2016-07-05 Tue
Moi!夏至の辺りはいいお天気が続き、気温も高かったのですが今週はずっと雨が降ったり止んだりで気温も15度前後。7月というのに肌寒いです。昨日は18度だったので夏モードのTシャツ1枚にサンダルでチャラ~っと自転車で出かけたら来ているフィンランド人は全員長袖もしくはジャケットを着ていて素足にサンダルは私一人でした。寒いのは承知だったのですが、今のうちに夏の装いをしなければいつできると意気込む日本人一人。
さて話が前後しますが夏至祭の休みにヘルシンキに出向き、なんとこちらに来てもうすぐ6年になろうとしている今初めてスオメリンナに行ったのでそれをご紹介します。
スオメリンナは昔要塞として使われていた島です。マーケット広場から船が出ていて所要時間は15分ぐらい。HSL(ヘルシンキ地域交通局)のチケットが使えたので、ホテルからちょうどトラムに乗ってきたそのチケットでそのまま買い直さずに乗船できました。1時間以内および対象区間内での移動ならHSL運営の電車、トラム、そしてこのフェリーも乗り降り自由なのです。
フェリーから見たヘルシンキ大聖堂。いいお天気だったので絵になります。
海辺の観覧車、風情があってよいです。
この写真ではうまく収められなかったのですがかもめの追跡が半端なかったです。おそらく船の乗客がエサをやるからでしょう。間近でかもめが風に乗ってうまく飛ぶ様は間近で3D映像を見ているようで迫力がありました。
船はあっという間に到着。港の近くにインフォメーションがあり、日本語のパンフレットもあったのでそのおすすめコースに沿って島をゆっくり歩きました。1748年のスウェーデン統治下の時代に要塞の建設が始まり、島のいたるところにこのような石でできた建物が並んでいます。
こちらは別の船着き場に向かってきているフェリー。
コートヤード。このオブジェがユニークでした。私たちが写真を撮っていると一人の中国人女性が大急ぎでやってきてこのオブジェと自分の写真を撮ってくれと頼んできて、写真を撮った後また大急ぎでどこかに行ってしまいました。不思議の国のアリスの白うさぎのよう。
こちらは乾ドック。これは一部なのですがこのように木造の船をはじめいくつかの船がありました。現役でまだ使われているとのことです。
島の真ん中を通って最後にいきついたのが南のへさき。穏やかな海が眼前に広がっていました。
戦争も終わり使われることがなくなった要塞は廃墟のような、それでいて平和な雰囲気を醸し出しています。国破れて山河在り。
さすがに海水浴をしている人はここにはいませんでしたがいいお天気でした。
要塞の中は影になってひんやり。窓から眺める海は絵画の中にある風景のよう。
ヨットで優雅に休暇を過ごす人も見かけました。
行きにはまだ閉まっていたスオメリンナ教会、帰りはオープンしていたので中に入ってみました。1854年に建てられたのですが、建てられた当初は正教会だったので屋根の形も玉ねぎをかたどったような形だったのですが、フィンランドが独立後に福音ルター派の教会に変わり、現在の形になったそうです。白さが映える美しい教会でした。
こじんまりとして白が基調の落ち着く教会。
この鐘はフィンランドでも古い鐘なのだそうです。多くの時を刻んできたのでしょう。
ゆっくり3時間ぐらいで島を回って帰途に就いたのでした。帰りのフェリーはガラガラ。フィンランドの国旗が風にはためいていました。
初スオメリンナでしたが、フェリーに乗ったり海の眺めもいいし、島も大きすぎず小さすぎず、カフェやお店、劇場や(行きつけなかったのですが)茶室まであり、観光ぴったりのサイズでした。
ということで皆さま、よい一日をお過ごしください。
観光自体はよかったのですが、またフィンランドの太陽にやられてしまいました。日焼け止めは時々塗っていたのですが一日が終わる頃は日焼けでヒリヒリ。フィンランドに来てから色黒傾向が高まっております。まあこちらでは色黒は健康的な象徴なのでよしとしますか。
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