2017-12-31 Sun
Moi!クリスマスが終わったと思ったらもうあっという間に大みそかを迎えることになりました。1年が経つのは早いですね。セイナヨキのことやフィンランドの生活をお伝えしようと狭い行動範囲ながらもぼちぼち書き続けているこのブログ、今年もどうにか1年を終えることができました。お付き合いいただいた皆様、心からお礼申し上げます。
大みそかの前日の昨日はフロアーボールの試合があったので見に行ってきました。いつもはスポーツセンターの小ぶりな場所で試合が行われているのですが、昨日はセイナヨキアリーナの新しく増築されたスペースでの試合。いつもは横から観戦しているのですが、今回は2階のカフェスペースから観戦しました。気分は優雅に高いところから民衆に手を振るさながら皇族のよう。なかなか爽快な気持ちでの観戦でございました、ほほ。
クリスマスの大きな行事も終わり、元旦を入れたら3連休ということもあり大勢の人が観に来ていました。そう、この観客より少し高いところで観戦したVIP感、ご想像いただけるでしょうか。(誰もこっちを向いてないけど…)
ハーフタイムというのでしょうか、試合の間に地元のチアリーディングのチームがパフォーマンスを披露してくれました。
空中正座、ではなく空中前転の図。
試合は格下のチームとの対戦だったので楽勝っぽかったこともあり、途中退出して友人宅に向かったのでした。
来る2018年が皆様にとってさらによいお年になりますよう。
来年も引き続きよろしくお願いします。
慌ただしい年末をお過ごしの方も、余裕しゃくしゃくの年末をお過ごしの方も
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2017-12-29 Fri
Moi!いつもは時間に追われている家人もクリスマスの間はゆっくり休むことができました、というより仕事をする気になれず、思い切って休んだ次第。食べ過ぎモードになっていた私達、運動も兼ねてクリスマスの朝にウォーキングに行ってきました。ちょうど前日に雪が降ったばかり、気温も-3度ぐらいで気持いいお天気でした。
冬至が過ぎたばかりだったので今だ!と思ったときに行かないとすぐに太陽が沈んだり、太陽が雲に覆われてしまうのでタイミングは大切。夏の間は子ども達で賑わう遊具コーナーも閑散としています。
新雪で覆われた湖。足跡はなかったのですが湖上を歩いてみました。が、私は及び腰で万が一落ちたことを考えると少ししか歩けませんでした。というかわざわざ危険な道を歩く必要はありませんからね。(←小心者)
向こう岸まで湖は凍っているようでその上に雪が積もっています。
桟橋の周りの水も凍って盛り上がり、その上に雪が積もっていました。
ちょっとわかりづらいのですが線の右側が桟橋の上、左が湖です。←部分に小さな模様が。拡大してみると
勇気ある犬(←猫はこんなとこ散歩しませんよね~)の足跡が。
ここから見ると湖の上を歩いて向こう岸まで行けそうです(行かないけど)。
全部が凍っていると思ったらまだ凍っていない部分も。ここが氷と水のはざまです。
この桟橋はカヌーのために新しくできた桟橋。
地図のように水が少しずつ凍り始めています。
波打ち際の氷具合がきれいです。
近くにいたら割りたくなるような繊細な氷。
この氷もまた別の自然の美しさを見せてくれています。光が反射してキラキラしています。
通年通りならこれからまだ少し寒くなりますが、このようなよいお天気が増えてくるのが楽しみです。日も伸びてきますしね。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
足跡のついていない凍った湖を歩いてみたいという勇敢な方も、安全第一、危険は冒しませんという方も
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2017-12-28 Thu
Moi!今日もどんよりとしたお天気で、もうすぐ雪が降る予報となっています。予想最高気温は1度、最低気温は0度の安定した温度。明日は2度まで上がるので雨の予報が出ていますが、みぞれっぽくなるのかもしれません。今のところ先日降り続けた雪のおかげで雪はまだたっぷり残っています。
そうそう、クリスマスが終わってこちらはバーゲンが始まりました。昨日街で早速買い物をした若い女性を何人か見かけました。ここは地方なのでお店がめちゃくちゃ混むことはあまりないので(スポーツ店は例外)私も時間があったら見ようかなという程度です。
さてクリスマス関連の話題がまだ続きますが、今回は墓地。日本の墓地というとおどろおどろしいイメージがありますが、こちらではこの時期お花よりキャンドルを灯すのが主流です。(お花を供えてもこの寒さだと…)
向かったのはTörnävä教会。ラケウデンリスティ教会より小ぶりですが、居心地のいい教会です。
そして教会の裏に広がる墓地。ご覧ください、このキャンドル。雪がしんしんと降る中に浮かび上がるキャンドル。そして耳を澄ますと小さくジュー、ジューと雪が溶けている音も聞こえる不思議な空間でした。
戦没者のお墓にもそれぞれキャンドルが灯され、そしてその向こうにはライトアップされたクリスマスツリー。
このキャンドル、拡大したらこんな感じ。戦没者を悼む気持が伝わってきます。
ちょっとわかりづらいですが灌木の向こうに広がるのは墓地。それぞれの墓地にキャンドルが灯されています。
小さなモミの木。この日はどんどん雪が積もっていました。
ちょっと不謹慎かもしれませんが、クリスマスの時期にこちらに来られ、教会に行くチャンスがあり、そこで墓地も併設しているようなら是非行ってみてください。雪の中で灯されたたくさんのキャンドルは本当に美しく心が洗われます。そしてクリスマス時期は日も短いですから夕方でも充分この雰囲気味わえるのでお薦めです。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
こちらの人はキャンドルをうまく使っていますが、私はどうももったいない精神が邪魔してうまく使えません。
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2017-12-27 Wed
Moi!クリスマスも終わり、年末モードですね。こちらではクリスマスからもともと24日から26日までお休みだし、元旦もお休みなので冬休みに入る人も多いですが、我が家は暦通り。たださすがに家人も今年はもう出張はありません。
クリスマス休暇の際にアップできなかったイベントをいくつか紹介していきます。今回は教会でのクリスマスキャロルを歌うイベントについて。教会ではクリスマスの時期、ミサの一種になるのでしょうか、司祭のお話をはさみながら通常のミサよりも多くクリスマスキャロルを歌うというものが色々な教会で催されています。
私達が行ったのはセイナヨキのヌルモ教会。私にとって初めてのヌルモ教会。
到着が開始ギリギリだったので教会の中は既にいっぱい。空いている席を探していたら偶然知り合い家族にばったり会い、その隣に座らせてもらいました。素朴なつくりで落ち着きます。
パイプオルガンもこじんまりとしています。
でもパイプオルガンってなかなかの優れもの。鐘の音も奏でることができるのですよね。
こちらの窓も装飾は絵というほっこりする飾り窓。
シャンデリアの柔らかい光が教会全体を包みます。
教会のミサではいつもは聖歌が載っている本を借り、その日に選ばれた番号の歌を歌うのですが、クリスマスの時はクリスマスの歌ばかりが集められた小冊子が準備されていてその日はその中から5~6曲歌われました。わたくし、日頃からこのJouluradioというクリスマスの曲ばかり流している季節限定のラジオを車の中で聞いているのでほぼどの曲も歌えました。
教会の目の前に墓地が広がります。クリスマスの時期はキャンドルが灯されてとても美しいのです。
そして日が暮れた後の教会もまた違った印象。
この日はキリッとした寒さでしたが夕暮れも格別にきれいでした。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
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2017-12-26 Tue
Moi!昨日は夕方過ぎから雪がどんどん降り積もり、まさにホワイトクリスマスとなりました。食べ過ぎの今日この頃、運動不足解消も兼ねて家人と雪かきをしたりもしました。今日の最高気温は-3度。少し気温が下がってきました。
さてクリスマスは今年もダラダラ家で過ごしております。でも一応家人の希望でクリスマス料理も買ってきました。
こちらがクリスマスイブに食べた料理(家人用)。おっと横から撮ったので木目が縦になっていますが。
お皿は日本製でいただきもの。
左上からチーズ、サラダ3種類(ポテト、イタリアン、ビーツ)、中段はお肉をゼラチンで固めたもの、メインのハム、サーモン、ラーティッコ3種(バターッティ、人参、ランットゥ)、白身魚の何か。ハムにはマスタードをつけていただきます。
私は魚は得意でないのでスキップしました。
一方こちらは義両親宅でクリスマスの日に振る舞われた料理。このほかに肉の煮込み料理も準備されていました。クリスマスは日本のお正月のように親類達が一堂に会してクリスマス料理をいただきます。
マスタードは義母お手製でとてもおいしかったです。もちろん他のも。
そして食事の後のお楽しみにはデザート。右はレーズン入りのケーキ、真ん中はトスカーナケーキ(って何だか知らないんですけど)にチョコ、オレンジ、アーモンドが入ったもの、そして左のちょっと不格好なのが私が焼いたブルーベリーRahkaパイというヨーグルト風味のパイです。
日本のクリスマスケーキは生クリームたっぷりでイチゴが上にのっていてというのが思い出されますが、こちらはあまり定番ケーキというのがないので、割と自由な感じ。
毎年ついつい食べ過ぎるのでほどほどにしようと思いつつ、今年もまたこれはどんな味だろうと取り過ぎてしまい、取ったからには完食という負のスパイラルに。でもせっかくのお祝いということで、どれもおいしくいただきました♡
ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。
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2017-12-23 Sat
Moi!今朝起きたらうっすら雪が積もり、明日はさらに雪が積もるようでホワイトクリスマスとなりそうです。
こちらでは今日からクリスマス休暇に入る人が多く、クリスマスを家で過ごす人達の大移動が始まっているようです。フィンランドではクリスマスは家族が集まってお祝いする日本でいうお正月のようなもの。なのでスーパーは食材を求める人達で少なくとも火曜日の時点で混み合っていました。今日はもちろん劇混みです。
かくいう私も毎年なんとなくできあいの食材を買っています。今年もハム、ラーティッコといわれるキャセロール(人参、カブハボタン、じゃがいも)、テリーヌのようなもの、チーズ、そしてグロギとよばれるホットドリンクにジンジャークッキーなどなど。
一部の食材は売り切れていましたが、何よりも顕著だったのがこのチョコレート売り場。
確かこの辺、チョコがうず高く積まれていたはずなのですがクリスマス直前に一気になくなりました。
人気のあるチョコは一目瞭然。
そしてこの空き箱の山。
ちなみにクリスマス商戦が始まった頃はこんなにあったのですよ
かくいう私達もまさかこんなに減っているとは思わず、悠長に構えていたらお目当てのゼリーが売り切れ。ようやく3軒目のスーパーで見つけました。
なぜこんなにチョコが消費されるのか?
一つはクリスマスプレゼントの一部として買われることが多いです。クリスマスプレゼントは一人に1つではなく、いくつかあげることがあり、チョコはそのちょっとした一部に最適。私も義両親から毎年もらうのですが、板チョコなんかではなく1箱に2段入っているようなあの大きいやつ。
後は家族が集まるので皆がつまめるように。
後は自分用に買ったりもあります。特にクリスマス時期限定のチョコもあるのでついついなんてことも。チョコ売場にこんなに人がいたら雰囲気に飲まれてしまうことも。家人もしれ~っとラクトースフリーのチョコを買っていたりして。
そしてこのクリスマス用のチョコ、お店によってはクリスマスが終わると割引セールなどもするのですが、今年は私感ですが景気が回復したせいか売れ残りが少ないような気がします。それにしてもクリスマス時期の消費量、どれだけなのか気になるところです。日本のバレンタインデー時期のチョコの消費量もすごそうですが、こちらはチョコの分量が日本の10倍ぐらいありそうです最近体重が増えてきているので食べ控えようと思っている矢先にこの誘惑。どこまで断ち切れるか?
ということ皆さま、Hyvää joulua (=メリークリスマス)
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2017-12-22 Fri
Moi!昨日の雨は思ったより雪に影響なく、まだ庭にはたくさん雪が残っています。道の雪は溶けて凍っているので、転倒防止にばら撒かれている小石の上をゆっくりたどりながら歩いています。
昨日の雨と打って変わって今日はお昼過ぎから晴れ間が見えてきました。やっぱり太陽の姿を見ると幸せな気持になりますね。心も上向き、しかも今日は(フィンランドでは)冬至ではないですか!(←日本は明日ですよね。)寒さは増してきますが冬至を過ぎると冬の一山を越えた気がします。
曇っているとついつい引きこもりがちになる、というよりむしろ外出する意義が感じられなくなるのですが、晴れていると何かと用事を作って外出したくなります。
市庁舎とラケウデンリスティ教会の時計塔。昨日の雨で屋根の雪は溶けてしまったようです。
こちらはアピラ図書館。高い建物がないので空が広々。
教会の外にあるアルヴァ・アールトデザインの(一応)噴水。冬季は水が凍るので水が抜かれています。
噴水の遠くに設置されているのは時計塔をフィンランド独立100周年カラーにライトアップするためのライトを発見。
そしてもう一つ発見しました。
ちなみに↓は独立記念日の前日のライトアップでございます。
少なくとも足元をこのライトで照らしていた模様。
ちょっと足を伸ばしていつもの湖に。と言いつつ雪がガチガチに凍っていたためここで前進するのを諦めた、の図。
前進しなかった代わりにモノクロ写真なども撮ってみました。
青空に映える飛行機雲。曇りだったら全然気づかないでしょうね。
ブルーと白のコントラストの美しい午後のひと時でした。
ということで皆さま、よい冬至に週末、そしてよいクリスマスをお迎えください。
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2017-12-21 Thu
Moi!今日は日中曇りだったのですが夕方になっていつの間にか雪ではなく雨が降り始めたようです。
1週間ほど前にたっぷり雪が降ったし、昨日も少し降ったので大丈夫かと思っていたのですが、さっき玄関から外をのぞいてみたら雪かきをしていた道はすっかり雪が溶けていましたプラスの気温はありがたいのですが、雪が溶けてしまうのは困りものです。何といっても濡れた道がそのまま凍るとスケートリンク状態になりますから。
ちなみに↓は以前に撮った写真で、湖近くの駐車場。冬の間は利用者はあまりいないので雪かきも積極的にしていなかった結果、こんなことになりました。
天気予報を見てみると明日と明後日は晴れ、クリスマスイブイブの土曜日は雨混じりの雪、イブとクリスマス当日は晴れの予報が出ています。すべてが真っ白に雪に覆われたホワイトクリスマスを過ごせるのか?それとも氷と戦いながらのブラッククリスマスか?当日のお楽しみです。
ということで皆さま、よい一日をお迎え/お過ごしください。
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2017-12-20 Wed
Moi!今日は一瞬晴れたり曇ったり雪が降ったりの忙しいお天気でした。そして今週は雪かき当番なのにすっかり雪かきを忘れていたことに夜気づくという…。サボる気はさらさらないのですが、冬至直前で外はすぐに暗くなり、そうするとカーテンを下ろし、そうすると外の様子をうかがうのをすっかり忘れ…近所にとてもアクティブな方がいてどうやらその方が既に雪かきをしてくれた模様。雪かきのタイミングってなかなか難しいのです。降り始めにやってもすぐ積もるし、止むタイミングも常に外を見ておかないとわからないし、かといって放っておくとがっつり積もって重労働になったりするし。ブツブツ。
さて先日知り合いの方からスーパーでゴボウを見つけたという情報を得ました。そう、これです!
フィンランド語ではMustajuuri(=黒い根)。Wikipediaで確認すると和名はキバナバラモンジン、またはキクゴボウ、西洋クロゴボウともいうのだそうです。見た目もそっくりなのですが、”食用・薬用の根はゴボウと外見は似ているが別属であり、味も異なる。”とのこと。
でも…ゴボウって笹掻きにすることが多いので食感の印象はあるのですが、味の記憶はあまり。だからこれもありじゃないかと。その方はきんぴらごぼうにしたらおいしかったそうです。かくいう私自身もゴボウをわざわざ買って料理したことって数えるほどしかないので、購入するかどうかはちょっと未定です。(買ったら責任取らなければならなくなりそうだし…。)ちなみにフィンランドのK系のスーパーにあるとのこと。
こちらのスーパーには白菜もあるし、お店は限られていますが小さくカットされているけれど大根もあるし、たまに水菜を見かけることもあるし、少しずつ日本で入手できていた野菜がスーパーでも手に入るのは嬉しいものです。Twitter情報でシソも売られているとのことでしたが、セイナヨキのスーパーでは扱いがまだない模様。個人的にはニンニクの芽があったら嬉しいなと思うのですが、薄切り肉が入手しづらいこちらではちょっと使いづらいかなとも思ったり。
逆に日本ではお目にかからない野菜の開拓をするのも楽しそうです。根菜類はビーツとかLanttu(カブハボタン)とかBataatti(スイートポテト)とかセロリの根っこなどこちらで初めて見るものも店頭に出回っています。スープに入れたりオーブン料理にしたり。寒い季節にはぴったりです。
食べ物の話ばかりなりましたが皆さま、よい一日をお迎え/お過ごしください。
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2017-12-19 Tue
Moi!今日は予想最高気温も予想最低気温も-1度で12月にしてはそんなに寒くない気温です。雪も昨日少し粉雪が降り、少なくとも家の周りは氷の上に適度な雪があって歩きやすそうな感じ。
さて金曜日にロヴァニエミに行ったのですが、この時期は観光客で賑わっているだけあり、リーズナブルなホテルが満室で予約できませんでした。ホテルだけでなく家人が火曜日にトリップアドバイザーで上位のレストランに行こうとしたら”今週はすべて予約で満席”と断れたとのこと。そんなこともあり、宿はロヴァニエミから少し南下したKemiという街にしました。Kemiはスノーキャッスルで有名な街ですが、それができるのは1月とのことで今回は観光は省略し、向かったのはお隣スウェーデンのハパランダ(フィンランド語ではHaaparanta)に行ってきました。
この辺に住んでいるとスウェーデンに行くには飛行機かフェリーになりますが、北部だと陸続き。Kemiのホテルから車で30分程、あっという間にお隣スウェーデンに到着しました。国境はあるのですがパスポートコントロールはなく、職員が2名道端に立っていたのみ。私もパスポートなしで国境越えできました。
さすがお膝元の国、IKEAがありました。そして発音ができない地名(子音が多い)。
そんなに大きな街ではないのですが、ショッピングモールがいくつか点在していて、家人の希望でスウェーデンのアウトドアのアウトレットショップを2軒見て回った後に、このサイトで2番目に人気のSwedolに向かいました。
https://www.yelp.com/search?cflt=shopping&find_loc=Haparanda
↑このサイトの輝く1位のお店はタバコ屋!家人によるとフィンランドでは販売を禁止されている鼻の上に載せるタイプのタバコ?が有名なのだとか。
とりあえずFashionと書かれているSwedolに。まあね、H&Mのお膝元だし、もしかして掘り出し物があるかも?などと期待しつつたどり着いた先には横に長~いショッピングモール。うん、いいかもいいかも。そして左端にSwedol発見
でも家人いわく”これ、工具とか売ってるお店じゃないの?”
いやいやいや、でもこのサイトにはFashionとはっきり書かれているし、とにかく行ってみようと向かった先には
工具類が広い店内に所狭しと置かれていました
優しい家人は”ほら、あの作業服のセクションに行きたかったの?"と促してくれました
気を取り直してSwedolを即行で出た後に引き込まれていったのはキャンディーワールド、沖縄風にいうとお菓子王国。
お店の中はチョコやキャンディー、缶ジュースのパックなど高カロリーな品々がずらりと並んでおりました。
目を引いたのはこの巨大チョコ。比較のために左下に通常店頭に並んでいるチョコを並べてみました。
巨大だったのは↑だけじゃありません。よく見かけるこのチョコも巨大。パレットごと持ってきている雑さが憎めません。
ここにも巨大チョコセクションが。黄色のMarabouはスウェーデンを代表するチョコ、ピンクのGeishaはフィンランド、Fazer社のチョコです。
比較のためまた左に通常の板チョコ(といっても日本のより大きい)を置いてみました。まあ堂々の2kg入りですから。でもご心配なく。中には小さい板チョコが大量に入っていました。ばら撒き用、ですかね。
キャンディーコーナーも半端ない広さ。量り売りなので好きなキャンディーを好きなだけ詰める方式です。(しか~し色がね…)
お菓子だけで子ども達は大満足と思われるのにこんな遊べるコーナーも。子どもにとってパラダイスですよね。
えーっと、写真は以上ですが他のお店ものぞきました。Iittalaのアウトレットショップもあり、なんとフィンランドで会員になったカードも有効でした。
ハパランダはフィンランドの国境にあるだけあって、店内ではフィンランド語が頻繁に聞こえたし、お店の人も結構話せる人が多く、お店の表示も一部フィンランド語でした。(”Staff Only"のドアとか)逆にハパランダに隣接しているトルニオにはスウェーデン人がよく訪れているのだとか。
島国日本で育った私にとって不思議な感覚でしたがおもしろい体験でした。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
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2017-12-18 Mon
Moi!今日の予想最高気温は0度。またグレーの雲が空一面を覆っています。
さて今日は昨日に引き続きロヴァニエミの旅行記、アルヴァ・アールト編です。
3年前の3月にも友達とオーロラを見に行ったときに訪問したのが最初で、その時の記事はこちらです。
http://visitlakeus.blog.fc2.com/blog-entry-209.html
http://visitlakeus.blog.fc2.com/blog-entry-210.html
もともと今回の旅行は家人が車でロヴァニエミに出張することになり、最終日に合流しないか誘われました。この時期のオーロラは天気が悪いのでほぼ期待せず、前回工事中で入ることのできなかったアルヴァ・アールト設計の劇場も見えるし、クリスマス前の雰囲気も味わいたくて行くことにした次第。
行ってよかったです。前回は雪が溶けかけていたのですが、今回は正真正銘の雪景色。こちらは市庁舎です。
正面にはクリスマスのデコレーションも飾られていました。
そして横に長い図書館。屋根にある出窓が中から見るとまた違った印象です。
入口は市庁舎と同様にデコレーションが。
ロヴァニエミの図書館はセイナヨキの図書館にも似ている部分もありますが、かなり広々とした印象です。
このテーブル、似たものがセイナヨキの劇場にもあります。このテーブルは組み合わせが自由で、このように横長につなげることもできるし、まるくつなげることもできるしそのスペース、目的に合わせて自由自在に使えるのです。
中地下1階はセイナヨキ図書館と似ていますが、ロヴァニエミはこういうスペースが3カ所あり、しかも広いのです。
手前が図書館、そして右側がLappi taloとよばれている劇場です。オーロラカラーに染まっていました。
正面はこんな感じ。オープンは13時からでした。
このテーブルもアールトデザインなのですが、天板部分の材質が違うテーブルは初めて見ました。
1階ホールから2階の劇場ホールに続く階段も凝っています。
こちらは2階のカフェスペース。ちょうどお芝居中で幕間のためのカフェ待機中でした。
この劇場、何となく馴染みがあると思ったら壁のセラミックがセイナヨキ市庁舎と同じコバルトブルーだったからかもしれません。
階段にはフィンランド独立100周年の旗が飾られていました。
時間がたっぷりあったのでアールトデザインの椅子に座ったりしながらゆったり過ごしました。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
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2017-12-17 Sun
Moi!今日は最高気温が-1度。雪は降りませんでしたが、この前の雪が溶けて道が滑りやすくなっています。
さて、週末にロヴァニエミに行ってきました。行きはこちら、セイナヨキは深夜発の寝台列車で。
ちなみにベッド付きの個室を予約したのですが、2段ベッドの下を選んだため、電車の振動がすごかったのと、上の人のいびきでなかなか寝付くことができませんでした。前回は上のベッドだったのでぐっすり寝られたのですがね。部屋には洋服をかけるところ、荷物を置く場所、そして小さいながら洗面台もあり、また部屋の外にあるシャワーも使うことができました。(シャワーのカードキーが部屋の中にあり)
ロヴァニエミ駅には7時間ぐらいで到着しました。朝7時過ぎですが真っ暗。そして雪がしっかり積もっていました。
いや~観光の街だけあって華やかなイルミネーション!
クリスマスツリーも街のあちこちにありました。
街中で聞かれるのは英語や他のヨーロッパの言語、アジアは日本人もちらほらいましたが圧倒的に中国人の数が多かったです。
ランチにはトリップアドバイザー情報でCafe & Bar 21に行ったところ、噂通り高い人気でした。ランチはサラダ、スープ、パスタなどが揃っていて、私はミートボールのスパイシーパスタ(だったのですがミートボールというよりはハンバーグですかね)。結構待ちましたがおいしかったです♡実際のところ座って時間を潰したかったので私にはもってこいでした。
ロヴァニエミの人は親切な人が多く、ランチを待っている時にすることもないので地図を見ていたら、向かいに座っていた若い女性が英語で”どこか探しているところがあるのですか?”と声をかけてきてくれました。せっかくなのでお薦めの美術館を教えてもらったのでした。またクリスマスマーケットでジュエリーを売っていた女性もどこのショッピングセンターに行けばいいかアドバイスをしてくれました。
このお店もトリップアドバイザーに載っていました。とてもおしゃれなお土産にもってこいの品々が並んでいました。
街の真ん中にこんなかまくらっぽいものと、スケートリンク(もちろん室外)もありました。
ロヴァニエミは調べてみたら人口は6万2千人強でセイナヨキとほぼ同じ(最近セイナヨキが人口、追い抜いたようです。)ですが、観光都市だけあってお店やショッピングモールの数はロヴァニエミの方が多い印象。
ロヴァニエミといえばサンタクロース、オーロラ、北極点などそれだけで観光客はたくさん呼び寄せる要素がありますが、加えてアルヴァ・アールトが設計した市庁舎、図書館、劇場もあるし、戦後の都市計画をしたのもアールトなのです。観光のメインがアールトセンターのセイナヨキからするとうらやましい限り。
そういう華やかな面を持ったロヴァニエミですが、こんな一面も
Wikipediaより1944年、フィンランドはロシアとモスクワ休戦協定を結ぶ。その結果かつての同盟国であるドイツとラップランド戦争が起きる。ドイツ軍は焦土作戦を採用した。ドイツのロタール・レンデュリック将軍はロヴァニエミの公共施設だけ破壊するよう命令したが、後に病院と一部の家を除く全てがドイツ軍によって破壊された。ロヴァニエミ駅も弾薬を積んだ列車と共に爆発し、ガラスの破片で多くのドイツ兵が負傷した。この爆発はフィンランド奇襲隊が起こしたが、結果的に町を衰退させることになった。この戦争でロヴァニエミの90%の建物が破壊された。 復興は1946年に始まり、市街の公的・私的建造物の多くをフィンランドの世界的な建築家アルヴァ・アールトが設計した。
90%の建物が破壊されたとは。華やかな現在の姿からはとても想像できません。
前回行けなかった教会に行ってみました。
何年に建てられたのか聞いてみたところ、戦後の1950年だと。前の教会はこの隣に建っていたけれど戦争で焼けてしまったと。
70年近く前に建てられた教会を古いとよぶのか新しいとよぶのか微妙ですが、中は広々として明るい空間が広がっていました。
パイプオルガンも荘厳で華やか。
祭壇の下に白い物体がありますが、羊がくたっと寝そべっていました。いや、何か他の意図があったのか…?
その後、ランチの時に薦めてもらったKorundi House of Cultureという美術館に行きました。広いし、新しい作品もたくさん。とても見応えがありました。中でもこの”失われたもの”というタイトルの作品は心惹かれました。
子ども達のお母さんが亡くなったであろう翌日の朝。子ども達の表情、お父さんの後ろ姿なのに伝わってくる哀しみ、広くて虚無感の漂う空間。迫力がありました。
3階ではフィンランドを代表するジュエリーブランド、Kalevalaジュエリーの特別展が開催されていてそれもおもしろかったです。この一角ではヘヴィメタの映像が流されて、ヘヴィメタ歌手とコラボした製品が展示されていました。さすがフィンランド。
毎年新しい作品が発表されているようでこのような美しい作品を見るとついついほしくなってきます。
16時が過ぎ、家人の客先での仕事が終わったので合流してサンタクロース村に向かいました。こちらも観光客の人気スポットです。
夜はまたまたトリップアドバイザーでチェックしたRoka -Street Bistro。こちらは前菜(1人分ですが2人で分けました)。
私が頼んだのはハンバーガー。バンズが四角でフワフワ。まさにストリートフードでおいしかったです。
今回でロヴァニエミの街、かなりマスターしました♡
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2017-12-15 Fri
Moi!今日は+1度まで上がったので雪が少し溶けてシャーベット状になってきました。冬至まで約1週間。今日の日の出は9:55、日の入りは14:50。太陽が出たかと思うとあっという間に暗くなってしまうのがこの季節。でも逆に考えれば冬至さえ過ぎれば日が長くなっていくということですよね。
今日はほとんどが曇りだったのですが一瞬晴れ間が見えました。ちなみにこれは13時半頃の太陽。お昼過ぎというのにこの低さです。
あっという間に湖も凍り始め、その上に雪が積もってきました。
こんな太陽を見るとフィンランドの冬だなーと思います。といってもあまり太陽を見られるチャンスはないのですが…ね
さて明日からプチトリップに出かけます。一足早いですがよい週末をお迎えください。
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2017-12-14 Thu
Moi!今日は昨日の雪と打って変わって久々の晴れ間がのぞきました。でも夕方にはまた曇り空に、そして明日また再び雪が降るみたいなのですがね。この調子だと今年はホワイトクリスマスになりそうな感じです。
さてクリスマスといえば日本だとケーキとチキン(といっても日本の伝統文化ではありませんが)が主流だと思いますが、フィンランドのクリスマス料理といえばKinkku(=キンック=ハム)です。ハムといってもペラペラにスライスされているものではなく、豚肉のかたまりをオーブンで焼いたものをスライスして食べるというもの。
後はキャセロール類。特にクリスマスといえばレバー(私は苦手なのですが)が思い浮かびます。他にも人参やジャガイモ、Lanttu(=ランットゥ=カブハボタン)というオレンジ色のカブの一種などが食卓に並びます。ちなみにディナーも基本的にはビュッフェ形式なので2~3種類のラーティッコが並べられます。
ところでそのクリスマスディナーの主役となるハムなのですが、この時期になるとスーパーの冷凍売り場を大量に占拠します。どんな感じかというとこんな感じ。
これ、全部豚肉のかたまりでございます。写真に一部写っているおじさまはメモを片手に熱心にあれでもない、これでもないと選んでいました。
このハムが1~2ヵ月冷凍コーナーをこのようにど~んと占領し、いつも買う冷凍野菜が隅っこの方に押しやられていたり、あるいは売り場縮小の憂き目にあい売られていなかったりするのですね。所詮わたしは異国から来た女、ハムにそんなに思い入れもないし、何ならクリスマスの食卓に並ばなくても全然へっちゃらなので、冷凍野菜の理不尽さを思うと、早くこのクリスマスハムの占拠が終わらないかなと密かに願っているのです。
ちなみに別の冷凍コーナーの一角はヨウルトルットゥという手裏剣型パイによって占領されているのですが、それはウェルカム。ヨウルトルットゥが占領しているエリアのものは通常何も買わないですしね。
ところでお気づきの方もいると思いますが、冷凍コーナーなのにやけにオープンですよね。設定温度によって違うのかもしれませんが、一部のものはこうやって蓋なしで売られています。アイスクリームセクションには蓋はあったと思うのですが。そんなこともあってこのスーパーに行く時は夏でもちょっと羽織ものがないと寒い時があります。
ということで皆さま、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2017-12-13 Wed
Moi!今日は予報通り一日中刺さるような小雪が降った一日、除雪車が絶賛稼働の一日でした。小雪でも1時間経つと結構積もるものですね。
今日はアルヴァ・アールト関連のプロジェクトのワークショップ最終日だったので参加してきました。個人的にはなかなか役に立つことができず歯がゆい思いをしたのですが、ワークショップでの成果はまた追ってご報告いたします。
今回の会場は劇場です。ホールの外には広いスペースがあり、そこで行われました。アールトがデザインした家具に囲まれ、窓からはラケウデンリスティ教会やアールト図書館も見えるという恵まれた立地条件。
プロジェクト主催者が準備したアルヴァ・アールト関連の書籍。さり気なく使われているテーブルももちろんアールトのデザイン。組み合わせても美しいテーブルにご注目。
ワークショップの間のティータイム。そう、ティータイムはフィンランド人にはとっては大切な時間。この手の2時間を超えるミーティングではよくこのようなお茶菓子が振る舞われます。(今回は最終回ということもあり豪華でした♡)しかもこれに加えてグロギというクリスマスのホットドリンクもありました。
こちらは劇場のホールの入り口。ホワイトクリスマスツリーにブルーの飾り。フィンランドの国旗を意識して…でしょうね。
劇場の1階のホールは結構ポップなデコレーション。
ワークショップが始まる前はこんな感じ(一応これでも12時前なんですが)でしたが、
終わったらとっぷり日が暮れていました。16時過ぎですが、ね。
ラケウデンリスティ教会の時計塔が雪空に映えていました。
ということで皆さま、よい一日をお迎え/お過ごしください。
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2017-12-12 Tue
Moi!明日は天気予報によると結構雪が積もるようです。雨よりは雪の方がいいのですが、積もり過ぎてもまた雪かきなど大変なので明日の外出のこと、いろいろ考えてしまいます。
さて先週は久々にÄärelläというランチレストランに行きました。ÄärelläはJuurellaという街一番のレストラン(最近の記事はこちらからどうぞ)と同じオーナーのランチレストラン。ちょっと量は少なめですが、10ユーロで日替わりの3種類のメニューから選ぶことができるので、Juurellaに行くのは敷居が高いという場合にもÄärelläなら気張らずに行くことができます。
Juurellaがモノトーンの照明暗め、落ち着いた雰囲気なのと対照的にÄärelläは明るい開放的な空間が広がっています。一部が2階になっているのでこの部分の天井は高いのです。
窓の向こうに見えるのはアルヴァ・アールトが若い頃に設計した自衛団ビルの庭。
こちらは家人がオーダーしたサラダランチ。ターキー入りです。
そして私がオーダーしたのはこちら。オムレツとレンズ豆の料理。
メニューだけではどんな料理か想像できなかったのですが、このオムレツ?白身を泡立てたもの?がとにかくふわふわでとろけるようにおいしかったです。人参も素材の味が残っていたし真ん中の部分も柔らかくて不思議な食感。マスタードがたっぷり載っていますがフィンランドのマスタードはマイルドなのでたっぷりつけても涙の一滴も出ない辛くないマスタードです。このおいしい料理をゆっくりかみしめながらいただいたら結構お腹いっぱいになりました。
そしてしばらくするとレストランの一角に椅子が集められ、譜面台が立てられ、楽器を持った人達がやってきました。
しばらくするとフルート、クラリネット、ホルン、ファゴット、オーボエの五重奏が始まりました。最初の曲はエテラポフヤンマー地方(セイナヨキのある地区)のフォークソング。その後も何曲か曲を披露してくれました。
カジュアルな服装の方々ですが演奏は素人とは思えない腕前。調べてみたらセイナヨキオーケストラの方々でした。先週はちょうどフィンランド独立100周年の記念ウィークで、毎日ランチの時にミニコンサートがあったようでちょうどタイミングもよく聞けてラッキーでした。家人に関しては初Äärelläにしてミニコンサートまで楽しめたという幸運ぶり。
中規模都市ですが、このようにオーケストラがあったり、劇場があったりするとちょっとした日常でもコンサートやお芝居を見るチャンスが増えて文化度が増すのは嬉しいことです。
ということで皆さま、よい一日をお迎え/お過ごしください。
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2017-12-11 Mon
Moi!ようやく仕事に埋もれていた週末が終わりました。通常ならこの時期になるとクリスマス休暇も近くなって仕事も年末モードになってくるのですがね。今日の予想最高気温は+1度。溶けかけの雪が一部凍っているので外出する時は注意です。
さて、今までフィンランドの郵便局のことについて何度か書きましたがクリスマスカード繁忙期を迎えたのを機にまたちょっと書いてみます。
まずフィンランドでの小包の戸別配達は基本的にありません。その人が家にいようがいまいが、配達員は荷物到着のお知らせのカードをポストに入れるだけ。(しかも記載欄があるにも関わらず、誰からのどんな荷物かの記載がないので、心当たりがない場合は自転車で行って持って帰れるものかどうかわからないので不便なのです。)大企業への配送の実情は知らないのですが、やはり最寄りの郵便局に取りにいっている感じ。
戸別配達に例外はあり、EMSは配達員が持ってきてくれます。(大抵朝8時前後。)もう一つの例外は送る人が戸別配送の手配をしてくれたとき。ちなみに国内で2kg以内の荷物、8.5ユーロ(≒1100円)!で、戸別配送にすると19.9ユーロ(≒2700円)!!になり、中身の価値を考えると何のために荷物を送っているのかわからない状況になります
でもって昨日企業向けに小包を配送しようとしたところ、受取人の電話番号がわかれば2.4ユーロ安くなると言われたので電話番号を調べて出直しました。どうやらその電話番号で受取人にテキストメッセージを送るシステムだそうで、電話番号を加えるだけで300円も安くなるありがたいサービス、利用しない手はありません。
ただ…担当者は1件ずつ情報を入力しなければならなくて、私は6つ小包があったので後ろの列がどんどん伸びていきました。
ちなみにセイナヨキの中央郵便局は人員削減のため閉鎖され、今では中型スーパーマーケットの一角が郵便局になり、スーパーの店員が郵便の仕事も請け負っています。利用者にとっては土日も、そして夜まで開いているし、店員さんも皆親切なので助かっているのですが、昨日の日曜の17時。通常ならほとんど利用者がいない時間帯で、どうやら店員さん2人体制だったようで、郵便局側も私の荷物で列が、スーパーのレジも20人ぐらいの少年たちが試合帰りか何かで、一人一人がお菓子と飲み物を買っていたのでこれまた長い行列
電話番号がわかれば割引のサービスは前からあったかどうかは定かではないのですが、クリスマス前でカードを送る人達、プレゼントを送る人達、また受け取る人達でごった返すであろう窓口。この手入力対応のサービス、窓口の混乱を推進するだけのものと感じるのは私だけでしょうかね。スーパーの店員さんは仕事なので嫌な顔はしていませんでしたが、やれやれといった感じ。私の後ろに並んでいた人達もしょうがないとは思っているでしょうがやけに時間がかかるなと思っていたに違いありません。クリスマス前後は極力郵便局の窓口は避けようと思ったのでした。
と否定的なことを書き連ねましたが、フィンランドの切手、かわいいのがたくさんあって見るとついつい買ってしまいます。封筒や箱も↓の独立100周年バージョンや以前はムーミンシリーズなどもあったりしてかわいいのですよ。
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2017-12-08 Fri
Moi!昨日は日中は曇りだったのですが、夕方外がゴーゴー唸っていると思ったら雪嵐でした。雪自体は細かいものでしたが、あっという間にさらに積もりました。今日の最高気温は+3度ですが、雪はこのまま溶けなさそうな感じです。
フィンランド独立100周年の記念日も終わり、時差のあったナイアガラの滝のフィンランド仕様のライトアップも終わったようで、余韻も少し消えつつありますが、今回は独立記念日の前日に行われたパーティーの模様を少しご紹介します。このパーティーは家人が所属している中小企業組合(のようなもの)が主催するパーティーで、毎年独立記念日の前日の夜に職業専門学校を借り切って行われます。
このパーティーのおもしろいところは、料理や給仕は基本的に職業専門学校の生徒が行っていること。パーティー主催者側にとってはホールや食事をするスペースなどが十分にあり、なおかつ人員のヘルプも得られる。一方生徒にとってはこのような大きなパーティーに携わるのはよい経験になりますからね。料理もおいしく、給仕も概ねスムーズでした。
改めて撮った写真を見返してみたらこのパーティー参加も4回目となり、あまり写真を撮っていませんでした。こちらは入り口を入ったところ。会場となる2階へ続く階段のふもとには青と白のフィンランドカラーの風船。列ができているところの先ではフィンランド独立100周年記念ボード(あ、顔を出すやつではありません)の前で参加者ごとに写真を撮るサービスが。
ほとんど参加者の写真を撮っていませんが、女性はロングドレスを着ている人も半数ぐらい。今年は独立100周年を意識してブルーの服の人が多かったです。
シャンパンが振る舞われたスペース。照明もブルーと白、そして100をあしらったフラワーアレンジメントも飾られていました。
パーティーは最初にホールでスピーチやパフォーマンス、そして今年のベスト企業2社の発表と表彰が行われた後に食事、その後ダンスとなります。舞台もフィンランドらしくシンプルな飾りが準備されていました。
最初はこの女性コーラスによるアカペラの”フィンランディア”(そういえば今日はジャン・シベリウスの誕生日です)で幕切れとなりました。
ついつい服装チェックをしてしまうのですが、ドレスコードは黒い服、そして白い大ぶりの白玉ネックレス着用と見ました。大ぶり白玉ネックレスといえばaarikkaが思い浮かびますが、色々な長さがあるのを見ると他のブランドでもあるのかな、などと分析してしまいました。ドレスコードはさておき、素敵な歌声を披露してくれました。
スピーチに続くパフォーマンスは詩の朗読とシンセサイザーの演奏。シンセサイザーの若者は高校生で、キーボード以外にも様々な楽器を演奏し、ジャンルの異なるいくつかのバンドをかけもちしているとのこと。そしておじいさんは詩の朗読を。ちょっとヨレヨレしながら木に登っていくのを見て落ちやしないか心配になってしまいました。
それにしてもフィンランド語の詩の朗読は危険です。
もともとフィンランド語は抑揚がなく聞いていると睡魔様を呼び寄せる魔法の言葉のようで。ちょうどお経を聞いているような感覚。しかも少年の演奏する音楽が癒し系でその相乗効果たるものすごかったです。いやはや。
無事表彰も終わり、楽しみにしていた料理…ですが写真、撮ってません。
お馴染みのビュッフェ形式だったので、自分の料理をこぼさないように取るのに必死だったのと、撮った後の写真もちょっとぐちゃぐちゃになって写真映えしないので却下となった次第です。
でもケーキは人が群がる前にちゃっかり撮ってきました。今年は100周年だから当然ブルーと白だろうと食事の時話題になりました。ブルーは何が使われていたかというと、ブルーベリー。まさにフィンランドらしくてぴったり。食事もケーキもおいしくいただきました。
食事がちょうど終わる頃にバンド演奏が始まり、ダンスタイムとなりました。日頃は体育館として使われているところがダンス会場に。今年の司会者は以前タンゴキングにもなったセイナヨキ出身の歌手や俳優をしている人。このダンスタイムの時も安定の美声を披露していました。
ということで皆さま、よい週末をお迎えください。
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2017-12-07 Thu
Moi!華やかだったフィンランド独立記念日も終わり、通常営業に戻りました。昨日も大統領夫妻主催のパーティーの模様が夜から延々テレビで流れていました。昨日はパーティー以外にも朝からずっとフィンランド各地のお祝いの模様が流れていました。しみじみ痛感するのは都会のお祝いぶりは華やかでございます。
独立100周年を祝った一般の人達から写真の投稿の様子はこちらでご覧ください。
https://yle.fi/uutiset/3-9962459
フィンランド以外の国でもライトアップされましたが、個人的に感動したのがリスボンのベレンの塔。フィンランドの国旗が美しく投影されています。
https://uk.reuters.com/article/uk-finland-independence-demonstrations/thousands-march-in-helsinki-in-far-right-anti-fascist-demonstrations-idUKKBN1E02Q1
セイナヨキでも花火が上がったのですが、わたくし、日にちを勘違いしておりまして、独立記念日当日に上がるのかと思ったらその前日に上がっていたのでした。
花火が上がったのはこのラケウデンリスティ教会の近くの広場。Facebookには花火とこの時計塔の写真や動画が多数アップされていました。この日は珍しく月がくっきり見える美しい夜でもございました。小さいですが時計塔にはSuomi 100(=フィンランド 100)とライトアップされています。
フィンランドのいくつかの市庁舎でもブルーにライトアップされていましたが、セイナヨキの市庁舎はもともとブルーなので、色を変える必要なし。ちなみに教会も図書館も劇場も白なので、まあオリジナルからフィンランドカラーってことで
当日は”Valot On”というライトアップのイベントが行われていてセイナヨキのいくつかの場所でライトアップがされていました。アールト図書館もその一つ。ド派手なイルミネーションではないですが、心落ち着きます。
そして劇場の窓にも。いつもはこのレストランは電気が消されているのですが、イベントのため間接照明がつけられていました。
アールト図書館とアピラ図書館の間のクリスマスツリー。これはイベント期間以外にもライトアップされていますが。
…と期待していたてほどのライトアップはありませんでしたが、何せパーティー帰りで気温が-3度ぐらいの上、ワンピースを着ていたため寒かったし、疲れていたので他の場所には行きませんでした。このイベントも確か去年から始まったもの。少しずつ定着していけばと思います。
こちらはメイン道路のイルミネーション。こちらもまた
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2017-12-06 Wed
Hyvää itsenäisyyspäivää!(=独立記念日おめでとう!)昨夜は大きな月が見えたのに今朝起きたら一面の銀世界になっていました。今日はフィンランドの独立記念日100周年。昨日は各地でブルーと白にライトアップされた美しい建物が見られました。
昨日は独立記念日のパーティーに参加、そして今日はTörnävä教会の裏にある墓地で戦没者を敬うイベントがあったので参加してきました。
こちらは雪景色の中のTörnävä教会。
横から眺める姿も美しいです。
個別のお墓を持たない人達のお墓の周りにキャンドルが並べられています。
会場から少し離れたところで戦時中にあった組織の旗を持った人達が待機していました。
白黒写真も何枚か撮ったのでこれも?と思ったらカラー写真でした。空も大地も、そして多くの人達の服装もほとんどが白黒。
戦没者のうちの何名かの名前が書かれた墓標。
少しわかりづらいのですが、先ほど待機していた旗を持った人達がメイン会場に行進していきました。
メイン会場は少し離れていたので写真は撮れなかったのですが、歌が歌われたり、スピーチが行われました。そしてたくさん子ども達などが横に並んでいる手前にお墓があります。
手にリースを持った(主に)若者達がそれぞれのお墓の前に並びます。
こちらが並んだ模様。手前一番右の女性は民族衣装をまとっていて美しいのですが外は-2度。かなり寒かったのではないかと思います。
一人一人がお墓にリースを供えて行きます。民族衣装の子がトリを務めた図。
このようにリースが一つずつ供えられました。
旗を持った人達が整列しています。
フィンランドの国旗(重そう!)を持った若者を先頭に
それぞれの団体の旗を持った人達が後に続いて退場していきました。
私にとって日本の建国記念日は単なる祝日で、特に思い出深いイベントも記憶にないのですが、こうやって改めてこのような儀式に参加するとフィンランドの独立は戦争で犠牲になった人たちのおかげで、というのは変な言い方ですが成り立った、戦争が終わったことによって成り立ったというのが実感できました。
昨日まではそんなに雪も積もっていなかったのですが、今日になって新雪がたっぷり降り、しかも時々青空がのぞき、独立100周年を祝うのにふさわしいお天気でした。
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2017-12-05 Tue
Moi!明日のフィンランド独立100周年記念日を目前に控え、街は何だかわくわく、ざわざわしている感じです。
クリスマスも近づいてまいりました。日中だと今一つのクリスマスツリーも夜になると見映えがします。
左の落書きはさておき、同じ公園内の地味なデコレーションもきれいです。昨日から明日までの3日間イルミネーションのイベント、”Valot on"があり、その告知ポスターが貼られていました。
”Valo”というのはライトという意味(valotは複数形)で、”on”は英語のスイッチオン、の”on”を組み合わせた造語。フィンランド語にも”on”というbe動詞の単語があるのですが、三人称単数なので文法的には整合していません。でももしかしたらbe動詞の意味も入っているのかもと思ったり。
ところでこの公園の近くに今まで気づかなかったのですが、こんなレンタルショップがありました。
女性用のサンタ服が店頭に並んでいますが、男性用のは需要が高いので残っていないのかと推測します。こちらのクリスマスは家族で過ごすお正月のような感じですが、小さな子どもがいる家は出張サンタさんをよんだり、もしくは身内の人がサンタに扮装して現れることもあるのでね。男女平等が進んでいる国なので女性サンタさんも是非進出を。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
華やかなイルミネーションがお好みの方も、地味目なイルミネーションがお好みの方も、イルミネーションは不要という方も
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2017-12-04 Mon
Moi!昨日は朝時間を取ってしまいスタート時間が遅れたため、家人と共に1時頃まで仕事をしていましたせっかく寝だめしていたのがちゃらになってしまいました。今日は久々に晴れそうで予想最高気温は-1度。ふむ、まずまずといったところでしょうか。雪は雨で溶けたかと思ったら今朝はうっすら積もっていました。今年のクリスマスはホワイトになるかブラックになるかは微妙です。
さてここ最近週末仕事漬けの家人と私。ショッピングといってもスーパー止まりだし、遠出する時間もなし。せいぜいサウナに入ったり、土曜の夜にちょっとDVDを見たり、朝は目覚ましなしでとことん寝たりするぐらい。(あ、充分贅沢?)
そんな中日曜の9:45から夕方までセイナヨキに蒸気機関車とサンタクロースがくるというイベントが気になっていました。私の場合、純粋に蒸気機関車が見たいというよりブログネタ…ですかね。ふふ。
日曜はダラダラして朝起きたら9時過ぎ。その気になるイベントの詳細を見たら蒸気機関車はずっとセイナヨキ駅に停車しているのではなく、ラプア、カウハヴァ駅を往復するらしい、しかもその時刻表は見当たらないと…。とりあえず行ってみる?と決めたのが9:15。15分後に出発だ!ということに急遽なり、ほぼすっぴん、朝ごはんも食べる時間もなくそそくさと家を出たのでした
9:45ちょっと過ぎた頃にセイナヨキ駅に到着。私の想像では駅には群がる子ども達とサンタクロースの姿。
でも実際は…
蒸気をもくもくと出しながらセイナヨキ駅を後に小さくなっていく機関車
そう、9:45というのはセイナヨキ駅の発車時刻だったのです
でも家人がラプアなら車の方が早く着くから行こう!と言ってくれたのです。
実際高速道路を時速80kmで走っていたら途中で電車と並走し、その後追い越すことができました。線路は道路からは離れていたのですが、蒸気がもくもくしてくれているおかげでわかりやすかったのです。
初めて行ったラプア駅。レトロな駅舎です。
もうそろそろ?と機関車の到着を待つ人達。
やってきました!考えてみれば私にとって人生初の蒸気機関車です。
フィンランドの国鉄、VRの車両。そう思えばVRも長い歴史を持つのですね。この車両はハーパマキ博物館所有のものでした。
黒光ボディがかっこいい。そして煙のもくもくぶりもすごかったです。
中はこんな感じ。レトロな車窓から感慨に耽るのもなかなかよいですね。チケットを買えば乗ることもできたようです。私は持っていなかったし、乗り込んでドアが閉まって発車されたら困るので、ちょこっと写真を撮ってすぐに退散しました。
モノクロでも撮ってみました。車掌さんも当時の制服を着て勤務。
カラーでもモノクロでも代わり映えのない冬の風景とも言えます。でも様になりますよね、ねっ
実はカウハヴァに旅立つ様子の動画も撮ったのですが、前回はすんなりアップできたのが、今日はどうもできないので諦めます
↓はラプアの街中のクリスマスイルミネーション。かわいい。
ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。
フィンランドにもいました、鉄道ファンらしき一眼レフを持った青年が!
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2017-12-02 Sat
Moi!今朝は家人は朝から仕事。5時起きで仕事をした後に7時半頃に客先に向かいました。私もスーパー8時開店に合わせて出発。7時半には全然雪が降っていなかったのですが、その30分後には軽く雪が降ってきました。すごいと思ったのが除雪車。大きな道は既に除雪されていました。除雪に携わっている人って雪アラームか何か持っているのでしょうかね。仕事の早さにびっくりすると共に感謝。というのも除雪されていない道路、しかも誰もその前に通っていない道って本当にわかりづらいのです。真ん中の白線も見えないし、2車線か1車線かも不明だし、段差なんかもわかりづらいですしね。加えて除雪されていない時間帯って暗かったりするので余計です。ちなみに朝8時、真っ暗でした。
さてフィンランド独立100周年の記念日が12/6と間近に迫ってきました。スーパーでは駆け込み需要を見込んでブルーと白をモチーフにしたものが色々売られていました。
このキャンドルは美しい。一番上の段のキャンドルはフィンランドのシンボルマーク入り。
このブルーと白のキャンドルホルダーもセットで使うとよさそう。
そしておなじみのIittalaの食器。今週末セールをしているお店もありました。
なんと独立100周年記念シャンパングラス。グラスにはロゴが刻印されています。
クリスマスに飲まれるグロギ(液体は赤なのですが)も白バージョンとブルーバージョンが登場。
いや、あのここまでしなくても…とつっこみたくなったのはブルーと白のゴミ袋。パーティー会場のゴミ箱もブルーと白で彩りましょう?(違)
ゴミ袋までくると”もうお祭りだから皆でお祝いしようぜっ”感がひしひしと伝わってきます。これらのグッズ、独立記念日後はセールになるのか気になるところです。独立記念グッズもいいのですが、セールという言葉に弱くて今日もついついムーミンのシーズンマグを買いそうになりました。ここで家人がいると二人で変にポジティブモードになるので一人でよかったです。(かわいかったけど)
ということで皆さま、引き続きよい週末をお過ごしください。
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2017-12-01 Fri
Moi!今朝起きたら頭痛と寒気を感じ、くしゃみも出てきたのですが、二度寝して頭痛薬を飲んだら収まってきました。人混みの中に出なくても風邪にやられてしまうのかもしれません。それに-10度ぐらいになったら風邪のウィルスも活動が不活発になるのですが、0度前後はまだ活発ですから無理しないようにします。それにしてもああ、太陽光をここ最近浴びていない気がします。
さて、昨日は久々に街で一番おいしいレストラン、Juurella(=ユーレッラ)に行ってきました。こちらでは夜に外食すると結構かかるのでなかなか理由がないと出かけられないのですが、昨日は日にちはずれたのですが私の誕生日祝いに。
実はJuurellaの周りはずっと工事中でが、隠れ家的な感じになっていますが、セイナヨキ市民ならほぼ誰もが知っている名店でございます。黒板にはフィンランド独立100周年の記念料理の案内がなされています。
内装にもこだわっていて落ち着いた雰囲気でまとめられています。
テーブルはこんな感じで向こうに見えるのが厨房。コートハンガーの周りはゆったりとしたスペースが設けられています。
20人ほど入れる個室もあります。
そしてナプキンが封筒折になっていて思わず微笑んでしまいました。
Juurellaは器などにも凝っていてナチュラルな素材を使っています。こちらはシェフからのアミューズでスモークダックにお手製マヨネーズとベリーソースを添えたもの。スモークすることによって鴨の臭みが抑えられていました。
前菜はエテラポフヤンマー地区のタパス。手前は羊のテリーヌ、右はホワイトフィッシュのムース、後は忘れてしまいましどれもこの近くでとれた食材を使って繊細に、そして丁寧に作られていました。
メインはペラセイナヨキで獲れたヘラジカ。右側はヘラジカをミンチにしてキャベツでくるんだもの。その左の緑のソースは説明は忘れたのですが春菊っぽい(懐かしい!)味がしました。根菜類もひと手間かかっていて作り手の愛情を感じました。
デザートはこちらは家人のもの。この緑のソルベ、何味だと思います?
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ディルというサーモンによく添えられるハーブの一種。一口分けてもらったのですが、とても爽やかですっきりした味でした。
私のデザートはバニラアイスクリームとブラックベリーの何か。メニューにはKarhunvatukkaと書かれていて、Karhuはクマなのでクマの体の一部がデザートに使われているのかと思ってびくびくしていたのですが、Vatukkaはラズベリーという意味らしく、この意味を知っていたらすぐにベリー系とわかったのでしょうがね。いずれにしても幸せになる味でございました。
Juurellaには2年ぶりにきたのですが、まずお店の人が皆楽しそうに仕事をしているのがとても印象的。そして料理に誇りを持ち、なおかつフレンドリー。それは大きな魅力の一つだといつも思うのです。そうそう、今回のオーダーも3つコースがあったのですが、前菜、メイン、デザートをその3つの中から自分が食べたいものを選ばせてくれました。なんと柔軟な!
そしてこのレストランのオーナー達はランチレストランのÄärelläを去年始め、ウェイターさんもÄärelläで顔なじみの方が今回給仕してくださったのですが、うまい連携。Äärelläでは低価格でランチがいただけ、そこで試験的な料理も出しながらお客さんの反応を見ながらよりよいメニューを開発している、そんな感じ。今回は若いシェフがアミューズとデザートを持ってきてくれたのですが、若者育成の点でも好感を持てました。日頃仕事に追いまくられている家人ですが、たまにはこうやって気分を変えておいしいものを楽しむのもいいものだとしみじみと語ったのでした。
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