2016-12-12 Mon
Moi!今日の予想最低気温は-11度、そして予想最高気温は-6度。冷え込みますが、明日からは少し寒さが緩みそうです。といっても予想最高気温は0度前後ですが

さて昨日は(特に家人にとって)視聴必須のテレビ番組が2つありました。1つはフロアーボール世界選手権の決勝。そしてもう1つはブログでも何度かご紹介したイギリスの勝ち抜き歌番組、X Factorのこれまたファイナル。
まずフロアーボールはスウェーデンが発祥の地だけあり、例年圧倒的に強く、フィンランドはいつも2番手なのです。昨日はチェコを相手に最後の残り7秒で逆転ゴールを決めて決勝戦に進んだフィンランド。このナショナルチームメンバーには地元チーム、SPVで活躍していた選手が4名(3名が現在スウェーデンで、1名がスイスで活躍中)もいたのです。
最初はあっさりスウェーデンに2点入れられ、”もう観る必要ないかな。観るの止めようかな。”とつぶやく家人。(私はPCで日本のテレビ番組視聴中。)でもフィンランドが1点返し、2点目を返した時は”やっぱり観続けるわ。”と宣言。
結局試合は3対3のタイで迎えた10分間の延長戦。ここでも決着がつかず試合はPK戦へともつれこみました。
ここでゴールキーパーとして抜擢されたのが去年までSPVで活躍していたJarno Ihme選手。
そして最初のPK戦、華々しくゴールを飾ったのがこれまた元SPVでナショナルチームのキャプテンでもあるTatu Väänänen。
Jarno選手は最初のゴールは決められたものの、その後しっかりキャッチし、またフィンランド選手達も次々にゴールを決め、悲願の優勝とあいなりました

一方夜22時から始まったイギリスの番組、X Factor。今までの記事はこちらです。
フィンランドのディーヴァ、英勝ち抜き歌番組で躍進中
X Factorの陰謀(妄想)
不測の事態
X FactorでSaara Aaltoセミファイナルへ
土曜日がセミファイナルの初日で、3組のうち若者3人組が敗退。Saaraと好青年Matt Terryの対戦。
さすがイギリス、ファイナルだけあって舞台装置も華やか。出演アーティストもちょっと80年代の香りが漂っていましたが趣向を凝らしていました。
多くのフィンランド人がSaaraが優勝することを祈るような気持で見守っていました。
…が、結果は勝利の女神はMattに微笑んだのでした。
いつもいいところまで残るのに優勝はできないというジンクス、また破ることができなかったSaara。
それでもさすがにファイナルまで残っただけある2人、実力は申し分なく。後はね、好みの問題です。Saaraは小さな国で活躍の場を模索している中、イギリスの有名な歌番組でファイナルまで勝ち残ったことは、他の人達にも希望と勇気を与えたと思います。優勝は逃したものの、きっとイギリスでのキャリアの道は開かれたのではないでしょうか。
Mattは今まであまり真剣にフォローしていなかったのですが、人柄の良さがにじみ出てますね。Saaraのように踊ったり周りの人を楽しませるようなオーラはないのですが、よどみのないピュアな歌声、また歌い終わったときの感謝が伝わってくるような表情。これにぐっときた女子も多かったと思います。
こちらは昨日のSaaraの2回目のパフォーマンス。彼女の生き方にぴったりな歌でした。
そして↓は優勝したMattが最後に歌った歌。ジョー・サンプル&レイラ・ハザウェイの歌うバージョンもよいですが、これも情感がこもっていてよかったです。
Mattといえば土曜日に彼のメンターのNicole ScherzingerとデュエットしたPurple Rainは素晴らしかったです。師弟愛が満ち溢れた素晴らしいデュエットでした。
フィンランドがフロアーボールとX Factorでダブル優勝できなかったのは残念でしたが、まるでアイスホッケー世界選手権の決勝戦のように大いに盛り上がった日曜だったのでした。(家だけ?)
ちなみにSaaraはフィンランド代表枠で出場した訳ではなかったのですが、こちらではフィンランドの代名詞のように応援。放映権のない放送局でもこのファイナルのことをニュースで取り上げるほどでした。
ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。
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