2017-10-24 Tue
Moi!ぐんと気温が下がってきました。今日の最高気温は+2度。屋根にはしっかり霜がおりています。しっかり冬装備で出かけないと凍えますが、昨日はTシャツ、短パンの男の子を見かけました(気温は3度前後)。英語を話していたので何かの勘違いで軽装でフィンランドにやってきた模様若いってすごいと思った瞬間でした。
さて昨日は久々にヘルシンキにお上りさんしてきました。がんばって色々回ったのですが一番最初に行ったのが文化の家。前回はほんの少しの差で入りそびれたのでリベンジで朝一に行きました。前回色々迷ったおかげで(すごく低レベルですが)土地勘がちょっとつきました。
文化の家はレンガ造りが特徴。曲線の正面のコンサートホールを覆うために特別なレンガを開発したとのこと。
今回は無事に中に入れましたこの縦格子もアールトのデザインでよく見ます。そしてフィンランドで初めて見た公衆電話。使い方は確認しませんでしたが、まだあるのですね~。
窓際に設けられた打合せスペース。さりげなく使われている照明も家具もアールトがデザインしたもの。そして結構なお値段なのです。
こちらはレストランスペース。
レストランのビュッフェ用のカウンターもなだらかにカーブしています。
あの、個人的な感想なのですが、これだけのスペースにこれだけのランプ、ちと多過ぎやしませんかね?
本当はメインのアールトホールを見たかったのですが、週末のコンサートの後でぐちゃぐちゃになっているので見せられない、もし見学したい場合は事前に予約をしてください、と言われてしまいました2度目も完全な見学ができず。ちょっとぐらい、という気持はあったのですが、ルールはルールですからね。これは3度目の正直に賭けろとということですね。
さて場所は移りましてこちもアールトデザインの建物、Rautataloです。場所はヘルシンキで一番大きなデパート、ストックマンのすぐ近く。ついでに言うとアルヴァ・アールトデザインのアカデミア書店、少し先にアールトの家具が売られているArtecのショップがあり、さらにその少し先にあり、アールトファンにとては夢のような通り。最近まで一般の人は入れなかったらしいのですが、今はカフェができて自由に入れると聞き、行ってみました。
1階のロビー。アールト作のセラミックの壁に覆われたドア、中に何があるかわかります?
そう、これはレトロなエレベーターでございます。ヨーロッパではたまにこういうドアタイプのエレベーターに遭遇しますが、アールトデザインはもちろん今回が初めて。
2階に続く階段もかっこいい!ちなみにMarmoripiha(=大理石の庭)というのはカフェの名前です。
手前と奥はまったく違う印象ですが、どちらもアールトの特徴を表しています。手前は自然光がふんだんに差し込む明るいスペース、奥は柔らかいランプの光に包まれるちょっとシックなスペース。
3階以上はオフィススペースになっています。それにしても真ん中の空間、贅沢に使っているおかげでとても開放的な気持のよいスペースになっています。
自然光はこのスカイライトから射し込んでいます。
朝写真を撮った時はお客さんがまだいなかったのですが、お昼過ぎにお茶しに行ったときはランチビュッフェを食べに来ている人で賑わっていました。
ここにもまたテレフォンブースが。取っ手が斜めについているのがおもしろいですね。
50~60年も前に建てられたものが大切に使われているのはありがたいことです。お茶したときは奥の落ち着いたスペースでいただきました。椅子は革張りでふかふか。ちょっとリッチな気持になれました。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
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