Visit Lakeus 2017年05月02日
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Author:Visit Lakeus
フィンランド中西部在住。
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メーデーイブのブルースライブ
Moi!

昨日のあの目を疑った雪景色は嘘のようなお天気。庭にてんこもり積もっていた雪も日影以外は溶けてきました。そして今日の最高気温は8度。ようやく春らしくなってきました。

さて、メーデーの前夜はホテル&レストランAlmaにブルースのライブを見に行きました。数年前にも一度見に行ったことがあるのですが、どうやらメーデーのイブには毎年ブルースのライブをするのが恒例になっているようです。

会場は日中はランチに使われているステージ付きの広いホール。テーブルはひっつけて長テーブル4列に。ゆっくり食事や飲み物を飲みながらライブを楽しめるようにセッティングされているため、20時開始だったのですが、絶対に混んで席が確保できないかもしれないからと家人に超急かされ、マッハで夕食を作ってかけこみ、これまたマッハでメークして1時間前にどうにか会場にたどり着きました。
駐車場はガラガラ
広い会場には先客は1組か2組

まあね、そんなことだろうと思って予定通り私は周りを探索してきました。

ホテルの敷地内にアイスクリームスタンド(左)がお目見えしていました。そう、フィンランド人大好きなアイスクリームの季節到来です。
ホテル敷地内アイスクリームスタンド

そしてこちらの彫刻。確かメーデーのイブにこの像を洗ってユリオッピラスラッキというパイロットがかぶるような帽子をかぶせると聞いていたのですが…。イベントが終わり既に帽子は取り去られた後なのか、はたまたこちらではかぶせない習慣かは不明。ちょっと期待していたのに残念でした。
駅前の彫刻

会場となったホールにはメーデー、というよりフィンランド語でいうところのVappuで使われる紙テープの飾りも。
メーデーの飾り

そして始まりました!20時開始だったのに実際は20時半開始。そして1時間半前からやる気満々で一番前の席を陣取っていた私達
Ismo Haavisto
実はこの人、すごかったです。Ismo Haavistoさんというのですが、ギター、ハーモニカ、歌、そしてパーカッションは右足の靴に鈴をつけてリズムを取るという。ある意味一番正統派ブルースを歌い、そして声量も圧倒でした。

次に出てきたのはBig Hand & Boogie Legs。
Big Hand & Boogie Legs
このバンド、ボーカルはちょっと弱かったのですがグルーヴ感が一番私好みでした

フィンランドのブルースの大御所、Micke Björklöfが登場。ここで一気にお客さんが盛り上がり
Micke Björklöf

ダンスをする人が一人、二人と増えてきました。
ダンス1

3組目はデンマークで人気(らしい)のBig Creek Slim Band。どうやら彼らのアルバムはデンマークで去年とても売れたとのこと。
Big Creek Slim Band
このギター&ヴォーカルの人(他のバンドメンバーも)、鉄仮面で全然笑わない人だったのですが、最初は眉間に深い皺が刻まれていたのが、観客が盛り上がるにつれて眉間の皺は消えていきました。最後まで笑顔は見えませんでしたが、きっと彼なりに楽しんでいたはず(と信じたい)。

踊るフィンランド人達。
ダンス2
こうやってペアで踊る人達もいたのですが、曲によっては自分のリズムで体を動かしてライブを楽しんでいました。家人いわくディスコ世代の人達はついつい音楽に合わせて踊りたくなるのだとか。

今回は友達夫婦を誘っていこうとしたら、その友達夫婦は既に別の友達と行くことになっていました。現地で落ち合えたらラッキーぐらいに思っていたらなんと同じテーブル。しかも以前ザリガニパーティーで一緒だった人とも再会できました。最初は踊りは得意じゃないし見てるだけで充分と思っていたのですが、そのうちの一人が一緒に踊ろうと誘ってくれたのでありがたくそのお申し出に応えることにしました。踊りが上手いとか下手とかではなく要はどれだけ楽しめるか、ただそれだけ。そういうところがまた居心地がいいなと思いながら楽しい夜を過ごしたのでした。

演奏している人達にとって聴くことに集中せず踊られるのってどんな気持かなと思うのですが、でも音楽は音を楽しむもの。それも許されるはず。3組が1時間ずつ演奏し、休憩が15分ずつ。終わったら12時半。これで3000円弱だからすごくリーズナブル。レストランでは飲み物がたくさん売れるし、演奏者側も気軽にお客さんに来てもらえるしWin-Winのよい企画でした。

ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。

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