2019-12-11 Wed
Moi!昨日は一日中曇ったり雪が降ったりしていたのですが、今日はいいお天気に恵まれました。明日から少し気温が上がり、お天気は曇りや雪が続きそうです。
先週ヘルシンキに行ったときにお隣の街、エスポーにあるEMMA(Espoo Museum of Modern Art)に出向きました。こちらはメトロのタピオラ駅。美術館があるだけに駅に彫刻がありました。
私は方向音痴なのですが、今回は駅から迷わず徒歩10分程度で着きました。(つまりかなりシンプルな道のりということです。)この建物には4つの美術館があるので色々な名前が書いてあります。
今回の企画展の一つは宮島達男展。宮島達男さんはWikipediaによると”LEDを使用したデジタルカウンター等、LEDの作品を特徴とする美術家”。こちらの美術館にもこの通り数字が刻々と変わっています。まさかフィンランドでも彼の作品が見られるチャンスがあるとは。
この柱にもランダムな数字が浮かんでは消えていました。
こちらは暗い部屋に緑のLEDが光っては消えていく不思議な空間。
窓から見えたのはUFO?Twitterで時々見かけていたのですが、ここにあったとは。
ちなみにこの日は授業の一環だったのでしょうね、小学生達がたくさん来て自分の好きな作品を写生していました。
EMMAの常設展はタピオ・ヴィルカラとルート・ブリュックの作品。このお二人、夫婦だったとは知りませんでした。まずタピオ・ヴィルカラの食器。繊細で美しいのです。
そしてルート・ブリュックも最近日本でも紹介されていますよね。ちょっと私の持っていたフィンランドアートのイメージとは違いますが、こちらも緻密な絵が描かれています。
白が基調の食器は和食にも合いそうですよね。
彼女の試作品の数々。
タピオ・ヴィルカラのグラスは底に特徴があるのでこういったアングルから見られるのはいいです。
同じフロアにInto Wovenというファブリック系の展示もありました。
光るものについ目がいってしまいます。導線というのでしょうか、それが光っていてきれいでした。色も私の好み。
これも細かい糸が集合して美しいオブジェが織りなしていました。
モダンアートのコーナー。遠くから見ると意志の強そうな少女のポートレート。
近づいてみるとこんなになっています。これは唇の部分。微妙な陰影で表現されていたのですね。
華やかなオブジェも素敵。
そしてもう一つの企画展はMichael Jackson: on the Wall。マイケルジャクソンにまつわる絵画、写真、ミュージックビデオ等様々なものが展示されていました。パリ、ボンでの展示を経てEMMAにきたとのこと。
例えばこの作品はマイケルへの愛があふれる作品。
シルエットだけなのにマイケルだとわかるアートな作品。
こちらは有名なアンディ・ウォーホールの作品。
ビデオで印象的だったのはマイケルファンであろう10人ぐらいの様々な年齢、人種、男女がそれぞれの画面で同じ音源(スリラーだったか?)に合わせて踊りながら歌っているもの。ダンスもバラバラ、歌い方もそれぞれなのですがどの人もマイケルの歌が大好きという気持が画面から伝わってきました。
他にも民俗博物館等も併設されていて見どころたっぷりの美術館でした。ヘルシンキ駅からメトロで簡単に行けるし、モダンアート好きの方にお薦めです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
ムーンウォークができる方も、練習したけどできなかったという方も、いやあれはそもそも無理でしょうという方も
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