2016-03-19 Sat
Moi!今日は予想最高気温が‐3度でした。朝外に出てみたら昨日降った雪がうっすら積もって凍っていました。それでもとてもいいお天気で太陽がポカポカ。ふとテラスに設置している温度計を見ると17度日本って今このぐらいの気温なのかなと思いを馳せながらテラスで春(フィンランド人にとっては夏?)を感じたのでした。
さて今日は金曜日。知り合いに会うと別れの挨拶は”Hyvää viikonloppua!(=よい週末を)”。声をかけられると特に予定がなくてもテンションが上がってきます。
プロジェクトで働いていたときの職場は市役所の1室を借りていました。通常は就業時間は16時までなのですが、そういえば金曜日は15時頃にほとんどの人達が”Hyvää viikonloppua!”と声をかけながら競うように帰宅していました。学校も他の日より早めに終わっているようです。いつもは16時過ぎに混み合うスーパーも金曜日は15時過ぎになると週末の買い出しをする人たちでいっぱいになります。やはりオフィスによって金曜日は早めに切り上げるところが多い気がします。もちろんサービス業に携わっている人はそうはいかないでしょうが。
また折り紙のイベントを図書館のホールを借りて行おうとしたところ、予約が空いていたのは金曜日の夕方。でも友達は”金曜日の夕方にイベントをしても誰も集まらない。”と言っていたのを思い出しました。やはり金曜日の夕方というのはフィンランド人にとっては楽しい週末が始まるという開放感が半端なくある模様。
アメリカに出張した時も、現地スタッフは金曜日は早めに出社してでも午後はその分早めに仕事を切り上げていて、17時にはオフィスが空っぽになって驚いたことも思い出しました。たまたま私が勤務していた会社だけだったのかもしれませんが、実際どうなんでしょうかね。一方自分自身の日本でのワーキングライフを振り返ると、土日出勤を避けるために金曜日は必死になって遅くまで仕事をしていた気がします
家人を観察していると、どんなに仕事が溜まっていても金曜の夜はソファでリラックスしながらテレビを見るのが定番。私なら気になることはなるべく前倒しにして日曜の夜をゆっくりまったり過ごしたいと思うのですが、この辺で文化の違いが出てくる訳です。そしてどうもこの考え方の違いはずっと平行線のままということがわかってきました。
”よい週末を”という言葉、私もブログで使っているのですが、実は日本語で言うよりも英語やフィンランド語で言った方がしっくりくる、日本語だと何だか借り物感があると前から感じていました。冷静に考えてみるとこういった文化の違いなのかもと思ったのでした。
最後の写真は週末のリラックスつながり。アルコールなしでも問題なく生きていける私にはあまり関係ないのですが、こんな日本酒も最近は入手できるようです。この堂々とした日本語、好感が持てます。
最後にもう一つ告知です。Tap Tripで2つ目の記事を書きました。内容は「世界の車窓」でも紹介されたセイナヨキのアールトセンターについてです。
http://taptrip.jp/4256/
がんばってブログの←の欄にもリンクを載せてみました。よろしければご覧ください。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。Hyvää viikonloppua!
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