Visit Lakeus 2016年11月21日
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Author:Visit Lakeus
フィンランド中西部在住。
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地元でのタンゴとオーケストラのコンサート
Moi!

ここのところずっと雨が降り続いている気がします。積もっていた雪も雨ですっかり溶けてしまい、日も短いのもあって暗~い日が続いています。もうこの辺りになるとクリスマスに向けてどうにか気持ちをあげて勢いで乗り切るモードです。

さて先週は地元のコンサートホールにタンゴのコンサートに行ってきました。
セイナヨキ市にも劇場と同様に小規模ながらプロのオーケストラがあり、色々なテーマでコンサートが開かれているのです。

日本だとコンサートは敷居が高く、映画に行くような気軽な感覚では行けないイメージがありますが、今回のコンサートは15€(現レートで1700円ぐらい)。これでプロの生演奏が聞けるのはありがたいことです。

今回出向いた一つの理由はアルゼンチンタンゴ、特にアストル・ピアソラの曲が好きだたから。そしてもう一つの大きな理由はブログ”ホルンとフィンとアレルギー”を書いているすーぱーふみふみさんが出演するから。

コンサートが行われたのはセイナヨキホール(右側の建物)。これは以前撮ったものなので雪がたっぷり。川沿いの眺めのいいところにあるホールです。
キャンパスビル

今回はタンゴの歴史をテーマにしていて、セイナヨキオーケストラ+Tanguedia Quintetの競演でした。
コンサート1
Tanguedia Quintetはバンドネオンというアコーディオンを小型にした、そして鍵盤の代わりに70個ぐらいのボタンがある演奏に技術を要しそうな楽器、そしてバイオリン、コントラバス、ピアノ、ギターの5人編成。

フィンランドではタンゴも人気(セイナヨキで行われるタンゴフェスティバルはその集大成)なのですが、個人的には少しメランコリック過ぎて苦手なのですが、今回のコンサートはアストル・ピアソラの曲を中心に、またピアノ奏者の作曲の現代タンゴも交えての演目でした。そのおかげで馴染みのある曲も演奏され、その曲を聴いていたころの思い出に浸ることができたのでした。

私が今まで見たタンゴのコンサートは3~5人編成がほとんどで、オーケストラとの共演は初めて。主役はやはりクインテットの5人になりますが、オーケストラメンバーは彼らの音をサポートしてより重厚に豊かな演奏にしてくれていました。

こんな小さな街で、しかも平日の夜の開催。お客さんの入りはどうか?と思うかもしれませんが400人入れるホールはほぼ満杯。内訳は9割はリタイヤされた方々だったんですけどね。情報によるとセイナヨキオーケストラの秋季パスは一般向けが110€、年金受給者は80€。期間内は11のコンサートがあるのでコンサート好きな方にはお得ですね。
思うに暗くて寒くて長い冬を越すにはこうやって自ら動いて生活に彩を加えていく自助努力も必要かと

アンコールは3曲も応えてくれた満足なコンサートでした。
コンサート2

ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。

バンドネオンは不思議な楽器です。今回の奏者の方が持っていたものは蛇腹のところに模様が描かれてあって、演奏の最後にビローンと伸ばすとその模様が見えるという目にも興味深いものでした。
一方あるライブで1曲だけアストル・ピアソラの曲を演奏してくれたバンドがあり感動したのですが、それで使われていたのは鍵盤ハーモニカいやね、手軽でいいんですけどね、音の重厚さとか何より見た目がね残念でした。
楽器は見た目じゃない、という方も、それにしても鍵盤ハーモニカは迫力なさすぎじゃないかという方も
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街の情報(セイナヨキ) | 15:55:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
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