2018-12-05 Wed
Moi!昨日は雨と雪が降ったようで、朝はテラスの窓ガラスに雨が氷になって張りつき、玄関前はシャーベット状の雪が凍っていましたそうなると雪かきもできないし滑りやすいしで厄介です。
さてちょっと前にフィンランドのレストランでよく”お味はいかがですか?”と尋ねられるという記事を書きました。先日Äärelläというお気に入りのレストランに行った時にたまたまフィードバックしたいことがあったので率直にウェイトレスの方に伝えました。
友達は出された料理の下に置かれてあるパンにソースが染み込んでいるのが改善できないかということ。私はチョリソー入りマッシュポテトの中に小さく刻んだ生の玉ねぎが入っていてその味が結構強かったことを伝えました。ウェイトレスの方はしっかり耳を傾けてくださり、”フィードバックをありがとうございました。”とその場を去ったのでした。
しばらくして客足が収まった頃に若いシェフが”先ほど料理のフィードバックをいただいたようですが。”とわざわざテーブルまで来てくれたのです。若いシェフは色々話していると北部のケミ出身でタンペレで料理を勉強し、また友達は若いシェフ部門でベストシェフに選ばれたとか。今はJuurella(姉妹店)とÄärelläの両方でシェフをしているなどの話も聞けました。またシェフは私達のフィードバックを改めて聞くと共にレストランの姿勢などもさりげなく話してくれました。友達は今後メニューを開発する必要があったので、メニュー開発について質問したところ、ベテランシェフが中心になって新しい素材やソース、手法などを皆で相談しながら開発しているのだとか。この話には妙に納得。そういえば先日ここの料理でワサビがさりげなく使われていました。普通のフィンランドのランチレストランでなかなかワサビを使うところって寿司レストラン以外ないと思います。
それにしても”お味はいかがですか?”と聞くにはそれなりの自分の料理への自信とか思い入れがなければ気軽に聞くことができません。そして相手がネガティブなコメントをした時にきちんとした返しができるコミュニケーション力がないと火に油を注いでしまいそう。さらに次のステップに進化させるために深く分析するステップ。このレストランではチーム内での開発に加えてお客さんからのフィードバックも(時には)さらに質を高めてくれているのだと確信した夜でした。
これがその時の料理。ハンバーグ風でしたがスウェーデン語の名前がついた名前の料理、失念してしまいました。マッシュポテトにチョリソーの刻まれていたのが少し混ぜられているというのもなかなか。ソースもおいしかったです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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