2016-07-04 Mon
Moi!今日は午前中は曇りで午後から雨の予定。気温も17度と少し寒めの予報です。
さて土曜日に最終日を終えたセイナヨキで行われたProvinssiロックフェスティバル。先日のブログにも書いたのですが、今年は2万人の観客を見込んでいたところ、3日間で71,000人という結果になりました。また1日の観客総動員数は今まで2011年の28,000人が最高だったのですが今年の最終日は31,000人となりその記録を塗り替えたのです。
その記録を塗り替えた大きな理由はドイツからきたラムシュタイン。メタル界では人気のバンド。そしてメタル好きの多いフィンランドでも人気で大トリを飾るのにふさわしいバンド。実際のところこれを目当てに多くの人が訪れたようです。
地元の新聞によると、まずはドイツからここまで10台!のトラックで(通常のバンドは1台)機材等を運んできたそうです。このラムシュタイン、世界中のバンドの中でもステージで火を使う舞台効果、というと迫力ないのですがWikiにも載っているような火炎放射器などを使った派手な舞台装置で有名なバンド。以前はステージ上で顔や耳、髪の毛が燃える事故もあったとか


出典:ilkka.fi
Provinssiの主催者はこのラムシュタインを招致するにあたり、このような火を取り扱う受け入れなども必要になったのですが勝負をかけて招致を決めたのが今回吉と出たようです。それだけの大仕掛けのステージ、そして彼らのパフォーマンスのすごさも観客にも伝わり、Facebook上でも多くの友達が素晴らしかったと動画や写真をアップしていました。
今回の成功、ラムシュタインばかりではなく、メインステージを少し大きくしたり、お手洗いの数も前年より増やしたり、前回もこちらでご紹介したようにアートにも力を入れたのも去年からの改善点。

観客はお目当てのアーティストの演奏を聴きに来ている訳ですが、それでも↑のようなアートがあるとほっと心が和んだり、思い出として残るような気がします。
そして今年新たに導入されたのがこちら。

Pivoと書かれているのがおわかりになりますか。ここにお金をチャージすることができるので会場ではキャッシュレスで過ごすことができるというもの。リストバンドはしっかり固定されているので失くしたり(←酔っぱらう人も多いですからね)盗られたりする心配もないし、例えば携帯からここにお金を移せば場所をとるお財布を持ち歩く必要もないという訳です。
そしてもう一つ今年初だったのはこちらの記事でもご紹介している可動式ホテル。テントと違ってセキュリティーも防音効果もあるし、何より身軽に来られます。実際に宿泊した人によるとちょっと暑かったのを除けばとてもよかったとのこと。この可動式ホテルならニーズによって簡単に数を増減できるから主催者側にとってもメリットありそうです。
ちょっと手前味噌な感じもプンプンしますが、このProvinssiロックフェスティバル、いつも夏のよい思い出を作ってくれます。それは主催者や関係者の方々のよくしよう、新しい変化に挑戦しようという気持が反映されているのですね。
ということで皆さま、よい1週間の始まりをお迎えください。
家人にラムシュタインのステージの写真を撮ってくるようにお願いしたのですが、聞いたら”撮らなかったけどきっと新聞に載ってるよ。”とあっさり切り返されました。しばらくして家人がドイツ-イタリア戦のサッカーの試合を録画してないの?と聞いてきたので”録ってないけどきっとネットで見れるよ”と切り返してさしあげました。
どっちもどっち、に
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