2018-10-02 Tue
Moi!家人は昨日は仕事で3時間しか寝ていないそうですが、出張先から車で4時間半かけて帰宅し、それからすぐオウル行きの電車に乗るべく駅に旅立ちました。オウル到着は0時実は今日中にオウルに行かなければならないことを二人ともすっかり失念していたことが発覚。客先からオウルに向かっていたら2時間ほど早く到着するはずだったのですが…まあ前向きに考えると運転しなくていいので少し体は休められるし、仕事も電車の中でできるかなと。とにかくオウル行きの電車に間に合ってよかったです。秋からクリスマス前にかけてどうしても忙しくなるのですよね。
そんなことはさておき、先週の金曜から日曜日までセイナヨキのKalevan Navettaという場所でフィンランド内戦時の写真や今まで非公開だった手紙などの展示がありました。この企画に友達が絡んでいて、友達から可能なら手伝いに来てほしいと頼まれたので金曜日にちょっと行ってきました。
まずKalevan NavettaというのはKalevaの牛舎という意味でして、Kalevan Navettaのある地域はItikkamäkiです。”Mäki”というのは”丘”という意味なのですが、”Itikka”は一般的には”蚊”という意味なのでこの地域以外の人が地名を聞くと”蚊の丘”?と勘違いします。ところがこの辺りの方言で”Itikka”は”牛”という意味。昔はこの辺りでたくさん牛を飼っていたのですね。
今やどんどん開発が進み、今ではたくさんの新しいアパートが建てられています。”蚊の丘”もなかなかですが、”牛が丘”もね、どうなんでしょうかね。
新しい建物がどんどん建てられている中、この牛舎は残され、そしてここにセイナヨキ美術館が移転することになっています。
移転はまだ少し先で、これから改装なのですが、その前にスペースを使って100年前のフィンランドの戦時中の写真、資料、手紙などを展示するというのが今回の目的。
こういったまさに牛舎だったスペースを使っての展示。
梁に釣り糸みたいな糸を垂らして先をクリップ止めして作品を展示しています。
あの、ここで告白しますと私もこの一部を手伝おうとしたのですが、不器用過ぎて全然うまくいかず、器用な人だとさくっとできるであろう作業に3倍、4倍、いやもっとの時間がかかってしまいました。釣り糸ってスルスル滑ってなかなか思った場所で留められないのです。しかも2ヵ所をクリップ留めするので長さが一緒でないと展示物が歪んでしまうという。友達と二人で悪戦苦闘。
釣り糸クリップ付けはどうにか終了したその後あまりやることもなく、しかも月末で仕事も溜まっていてほとんど役立たずのままこうやってちょこっと写真を撮らせてもらって後にしたという
実はこちら側、吹き抜けになっていて、当然暖房もなしだったのでコート必須、手袋もしていないとちょっと手がかじかむ寒さでした。
ちょっとわかりづらいのですが、吹き抜けになっているところから下をのぞいた図。非常口を作るのに作業をしている人を上から撮ってみました。
週末に時間的に余裕があったら行ってみたかったのですが、バタバタしていて結局足を運べずじまい。ただFacebook情報によると多くの人が足を運び大盛況だったようです。
セイナヨキでもこういった文化的なイベントが増えてきたのは嬉しいことです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
狙いを定めたところで結び目をきっちり作れる手先の器用な方も、”あれ?こんなはずじゃないのに”とつい呟いてしまう愛すべき方も
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