2015-12-01 Tue
Moi!12月になりましたね。フィンランド語で12月はJoulukuu(=ヨウルクー)といいます。直訳すればクリスマス月。クリスマスに始まり、クリスマスに終わる月といっても過言ではありません。思うにこの暗い時期、クリスマスの雰囲気を盛り上げて憂鬱な天気をどさくさに紛れさせて乗り切ってしまおうという魂胆があるような気もします。
昨日は冷たい雨が激しく降っていたのですが、朝起きたらうっすら雪化粧。歩道の雪は気温が少しあったせいか既に溶けていました。今日は一日0度から1度。曇りのお天気です。
さて、今日は炊飯器について。些末な話題で失礼いたします。
私が来た時から既にその炊飯器はありました。Tefalの10合炊き可能な炊飯器。家人いわく”ヘルシンキのストックマンデパートで買った”炊飯器なのだそうです。ご飯がすご~くおいしく炊けるということもないのですが、悪くもない。10合炊きなので有事の際に便利。しかも15分前後で炊けるので料理の時間を逆算したりタイマーをかける必要もないところが気に入っています。
その炊飯器、何年選手かわからないのですが、週に1~2回使っていました。出張お寿司作りのときにも何度か連れていき、活躍してもらったことも。そうするうちにだんだん内釜がくたびれてきておこげができるようになりました。
さらにその症状は悪化して今ではお米が炊き上がった時も、特に冷えたときはパラパラになってしまうようになりました。今になって思えばお寿司を作ったときのご飯がパラパラになった(そのときの記事はこちら)のは寿司酢を温めたりとかお砂糖を入れなかったとかそういう話以前に炊飯器が劣化していたせいだったのだと悟ったのです。
さすがにこれではいかんと炊飯器の購入ルートを調べ始めました。まずは炊飯器を売っていると聞いたお店に。
あるのはあったのですが、5合炊きでガラス製の蓋でイメージとかなり違うもので即却下。
日本のネット販売で海外仕様のものも売られていました。
国内配送料は無料なのですがこちらに送ってもらうと1万円以上かかるのと、日本製だと炊飯時間が長いのも引っかかっているので他のルートを探すことにしました。
フィンランド国内には日本製の炊飯器はあまり流通していないかもしれないと思い、今使っているTefal製のものを検索していたら…
まさに今家で使っている炊飯器がヒット!
それはヤフーオークションみたいなページで、個人の方が不要になった炊飯器を売りに出されていたのでした。金額はまあまあ。(家人が買ったときの価格の4分の1ぐらい。)写真の状態も我が家の使い込まれたのと違ってピカピカ✨。たぶんほとんど使用していない感じ。古い型だけど15分で最高10合まで炊けるのも魅力的。
家人に冗談半分で”こんなのがあったよ”と見せたところいいじゃないかという話になり、早速出品者に連絡を取りました。
その炊飯器は息子さんが一人暮らしをするにあたり、”日本食を作りたい”という息子さんの希望でプレゼントしたそうです。結果使うこと3回…無駄なものと化した炊飯器、この度売りに出されるに至ったそうです。
ただ希望者が既にいて、その希望者は21時以降にその人の家に取りに行きたいという希望、でもその人は21時までに取りに来てほしいとい条件。希望者が21時までにその人の家に行けたら交渉成立、でも取りに行けなければ私達が購入できるという話になったのが昨日の話。何か動きがあったときは連絡が入ることになっていますが、今のところ何も連絡がありません。←今ココ
果たしてこの炊飯器はゲットできるのか、はたまた炊飯器探しが続くのか。今や色々なものが流通している時代、日常的に使う炊飯器が身近なショップで見つからない事実にフィンランドに住んでいることを意識させられた瞬間でした。
最後の写真は炊飯器を購入したヘルシンキのストックマンデパートのクリスマスデコレーション。売りに出されていた炊飯器もストックマンで購入したと書かれていました。当時ブームだったんですかね。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
今までは3回しか出番のなかった炊飯器。もし我が家に来てもらったらしっかり働いてもらいますよ!と怯えさせてはいけませんかね。北風派の方も太陽派の方も
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