2018-02-28 Wed
Moi!今日は-15度までしか気温が上がりませんでしたが(←と自分で書きながら何だかおかしなことを書いているような気になってきました)とてもよいお天気でした。お天気が良くて気温のかなり低い日を取るか、空が終日どんよりして気温が中途半端に低い日を取るかと聞かれたら私は迷わずお天気の良い日を取りますね。まあ長時間の外出なしという前提ですが。そういう意味では今日はよい一日でございました。
すみません、いきなり所帯じみた画像で。
昔こちらのスーパーでは野菜や果物は量り売りが普通ということを書いたのですが、今日はもう少し詳細にご紹介します。例えば玉ねぎはこんなふうに”箱から箱に移しました”的な感じで入っていて、お目当ての玉ねぎを必要な数だけ選びます。
ここでは自己責任ですので、腐りかけ、もしくはもう少しすると腐りそうなのを見極めながら慎重に選びます。みかんなどは注意しないと腐ったのを手に取ってしまいひぃっとなることもございます。
そしてこれが玉ねぎのキロ当たりの単価(1.29ユーロ)と右下の〇の中に書かれているのが玉ねぎの番号。
備え付けのナイロン袋に選りすぐった玉ねぎを入れ、このはかりの上に載せ、さっき↑の97のボタンを押すと下からシールがウィーンと出てきて
それをナイロン袋にペタッと貼っておしまい。
好きな大きさの野菜や果物を好きなだけ選ぶことができるので便利です。
そしてこのシステムは顧客の良心によって成り立っているとも言えます。例えばこのリンゴはキロ当たり1.29ユーロですが、
こちらは2.49ユーロ。
悪意を持った人なら2.49ユーロのリンゴを選んで1.29ユーロのリンゴの番号をしれっと貼ることもできます。レジの人もある程度はチェックしているのかもしれませんが、リンゴの微妙な色や形の違いまでは把握するのはかなり難しそう。
こちらでは日常生活でこういったお客さんの善意を信用したシステムをよく見かけるのです。
例えばフィンランドでよくあるランチビュッフェ。ビュッフェは多くの場合事前に代金を支払ってその後各々が取るのですが、ビュッフェの種類が2種類ある時もお客さんの善意を信用しています。
また先日バレンタインの週はフィンランドでは友達の日でした。家人が通っているジムがその週は友達を連れてきても使用料無料の日があったので一緒に行きました。週末につきカウンターは無人。入館する時に鍵が必要だった以外はロッカールームの鍵も普通に使えたし、変な話、友達の日の週でなくても会員と同行すれば非会員でも利用できてしまうというシステム。
思うにフィンランド人の民意が高いからという気がします。信頼されているから裏切らないようにしているのもあるでしょうし、また社会保障が(今のところ)しっかりしているのでリスクを冒すメリットがない、そんな感じでしょうか。お店側も数ユーロの誤差を見極めるためにシステムを変えるまでの損失はないと考えているのでしょう。ちなみにドイツ系のスーパーではレジにはかりが設えてあるので、野菜や果物の番号はキャッシャーの人が入力しています。これも品数が限られているからできることなのでしょうね。
一部のスーパーではセルフレジシステムも導入され始めました。これからますます人の善意を前提に展開していくのか、はたまたもう少し厳しいシステムが導入されるのか、時代の流れを見守っていきたいと思っています。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
セルフレジの方が列が短いからとよく利用するのですが、結局バーコードを探すのに手間取って時間がかかっていることに私は気づいてしまった…。
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