2016-11-30 Wed
Moi!少し冷え込んできた今日この頃。予想最高気温は+2度です。ちょうど昨日雪が降ったようで視界も明るくなりそうです。
さて月曜の夕方からラハティに行っていました。
目的の一つはアルヴァ・アールトが設計したRistinkirkkoに行くこと。前回アールトツアーを計画したとき目的地の一つだったのですが、開館前に次の目的地に行かなければならず、外から見るだけで終わっていたので今回はいよいよ中身拝見です。
セイナヨキのラケウデンリスティ教会は1960年に完成、一方このRistinkirkko(十字架教会)はアールトの死後の1978年にできたもの。外観は違いますが、中の雰囲気は似ています。
前回は緑の青々とした夏に訪れたのですが、今回は雪に覆われた中での訪問。 幸いこの通りの快晴。青空に重厚感ある教会が映えています。
この教会、全体的に茶色ですが、このように白い部分もあります。そしてこの窓。さすがアールト建築、凝っていますね。
念願叶い、遂に中に入ることができました。全体が白で自然光に包まれる静謐感はセイナヨキのラケウデンリスティ教会に似ています。
この教会のパイプオルガンは横に設置されています。別に競っている訳ではありませんが、パイプオルガンはラケウデンリスティ教会の圧勝何といってもアールト先生のデザインですからね。
そして今回確かめたかった天使の翼。
実はこの天使の翼、ラケウデンリスティ教会にもありまして(↓)、その片割れがどのようになっているか確かめたかったのです。ちょっと形は違いますがなかなか粋な取り計らい。
地下1階のスペースには展示がありました。これはRistinkirkkoができる前の木造の教会。今の教会とかなり雰囲気が違いますよね。この木造の教会が取り壊されることになったとき、愛着を持った人達の反対も多かったのだとか。
その昔の教会にあったステンドグラスはこうやってきちんと展示されています。
その後2階に上がってみました。真ん中の席にちょうど自然光が射しこんでいます。写真で見るとそうでもないのですが、実際に座ってみると、明るく暖かい光に包まれているようで何ともいえず平穏な気持になれ、なおかつ温かいエネルギーをもらえる場所でした。幸い時間もあったのでしばしそこで幸せな光に包まれて座っていました。
教会の庭に像がありました。ヴァイノ・アールトネン作。ちょっと雪に覆われると寒々しく、”神よ、もっと光を”とでも言っているようですが、
夏はこの通り。花壇も手入れされていて明るい雰囲気だったのです。”神よ、光をありがとう!ばんざ~い。”
同じ建物でも季節によって、またお天気によっても印象が違うのでしょうね。両方の季節で訪れることができてよかったです。場所もマーケットのすぐ近くなので、駅から街の中心でショッピングしながら歩いたら歩ける距離ですよ。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
教会って不思議な場所ですよね。その街の文化や歴史を担っている部分もあります。日本だと寺社仏閣がその役割を果たしているのかもしれません。
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