2016-11-18 Fri
Moi!昨日は曇ったり小雨が降ったり晴れたり忙しい一日でした。今日もお天気はすぐれませんが、予想最高気温は+4度でかなり暖かく雪も大分溶けてきました。
さてフィンランドにはモルックという野外でできる遊びがあります。もちろん今は寒いし、雪があるのでできませんが
モルックはボーリングのように12本の木でできたピンを立ててスキットとよばれる木片を投げて倒して点数を加算して競うゲームです。
先日ヘルシンキの大学に進学した友達からモルックのおもしろいエピソードを聞きました。ちょうど大学入学時にクラスメートと親睦を深めるためのオリエンテーションがあったそうです。
普通のオリエンテーションと同様に指定されたヘルシンキ内のスポットを回ってスタンプをもらていくこの試み、そこは親睦が目的のため簡単にはスタンプはもらえません。メンバーと協力して指示されたゲームをしたり課題をクリアしてからスタンプを集めていったそうです。
ヘルシンキ中心地に近いこの広場での課題はモルック。すみません、これは先週撮ったもので雪がたくさんありますが、当時は秋だったので雰囲気はかなり違います。
そしてそのモルック、当然ただのモルックではなかったそうです。
その課題は
なんと投げる用の木片がなく、その代わりに周りにいる知らない人から靴を借りて投げるというハードな課題。
友達はどうしたかというと
幸い得意の日本語を活かして旅行中の日本人中年女性に事情を話して借りたのだそうです。
靴を貸すぐらいならまあいいのですが、それを投げられるって…??
その女性は実際大丈夫だったか心配したのですが、その方は怒るどころかむしろ楽しんで写真を撮っていたそうです。
友達はまた別の人に靴を借りなければならず、ちょうどその様子を見ていた2人の若い日本人女性に声をかけようとしたところ、今度は声をかける前に「だめ~」と断られてしまったようです。
日本ではバラエティ番組ではこんな無茶ぶり企画はありそうですが、大学のオリエンテーションでそんな難題が課せられるとは。ちなみにそのアイディアは先輩学生が考えたものだそうです。
難題っぽいですが、その課題をクリアしていった新入生、きっといい思い出ができたに違いありません。ちょっぴりうらやましかったり、半面私がそのグループにいなくてよかったとちょっとホッとしたり。
どうでしょ?これで皆さんの”シャイなフィンランド人”のイメージは変わりましたか?それともイメージ通り?
ということで皆さまよい週末をお迎えください。
知らない人に靴を貸して、それが投げられても笑顔でいられる心の広い方も、いやそれは勘弁してという方も
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