2016-01-15 Fri
Moi!昨日の夜から雪が積もり始め、朝は15cmほど積もっていました。そんなときでも除雪車はしっかり稼働してくれていて家の前の小さめの道もきちんと除雪されていました。ありがたいことです。そして今日は気温が少し上がって-7度のためか終日雪マーク。あまり寒過ぎると雪も降らなくなるので、”暖かく”なったという証拠ですね。
さて、数ヶ月前にフィンランド語のコースで知り合ったイタリア人の友達とばったり図書館で再会しました。色々話していくうちにフィンランド語の学習の話になりました。私は未だに単語がなかなか覚えられなくて苦戦中。わからなかった単語を書き出して覚えるようにしているのですが、モチベーションも今一つ上がらず、という話をしていたらこのサイトを教えてくれました。
https://quizlet.com/
このサイトの特徴は単語を色々なクイズ形式で覚えることができるということです。
●フラッシュカード(片方に母国語、クリックするともう片方に覚えたい単語が出る。逆も可。)


●Learn(単語テスト。母国語が表示され、それに合う単語を直接入力。)

●Speller(クリックするとその単語が発音されるので、聞こえた通りに入力する。)
●Test(単語テスト、選択テスト、正誤テスト5問ずつで構成)
●Scatter(8個の母国語と私の場合フィンランド語がバラバラに配置されているので、整合するものをマウスで移動させてマッチングさせる。)

●Gravity(上からフィンランド語の単語が下りてくるので着地するまでに母国語を入力する。)

と色々なクイズ形式で覚えることができるのです。初心者向けなら他のサイトで基本単語を覚えていく方が効率的ですが、特にマイナーなフィンランド語となると中級者向けのサイトはなかなか見つからないのです。またフィンランド語のクラス(1日6時間)に通っていた時は毎日20個知らない単語が出てきて、それを集中して覚えたかったのですがなかなかそれはできませんでした。そういう意味で”自分で覚えたい”単語を入力すればそれが色々な形のクイズになるのは大きな魅力です。

このサイトにはイメージ写真を加えることもできるのですが、私はテキストを加える欄があればさらに便利なのにと思ったのでした。補助テキストを入れるところがなかったので、私のデータベースは対応するフィンランド語の後に実際の用例も加えています。単語だけ入力して切り取って覚えてもどんな使われ方をしているかわからなくなるからです。実際私も未だに混乱する”不平を言う(=complain)”を辞書で調べたら実に21!!ものフィンランド語の動詞が出てきました。興味のある方はこちらで↓お確かめください。
http://www.sanakirja.org/search.php?q=complain&l=-1&l2=17
でもそのおかげで単語テストは常に不正解。例文まで完全に一致しないと正解にはならないからです。それからスペリングテストも。ちょっとこの弊害があるので私の場合精度が低いのですが、単語のデータベースのページでは正答率の高い単語から順にグループ化されるのです。正答率の高い単語は削除していけば苦手な単語を集中して覚えることもできます。
そしてこの単語データベースは個人的に使うこともできるしオープンにすることもできます。逆に言えば他の人が作った単語リストを借りて勉強することもできるのです。例えばTestのページでは印刷することもできるので、語学の先生が授業で使うことも可能ですね。
ゲーム感覚で覚えることができるのと、ランダムに単語を覚えられること、発音も聞けることなどインターネットならではのメリットもたくさんあります。フィンランド語だけでなく他の言語習得にもお薦めです。興味のある方は是非のぞいてみてください。
ということで皆様、よい週末をお迎えください。
言語はその国の文化を反映するとは言われていますが21通りの”不平を言う”という単語があるフィンランドって…。人はそれぞれ内に秘めた思いがあるのでしょうね、に
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