2016-11-09 Wed
Moi!それにしてもアメリカ大統領選の途中結果に言葉を失っています。まだ結果はわかりませんがね。
そして寒い日は続いています。特に昨日は14時頃に外出したのですが-8度。南部では雪がどんどん積もっている代わりにこちらはどんどん気温が下がっているような気がします。今日は少し寒さが緩んで最高気温-5度まで上がります。
さて先日フィンランドのSaara Aaltoがイギリスの人気テレビ歌勝ち抜き番組、X Factorで勝ち抜き中というニュースをご紹介しましたが、先日のパフォーマンスを見て勝手に妄想してみました。
シーン1
衣装スタッフミーティングにて
スタッフA: ねえ、あのフィンランドから来てるサーラとかいうの、目障りじゃない?
スタッフB: えー、僕もそう思ってた~。僕は絶対Matt Terry押しなんだけど、サーラのド派手なパフォーマンスでかすんじゃうんだよね。
スタッフA: ちょっと私にいい考えがあるんだけど。
スタッフB: 何?
スタッフA: 今度の衣装でサーラにちょっと恥をかかせてやらない?パフォーマンスを上回る度肝を抜くひどい衣装にするのよ、内緒でね。
シーン2
衣装スタッフとサーラのミーティングにて
スタッフA: サーラ、次の衣装なんだけど今までの路線を少し変えてエキゾチックなアジアスタイルでいこうと思うんだけどどうかしら?
サーラ: いい考えね!曲の雰囲気にもぴったりだし、すごくいいと思う。
スタッフA: よかった~。もしNoと言われたらどうしようかとちょっと心配していたの。デザインは私達に任せてくれる?最高のものを作るから。
シーン3
衣装合わせ
スタッフB: サーラ、ぎりぎりになってごめん。色々凝っていたら時間がかかっちゃって。でも絶対に君も観客も気に入るに違いないよ。さあ、これを着てみて!
サーラ: ありがとう…これ…は、確かに…インパクトがあるわね。
スタッフB: そうだろう。日本がテーマなんだ。今日本と言えば”Cool"な国だろ。それに君の雰囲気にとっても似合うと思うんだよ。
サーラ: そうね。試してみるわ。
シーン4
サーラとインストラクターの会話
サーラ: このかつら何なの?顔も大きく見えるし、こんな変なかつら、見たことないわよ。重くて歌えやしないわ!それに何この着物?全然着物の美しさが出てないじゃないの?これは嫌がらせに違いないわ。
インストラクター: わかる、わかるわ。でも落ち着いて。もう他の衣装の準備は間に合わないのよ。この衣装を着てなりきってパフォーマンスするしかないのよ。あなたならできる、やり遂げられるわよ。
サーラ: そうね。わかった。やってみる。せっかくここまでやって来たんだからやるしかないわよね。
そしてこちらが当日のパフォーマンスの様子です。
出典: http://www.mtv.fi
動画はこちらから。
審査員の方々もSaaraの歌に対する評価は高いものの、かつらは”ランプシェード”みたいとかコスチュームに走り過ぎとか言われていますが、ちょっと歯切れの悪いコメントばかり。なぜならこういう審査員ってポジティブでなければならないから。1人の審査員ははっきり”好きじゃない”と言ってのけましたが後の3人はポジティブな反応。そしてSaaraのインストラクターというかメンター役の審査員はSaaraは毎回どんなチャレンジにも文句も言わずトライしていると絶賛して観客の気持を上げています。
結果は無事パスし、残り8名のうちの1名となりました。
すみません、パスしたのは事実ですが、裏シナリオは完全なフィクションでございます。そうでも考えないと着物はともかく、このかつらのデザインは悪意が入っているか、罰ゲームか、ウケ狙い以外考えられない、と思ったのでした。次はどんなパフォーマンスを披露してくれるのでしょうか。楽しみです。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
Saaraの勇気あるパフォーマンスを讃えて
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