。そんな中、フィンランドの株式市場で売りに出ている会社を探していた時に目に留まったのがエテラポフヤンマーのクリッカにあるヤギの乳製品を作っている会社。お姉さんを誘いすぐにクリッカを訪れたとのこと。なんという行動力。
農場主を始め関係者は優しく、コミュニケーションも円滑にいき、11月に実際にチーズとアイスクリームの工場を見学に行き、帰り道で自分達の道を決めたそうです。そして大晦日に補助金が下りることが決まり、今年の初めに事業登録が済んだというスピード感。
Shirinさんはクリッカのことはもちろん、エテラポフヤンマーのことも知らなかったのですが、ノキア前社長のJorma Ollilaの本で何度も”エテラポフヤンマーの人は企業家精神があり、高い仕事に対するモラルがある”と書かれていたのは記憶にあったとのこと。彼女のお父さんも、お母さんも、お兄さんも、そして親戚も何人も事業家という環境もクリッカの会社を買うという決断に大きく影響したのでしょう。
現在はイースターを目標に”Voihan Vuohi!”という企業名でロゴも新しく、新パッケージで新製品を売り始める準備をしているとのこと。ヤギの乳製品はあまりなじみがないですが、もし製品を見かけたら購入してみたいです。同じ移民としてもエールを送りたいですしね。
エテラポフヤンマー地区は大きな企業がないので、移民にとっても仕事を見つけるのは至難の業。そんな背景もあり(移民だけではありませんが)起業する人が多いです。まあもともとこの地区の人は血気盛んな人が多いとも言われていますからね。そんなこともあり、相互助け合いの精神も高いのもよい点です。
最後の写真はセイナヨキのKyrkösjärviという人口の湖。もともと小さな池しかなかったのを湖にして(全長15km)、掘った土で丘を小さな山にしたという、この地区の人達の精神を象徴する湖でございます。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
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